星組『1789 バスティーユの恋人たち』の新人公演の主演が発表されましたね。
予想通りの御曹司、つんちゃん(稀惺かずと)がロナンをゲット。
相手役が同期のうたちゃん(詩ちづる)だったのは少々意外でしたが、まぁ順当な配役と言えるかもしれません。
ここから稀惺かずとの快進撃が始まるのでしょうか。
さて、今日はちょっと真面目に「宝塚歌劇」と「宝塚歌劇団」について語ってみたいと思います。
長年ゆる~く宝塚ファンをしてきたいちファンの視点で、気ままに。
「宝塚歌劇」と「宝塚歌劇団」
110年の長きに渡り愛されてきた「宝塚歌劇」という伝統芸能。
その舞台を世に送り続けてきたのが「宝塚歌劇団」です。
当然ながら頭の中では、大好きな「宝塚歌劇」=「宝塚歌劇団」という認識だったのですが、、、
いや、待てよ、そうじゃないよね?っていう思いがジワジワと湧き出てきています。
「宝塚歌劇」は大好きだし、生徒さんたちも大好き。
でも「宝塚歌劇団」については、色々とネガティブな感情が湧いてきてしまう現実。
劇団が存在しなければ「宝塚歌劇」を観ることができないわけで、時代ごとに訪れる危機を乗り越え、110年間存在し続けてくれている劇団には、素直に感謝する気持ちも、もちろん、ある。
あるんだけど、なんだろ?このモヤモヤ。
今回のトップスター礼真琴の「休養」についての発表に関しても、公演案内の最後の「但し書き」に一文入れるだけというのはいかがなものか、と。
ひらきなおってポジティブな妄想で乗り切ろうとはしていますが、、、

どんな理由があるにせよ、これまでになかった「トップスターの休養」という事実は、ファンにとっては「但し書き」で済まされるような話じゃなくて。。
ここ最近、劇団はすべてのファンに対して一律に「禁止事項」をガンガン押し付けてきますが、もっと目を向けるべきところがあるのではないですかね。
そんなことを考えていたら、どうにもモヤモヤが止まらなくなりました。(苦笑)
宝塚歌劇を愛し続けて約40年。
たぶん、この先もずっと愛し続けていくのだと思います。
宝塚歌劇が好きでも、宝塚歌劇団を好きになれない、この矛盾をどうにかしてくれませんかね。。。
「宝塚歌劇」が愛される理由
かつて宝塚歌劇に出会った若かりし頃、周囲でファン歴〇十年と聞くと異次元な気がしていましたが、気が付けば自分がファン歴40年という「異次元な人」になていました。(笑)
そして、40年経った今でも、周りにはさらにそれ以上の長いファン歴の人は大勢います。
これが宝塚歌劇、なんですよね。
成長を見守るには時間がかかる
宝塚ファンの楽しみのひとつとして真っ先に浮かぶのが、いわゆる「スター発掘」ではないかと思います。
熱心なファンは、音楽学校生の頃から「青田買い」を楽しんでいます。
応援している生徒さんが成長していくのは、本当に嬉しいものです。
下級生時代の名もなき端役から、台詞をもらい、新人公演で役が付き、小劇場で主演して、少しずつ衣装が豪華になって、パレードでセンター降りできるようになって、立ち位置が管理職の内側になって、そして2番手羽根を背負って、、、
やがて一番強いピンスポットを浴び大羽根を背負ってゼロ番に立つ。
そんなスターの十数年の歩みを、ファンも同じ時間をかけて一緒に歩むのですから、ファン歴も長くなるはずです。(笑)
もちろん、応援している生徒さんが必ずしも順調に「路線」に乗るとは限らないため、ファンとしても一喜一憂しながら過ごすわけですが、、、それも楽しみのうち。
舞台を観ながら衣装がどうとか、立ち位置がどうとか、羽根がどうとか、ファン同士の会話も尽きませんよね。
生徒のタカラヅカ人生と一緒に歩むことができる楽しさが、宝塚歌劇を見続けることの醍醐味かもしれません。
宝塚歌劇の華やかな舞台はやみつきになる
これまで過去に sora が特に夢中になって劇場へ通ったトップスターさんは、剣幸、和央ようか、大和悠河、柚希礼音の4人。
そして現役のトップスターである礼真琴。
この40年近い間には、どっぷり時代とあっさり時代がありましたが、結局、宝塚歌劇とは離れることができないままここまで来ています。
それぞれの卒業後の外部の舞台も観に行ったりはしましたが、なんでしょうね、、、やっぱり sora は「宝塚歌劇」が好きなんだな~と。
大好きだった生徒さんが卒業するときには「これで宝塚とはサヨナラかな~」って思うくせに、数か月後には劇場に足を運んでいたりします。(笑)
