3チームに分かれて公演中の星組さん。
ワークショップと名前はついているものの、念願のバウ主演が実現した天華えま率いる若手たちのショー『Stella Voice』。
時間がなくてレポートは書けませんでしたが、スカステの初日映像や突撃レポートを見て、出演者の楽しそうな雰囲気が伝わってきました。
多忙の中、実はライブ配信の観劇は迷っていたのですが、だめですねぇ~。
ライブ配信という新しい観劇の形を知ってしまった今、この誘惑に打ち勝つのは難しい。
結局、目の前のテレビで観れてしまうという誘惑には勝てず、観てしまいました。(笑)
ぴーちゃん(天華えま)の歌声大好き!な soraさん、満喫させていただきました♡
下級生にはあまり詳しくないのですが、観劇の感想を綴ってみようと思います。
出演者
天華 えま
二條 華
紅咲 梨乃
鳳真 斗愛
紘希 柚葉
羽玲 有華
星咲 希
碧音 斗和
世晴 あさ
稀惺 かずと
大希 颯
瞳 きらり
彩紋 ねお
碧羽 陽
世奈 未蘭
詩花 すず
藍羽 ひより
天華えま、躍動
まずは、、、開演アナウンスが可愛すぎる。(笑)
ハキハキとして明るい声に癒されました。
そして、どこを切り取っても天華えま、王子様でしたね~♡
幕開きから17の星たちを示す歌詞に、一人ひとりを照らす演出が美しくて感動しましたが、その中でも飛び抜けて強い光を放つぴーちゃんに感動。
美しすぎて、口をぽかーんと開けて見入ってしまいました。(笑)
長いオープニングナンバーを終えて、ご挨拶するぴーちゃんの、息切れしている感じも好き。
最初に出演者全員の自己紹介があるのはイイですね。
ワークショップならでは。
懐かしのメロディーオンパレード
聞き覚えのある懐かしい曲が洪水のように流れていくのでワクワクします。
当時の公演に出演していなかった下級生たちが、名曲を歌い継いでいくとくのが「タカラヅカ」だな~と改めて感じました。
ファン時代に擦り切れるほど聞いた歌、大好きなスターさんが歌っていた歌を、時が流れ自分がタカラジェンヌとなって宝塚の舞台で自分が歌う、、、
あるいは何十年も前から歌い継がれてきた歌を、自分たちが次の世代へ歌い継いでいく、、、
いいですよね~。
下級生たちが入れ替わり、立ち代わり、歌い継ぐ姿を観ていて、懐かしの『TMP音楽祭』の雰囲気を感じました。
TMP音楽祭、下級生ヴァージョン、みたいな。
TCAとかタカスペじゃなく、TMP音楽祭。
ココだいじ。(笑)
何をしても王子様
ぴーちゃん、ほんと楽しそうでしたね。
そして温かな人柄を垣間見る場面がたくさんあって、ほっこりさせていただきました♡
今回、衣装も新調してもらったとのことで、どの衣装も手が込んでいて素敵なデザイン。
何着ても、どの場面でも、王子さま☆
お歌は高音が出しづらそうだったり、ロングトーンが少々不安定だったりもありましたが、ぴーちゃんの歌声はやっぱり温かい。
そして、今回はダンサー天華えまも堪能させてもらいました!
