MONOLOGUE
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田原俊彦10周年記念ツアー

田原俊彦デビュー10周年記念 ロンドン&パリツアー3 ディスコナイト

田原俊彦 トシちゃん

【1989年夏】

33年前の記憶。

にしては、鮮明すぎやしないか?と思っている人、いるかも知れませんね。

実は私、昔から文章を書くことが好きで、旅の思い出をエッセイのように残しています。

そのエッセイと写真を自作の旅本として製本したり、外注してフォトブックを作ったり、形式は様々。

40か国を旅しているので、さすがにそのすべてではありませんが、このトシちゃんツアーはそこそこ詳細にエッセイに残していたので、いま、こうして書くことができています。

人生50年をいくらか過ぎ、いちどガッツリ自分の人生を振り返ってみようと考え、何から書こうか迷った挙句、海外旅行とは切り離して語れない私の人生、やっぱり初海外のはなしからだな、と。

当時のドキドキわくわくを思い出しながら、あの日の『田原俊彦ロンドン&パリツアー』の続きをお届けします。

ロンドンの夜、トシちゃんとのサード・ミート

大型ディスコ、陣取り合戦

ロンドンの夜の繁華街。

大型バス12台から続々と降りてくる日本人女性の集団は、列をなして今夜のパーティ会場であるディスコへ向かって歩いていました。

「ヒッポドーム」という名前をかすかに記憶していますが、合ってるかは謎

会場に到着してまず驚いたのが、このディスコ、とにかくデッカイ!

ディスコというより、もはや劇場

1階には大きなステージ、2階にはそのステージを囲むように吹き抜けになったテラスがありました。

各々自由にドリンクを購入し、400人が少しでもトシちゃんを見やすい場所を確保しようと、中央のステージを囲みます。

こういうときのお姉さま方は最強です。(笑)

我先にと、わき目もふらず前進あるのみ。

当然ながら1階のステージサイドから埋まっていき、あっという間に満員御礼。

私はあえなく陣取り合戦に敗れ、致し方なく2階のテラスへ。

ステージサイドより多少の距離はありますが、目の前に遮るものがない分、テラスからの眺めもなかなか良かったです。

みんながそれぞれポジションを確保し、あとはトシちゃんの登場を待つのみ。

BIGなトシちゃん、登場は派手に「せり上」がり

その登場は華やかでした!

場内の照明が落ち、中央のステージに大量のスモークがたかれると、当時ヒット中だった『教師びんびん物語Ⅱ』の主題歌『ごめんよ涙』のイントロが流れると、400人がざわつき始めます。

そしてステージは色とりどりのライトに照らされ、中央の大きなセリから右手を挙げてポーズを決めたトシちゃん登場!

田原俊彦 トシちゃん

一斉に400人の、黄色い歓声がディスコ内に響き渡りました。

グレーのWスーツ姿のトシちゃんは、何曲かの歌とトークで私たちを楽しませます。

ホテルのロビーで会ったときのトシちゃんもそーとーカッコ良かったけど、ステージでライト浴びで歌踊るトシちゃんは、さらにそーーーとーーーカッコ良かった♡

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大型ディスコで民族大移動

トシちゃんの歌とトークは30分くらいだったかな?

それが終わるとフリータイムとなるわけですが、トシちゃんから衝撃の発言。

田原俊彦 トシちゃん

「僕もその辺をてきとーにウロチョロしてますんで、みんなも自由に楽しんで」

まじか。

さぁ、女子たちのスイッチ、オン!ですよ。(笑)

トシちゃんはその発言通り、そのままステージを降りてフロアーを歩き出しました。

田原俊彦 トシちゃん

今考えるとすごいことよね、これ。

想像してみて。

400人の女豹の中に放たれたスーパーアイドルの図。

田原俊彦 トシちゃん

トシちゃんはフロアーを歩いたり、テラスからホールを眺めたり、バーカウンターで一息ついたり、とにかくほんと~に自由にぶらぶら歩いていましたね~。

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で、もちろんトシちゃんが動けば400人の群れが一斉に大移動するわけですよ。(笑)

田原俊彦 トシちゃん

トシちゃんの周りには色々なお姉さま方がついて回っていました。

中にはちょっと勘違いしちゃったのかな?というような、露出度高めなドレスに身を包み、これ見よがしに胸元をアピールしながら踊ってるような人もちらほら。

ま、ときはバブル全盛期。

田原俊彦 トシちゃん

こんな人は日本のディスコにもわんさかいたのかも知れませんが、地方在住、まだ学生だった私には刺激が強すぎました。(笑)

因みに、トシちゃんはちょっと避けてた

その一部始終を見ていたってことは、私も金魚の糞みたいにず~っとトシちゃんにくっついて移動してたんですけどね。www

どさくさに紛れてトシちゃんの横に並び、ちゃっかりツーショット写真も撮っちゃいました♡

楽しかったロンドン・ディスコナイトは2時間ほどでお開きとなり、トシちゃんが最後にフロアでもう一度マイクを握り、ご挨拶。

田原俊彦 トシちゃん

「パリで会いましょう!」

なんて素敵な響き~♡

このディスコ・ナイトでの様子は、後日、芸能週刊誌に掲載されていましたが、あの胸元アピールのお姉さまもバッチリ載っていました。

記者さん的にも、やっぱり印象が強かったのでしょうね。

なんせ、キョ―レツでしたから。(笑)

ちなみに、自分の姿は遠巻きに小さく載っていて、自分じゃないと分からないレベルでした。

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いざ、パリへ!

ロンドンでのディスコ・ナイトで盛り上がった翌朝、急ぎ足だったイギリスでの滞在を終え、フランス・パリへと出発です。

これまたフライトが朝早くて。

空港で日の出を拝むというレベルの早朝、さすがにキツかったな。

でも、薄いオレンジの日差しが飛行機に反射して、とても美しい空港の朝ではありました。

パリまでのフライトは約1時間半、あっという間に到着してしまいます。

余談ですが、皆さん、ご存知ですか?

ロンドン↔パリ間って、鉄道のユーロスターを利用するより飛行機を利用したほうが安価なんですよね。

ま、私的には鉄道の方が何かと便利なので、個人旅行で両都市間の移動をするときはユーロスターを使っちゃう派ですが、飛行機=高値と信じていた私は、この事実をイギリス留学中に知って驚いたことを、今ふと思い出しました。

次回へつづく

慌ただしい、でも、トシちゃんにたくさん会えたロンドン滞在。

トシちゃん、トシちゃん、ばっかりで、観光らしい観光、全然していない気がしますが、ま、それは置いといて。(笑)

いよいよ舞台は花の都 パリ です。

トシちゃんとのどんな出会いが待っているのか、それはパリへ着いてからのお楽しみ。

次回へ続きます。