真風涼帆の歴史を振り返る第1回目は、星組配属1作目にしてトップスター湖月わたるのサヨナラ公演だった『愛するには短すぎる/ネオ・ダンディズム!』です。
初舞台公演、宙組『Never Say Goodbye』も和央ようか&花總まりコンビのサヨナラ公演だったので、ゆりかちゃん(真風涼帆)にとってはトップさんのサヨナラが続きましたね。
愛するには短すぎる
どこにいたのかな??
振り返ると言っても、ゆりかちゃんは組配属直後の研1さん。
ものすご~く目を凝らさない限りは、どこにいるのか見つかりません。。。
こっちゃん(礼真琴)の振り返りシリーズでは、ひたすら眼力を集中して端から端までストップモーションかけながら確認していましたが、さすがにそこまでは時間も余力もないゆえ・・・
期待してページを開いたかも知れない真風涼帆ファンの皆さん、ゴメンナサイ。
普通に懐かしの公演を楽しんじゃいました。(笑)
やっぱり初演のクオリティ
この作品は、のちの2011年に中日劇場で柚希礼音、夢咲ねね、凰稀かなめで再演されました。
柚希&凰稀のワン・ツーコンビファンだった者としては、再演のときの印象の方が強いのですが、こうして久し振りに初演を見てみると、さすが!と思ってしまいました。
わたるちゃん(湖月わたる)、とうこちゃん(安蘭けい)、そしてとなみちゃん(白羽ゆり)のお芝居がなんとも自然です。
ちょいちょいやり過ぎ感はありますが、素直に「再演に勝ち目なしだな」と。(笑)
しかも、ちえちゃん(柚希礼音)の芝居すら初演で演じたフランクの方が自然で良いという…。
ま、再演のともみん(夢乃 聖夏)がクセ強すぎでしたからね。
懐かしい面々・・・
出てくる人、出てくる人、懐かし過ぎて。
宙組のときから応援していたしみこちゃん(和涼華)。
綺麗だったな~。
組替えで宙組から星組にやって来て、この公演が星っ子デビューでしたね。
新人公演では、和涼華、陽月華、彩海早矢の同期3人が主人公を演じていたのが懐かしいです!!
あのまましみこちゃんが在団していたら、ちえちゃんトップのときに同期のりかちん(凰稀かなめ)が組替えしてくることもなかったんだろうな~。
「たられば」を妄想し出すと止まりませんね。
たかちゃん(和央ようか)の卒業を機にしみこちゃんも星組に異動になったので、それまでの「宙と星」から、ほぼ「星組オンリー」生活がスタートしたのもこの頃でした。
ネオ・ダンディズム!
背が高いって、それだけで得だな
ゆりかちゃんを発見できたのは、予想通りロケットだけでした~。(笑)
背が高いので、ロケットはおおよそ見当が付きますね。
上手側のセンターでフレッシュに踊っています。
この頃から雰囲気変わってないし。(笑)
そして、やっぱり背が高いというのは武器ですな。
期待の新人であったことは事実ですが、初組子の研1さんで、この位置で踊らせてもらえるのは背の高さゆえか。。。
わたるちゃん踊りまくり
とにかくわたるちゃんが踊りまくるショーですね。
そしてそれがカッコイイんだな、また。
正直、わたるちゃんが現役のときにはそんなに「カッコイイ」とか思ったことなかったのですが、改めて今回見ていてら「カッコイイじゃん!」と。(笑)
なんであの頃には思わんかったんだろう?
個性の全く違うたかちゃんばっかり見てたからかな~。
このショーのわたるちゃん、ホント、バリバリ踊りまくってとってもカッコイイので、未見の人はぜひ観てみてください!
ゆりかちゃんファンの皆さまも、ゆりかちゃんのロケット見がてら・・・ぜひ。
ちえちゃんとこっちゃんの関係性
この当時のちえちゃんの星組での立ち位置と、少し前のこっちゃんの立ち位置が重なり、感慨深かったです。
ゆりかちゃんを振り返るシリーズなのに、やっぱりこっちゃん出てきた。(笑)
ゆりかちゃんがまだ姿みえないんでね。(いちおう言い訳しておく…www)
まだ新人公演を卒業したばかりだった当時のちえちゃん。
後ろで踊っているのがまずもって新鮮!
めちゃくちゃ久しぶりに、下級生時代のちえちゃん見ました。
こっちゃんシリーズでは、初組子から既にちえちゃんがトップだったのでね。
この頃は、しーちゃん(立樹遥)、とよこちゃん(涼紫央)が路線外ではあるけど主要なポジションに鎮座していて、ちえちゃんの舞台上での序列が微妙な状態でした。
3番手は確実にちえちゃんではありますが、ちょいちょいしーちゃんやとよこちゃんの方がセンターに立っていたりします。
パレードでも、ちえちゃんはしーちゃんととよこちゃんの前、ウメちゃん(陽月華)と二人降り。
こっちゃんが、かいちゃん(七海ひろき)、しーらん(壱城あずさ)、みっきー(天寿光希)、ぽこちゃん(十碧れいや)、まおくん(麻央侑希)と立ち位置や序列が逆転していった過程を思い出しました。
公演ごとに流動的でしたよね。
何でもできちゃう期待の新人こっちゃんの登場で、上級生たちも頭では理解していたのでしょうけれど、目の前で下級生のこっちゃんに飛び越えられていく感覚は、、、ね。
この頃の上級生たちも、ちえちゃんは特別な存在であると理解しつつ、多くの葛藤を乗り越えていたのであろうと想像します。
ちえちゃんは、わたるちゃんのサヨナラ公演であるこの公演では、舞台上3番手の序列ではありませんでしたが、とうこちゃんのお披露目公演からガッツリ2番手に。
そーいえば、劇団から2番手でいくよ、と告げられた時の話を、ちえちゃん本人がどこかでお話されていましたね。
ナウオンをちょっと見ました
下級生時代のちえちゃん、やばいでしょ。
さゆみちゃんがかつて「大嫌いだった!」と言っていましたが(笑)、たしかにわからんでもない。
当時もこれ、見てたはずなんですけどね。
改めて見てたら、「下級生」のちえちゃんにイラっとした。(笑)
何がどうって説明できないのですが、なんとなく。www
他のメンバーが精神的に大人すぎるのかも。
いや、年相応なんですが・・・なんだかちえちゃん、浮いてるな~。
トップになりたての頃の「この子で大丈夫なの!?」な感情を思い出しました。(笑)
よくぞ、成長なさった!!
ほんと、立場は人を育てますね。
そういえば、ゆりかちゃんも下級生時代はふぉわ~んとしていて「大丈夫か!?」と何度思ったことか知れません。
それが今では立派なトップ・オブ・トップになって卒業していくなんて。
いやぁ~、宝塚の沼ですな。
何度こうして生徒さんの頼りない下級生時代から、トップに上り詰めるまでの歴史を見守り、卒業していく姿を見送ってきたのでしょう。(苦笑)
年取るはずだ。www
まとめ
予想通り、ゆりかちゃんの舞台を振り返るより、星組回顧録になりました。(笑)
これから徐々にゆりかちゃんの出番が増えてきたら、ゆりかちゃんにスポットが当たるはずですので、これに懲りず、気長にお付き合いくださいね~。
次回は最下級生で出演したバウホール公演『ハロー!ダンシング』を振り返りたいと思います。
20人しか出演していない少人数公演なので、ゆりかちゃんを見つけられるかな~。