2幕の幕開き、コンテンポラリーダンスはホントーに素晴らしかった。
それ以外の言葉はいらない。
上質な海外ミュージカルのワンシーンを観ているようでした。
みんなで歌う『青い星の上で』には、いろいろな思いが重なりジーン。
この歌の歌詞で好きなのが、、、
思うこと
話すこと
すべて
昨日のぼくじゃない
今日からは
思いのままに生きてみたい
夢を追って
なんかね、勇気をもらえるんです、この歌詞。
でもって、天華えまの黒燕尾、もはや犯罪レベル。(笑)
どんだけの色気をまき散らしたら気が済むの!?て感じ。
ぴーちゃん、もっと真ん中に立ってもいい人でしょ。
どこでどう掛け違えちゃったんだろう・・・。(泣)
ラストに聴かせる『愛の旅立ち』は、ちょっとミネちゃん(峰さを理)を想い、泣けてきました。
星組の大先輩、ミネちゃんの代表曲をぴーちゃんが歌っている姿を見るのも感慨深く。
そして『星を継ぐ者』・・・ね。
こちらの歌は、ちょっと複雑な思いで聴きました。
でも、ぴーちゃんと微笑みあいながら歌う下級生たちの姿にジーンとしましたねぇ。
同じ心で
生まれ続ける
いつか星を継ごう
この曲は、これまでもいろいろな場面で歌われてきましたが、もともとはとうこちゃん(安蘭けい)のバウ『龍星』の歌。
この作品に2番手ポジで一緒に出ていたちえちゃん(柚希礼音)が、とうこちゃんから星組トップを引き継ぐときに歌っていたのが、個人的には一番印象に残っていますねぇ。
ちなみに、現在のトップスターであるこっちゃんが大好きな柚希礼音の沼にはまったきっかけが、この『龍星』。
こっちゃんを宝塚に引き寄せたという意味でも、この作品は特別かも。(笑)
それにしても、ぴーちゃんは表情が豊かですね。
もう、ぜんぶが素晴らしすぎました!
稀惺かずと&藍羽ひより
やはりこの二人はポジションを与えられていましたね。
自己紹介の時から、二人のキラ☆キラ☆は群を抜いていました。
つんちゃん(稀惺かずと)は、かつて話題先行といったイメージがありましたが、地道な努力を続けてすっかり実力も兼備。
端正な美しいお顔、いつも星が輝いている美しいキラキラした瞳、そして素晴らしい歌唱力、、、
スターとしての素質を完璧に整えつつあります。
なんなんでしょうね、あの少女漫画みたいなキラキラした瞳は。(笑)
そして雰囲気も可愛らしい。
そして可愛らしいと言えばひよちゃん(藍羽ひより)。
片えくぼがたまりませんね~。
ほ~んと美人で可愛らしい娘役さん。
つんちゃんとの場面がいくつかありましたが、美男美女でお似合いでした!
近い将来、この二人が新人公演で主演を張るんでしょうね。
近い将来っていうか、sora 的には次の『1789』がその時だと思っています。
主役のロナンとオランプにピッタリじゃないですか?
つんちゃんの伸びのある歌声を、主演で聴いてみたいです。
ひよちゃんは、ダンスが少々・・・という印象なので(個人的見解)、その辺りは頑張っていただきたいのですが、とにかく二人の相性は良さそうなので、ぜひ二人が組んだ作品を観てみたいですね。
トークコーナー
面白かったですね、ぴーちゃんをとりまく愉快な下級生たちトークコーナー。
日替わりは稀惺かずと、大希楓の二人でした。
ほくろがぴーちゃんと同じ場所にあるのか、つんちゃん。
気づかなかったな。
「そ-だね」
ぴーちゃんの優しいつぶやきにツボる。
あいみちゃん(大希楓)はぴーちゃんの筋肉が大好きなん?
そしてぴーちゃん、再びつぶやく。
「ただの変態だね」
もうさ、ぴーちゃんの一言ひとことが癒し。(笑)
スカーレット・ピンパーネル
あいみちゃんはソロコーナーで「ひとかけらの勇気」を歌いましたが、この歌を選んだ裏話を披露。
105期の受験の時に紅ゆずるお披露目公演として上演していた『スカーレット・ピンパーネル』。
そのときに新人公演で主演したぴーちゃん。
そのぴーちゃんと一緒の公演でこの歌を歌いたかったと。
嬉しいですよね~そんなこと言ってもらえたら。
ぴーちゃんは、自分が新人公演でこの歌を歌った時の録音を聞き返しながら、アドアイスをくれたそうな。
自分が歌っているときに、当時の新公を指導していた太田先生のダメ出しが同時に録音されているから、そのダメ出しを確認しながらアドバイスしていたと。
ぴーちゃん、あなたは最高。
稀惺かずと、研1で天華えまに射抜かれる
つんちゃん研1生の時のはなし。
『眩耀の谷』の公演で、眉がうまく書けなかったと。
何度も手直ししている間に、どんどん濃くなっていく眉化粧。
気づいたときには眉が「目の3倍」になっていた!?
