本格的な夏が始まりましたが、基本的に秋冬派の私は実はこの季節がいちばん苦手です。
汗をじゃんじゃんかくのは「老廃物」が体外に排出される気がして(笑)嫌いではないのですが、こうも暑い日が連日続くとぐったりしますね。
電気代を気にしながらクーラーもちょっと控えめにしてしまうし、早く夏よ終わってくれっ!!と毎日心が叫んでおります。
さて、そんな夏嫌いの私が、先日これを買ってきました!
JRの普通列車自由席が乗り放題の「青春18きっぷ」です。
なんだか色々気持ちに変化が起こっている今日この頃、海外旅行はしばらく行けそうにないし、国内も泊りで行くのは夏は高いし、でも、な~んかどっか行きたい!
でも、やっぱりあまりお金を使いたくないな~って思って出た結論、これでした。(笑)
青春18きっぷは、20年くらい前にいちどだけ、趣味で入学した京都の製菓専門学校のスクーリングに通うために使ったことはありましたが(当時は東京在住ではなく地元から)、それ以来の購入です。
なんかローカル電車の旅をしたいな~っていうのはずっと思っていましたが、ふと、あ!いま夏じゃん!18きっぷ!!と気づいちゃいました。(笑)
さて、どこへ行こう?
今回は旅の計画編です。
JR「青春18きっぷ」の概要
これはJRのホームページを見るのが一番早いし、多くのサイトで紹介されているので、ここで改めて説明するまでもない気もしますが、一応、関心のある方のために軽く説明しておきます。
青春18きっぷとは
JR線の普通列車および快速列車を自由に乗り降りできるお得なきっぷです。
日本全国のJR線の普通および快速列車の自由席のほかにも、バスの高速輸送システムやJR西日本宮島フェリー等も利用できます。
そして指定券を追加購入することで乗車可能な観光列車(SLやトロッコ)や観光船もあります。
ただし、新幹線や特急列車、JR線以外の私鉄列車等には乗車することはできないため、特に新幹線や特急の利用を挟んで移動する場合には、18きっぷの乗車券は使用できず通常の乗車券+特急券が必要なので要注意。
青春18きっぷは期間限定販売
この切符は通年販売はしていません。
春、夏、冬の3回、特定期間に発売され、その使用期間も限定されています。
要するに学生たちの長期休暇に合わせて発売されるわけです。
因みに 2024年度の発売期間と利用可能期間は下記のとおり発表されています。
2024年 | 発売期間 | 利用期間 |
春季用 | 2024年2月20日(火)~3月31日(日) | 2024年3月1日(金)~4月10日(水) |
夏季用 | 2024年7月10日(水)~8月31日(土) | 2024年7月20日(土)~9月10日(火) |
冬季用 | 2024年12月1日(日)~12月31日(火) | 2024年12月10日(火)~2025年1月10日(金) |
利用期間が始まる10日前から発売して、利用期間が終わる10日前には販売が終了します。
今回購入したのは夏季用なので、9月10日(火)まで使えます。
青春18きっぷの価格と購入場所
青春18きっぷは「5回分1セット」になっていて、この5回分を一人で「5日間」使ってもいいし、5人で「1日」だけ使ってもOKです。
一人で使う場合でも、連続した日にち、あるいは使用開始から何日以内に使い切らなければいけない、などの縛りはなく、利用可能な期間内であれば好きな日を選んで使用できるので便利です。
販売価格:12,050円
切符は 5.7cm×12cm サイズの1枚に、5回分の日付を入れられるようになっているので、1人で使う場合は5回使い切るまで自分で保管しておきます。
複数人で使用する場合は切符が1枚になっているため、必ず同行程で団体行動する必要があります。
12,050円で5回分なので、単純計算で1回 2,410円ということになり、この金額でどこまで乗っても1日乗り降り自由で使えるため、案外すぐに元は取れてしまいます。
因みに、5回も使わないという場合は、金券ショップなどで1~4回だけ使用済の切符も購入することができますが、単純計算1回分×残回数の金額よりは少々割高に販売されています。
とはいえ、12,050円で買うよりは必要な回数分を安く買うほうがお得なので、需要は高いようです。
販売場所:JR各駅のきっぷ販売窓口、指定席券売機、旅行会社など
JRの窓口でも買えますが、指定席の券売機でも購入可能なのが便利ですね。
券売機で購入する場合は以下の手順です。
- おトクなきっぷ
- おトクなきっぷの購入
- 青春18きっぷ
- 青春18きっぷ JR 全線
- 人数選択(同時に4人まで)
- 確認画面 ➡ 確認
- 支払い画面
チケットが複数枚出てきますが、使用するのは「青春18きっぷ」と書かれたもの1枚だけで、他は利用案内が細かく書かれています。
青春18きっぷの旅計画
今回の計画は、これから9月10日までの間に「日帰りひとり旅×5回」です。
東京から丸1日を使ってJR在来線で日帰りできて、なおかつちゃんと観光するとなると範囲は限られますが、とはいえ観光したい場所はあちらこちらにあるので迷います。
もともと東京にいた人間ではないし、転勤してきて以来、ほぼ都心の職場と自宅を往復するだけの生活が何年も続き、しかもコロナ禍もあったので、近隣の観光地ってほとんど足を延ばしたことがないんですよね。
なので、この機会にいろいろ行ってみようと思いますが、さて、5回分の切符を使ってどこに行こうかな。
プラン1:伊東・伊豆下田方面(静岡県)
めちゃくちゃスタンダードではありますか、程よい距離感で見どころも沢山あって、大好きな海の景色も満喫できそう!
