礼真琴の舞台を振り返るシリーズ第62回目は、星組第2回の台湾公演より『Killer Rouge』を振り返ります。途中で登場した「紅子さん」の印象が強烈すぎた台湾公演。(笑)
そしてガッツリ巻き込まれて楽しんでいた「礼子ちゃん」と「愛子ちゃん」。
紅ゆずる率いる星組だから成せる業。
たまには、こんなトップさんがいても楽しくていいかな。
『Killer Rouge』
オープニング
本公演に引き続き、右サイドを編み込んだおしゃれヘアのこっちゃん(礼真琴)。
何度見てもこのショーのオープニングはテンポよく、かっこいい!
本公演から退団者もいるし、全体の人数が半減しているので、いろいろな生徒さんが見せ場をもらっていて新鮮。
こっちゃんのダンスは一段とキレッキレで、のびのび楽しそうに踊っているのがいいですね~。
スターの風格も出てきました。
赤ずきんちゃんとオオカミ
コメディアンっぷりがすっかり板についちゃって。
この場面の前半の歌、けっこうキーが低くて、こっちゃんをもってしても歌いにくそうですね。
それでも踊りながら歌っていても歌詞がしっかり聞き取れるのはさすが。
たぶん、音域の狭いほかの人が歌ったら歌詞が聞き取れない気がします。
それはそうと、この場面の後半はスカステ映像、音楽差し替えになっていて残念。
DVDやらTV放送やら、いろいろ著作権問題は悩ましいですね。
ロックなこっちゃんかっこいい!!
今回の台湾公演に参加していない、なおちゃん(瀬央ゆりあ)の場面がなくなり、代わりに入った場面。
こっちゃん、あーちゃん(綺咲愛里)、ぴーすけくん(天華えま)の3人っていうのがいいですね~。
ぴーすけくん、この台湾公演ではほかの場面ももらっていて、結構な活躍っぷりでした。
そもそもこのメンバーに入れてもらえるなんて、期待されてた証拠。
なんだかやっぱり今の立ち位置がもどかしいなぁ…。
こっちゃんとの並びも悪くないのにね。
王子様♡
白×ピンクの燕尾服、ほ~んと似合う♡
ひと昔前なら「膨張色」で、こっちゃんが着るとな~んか違和感ありありだったんですが、いつの間にやら惚れ惚れする着こなしに♡
さゆみちゃんと踊る場面のレース付き燕尾服が特に好き!!
場面としてはとっても短いのが残念。
それにしても、こっっちゃんの動きがいつもにも増してキレッキレすぎやしませんか?(笑)
さゆみちゃんとの差が、かなり・・・。
いやさゆみちゃんをディスっているのではなく、むしろ、こっちゃん、もう少し場面の空気を感じて踊ってくれたら良かったよね~と。
こっちゃん、ひとりで突っ走っちゃってる感じがします。
単独でこっちゃんだけ見ていたら「かっこいい~~~♡」のですが、場面としてはもう少し踊り方を工夫したほうがよかったかな。
本公演の時よりも、こっちゃんの勢いがさらにパワーアップしすぎちゃって、さゆみちゃんとのバランスがよろしくないんですよね。
総合芸術って難しいな。
ダンサー同士の『タンゴ・ルージュ』
ここは相手役さんが男役のダンサー希沙薫くんに変わり、こっちゃんのダンスもキレが増してプラス効果抜群でしたね。
やはりダンサー×ダンサーの踊りは見応えがあります。
こっちゃんの機敏な動きと、メリハリのきいたダンスは、相手役さんによってこんなにも見え方が違ってしまうんだな~と。
この二人のダンスはとにかく見応えがあって美しいです!
紅子・礼子・愛子のトークタイム
「紅子さん」で大騒ぎのさゆみちゃん、台湾でまさかの登場でしたね。
しかもショーの中詰めで延々と15分以上続きました。(笑)
あーちゃん愛子ちゃん、かなり紅子先輩に絞られ、おどおどしてる感じがカワユイですね~。
でもってこっちゃん礼子ちゃん。
ひざ丈スカートにハイソックスが妙に似合ってるのよね。
でも、なんだか「可愛さ」には欠けるの。(笑)
これまで、舞台上であ~んなに可愛らしい娘役をたくさん見せてくれたのに、なぜだ。
男役らしく成長したということでしょうか!?www
ドスの効いた声がイイわ~と思うと、透き通った高音を出す礼子ちゃん、なんとも魅力的♡
中毒性が・・・。(笑)
とはいえ紅子先輩の灰汁が強すぎて、まだ振り切れてない感じの礼子ちゃん。
そこがまた、こっちゃんっぽくてスキ。
ギャラクシーロード
本公演では、退団の餞別でぽこちゃん(十碧れいや)がソロを歌っていましたが、この台湾公演ではぴーすけくんが歌っています。
そして、各段クオリティがアップしています。
やっぱりぴーすけくんの歌声、好きだな~。
すご~く上手いわけではないけど、心地よい声の響きとでも言いますか。。。
艶やかで伸びやかで。
で、オレンジこっちゃん登場!
この場面の流れるようなダンスが好きなので、こっちゃんにはもっと最初から出てほしいところですが、後半少しだけ。
残念すぎる。
フィナーレ
本公演ではロケットのあとはこっちゃんが大階段センター板付きで、「♪情熱の嵐」を熱唱していましたが、台湾公演では構成が変わり、さゆみちゃんの大階段ソロからの、男役群舞へ。
この群舞がやばすぎる。
早送りじゃないよね?(笑)
むちゃくちゃ早いスピードで踊りまくっているメンズたち。
その中心にいるこっちゃんのダンスときたら、もはや異次元。
カッコよすぎて何回でもず~っとリピして見ていられます♡
さゆみちゃんが再登場して以降の構成は本公演の時と同じですが、ここまでに本公演の時よりも激しく踊りまくっているこっちゃんなので、このあとハケるまでまた踊り続けるのは相当しんどかったと思います。
本公演の時でさえ、え、まだ踊るの!?だったのに。(笑)
それでも礼真琴氏、相も変わらず涼しい顔して踊り続けております。。。
神の領域。
この公演を観たことないよ~なこっちゃんファンの方がいたら、ぜひぜひ観てください!
こっちゃん史上、片手に入るであろう激しさで踊りまくっていて、超絶かっこいい!!ですから♡
パレード
別箱ならではの階段降り。
ぴーすけくん、まおくん(麻央侑希)、みっきー(天寿みつき)、みほちゃん(有沙瞳)もセンターひとり降り。
貴重な体験ですね~。
そして心なしか、みんなのノリがいつもより増し増し気味。
それにしても真ん中3人&娘たちの衣装、羽根まで全身まっかっかだな。(笑)
そういえば、カーテンコールで「♪すみれの花咲く頃」を歌っていましたが、この歌で手拍子が入るってどうなの?www
なんかいつもと違うリズムだな~と思ったら、手拍子入ってて、いつもよりリズミカル~。
まとめ
さゆみちゃんの時代だからこその、なんだかんだと楽しい公演でしたね、台湾公演。
そして、どの場面のこっちゃんも超絶カッコよくて♡
礼子ちゃんはいまいちでしたが。(笑)
そしてぴーすけくん。
これからまた星組の体制が変わり、活躍の場が広がることを期待します!!!
さて、次回は本公演を少し離れ、タカラヅカスペシャル2018『Say! Hey! Show Up!!』を振り返りたいと思います。