どんな顔になっていたのかは、想像しないでおこう。(笑)
その状況にしょげ返っていたつんちゃんに神、現る。
ここからはつんちゃんのセルフ再現あり!(笑)
通りがかったぴーちゃんが、つんちゃんの肩をぐいっと引き寄せひとこと。
「つん、こっち向いて!」
「動かないで!」
きゃー♡
そりゃ研1生、射抜かれるわな。(笑)
聞いてる(いや、再現を見ている)だけで射抜かれましたもん。
ぴーちゃん、やっぱりあなたは最高。
輝かしい未来を歩いていく
最後にぴーちゃんが発したひとことが妙に心に残りました。
「輝かしい未来を歩いていくんだ、君たちは」
なんかスミマセン、妄想しすぎちゃうのが sora の悪い癖なんですけど、、、
ぴーちゃん自身が「いまある場所」で輝くことに悟りをひらき、かつての自分を投影しながら、この先を夢見る後輩たちへエールを送った気がしてしまいました。
完全に妄想ですけど。
でも、ぴーちゃんの優しい眼差しに、、、うん、いろいろ考えちゃいましたね。
トークを盛り上げてくれた下級生二人が、それぞれに片膝をついてぴーちゃんへの感謝と愛を伝える姿は微笑ましかったです♡
ぴーちゃんも二人のプロポーズを受け、3人で婚約発表のように手(指輪)をかざしていたのも面白い。(笑)
星組の楽しい雰囲気が伝わるトークコーナーでした!
ソロ・コーナー
今回のワークショップでは、限られた生徒さんだけでなく、最下級生に至るまでの全生徒に「ソロ」場面が用意されていました。
しかも、自分たちでそれぞれに歌いたい曲を選曲したとのこと。
下級生たちにとっては、こういう機会が与えられることで舞台に向き合うモチベーションアップに繋がりますし、ファンにとっても普段は気づかない下級生たちの魅力を知る素晴らしい機会になりますね。
ワークショップならでは。
天華えま「街頭によりかかって」ミー&マイガール
想い出いっぱい、大好きなこの曲。
ミーマイのメロディーを聞くと、一気に学生時代にタイムスリップします。
この曲はぜひ黒燕尾にトレンチで再現し欲しかったですが、、、そうもいかないことは承知しております。(笑)
ぴーちゃんヴァージョン、ちょいとさわやか過ぎでしたかね。
詩花すず「顎で受け止めて」ミー&マイガール
初演のミミちゃん(こだま愛)を彷彿させる歌唱でしたね。
音程はミミちゃんに遠く及ばず不安定でしたが、声質がサリーちゃんのこの楽曲にぴったりという印象を受けました。
とても可愛らしいサリーちゃん。
それにしても、今回、みんなフルヴァージョンで歌わせてもらえるなんて、良い経験!
世奈未蘭「未来へ」エクスカリバー
もう懐かしい曲が連打されるので、気持ちが忙しい。(笑)
宙組創設、ずんちゃん(姿月あさと)の姿が蘇ります。
楽しそうに堂々と、そしてこの歌のスケール感を大切に歌われていているのが好印象でした!
碧羽陽「カラーオブザウインド」ポカホンタス
ここでちょっと雰囲気が変わりましたね。
高音への切り替えが不安定で苦しそうでしたが、楽しそうに歌っているのが何より。
難しい歌への挑戦でしたね。
瞳きらり「蒼白色の瞳」銀河英雄伝説
芝居心ある心に染みる歌声でしたね。
これでさらなる歌唱力がプラスされれば、、、期待。
宙組さんのファンだったのかな?
個人的にはレアな選曲だな~なんて思いました。
彩紋ねお「ロザリオの祈り」落陽のパレルモ
わ~懐かしい!
おさちゃん(春野寿美礼)の歌うシーンが目に浮かびましたぁ。
これもなかなかレアな選曲。
荒削りで、ひたすら一生懸命歌っているという印象ではありましたが、ナイス・チャレンジだったと思います。
最後の「神よ~」のところは、もう少し頑張れっ。
大希楓「ひとかけらの勇気」スカーレット・ピンパーネル
挑戦でしたね。
細かな音はかなり外していましたが、努力賞といった感じでしょうか。
声質は温かく素敵な歌声でした。
ただ彼女は、お化粧にもう少し工夫が欲しいな~という印象でしたね。
羽玲有華「僕は怖い」ロミオとジュリエット
まずは、お顔がだいもん(望海風斗)+かのんくん(天飛華音)に見えてしまう。(笑)
歌は素晴らしかったです!!
