天寿光希ミュージックパフォーマンス『ten ∞ ten TIME』をようやくスカステで観ることができました。
ライブ配信は仕事で観ることができなかったので、スカステでの放送待ちだったのです。
DVDやBlu-rayが発売されない公演やディナーショーは放送が早いから、見逃しても比較的時期を逃すことなくスカステで観られるのが嬉しい。
すでにリアルタイムでご覧になった皆様には時期を逸しているかも知れませんが、せっかくなので感想なんかをしたためてみたいと思います。
とにかく明るい「らしさ」満載のショー
天寿光希というタカラジェンヌがいかに愛されているかを感じることができる、明るく、温かく、とっても楽しいショーでしたね。
出演者はみっきー（天寿光希）のほかに、有沙瞳、夕陽真輝、天飛華音、綾音美蘭、男役2人と娘役2人の5人。
幕開きから♪「星を継ぐもの」 で始まるのがみっきーらしいな～と思いました。
幕開きから♪「星を継ぐもの」 で始まるのがみっきーらしいな～と思いました。
この歌は私も大好きです！！
とうこちゃん（安蘭けい）の龍星で歌われたこの「星を継ぐもの」。
思い出すのは、この作品に2番手として出演していたちえちゃんが、とうこちゃんのサヨナラショーのラスト、舞台中央に立つとうこちゃんに白薔薇の花束を手渡し、そのあと銀橋へ向かうとうこちゃんの背中を見つめながらこの歌を歌った感動的なシーン。
ちえちゃん、どんな不安な思いでとうこちゃんを見送っていたんだろう … と胸が熱くなったのが昨日のことのようです。
そして、この「龍星」での「柚希礼音」に憧れを抱いた「礼真琴」が、いまは星を継いでいるという … これぞ宝塚の醍醐味！！ですね。
この曲はたしか、わたるちゃん（湖月わたる）のサヨナラのときにも、とうこちゃんが歌っていた記憶が、、、違ってたらスミマセン。
さゆみちゃん（紅ゆずる）は、ちえちゃんの退団前に開催された、柚希礼音・紅ゆずる・真風涼帆、３人のディナーショーで歌ってましたよね。
すみません、みっきーから話がそれました。（笑）
この曲は、近年の星組には大切な大切な1曲だと思うので、みっきーがこの曲を幕開きに選んだのも納得です。
とにかく明るい「てんてん」です（笑）
最初の挨拶の明るいことったら。
初舞台公演の「エンター・ザ・レビュー」の曲に乗って、ノリノリのみっきーがカワイイ。
キャッチフレーズのところの天飛華音くんの「お肉よりも和食が好き」という発言に、みっきー「顔だけ見たら、肉だけ食べてるかと」って、わかる～。（笑）
みほちゃん（有沙瞳）の「見た目は天使、中身はスナイパー」に対しても、「ま、そういうことにしときましょう」って、みっきー辛口連発。
そして自分は「歩くマイナスイオン！」。
ま、否定はしないけどね。（笑）
綾音美蘭ちゃん、なんか顔小さいよね。
彼女を舞台で認識して観たことがないのでいわゆる初見でしたが、ショーを通してやたらとイジられてたのが可愛かったですね。
夕陽真輝くんも同じく認識していなかったので初見。
なんかすでに専科臭がしてしまったんですけど、気のせいでしょうか？（ファンの皆さん、ゴメンナサイ… 笑）
でも、嫌いじゃないです。こういう雰囲気。
みんな、みっきーの明るさにしっかりのっかて、楽しそうで、と～ってもほっこりしますね。
懐かしいメロディに酔いしれる
ソウル・オブ・シバ、エル・アルコン、オーシャンズ11、ピンパーネル、懐かしいメロディの連発に感情が忙しい。
みっきーはホント、星組大好きなんだな～ってのが伝わってきます。
そしてみほちゃんの歌声、やっぱりいいな。声質が好きなんですよね。
あと、カノン！！
この前の新人公演でも株アゲアゲな感じだったけど、安定感が増して、カッコよさ抜群でした。
正直、これまで私は天飛華音に対して「ん～～～」って感じで、あまりlock-onしていなかったのですが、ここ最近のめざましい成長ぶりに、そろそろ認めざるを得なくなって参りました。（笑）
みっきーと二人の男同士のタンゴも良かったです。
ま、これがスーツじゃなく燕尾だともっとキュンキュンしちゃうわけですが …。
涙をコントでごまかすの巻
たのしんでましたね～、コント。
みっきーの小池先生は定番すぎて、けっこうお腹いっぱいですけど。（笑）
そしてじゃんけん大会で負けたみっきー、期待を裏切らないサービス精神！さすがでございます。本気過ぎて笑える。
自分の長所を語るのがそんなに嫌！？（笑）
そのあとのカノンくんの涙は感動でしたね。ってか、涙腺ゆるすぎて、すぐ泣くから可愛かった。
