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【星組】礼真琴の舞台を振り返る50『桜華に舞え』(研8)

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礼真琴の舞台を振り返るシリーズついに第50回目を迎えました。

これまでのこっちゃん(礼真琴)の宝塚Historyを、数か月間の短い間に超特急で振り返ってきたので、ここのところの3番手「スター」の風格を身に付けてきた姿と、頼りなさげな下級生時代のこっちゃんが、毎回オーバーラップ中です。

今回は、みっちゃん(北翔海莉)とふうちゃん(妃海風)のさよなら公演、『桜華に舞え』を振り返ります。

長期トップだったちえちゃん(柚希礼音)時代にはお芝居で日本物はなかったので、星組としてはかな~り久しぶりの「和物」のお芝居ですね。

『桜華に舞え』予備知識

あらすじ

幕末の動乱期。

薩摩藩の貧しい城下士の家に生まれた桐野利秋は、西郷の元で戊辰戦争に臨む。

その戦いの最中に、大谷吹優という会津藩の少女に出会う。

桐野は、吹優の父親を切り殺すことになったのだが、同時に、吹優の身を砲弾から守り、指を二本失ってしまう。

時は流れ、明治維新の立役者の一人となった桐野。

しかしながら、もはや武士の志を必要としない時代になったことに違和感を覚えていた。

そして、桐野は記憶をなくした吹優と再会する。

互いに思いを寄せ合っていくものの、自分が吹優の父親を手にかけたことを打ち明けるべきか否かを思い悩む桐野。

そして、ついに尊敬する西郷が政府を下野することを決心し、桐野も避けられぬ宿命「西南戦争」へと向かうことに … 。

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主な配役

桐野利秋:北翔海莉
大谷吹優:妃海風
衣波隼太郎:紅ゆずる
大久保利通:夏美よう
西郷隆盛:美城れん
大給夫人 :万里柚美
大谷隆俊:美稀千種
山縣有朋 :壱城あずさ
川路利良 :七海ひろき
高木兼寛:如月蓮
別府ユキ:白妙なつ
篠原国幹 :天寿光希
衣波タカ :音波みのり
大給恒 :大輝真琴
三村加代 :愛水せれ奈
ウィリアム・ウィリス:輝咲玲央
泰三 :瀬稀ゆりと
竹下チカ :紫月音寧
中村スガ :夢妃杏瑠
村田新八 :夏樹れい
大山巌 :十碧れいや
桐:空乃みゆ
犬養毅 :麻央侑希
池上四郎:漣レイラ
八木永輝 :礼真琴
野村忍介 :ひろ香祐
小紫:紫りら
別府晋介 :瀬央ゆりあ
中原尚雄 :音咲いつき
竹下ヒサ :綺咲愛里
辺見十郎太:紫藤りゅう
夕夏 :白鳥ゆりや
アオサギ:白鳥ゆりや
中村半左衛門:拓斗れい
田中文五郎:朝水りょう
桂久武:桃堂純
中村貞:華鳥礼良
別府九郎:彩葉玲央
三上卓:綾凰華
沙保里:澪乃桜季
愛奈姫:真彩希帆
松平容保:天華えま
三郎:美都くらら
西郷小兵衛:天路そら
太郎:小桜ほのか
幸太郎:天彩峰里

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勇ましき会津藩士、八木永輝

みっちゃん、さゆみちゃん(紅ゆずる)に続き、こっちゃん登場!と思ったら、真ん中の豪華な衣装は松平容保、ぴーすけくん(天華えま)でした。(笑)

こっちゃんは薩摩藩士としてその段下、脇でキレッキレに刀振り回して踊っておりました。

頭に三角の背の高い帽子みたいな被り物していますが、こっちゃんって被り物が意外に似合いますよね。

ターバンとかも良く似合うし。

鬼の形相が、マジこわ(笑)

会津藩士として、刀振り回して大立ち回りが格好いいですね。

黒い着物も良く似合ってます!!

刀を手にしていても、和服を着ていても、こっちゃんの動きはキレッキレ。

そして、味方であった大谷隆俊(美稀千種)がみっちゃん桐野に殺されたあと、ものすごい形相で復讐を誓うこっちゃん八木永輝さん。

こっちゃん、リアルに怖いし。(笑)

まさに「鬼の形相」とはこのこと。

アデレイドちゃん、、、1年でよくここまで男くさく性転換しましたね。www

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着流し姿がいいね~

時代が変わりゆく中で、反発心旺盛なイキがった侍さん。

ハスキーな低音ボイスに迫力があって、めちゃめちゃ格好いい~♡

ちょっと乱れた感じの着流し姿も大好物♡

そしてソロの歌がね、また、いいのよ♡

なんで「悪」の雰囲気って、こんなに魅力的に見えるんでしょうね … 。

いつも怒って、嘆いて、苦しい …

遊女の中に、仕えていた姫様を見つけて、変わってしまった時代に嘆き悲しむこっちゃん八木永輝さん。

出てくる度に怒りと嘆きばかりで、見ているこっちが苦しくなります。

でも、こんなに男くさいお芝居が自然にできるようになったのね、こっちゃん。

心を捨てた男

黒いシンプルな軍服姿がカッコ良すぎる。

着流しも眼福でしたが、やっぱり根っからの「ヅカ・ファン」としては軍服には目がない!(笑)

そして憎っくき薩摩を倒すため、政府批判していたこっちゃん八木永輝さんが一転、軍服に身を包みいざ鹿児島へ!

とにかく、この作品のこっちゃんの魅力は低音のハスキーボイス♡

相変わらず笑顔ひとつない「復讐に燃える男」。

イキがってる姿が、これまたツボる。

復讐を成し遂げ、命尽きる

最後の最後まで … 鬼の形相。

みっちゃん桐野に向かって鉄砲をぶっぱなし、復讐を成し遂げたこっちゃん八木永輝。

自らも、そのまま撃たれて命尽きます。

「倒れ方」もいっぱい研究したんだろうな~って感じの、美しい最期でした!

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まとめ

ニコリともせず、ひたすら怒りと憎しみを抱えて戦いぬいた男、八木永輝を見事に演じきったこっちゃん。

ほんと~にあの超絶キュートなアデレイドちゃんを演じていた人なのか!?と思うような、男臭さ。

何よりも、低音ハスキーボイスが役によく嵌っていて、ゾクゾクしました♡

次回は、ショー『ロマンス!!』を振り返ります。

【星組】礼真琴の舞台を振り返る・出演作品一覧 SINCE 2009
礼真琴の舞台を振り返るにあたり、これまでの出演作品の一覧表を作成しました。 手元になくて振り返ることができなかった作品もわずかにありますが、ほぼすべての公演を振り返っています。 礼真琴の舞台を振り返るシリーズは、第81回『モアー・ダンディズ...
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