こんなに歌える下級生が星組にいるなんて、ごめんなさい、知らなかったわ。
背も高いし、ビジュアルも十分スターの要素を持ち合わせていると思うのですが、、、
これまでの新人公演の配役を見ると、脇を固める実力派な感じなんですかね。
もっと活躍の場を与えてあげても良さそうなのに。
可能性に期待大!
星咲希「心はいつも」パパラギ
もともとはシメさん(紫苑ゆう)とあやかちゃん(白城あやか)の素敵なデュエットが話題になり、名場面として語り継がれているこのうた。
シメさんの休演でマリコちゃん(麻路さき)とあやかちゃんコンビでも上演され、素敵でしたね。
でも sora としては、ちえちゃん(柚希礼音)のライブで下級生時代のこっちゃん(礼真琴)を相手役にして再現したこの場面が大好き!!
二人の息の合った流れるような美しいダンスが素敵すぎて、いまだに繰り返し観てしまいます。

息の合ったというより、こっちゃんの女子っぷりが可愛すぎました。(笑)
素敵な歌声で聞かせてくれてありがとう♡
あのシーンが蘇りました!!
おかげでまた見たくなってしまったわ。(笑)
稀惺かずと「オルフェンスの涙」MISIA
なんてスケールの大きな歌声!
まるで持ち歌であるかのような素晴らしい歌声でした!
話題先行でスタートしたタカラジェンヌ人生だったことは否めない彼女が、地道な努力で実力を身につけてきたことに、本当に感心します。
いまや七光りなどとは決して言わせない、自ら放つスターの輝き十分です!
藍羽ひより「ダンスはやめられない」モーツァルト!
ほ~んと、美人さん。
新人公演の主演を経験したことで、更にたくさん勉強したのでしょう。
歌唱力というより、表現力が抜群ですね。
このままグングン場を与えられていくんだろうな~。
楽しみです!
世晴あさ「Compass of Your Heart」シンドバッド
この歌は、音が上がったり下がったり音程を取るのが難しい曲ですが、頑張っていましたね。
音が外れるのはご愛敬。(笑)
高音の伸びやかな歌声が印象的でした。
碧音斗和「バラ色の人)」オームシャンティオーム
左目をピクピクと動かすのが癖なのかな?
雰囲気たっぷりにノリノリの歌唱が良かったですね~。
歌唱力もあり、ここでも実力のある下級生を発見!といった感じでした。
紘希柚葉「ひかりふる路」ひかりふる路
丁寧に音を取りながら歌っている印象ではありましたが、ちょっとハードルが高かったかな。
でもこうした名曲にチャレンジするのは良い経験!
のびのびと歌っていましたね。
鳳真斗愛「僕の願い」ノートルダムの鐘
どこにいても、彼女はインパクト大!(笑)
ダイナミックと言いますか。
情感たっぷりに歌う姿は貫禄すら感じました。
たぶん、出演者の中で一番情感豊かな歌唱ではなかったかと思います。
歌も上手く、聴きごたえがありました。
紅咲梨乃「過去への旅」アナスタシア
美しい歌声の娘役さんですね。
音程も安定していて、心地よい聴き心地でした。
ぴーちゃんがスカステ突撃レポートで「みんな、歌が上手」と言っていましたが、ほんとこうしたワークショップで下級生たちの隠れた才能にスポットが当たるのはいいことですよね。
二條華「あなたを見つめると」スカーレット・ピンパーネル
ソロコーナーのとりを務めたのは、ぴーちゃんを除く出演者の中では最上級生の二條さん。
音程はかなり不安定でしたが、丁寧にしっとりと聴かせてくれました。
まとめ
結論。
天華えまはもっとセンターに向かっても良いスターだっ!
劇団の目は節穴かっ!?と。(笑)
大人の事情?
ま、これがエンタメの世界なんでしょうけれど・・・
ぴーちゃん、あなたは最高!!
これからも密かに、、、いや、けっこう堂々と(笑)応援し続けます♡
『Stella Voice』、楽しかった~。
『1789』関連記事






初舞台から現在まで『礼真琴の舞台を振り返る』シリーズ
