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【月組】月城かなと『グレートギャツビー』 大劇場千秋楽(配信)感想

月組、宝塚大劇場『グレート・ギャツビー』が無事に千秋楽を迎えました。

ここ最近コロナによる公演中止が相次ぐ中で、出演者はじめ公演関係者の皆様は毎日、毎日、気の休まる日がなかったことと思います。

無事に千秋楽を迎えることができて、ほんと~に良かったです。

休む間もなく、またこれから東京公演に向けてコロナとの闘いの日々は続きますが、ひとまずは、月組の皆様、千秋楽おめでとうございます!!

今日はライブ中継で観劇した月組千秋楽の感想なんかを書いてみようと思います。

大人の空気漂う月城+鳳月の魅力にハマる

初日のダイジェスト映像を見た段階では、れいこちゃん(月城かなと)への期待が大きすぎたがゆえに、ちょっと辛口のコメントになってしまったことを覚えていますが …

いや、素直に撤回します。

もちろん、細かい突っ込みどころは色々ありましたが、月城ギャツビー、魅力駄々洩れ状態。(笑)

♪朝日の昇る前に … 心に染みるぅぅ

作品中何度か歌われますが、そのときどきのギャツビーの思いが素直に乗っかって、心に染みました…。

ちょっと月城かなとの沼にハマったかも~。

こっちゃん(礼真琴)から今日はれいこちゃんに浮気中。(笑)

初日映像で見たときにはこの名曲を、「歌う」ことに神経が集中してしまっているようで残念に思いましたが、公演を重ねながら着実にギャツビーが乗り移りましたね!

けっして「上手い」とは言えませんが、ハートを感じさせてくれるれいこちゃんの「♪朝日の昇る前に」、さいこーでした。

東京公演、生でこの歌声を聞けるのが今から楽しみ♡

月城ギャツビーの何が素晴らしいって、心の動きが観ているこちら側にガンガン伝わってくるところ。

そしていつしか「デイジーになりたい!」と思わせてしまうところ。www

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久しぶりかも知れない、そういう感情は。

うっかり作品の中に堕ちてゆく感覚っていうんですかね?

ほんと、うっかり、ですよ。(笑)

生観劇、気を付けないと完全に沼に嵌りそう…

あ!

もうひとつ、これだけは言わせてください。

ギャツビーがラスト撃たれて崩れ落ちるところ…

私史上、最高の倒れ方だわ。

しびれました~♡

鳳月ブキャナン、大人の魅力

ちょっとこちらもカッコ良すぎやしませんか。

トップ&2番手の魅力が駄々洩れすぎて、近年の月組ビギナーには少々刺激が強すぎます。(笑)

トムって普通に「イヤミな奴」なんですけど、ちなっちゃん(鳳月杏)のトムには色気がありますね。

特に、月城ギャツビーと鳳月ブキャナンが対峙した時の、周囲に漂う大人の空気感がものすごく魅力的!

いまの月組に小池先生が「ギャツビー」を持ってきた意味が、素人ながらちょっとわかった気がしました。

れいこちゃんの無条件の美しさ、ちなっちゃんの醸し出す妙な色気、この二人が舞台上で交わり合うと、金縛りにあった気分になる。

これよ、これ、ギャツビーの世界観。

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デイジーとジョーダン

デイジーのうみちゃん(海乃美月)は、そつなく好演しているとは思いますが、なんせ、華に欠けます。

ギャツビーが人生をかけて思い続け、求め続けた女性であることを考えると、やっぱり説得力に欠けているのではないかな、と。

そして少女時代のデイジーの役作り、ビジュアルも含め、そーじゃない感が満載で気になりました。

ギャツビーと引き裂かれたところなどは、特に。

ただの怖い娘に見えてしまいました…。

一方のジョーダン、みちるちゃん(彩みちる)が良いスパイスを効かせてますね。

見ていて思ったのですが、みちるちゃんがデイジー、うみちゃんがジョーダンを演じたほうが、もっと作品に説得力が生まれたんじゃないかと。

もちろん立場的にあり得ないキャスティングですが、その方がお互いの個性が生きて、より作品の完成度がアップした気がします。

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ここが宝塚のスター制度の難しさですよね。

全員が適役とポジションに合ったキャスティングをすることは難しい…。

だからファンは「もし○○さんがこの役をやったとしたら…」と妄想する。www

ニック(風間柚乃)は無難に

大人の色気漂うギャツビーとトムの間で、ちょっと違う空気が漂う風間ニックさんですが、とっても素直なお芝居で好感が持てますね。

とは言っても、もう研9くらい?

今の生徒さんたちは若いですね~。

昔は、研9と言えば、もう立派に「オッサン」を演じられるくらいのイメージありましたが。(笑)

月城かなと、鳳月杏というワン・ツーの下で大人の色気を学べる、恵まれた環境にいるのはラッキーですね。

どんどん二人から吸収して、月組の次世代を担っていくことを期待します!

輝月ゆうま氏、なんて芸達者!

いや~この人の芝居には、いつも感服いたします。

声の作り方から、立居振る舞い、芝居心、どれも私には完璧に思えます。

発する言葉や、ちょっとしたときに見せる表情がものすごく自然で。

専科異動が発表されたときには、95期が専科入り!?と驚きましたが、これだけの実力を劇団が手放したくないのは納得。

でも正直なところ、ゆうまくんはもっと真ん中で見てみたかったな~といまだに思っています。

95期の文化祭では、クラシックのソロをもらって堂々と歌っていたし、お芝居ではれいこちゃんと同じ役でしたよね。

【星組】礼真琴の舞台を振り返るシリーズ① 第95期 音楽学校文化祭
前回、久しぶりに『Never Say Goodbye-ある愛の軌跡-』の初演を思い出しながら真風ヴァージョンの感想を書いていたら、初演時の自分の熱量や、初舞台公演のワクワク感を思い出し、単純な私は早速95期生の初舞台公演『Amour それは...

専科で長く活躍してくれるのも楽しみではありますが、背も高く容姿にも恵まれ… う~ん、なんだかもったいないな。

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まとめ

杜けあきの初演ギャツビー、そして瀬奈じゅんの再演ギャツビー、それぞれにとても魅力的に演じていて、どちらのギャツビーも大好きでしたが、いや~月城かなとのギャツビーも、越えてきましたね。

美しさはそれだけでアドバンテージですが、ただ外見の美しさだけではなく、心の動きを繊細に表現したれいこちゃんギャツビー、最高です!

あと、これは月城かなと&海乃美月のコンビファンには申し訳ないのですが、れいこちゃんには他の娘役さんとの絡みももっと見てみたいな~と思いました。

組ファンではない一般のヅカ・ファンとしては、れいこちゃんの持つ圧倒的な美しオーラに負けない光を「自ら放てる娘役」とのコンビを見てみたいです。

別箱でもいいから。

すっかり月城かなとの沼に嵌ってる!?これ。(笑)

9月には東京公演を生観劇しますので、また、その時に「嵌り具合」をご報告します!www

そして…

こっちゃ~ん、早く生で舞台が観たいよ~~~♡

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