JR線は伊東までなので、その先の下田方面へは別料金で伊東急行を利用することになりますが、目的地は伊東ではなくあくまでもその先。
伊豆急行を途中下車しながら、あまり観光地としては知られていないような町や海岸を歩いてみたいんですよね。
伊豆急行にも「伊東駅⇔伊豆急下田駅間の普通列車(快速含む)&特急「踊り子」(普通車の空席のみ)が1日乗り降り自由になるフリーきっぷ」があるので、それを使えば伊豆急沿線を途中下車で散策しつつ下田まで行って、一気に伊東に戻ってこれば効率がいいな、なんて。
電車の本数が普通電車だと1時間に1~2本しかないから、事前にしっかり計画を立てておく必要はありますが、まさに、ぶらり旅って感じで魅力的!
因みに伊豆急行の1日乗り放題のフリーきっぷは 3,000円、伊東駅で購入できるようです。
青春18きっぷの1日分換算した金額より伊豆急行のフリーきっぷのほうが高いのは、仕方ないか。(笑)
6時頃に都内を出れば9時前には伊東に到着できるし、帰りは Max 伊豆急下田を18時半ごろに出れば23時前には東京駅まで帰って来れるので、まるっと1日観光できます。
ハードではありますが、楽しそう!
通常の切符だと伊東まで片道 2,310円だから、往復4,620。(2,210のお得)
十分元は取れるけど、伊豆急行で3,000円使うと一緒か、、、
でも通常料金で行ったらプラス2,210円なわけだから、ま、よしとするかな。(笑)
プラン2:五色沼湖沼群(福島県)
これもね、ちょっと距離があるので片道は特急乗らないと日帰りできないから、けっこうプラスアルファが必要なプラン。
とはいえ、いろいろ候補地を調べていたら「行きたいっ!」が止まらなくなりつつあります。(笑)
関東の人には、もしかしたら知る人ぞ知る観光地かも知れませんが、私は今回初めて知りました。
公式HPの説明によると、1888年(明治21年)に磐梯山頂北側、小磐梯を含む部分が水蒸気爆発によって山体崩壊を起こし、岩なだれが川をせき止めた結果、このエリアに数百もの湖沼が形成されたとのこと。
沼によって、エメラルドグリーン、コバルトブルー、ターコイズブルー、エメラルドブルー、パステルブルーなど色が異なり「神秘の湖沼」と言われているそうです。
五色沼湖沼群という名前がついていますが、「5つの沼」というわけではなく、様々な色彩を見られることに由来して「ごしきぬま」という名前がつけられました。
JR 猪苗代駅からバスで40分ほどかかるのですが、全長:約4km、片道約90分ほどで歩ける「五色沼自然探勝路」というトレッキングコースがあり、入口、出口(いずれからもスタートOK)それぞれにバス停があるので、片道歩けば、バスに接続できて便利そう。
ただ、なんせ遠い。
在来線だけで往復するとなると、宿泊しないと無理なんですよね。
今回のテーマは日帰り!と最初に書きましたが、宿泊費の出費を避けたいのもあります。
でも、それよりも「乗り継ぎ旅」に荷物が邪魔になるというのがイヤ、というのが最も大きな理由です。
スムーズに乗り降りしたいから、荷物になる宿泊はやっぱり避けたい。
あ、私、1泊でもけっこう色々持ってくタイプなので、、、(苦笑)
でも、行きたい、困った。
そこでルートを調べなおしたところ、片道だけ大宮から新幹線「やまびこ」を利用して郡山までワープすれば、結構余裕をもって現地で観光しても、帰りは在来線乗り継ぎだけでも程よい時間に帰れそうだな、と。
しかも乗換駅はすべて始発駅。
素晴らしい。
新幹線は6,580円かかるのでかなりイタイところですが、、、とりあえず計算してみると、在来線の通常運賃は片道4,840×2なので往復だと 9,680円。
本来であれば 7,270円もお得なはずなんだけど、結局、2,410円(青春18きっぷ)+ 6580円(新幹線やまびこ)= 8,890円 になるから、微妙。
きも~ち安くなる。
でも、駅からのバス往復があるから赤字じゃない?(笑)
でも、ま、同じ路線を使って通常料で行こうと思ったら、さらに数千円プラスだから、得してはいるから良しとしましょう。
プラン3:銚子電鉄でぶらり旅(千葉県)
ローカル電車に揺られながら、ぶら~り気ままなのんびり旅がしたいと思ったときに浮かんだのが、この銚子電鉄です。
いかにもレトロな風情に惹かれますよね~。
銚子電鉄も乗り降り自由のフリーきっぷが販売されているので、それを使って気ままに楽しめそうです。
銚子電鉄は始発である銚子駅を含めても10駅しかなく、端から端まで乗っても約20分程度の距離です。
1時間に1本しか電車がないので、乗り降り自由とはいえしっかり計画的に動かないとやばいですが、ローカルな雰囲気に浸れて楽しそう。
私の計画では、全駅制覇!
すべての駅で下車して近隣散策したいな~と。
みどころが駅から片道20~25分くらいの場所もあるようなので、電車の時間と自分の脚と相談しながらではあるのですが、ひと駅1時間はあるわけなので、なんとかなりそうじゃない?とか思っている自分がいます。(笑)
観光スポットだけでなく、各駅周辺の、ありのままの生活風景を楽しめればいいな~と。
うん、これは結構無理なく実行できそうなプランですね。
まとめ
とりあえず、こんな感じで行きたいところをピックアップしています。
いずれにしても炎天下で歩くことが多くなりそうなので、猛暑に耐えられるだけの体力つけておかないとね。
いつ行くか、どこへ行くか、まだはっきり決めていないので、実際にこのコースを周るかはわかりませんが、行って来たらまた旅の写真と一緒に紹介します!
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