宝塚の至宝、礼真琴の舞台を振り返るシリーズ第37回。
今回は賑やかな星組らしいショー作品『パッショネイト宝塚!』を振り返ります。
お芝居でもこっちゃんは浅グロ系の黒塗りでしたが、このショーではガッツリ黒塗り、とにかく濃いです。
1本物が続いた星組にとってはかなり久しぶりのショー作品なので、こっちゃんのハツラツとしたダンスを楽しみたいと思います。
『パッショネイト宝塚!』
第1場 ルーツⅠ/序章(ルーツ/男)
ひとりで踊るちえちゃん(柚希礼音)の後ろに登場するルーツたち、最前列のセンターにこっちゃん。
途中から2列目の上手から2人目(ちえちゃんの斜め後ろくらい)に下がります。
そして場面の最後にワンフレーズ
♪道はどこに通じるだろう~
と、こっちゃんらしい低音響かせたアカペラ!
今回のショーは結構濃い色のファンデを塗っていて、目元にラメも入れてキラキラしてる~。
普段はつぶらなお目めがキュートなこっちゃんですが、このお化粧してるとなんだかギラ✨ギラ✨、ちょっと迫力あるな。
第2場 プロローグ / 炎の神殿(ルーツ/男)
ねねちゃん登場シーンは、最前列の下手端。
そして上、下の人が全体的に入れ替わって、上手のセンター側で踊ります。
さゆみちゃん(紅ゆずる)の銀橋で一旦はけて、次のゆりかちゃん(真風涼帆)の歌のときに再び登場。
さゆみちゃんのほぼ真後ろで、それはそれは張り切って踊ってます。
でも、残念なことにさゆみちゃんとガッツリ重なってしまい、見えないぞ~、どいてくれ~な気分になります。(笑)
かろうじて、手足の動きがハツラツとしているのだけは確認できました。(笑)
ちえちゃんの銀橋の時は、本舞台にたぶんこっちゃんいると思いますが確認できず。
全員で銀橋に出てくるところは、ちえちゃんから下手に3番目。
楽しそうですね~。
ずっとショー作品から遠ざかっていたので、体が踊りたくてうずうずしている感じ。
第3場b ザ クルーズ / ようこそジャングル(バード)
この場面には、ツーリストとか、パピヨンとか、フラワーとか、いろいろなグループが登場していますが、こっちゃんの「バード」はダンサー系?
こっちゃん、全身黄色に身を包み、背中にささやかな羽根を付けて飛び跳ねております。
ちょっとコミカルな場面なので、いちだんと楽しそうに弾けてますね。
でも、このお衣装 … ちょっとお尻がね。
最後、さゆみちゃんがいっぱいアドリブで笑わせた後にみんなが後ろ向いて去っていくのですが、たまたまカメラがこっちゃんの後姿をキャッチ。
研6のこっちゃん、おしりのラインが、まだまだ普通の女の子。
一般人から見れば痩せてるし、筋肉ついてて締まってはいるのだと思いますが、、、なんかおしり周りがぽてっと。
6場a カルナバル デラックス / 祝祭( デラックス/男)
さゆみちゃんの銀橋渡りのときに本舞台、最前列の下手側センターから二人目かな。
みっきー(天寿光希)の隣の気がします。
そして、さゆみちゃんと入れ違いで下手側より銀橋へ出て、歌いながら一人で銀橋を渡ります。
と言っても、めっちゃ速いスピードで駆け抜けてしまうので一瞬で終わります。(笑)
ま、でもこの銀橋歌い継ぎメンバーにトップバッターで、しかも一人渡りさせてもらえるのは素晴らしい!
銀橋歌い継ぎって、渡り切ったらそのまま花道とかにはけていくことが多いですが、こっちゃんは、本舞台で踊っていてそのまま銀橋へ出てきたと思ったら、歌い終えた後もそのまま本舞台へ戻ってセンターで他のダンサー引き連れ踊ってました。
どんだけ踊らすのよ、こっちゃんを。(笑)
そしてそれ以降も出たり入ったりしながらたぶん、どっかに。
ちょっとごちゃごちゃしすぎてわかりませんでした~。
第7場a ファヴェーラ / 閉ざされた場所(バイアーノ/歌手)
マラカスみたいなシャラシャラ音とリズムを刻む音だけの、アカペラ。
見事な歌声を響かせています、さすが!!
でも、アップで映るとやっぱりこのこっちゃんのお化粧、目がギラついていて怖い…。(笑)
第7場b ファヴェーラ / 閉ざされた場所(バイアーノ)
この場面、大好き!!!