そんな下級生たちの前で、照れ隠しで何かとはぐらかしまくっていたみっきーでしたが、でも、きっとみっきーも泣きたいのをぐっとこらえてたんだよね。
それはそうと、最後にみんなあの衣装で歌い踊るのタイヘンそうでしたね～。
特にカノンくんはサンダー・ボルト・ファンタジーのときのみっきーのお衣装で、ドクロ45個ぶら下げて、周りの声が聞こえないくらいの高い襟がついていて。
プロはどんな条件でも涼しい顔で歌い踊る！すごいです。
ロミジュリ♡コーナー長かったね
みっきーとみほちゃんのエメ、正直なところ、ちょとばかりしっくりこなかったけど、みほちゃんの歌声はやっぱりいい。
みっきーもここぞとばかりにロミジュリの世界観を楽しんでいる様子が伝わり、こちらも懐かしい世界へ引き込まれていきましたね。
そしてふたたび、みほちゃんの歌声ですよ。乳母のうおうた。
また聞けるなんて耳福。
でもこうしたスターさんのディナーショーで、娘役さんがピンで、あれだけ長い持ち歌（とあえて言いますが）を歌わせてもらうのってあんまりないですよね。
それがまた「ten ∞ ten」ショーだなって気がしました。
さらにみっきー父のうた、聴かせましたね～。
包容力抜群！みっきー、あなたは星組に残ってもっともっと組子たちをその愛で包んで、見守り続けてあげて欲しかった … 。
青い星の上で・・・もう言葉はいりません
ノルさん（稔幸）時代の星組、2001年の公演「夢は世界を翔けめぐるーTHE WORLD HERITAGE2001ー」の中で歌われたのが、この名曲♪「青い星の上で」です。
当時から素敵な歌だと思いながら聞いていましたが、ここまで名曲として歌い継がれるようになるとは。
歌詞がね、もうたまらんです。
新しい時代に 新しい風が吹く
その風をこの身に受けて 心にかかる霧が消えて ぼくは変わる
思うこと 話すこと すべて 昨日のぼくじゃない
今日からは 見果てぬ夢を追って この星の上で
今日からは 思いのままに生きてみたい 夢を追って
コロナ禍でみんなが先行き見えない中、ちえちゃんたち元トップさんたちが動画を作って配信してくれたときには泣きましたね～。（OG動画はこちら）
なんというか、立ち止まってしまいそうなとき、心が凹んでしまったとき、この曲を聞くと「新しい時代には新しい風が吹く、そう、もう昨日までの自分じゃないんだ！頑張ろう！」とホント励まされます。
現実には「夢を追って、おもいのままに生きる」って、そんなに簡単なことではないのだけれど、少なくとも、諦めずに頑張ってみよう！って気持ちになれますよね。
久しぶりにこの曲を聞いて改めて、今頑張ろうとしていることを「あきらめずに、思いのままに生きてみよう！」って思うことができました。
ありがとう、みっきー。
みっきーのこれからの人生もきっと、夢を追い続けて行くのでしょうね。みっきーのこれからの人生に幸あれ！！
タカラジェンヌは作詞しないほうが … （笑）
なんででしょうね、タカラジェンヌってほんと作詞の才能ないですよね。
いや、詞の内容自体はみんなが話していた通り、思いがストレートに伝わってくる素敵な内容なんですが、もう少しセンス良くまとめてくれると聴き入ることができるのにな～と。
柚希礼音さんの作詞能力のDNAを受け継いじゃったのかな～なんて。（笑）
ま、楽しそうに歌っていてみっきーらしさは表現されていたので、それはそれでいいのかなとは思いましたが。
でもやっぱりタカラジェンヌに作詞させるの、やめた方がいいな～。（苦笑）
アンコール（なのか？）のさくらのボレロ、あえて歌わずに黒燕尾で踊って終わるのが素敵でしたね。
研4で仕立てた燕尾に、もう一度袖を通したい！というみっきーの願いを叶えるためのナンバーだったとご本人が言っていましたが、男役さんにとって「マイ黒燕尾」には深い深い思い出がしみ込んでいるのでしょうね。
卒業してからも、コンサートやリサイタルで、黒燕尾を着てステージに立つスターさんたちがいるのもわかる気がします。
まとめ
いや～、最初にも書きましたが、温かい気持ちになれる、みっきーらしいショーでしたね。
みっきーの最後の涙に、すべての想いが詰まっていたように思います。
照れ屋さんで、トークでは常にはぐらかしたりふざけたりしていましたが、それがガンガンに伝わってくるのが天寿光希の「らしさ」なのかな。
サラリとかわすわけじゃなく、クールにスルーするわけじゃなく。
東京宝塚劇場の千秋楽まであと3週間。
私はまたライブ配信を自宅で観劇する予定ですが、最後までみっきーらしく宝塚の舞台生活を楽しんでもらいたいですね！
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