天皇陛下、皇后雅子さまが、英国エリザベス女王の国葬に参列するために、政府専用機で英国へ向けてご出発されました。
英国は日本の皇室にとって、またお二人にとってもとても所縁の深い国。
女王の葬儀という、悲しい出来事での訪問となったのは残念ですが、両陛下がお二人そろって英国を訪問されることになり、sora は心から「よかった」と思っています。
英国で最も長く君主として国を治めてきたエリザベス2世。
9月19日(月)にロンドンのウェストミンスター寺院で行われる国葬は、1953年の戴冠式以来、最大級の行事であり、国葬としては、1965年のウィンストン・チャーチル以来となります。
ヨーロッパだけでなくこの国葬に出席するとされている約2,500人の招待者の中には、世界各国から大統領、首相、王族など約500人の高官が含まれると報じられています。
出席者の一部ではありますが、どのような参列者がいるのかを調べてみました。
1. 英国王室関係者
- チャールズ3世新国王
- カミラ・パーカー・ボウルズ王妃
- ウィリアム皇太子
- キャサリン皇太子妃
- ハリー王子
- メーガン妃
- アン王女
- ティモシー・ローレンス卿
- アンドリュー王子
- サラ妃
- エドワード王子
- ソフィー妃
2. 世界のリーダーたち
エリザベス2世の国葬には、イギリスと外交関係の深い国々の首脳が招待されており、その中には独立国や連邦王国も含まれています。
- イギリス首相:リズ・トラス
- アメリカ合衆国大統領:ジョー・バイデン
- フランス大統領:エマニュエル・マクロン
- アイルランド大統領:マイケル・D・ヒギンズ
- オーストリア大統領:アレクサンダー・ヴァン・デル・ベレン
- ドイツ大統領:フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー
- スイス連邦共和国大統領:イグナツィオ・カシス
- ギリシャ大統領:カテリーナ・サケラロプルー
- カナダ首相:ジャスティン・トルドー
- オーストラリア首相:アンソニー・アルバネーゼ
- ニュージーランド:首相ジャシンダ・アーダーン
- ブラジル大統領:ジャイル・ボルソナロ
- ジャマイカ首相:アンドリュー・ホルネス
- インド大統領:ドゥルパディ・ムルムー
- 南アフリカ共和国大統領:セリル ラマフォサ
- 韓国大統領:尹淑烈(ユン・スギョル)
- イスラエル大統領:アイザック・ヘルツォーク
- パレスチナ首相:モハマド・シャタイェ
- UAE大統領:ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン
- 欧州理事会議長:シャルル・ミシェル
- 欧州委員会委員長:ウルスラ・フォン・デア・ライエン
3. 世界のロイヤル
ヨーロッパ諸国では、ヴィクトリア女王が政略結婚を積極的に行ったこともあり、ほとんどの王室が親しい共通の祖先を持ち、いとこ同士にあたる王族も少なくありません。
エリザベス2世の国葬には、そんな「大家族」とも言えるヨーロッパ各国の王室関係者や、日本を含む世界の王室(皇室)の関係者が大勢参列します。
現時点で出席が予定されているのは以下の方々です。
デンマーク
- 女王マルグレーテ2世
- フレデリック皇太子
- メアリー皇太子妃
オランダ
- 国王ウィレム・アレキサンダー
- マキシマ王妃
- ベアトリックス王女
スペイン
- 国王フェリペ6世
- レティツィア王妃
- 元スペイン国王フアン・カルロス1世
- ソフィア王妃
日本
- 成仁天皇
- 雅子皇后
スウェーデン
- 国王カール16世グスタフ
- シルヴィア王妃
ノルウェー
- 国王ハラルド5世
- ソニア王妃
ベルギー王国
- フィリップ国王
- マチルダ王妃
モナコ公国
- アルベルト王子
- シャルレーヌ公女
ルクセンブルク
- アンリ大公
- マリア・テレサ大公妃
トンガ国王
- トゥポウ6世
ブータン王国
- ジグメ王
- ジェツン王妃
ギリシャ
- 元国王コンスタンティン
- アンヌ・マリー王妃
- パブロス皇太子
- マリー・シャンタル皇太子妃
ルーマニア
- マルガレータ王室管区長
- 皇太子
- 皇太子妃
ユーゴスラビア
- アレクサンダー皇太子
バーレーン
- 皇太子
ブルネイ
- 王国スルタン
ヨルダン
- 国王
クウェート
- 皇太子
レソト王国
- 国王
リヒテンシュタイン
- アロイス皇太子
マレーシア
- 国王スルタン
モロッコ王国
- 皇太子
オマーン
- 国王スルタン
カタール
- 国王アミール
サウジアラビア
- 国王サルマーン
4. 招待されていない国
日本でもすでに報道され、話題になっていますが、BBCの報道によると、ウクライナ紛争が続いているため、ロシアとベラルーシの代表者はエリザベス2世の国葬に招待されていないとのことです。
また、それ以外にもシリア、ベネズエラ、アフガニスタンについても、イギリスがこれら各国との完全な外交関係を維持していないという理由から、葬儀には招待されていないと報道されています。
まとめ
「大英帝国」の時代から、激動の70年をイギリスとの君主として生きてきたエリザベス女王。
この歴史的な君主の葬儀には、世界中から要人が集まってくることがわかりました。
日本の天皇陛下、皇后陛下もすでにイギリスへ向かわれました。
世界中の目がロンドンに注がれる中、歴史に残る偉大な女王を静かに、無事に、お送りできるよう祈っています。
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