雪組 梅田芸術劇場メインホール公演『ODYSSEY-The Age of Discovery-』千秋楽のLIVE配信。
本来なら、今年1月に東京国際フォーラムで上演される予定だったこの公演。
コロナで全日程中止になってしまった公演の仕切り直し。
今回も、周囲で複数の公演中止が出ている中で心配されていましたが、無事に梅芸での公演が千秋楽を迎えました。
雪組生の皆様、雪組ファンの皆様、まずは千秋楽おめでとうございます!!
無事に千秋楽まで完走できたお祝いの意味も込めて、久しぶりに雪組の公演を配信で観劇してみることにしました。
『ODYSSEY』を観た感想を少しだけ
開演アナウンスが明るくていいですね~。
咲ちゃんっていつもあんな感じなのかな?
良い意味でとっても個性的。
そして作品も幕開きからワクワクするような構成で惹きつけられました。
歌の歌詞も素晴らしい!
荒波を超え…
何もかも受け入れよう…
今のこの先の見えない時代だからこそ、前を向いて進んでいかなきゃないけないんだよね、と改めて自分に言い聞かせ…。
それにしても、咲ちゃん、すっかり貫禄ついて立派になられて。
何を今さら?…なんですけど。(笑)
いや、しばらく雪組公演は観ていなかったので、咲ちゃんがトップになってからの姿をほぼ知らないに等しくて。
そして出演者も咲ちゃん、アーサー、ひらめちゃんしかわからないレベル。
でも、ショー自体はめちゃめちゃ楽しかったです!
構成が素晴らしい。
他の組でもこういうショーがもっとあったらいいな~と思いながら観ていました。
実は私、この公演を観てみようと思って昨日、解説を読むまでショー作品だという認識を持っていなくて、オデッセイの語源になっている叙事詩『オデュッセイア』をモチーフにしたミュージカルかと思い込んでいたのです。
どんだけ雪組に関心がないんですか?で、スミマセン。(笑)
タイトルだけ見て、ずっと英雄「オデュッセウス」を中心とするお芝居かと思っていました。
だから作品紹介を読んで初めて「え?2本立てのショ-なの?」と。
でも結果的に、楽しかったのでOK!!
それにしても、咲ちゃんのご挨拶、胸に響く良いご挨拶でしたね。
ポツリ、ポツリ、と素直な気持ちが吐露され、もらい泣きしてしまいそうでした。
雪組は『ファントム』以来!
現在進行形の雪組を観劇するのは、だいもん(望海風斗)の『ファントム』千秋楽を映画館ライブ中継を観て以来なので、かれこれ3年半振りになります。
彩風咲奈に落ちそうになった日
正直な話、私は咲ちゃん(彩風咲奈)がどうして下級生の頃からガンガンに推されてきたのかが理解できずにモヤモヤしてた人なんです。
ファンの皆様、ゴメンナサイ。
雪組そのものにもあまり縁がなく、ここ数年は特に、めったに観ることがありませんでした。
だいもんの『ファントム』は、だいもんときーちゃん(真彩希帆)の歌声が聞きたくて、ライブビューイングへ。
何の期待もしていなかった咲ちゃんキャリエール。
それなのに、彼女のお芝居を観ながら、自然と心が動かされている自分がいて、不思議な気分になったことを覚えています。
そして、あれ?カッコいいかも。
「あれ?」ってなんやねん!!!という咲ちゃんファンからの総攻撃を受けそうですが(笑)、私にとっては本当にそんな感じで。
だいもんファントムと咲ちゃんキャリエールの銀橋には涙・涙。
終演の頃には「雪組、観に行ってみようかな~」って気持ちになっていました。
咲ちゃん、イイかも~と。
でも、なぜじゃぁ3年半振りなのか。
やっぱり嵌れなかった!!!(笑)
でも、あのときのキャリエールは本当に素敵でした。♡
トップスター・彩風咲奈はどうなった?
いや~貫禄つきましたね。
今回のショーを観て、それが素直な感想でした。
実は昨日、雪組の元トップスター、ちぎちゃん(早霧せいな)のコンサートをライブ配信で見ていて、特別出演のだいもんが美声を響かせているのを聴きながら、ふと咲ちゃんキャリエールとのあの銀橋を思い出したのです。
それもあって、今回『ODYSSEY』でトップスターとして咲ちゃんがどんな姿を見せてくれるのかを楽しみにしていました。
やっぱり「はまる」ことはありませんでしたが(笑)、これからの雪組に関心を持ったのは間違いありません!
早霧せいなコンサート
昨年開催されたコンサートの配信でしたが、ちぎちゃん(早霧せいな)らしくて面白かったです。
コンサートなのに「歌いたくない」「踊りたくない」(笑)
私はひそかにちぎちゃんのダンスが大好きだったので、久しぶりにバリバリ踊る姿を拝めるかと期待していたのに。
歌はね、声質も良くなくて残念なことは宙組下級生時代からよ~~~く知っているので、大丈夫。www
それにしても、まさかこのコンサートで♪『Never Say Goodbye』を聴けるとは。
そういえば、宙組で和央ようか時代に新人公演主演した人はトップになれないと言われていた時代がありましたが、ちぎちゃんがそのジンクスを突破!
たかちゃん(和央ようか)の新公経験者、唯一のトップスターとなりました。
でもネバーの新人公演主演が発表されたときは、正直、うそでしょ?な感じだったな。
だって、歌、だもん。(笑)
当時の宙組は歌に比重が置かれた作品も多く、ななっぺ(七帆ひかる)が『ファントム』、しみこちゃん(和涼華)が『炎に口づけを』で主演していましたが、まさかいちばん任じゃないちぎちゃんがネバセイ…。
そしてお歌は本当にヤバかったです。www
だけど今回のコンサートで歌ったネバセイは、決して上手とはいえませんが、しっとりと大人の歌声が素敵でした。
あぁ、こういう歌い方もいいな~って。
それにしても、コンサートの選曲が全体的に「昭和」すぎて意外でした。
中森明菜、工藤静香、沢田研二、郷ひろみ …
昭和生まれとはいえ、ちぎちゃん、そこまでの世代じゃないと思うんだけど。
思わぬナツメロが聞けて楽しかったですけどね。
だいもんとの歌&トークもノリノリで。
ちぎちゃん、よ~しゃべりますな。(笑)
コンサートの半分はおしゃべりだったんじゃないか、くらいにしゃべってた。
うん、楽しかったから、OK!
まとめ
どこもかしこも、コロナ、コロナ、コロナ。
咲ちゃんのご挨拶を聞きながら、どれだけの不安と責任を抱えながら日々を過ごしているのかを想像し、苦しくなりました。
でも、新しい時代へと「とき」は確実に動き始めています。
くさらず、くじけず、今できることを大切に過ごしたいものですね。
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