シェイクスピアの有名な作品のひとつである『ロミオとジュリエット』。
宝塚歌劇でも、古典ヴァージョンからフレンチロックまで何度も再演されてきましたね。
この作品は、イタリアのヴェローナという町が舞台となっており、ロミオとジュリエットが愛を交わしたというバルコニーが今も実存しています。
モンタギューとキャピュレットが争った広場!?
宝塚の『礼真琴の舞台を振り返る』シリーズで、ロミオとジュリエットの初演をとり上げ、ふと思い出しました。
もう随分昔のことになりますが、実際にヴェローナへ行き、ロミオとジュリエットの舞台となったバルコニーを見てきたことがあったのです。
モンタギューの若者と、キャピュレットの若者が争いを繰り広げたのは、こんな広場だったのでしょうか。
フレンチロック・ヴァージョンの『ロミオとジュリエット』の世界観に嵌っている身としては、赤と青の血気盛んな若者たちが今にも踊り出しそうな妄想が拡がります。(笑)
ロミオとジュリエットが愛を確かめ合ったバルコニー
ジュリエットが、ロミオを思って歌っていたキャピュレット家のバルコニー。
思いのほか手狭で、ロミオが押し入ったら迷惑なレベルです。(笑)
しかも手すりの高さが低いので、こんなところで二人で立って熱く愛を語っていたら、ちょっと危ないかも。
入館料を払えば、実際にこのバルコニーに立つこともできますが、私は時間がなかったため下から眺めるだけに。
そういえば、入館している人たちが時々このバルコニーに出てくるので、写真撮影のチャンスがなかなかなかったことを思い出しました。
下からカメラを構えている人たちが結構大勢いて、バルコニーに人の姿が見えるたびに「Oh~No~」な雰囲気で、妙な団結力を感じたという…。(笑)
ジュリエット像、一部だけが金ピカの理由
そして、バルコニーの見える中庭にはジュリエットの銅像が立っていました。
ジュリエットのワンショットがなく、私が腕を組んで撮った写真しかなかったのでカットしてみました。(笑)
これがまた、記念撮影のための順番待ちがタイヘン。
日本人みたいに「順番を守ろうよ!」な人はごくわずかなため、とにかく図々しさがないと永久に順番はやって来ません。
因みに、このときの私はアメリカ人の友人と一緒だったため、友人の押しの強さですんなり順番ゲット!でしたね。(笑)
そして、この写真を見て何かに気づきましか?
ジュリエットの右胸から腕にかけてが、妙に金ビカ!なんですよね。
聞くところによると、ジュリエットの右胸に触れると幸せになれる、というウワサを聞きつけた観光客たちが、みんなこぞって触っていくのだそうです。
その結果、この金ピカ!
腕がテカッているのはご想像の通り、私のように腕を組んで写真を撮る観光客がい~っぱいいるのでね。(笑)
まとめ
歴史や舞台のゆかりの地を訪ね歩くのが大好きな私は、これまでに40か国を旅してきました。
ただ旅をするよりも、歴史や文学、色々な舞台に想いを馳せながら旅をすることで、その時代やその場所に生きた人々から学ぶことが沢山ありますし、自分の人生を振り返るきっかけにもなます。
宝塚の舞台がきっかけで関心を持ち、訪れた国もたくさんあります。
機会があれば、少しずつ舞台に絡めて紹介していければいいなと思っていますので、興味のある方は楽しみにしていてください!

