年齢を重ねるということは、人生においてより多くの経験を積み重ねることができるという特権です。
50代という年齢。
老いていくことへの不安よりも、重ねてきた経験を基に、自分が人生に何を求めているのかを見極め、それを実現するための絶好の機会であると考えてみませんか。
実際、多くの人が、50代という人生の時は人生を大きく変える絶好の機会であると感じているというアンケート結果もあります。
50代になるのが怖いと思うのではなく、50代以降の人生を変えることで、50代があなたにとって最高の10年であることに気づくかもしれません。
今日は、50代真っ盛りの sora が感銘を受けたいくつかの考え方をご紹介します。
最高の人生を送るカギは、後悔しないこと

50歳を過ぎてから最高の人生を送るための鍵のひとつは、後悔しないこと。
これまで歩んできた自分の人生で選択してきた結果を受け入れつつ、これからの生き方を修正する時期であるということを理解することが大切です。
自分の将来について考え、こうありたいと思うこと、ありたい自分の姿を想像してみましょう。
もちろん、そんなことを言われても、何から始めればいいのかわからないという人もいるかも知れません。
まずは自分に問いかけてみてください。
社会や大切な人たちとの関わりを持ち続けているだろうか?
自分の身体、心、精神を大切にできているだろうか?
私は「私」を優先しているだろうか?
経済的に余裕があるだろうか?
楽しく過ごせているだろうか?
そんなに簡単なことではないけれど、これらの質問すべてに「Yes!」と答えることができるよう、人生を良い方向へ変えるためのヒントを紹介したいと思います。
1. あなたにとって有害な人たちを捨てる

あなたが関わっていて、ここち悪い人たちとの付き合いは切り捨ててしまいましょう。
少し乱暴ではありますが、もしそれが上司や配偶者であったとしても、自分が関わっていて苦しいと思うのであれば我慢せず、捨ててしまいましょう。
「言うは易し」と諦めないでください。
あなたにもきっとできるはずです。
あなたの人生から、あなたを悲しませる人たちを排除する必要があるのです。
あなたは自分の人生にその人たちが必要だと思いますか?
いまいちど考えてみましょう。
2. もっと気持ちを声に出す
少し声を張り上げて、嫌なことには「NO」と言う練習をしてみましょう。
あなた自身の喜びや、悲しみ、怒りの声を聞いてみてください。
そして、自分自身に「YES」と言える勇気を持つことが大切です。
どんな場面においても、あなたは他者から見下されたり、怒りをぶつけられたりするような存在ではありません。
ワクワクするような自分の気持ちには「YES」を、他社に振り回される退屈な日常には「NO」と言える自分になりましょう。
3. いつまでも夢を追いかけよう

あなたには、長い間憧れていながらなかなか実行に移せなかった「夢」がありますか?
今でもあなたの心にワクワクの火を灯す「大好き」なことがありますか?
おそらく私たちの誰もが、若い頃に「夢」を見つつも、何らかの理由で後回しにしたり、追いかけることも、実行することもなかったりした経験があるのではないでしょうか。
人生の忘れ物は、今のうちに取り戻しに行きましょう。
後悔のない人生はありません。
でも、後悔を後悔のままに終わらせるのではなく、その後悔を自分で肯定できるようになるためには「行動」することです。
人生でやり残していることはありませんか?
時間は有限です。
その夢、今こそ追い続ける時かもしれません。
4. キャリア・チェンジをしてみる

これまで積み重ねてきたキャリアを捨てて、新たな世界に飛び込むことはとても勇気のいることです。
でも、その一方で、これはとても楽しいことであったりもします。
キャリア・チェンジは実際問題として大変エネルギーのいることですが、今の環境に自分が疑問を持っているのであれば、ぜひ、一歩を踏み出してみましょう。
朝、ベッドから起き上がるのが「楽しみ」だと思えるような人生に憧れますよね。
そんな人生を手に入れられるか否かは、あなたの「行動」次第であるかも知れません。
5. 自分の年齢を受け入れる
加齢と戦わないこと。
いつまでも若い頃の自分を懐かしがっていたり、恋しがっていたりしても、自分が苦しいだけです。
若さへの変なこだわりは捨てて、歳を重ねた今の自分をありのままに受け入れ、「今の自分を好きになる」努力をしてみましょう。
無理に抵抗せず、ありのままを受け入れて生きるほうがどれだけ楽であるかを実感するはずです。
加齢と戦って勝てる人はこの世に存在しません。
負け戦に貴重な人生の時間を費やすよりも、もっと楽しいことに時間を費やしましょう!
後悔のない人生 … どのように?

どうすれば後悔のない人生を送ることができるでしょうか?
なぜ新しい仕事に就き、古い仕事を辞めたのか。
なぜ不倫をして結婚生活を破綻させてしまったのか。
なぜ大好きだった新しい町や国に引っ越さなかったのか。
なぜ引っ越しをして大好きだった古い土地を離れたのか。
なぜ思い切って起業しなかったのか。
人生には、誰しも後悔や罪悪感が頭をよぎる日があるものです。
すべての行動には、原因と結果がある

良い結果が出ることもあれば、どうしても良くない結果になることもある。
これが人生であり、リスクを負わなければ、たいしたことのない人生になってしまう。
その決断が正しかったかどうかは別として、今日ここにいるあなたは「今日、何をするか」が明日のあなたの運命の鍵を握っているのです。
後悔と罪悪感は、精神衛生に悪い影響を及ぼしかねません。
それでも、あなたは変わることができます。
あなたの考え方の小さな小さな変化が人生のバランスを変化させ、新しい考え方をもたらすものです。
まずは受け入れること。
昨日起きた「好ましくない出来事」や、自分の「ミステイク」を決して責めず、ありのままに受け入れることが、今日、明日、そしてこの先も充実した人生を送るためのカギと言えるでしょう。
人間は間違いを犯すもの
自分も他人も間違いを犯すことがあります。
それを理解し、自分に対しても他人に対しても「許す」という気持ちを持ち、周りへの「感謝」の気持ちを忘れないこと。
もしかしたら、自分を好きになるにはとてつもなく時間がかかるかも知れません。
他人を許すには、さらに時間がかかるかも知れません。
でも、努力してみましょう。
恨み、辛みは、あなた自身の「幸福」を遠ざけてしまうことになり兼ねません。
50歳を過ぎると人生は良くなるのか
人生には「幸福曲線」と呼ばれるものがあり、50代、60代、そして70代になるにつれて、幸福度は増加していくことが研究で分かっています。
若い頃には気になって仕方がなかった些細なことが、年を重ねるごとに「ま、いっか」と思えるようになていたりしませんか?
自分では意識していなくても、ストレスは若い頃に比べて減少傾向にあるはずです。
人生の経験を重ねてきた過程において、私たちは自分の感情をコントロールしたり、ある意味においては「失望」に対しても「あきらめる」という対処方法も学習しています。
自分の「加齢」や「現実」を受け入れ、あるがままの自分と向き合いながら、勇気を持って夢を見続けること、それが50歳からの人生を楽しむ秘訣なのではないでしょうか。
まとめ
人生80年時代において、50歳はまだまだ道半ば。
考え方や視点を少し変えるだけで、人生は良くも悪しくもその方向を変えていきます。
アラフィフ、誰もが自分の加齢を気にし始めるとき。
自分の身に起こるすべての変化を受け入れながら、人生の忘れ物点検をしてみませんか?
まだまだやれることは沢山あります。
でも、時間は限られています。
「いろいろあったけど、楽しかった~」と思える人生を全うしたいものです。
Enjoy your beautiful life!