おまけにまた別の生徒さんに夢中になってしまうという中毒性。。。
これが宝塚歌劇の沼、ですな。
それなりに外部の舞台も好きですが、宝塚歌劇の華やかさはやはり唯一無二のもの。
あんなにきらびやかで、現実の世界を忘れさせてくれる空間って、やっぱり宝塚しかないんですよね。
昔と思うとずいぶん「現実的」な作品も増えてきて、たまに「あれ?」っていうこともありますが、ま、それはそれとして。(笑)
黒燕尾で大階段に並ぶ男役さんたちを見ると、本気で「時間よこのまま止まってくれ~!」って思います♡
これは皆、共通な思いではないでしょうか。
きれいで、豪華で、美しい。
宝塚歌劇はやはり「非現実性」が大きな魅力ですね。
「宝塚歌劇団」が批判される理由
昔から、宝塚歌劇団はちょっとずつズレた価値観をお持ちのようで。(笑)
中のヒトじゃないので、エンタメ・ビジネスや劇団運営について必要な判断とか決断とか、その辺りの苦労は何もわかりませんが、、、
長年の宝塚ファンなら、昔から「ちょっとズレてる」っていうのは周知の事実かと。(苦笑)
それでも宝塚ファンをやめられないのは、「宝塚歌劇」を愛しているからにほかならず。
こうした「宝塚歌劇」を愛するファンに支えられ、2024年には110年を迎える宝塚歌劇団がなぜ批判されているのか。
トップスター礼真琴の休養は「但し書き」程度なの?
これね、いまの最大の疑問。
劇団にはぜひ公式文書を改めて出してほしいレベル。
トップスターがひと公演を「休養」という名目でお休みするなんてことはこれまでになかったこと。
劇団がもっと明確に情報を発信しなければ、憶測ばかりが拡がって、こっちゃん自身にもプラスではない気がします。
もちろん、理由はどうあれ休養期間をもうけることには何の反対もありません。
むしろ賛成。
こっちゃんでミーマイは見たかったけどさ。(まだ言ってる … 笑)
今後もこうしたトップスターの休養を「当たり前」にしていくのであれば、なおのこと劇団として明確な広報をすべきだと思うのですが、具体的な方針を発表できない理由でもあるんでしょうか?
ね、こうやって憶測が先走っていくんです。
トップスターコンビで上演されるもんだと思っていた博多座公演。
その公演が専科生と2.5番手の役変わり公演であると発表され、その公演案内の「但し書き」でトップスターの休養を取ってつけたように記述。
やっぱり納得できないな。
逆じゃないか?
まずはトップスター礼真琴が休養期間をとります、で、博多座はこうなりますよ、と。
なんかね、やっぱりあの発表の仕方は理解に苦しみます。
あえてファン心理を引っ掻き回そうとしているように思えてなりません…。
ファンアートのSNS掲載禁止は行き過ぎかと
著作権問題は確かに仕方がないな、、、とは思います。
これについては大きな声では反論できない。(苦笑)
ただ、純粋なファンアートを一律SNSに載せないでね、ってのはやっぱり違うよね。
もちろん「禁止」とは表現されていないので、グレーゾーンではあるんでしょうけれど。
いろいろ世の中の動きに敏感に反応しすぎて勇み足、な感じ?
もう少し冷静に対応できないもんかな。
結果的に「炎上」してネットニュースにもなっちゃったし。
また宝塚がなんかやってるよ~って世間に思われたかも知れないな。(苦笑)
チケットの不正転売対策にしても、もっとやり方あるでしょうに。
中のヒト、お願いしますよ。

ファン心理をもてあそびすぎ
劇団がこれを意図しているのか否か、それは中のヒトしかわからないことですが、、、
ここ最近の劇団の思わせっぷりったら半端ない。
機関誌の表紙やら、公演日程やら、2番手羽根やら、異動やら、、、
ファン心理を引っ掻き回して上手に商売してますね。
ある意味、感心する。
でもさ、いつまでもそんなことしてるとファンから反乱起こされるぞ!(笑)
でも宝塚歌劇、、、結局、観ちゃうんだよね。
やめられないんだよね、、、
こうして宝塚歌劇団は「ちょっとズレてても」110年、続いてきたんだわ。www
まとめ
結局、ファンって弱い立場ってことなんですかね。
劇団に物申す!!
な気持ちで書き始めたものの、最後は「でも、宝塚歌劇を観ることはやめられない」になっちゃいます。(苦笑)
なんなんでしょう、タカラヅカ。
この答えはきっと人生が終わるその日まで見つけられないまま、ずっと夢を見続けてしまう気がします。
深い沼。