ちょっと武道入ってる感じの、リズムだけで踊りまくるのがゾクゾクする。
こっちゃんはオレンジの衣装を着ていますが、この色は一人だけなので、ふちで踊ていてもすぐに見分けがつきます。
そして、やっぱりこっちゃんのダンスは眼福。
でもって、ちえちゃん登場。
ま~かっこいいのなんのって。
裸足に着物をアレンジしたみたいな衣装で、ガンガン踊る姿に見惚れますよ、まじで。
ぎゅーっと握りしめたこぶしに生命力を感じさせますね~。
スポットライトに照らされて、力強く踊り続けるちえちゃんを見たくて、当時はこの映像、ホント―に繰り返し繰り返し擦り切れるくらい見たもんです。
久しぶりに見ましたが、やっぱりヤバかった。
どいっちゃん(鶴美舞夕)と二人で足の蹴り上げターンを繰り返す場面も、すごすぎる。
そして、ちえちゃんの軸(=体幹)ってホントすごいんだな、と再認識。
どいちゃんがちょっと軸足ふらついて移動してるのに対し、ちえちゃんの安定感、抜群。
こっちゃんはバックダンサーとして前半は主に下手の最前列で、後半はセンター辺りで、これまたバリバリ踊っています!
それにしても、この、リズムだけでこんな長い場面を踊っているこの人たち、異次元。
自分でカウント数えながら踊ってるんだよね?
よくタイミング、間違えないですよね。
関係ないけど、この場面の娘役さんの衣装ってガッツリ背中が開いているのですが、びっくりするくらいの筋肉隆々!(笑)
ストップモーションで見たらヤバかったです。
第8場b ルーツⅡ / 海
ごっちゃごちゃわからんがな、と思ってあきらめかけたところで、上手の最前列にやっとこっちゃんを見つけました。
いや~こっちゃん、やっぱりちょっとファンデ、濃いわ。
この場面は、宝塚のショーでは恒例の退団者へのはなむけ場面が設けられていましたね。
第10場 パッショネイト! / 終章(エピローグの男)
登場場面の大階段はさっぱりわかりませんが、降りてきてからはさゆみちゃんの上手側の後ろかな?
ちえちゃんが登場してからは、はっきり映らないからわからないのですが、恐らく上手の前列辺りじゃないかと。
とりあえず、衣装は「その他大勢」の人たちと少し白黒のストライプバランスが異なっているので、めちゃくちゃスローモーションで何度も見たら見つかるかも知れません…。
銀橋に出てきたときには、ちえちゃんから上手へ3人目。
柚希礼音、真風涼帆、壱城あずさ、礼真琴。
しつこいですけど… ファンデが濃い~(笑)
あと、髪型がちょっとヘン。
前髪をもじゃもじゃさせ過ぎてますね~。www
第12場 グランドパレード(パレードの歌手)
エトワールはふーちゃん(妃海風)。
そしてふうちゃんに続いて降りてくるのは、礼真琴!!
しかも、ひとりでのセンター階段降りですよ~♡
出世したっ。
髪型、さっきはヘンテコだったけどちゃんと直っていて安心しました。www
顔のお色も、フィナーレの衣装が白の上下に黒のフリルブラウスというモノトーンなので、ここはあまり気になりませんね。
こっちゃんの後ろに降りてくるのがしーらん(壱城あずさ)とみっきーの2個いち。
うん、こっちゃん、頑張ってここまで登ってきましたね~。
とはいえ銀橋ではしーらんより外側なんですよね~。
そしていわゆる2番手羽根問題。
いまでもことあるごとにあっちの組、こっちの組、で話題に上るこの問題ですが、この公演もさゆみちゃん、ゆりかちゃんが同じ大きさの羽根(に見える)を背負っています。
宝塚の序列ってほんと、なぞがいっぱい、そして繊細な問題。
単純に演出家のショーのイメージにもよるところはあるのかも知れませんが。
まとめ
今回のショーでは、こっちゃんのファンデーションの濃さが気になって、集中できませんでした。(笑)
他にも気になる濃さの生徒さんが複数いて、こっちゃんだけの話ではないのですが。
それはさておき、少しずつ場面をもらって活躍を広げている研6の礼真琴氏。
ここまで上って来たら、あとは与えられた役割に対し着実に結果を残していくだけ、という段階に入ってきたように思います。
さて次回は、新人公演『The Lost Glory -美しき幻影-』を振り返りたいと思います。
いしちゃん(轟悠)特別出演の作品で、こっちゃんはトップスター柚希礼音の役を演じました。
こっちゃんの黒い役、童顔のこっちゃんがどこまで演じ切れるか、乞うご期待です!
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