ライブ配信をしてくれたのはひじょ~に嬉しいのですが、多忙な週末に2日連続の配信はちょっときつかった。(笑)
いや、週末に配信してくれたのは感謝すべきなのですが…
お芝居の途中で、まさかの寝落ち。><
劇場ではたまにあるのですが(スミマセン…苦笑)、テレビの前で配信観ながら寝落ちするのは初めての経験。
ちょっとね、心身疲れ切っておりますわ、最近。
とにもかくにも、念願の全国ツアー公演『バレンシアの熱い花 / パッション・ダムール・アゲイン!』を観劇できたのは、めでたし、めでたし、ということで。
さっそく観劇の感想を。
バレンシアの熱い花
フェルナンド:凪七 瑠海
線が細いですね~。
そして表情の作り方が・・・ちょい苦手。
かちゃ(凪七瑠海)って昔からこんな感じでしたっけ?
正直、宙組の下級生時代しかかちゃのお芝居をあまり見たことなくて、あれ?こんなんだっけ?と。
眉間にチカラが入りすぎていて、見ているこっちもチカラが入ってしまいました。(笑)
かちゃファンの皆様を敵に回す気はないのですが、やはり彼女は真ん中向きの人ではないかな~って思いました。
そして、初日のダイジェストで感じたように、ポスターでは違和感なく見えていた周りとのバランスが、やはり板に乗るとけっこうな違和感でしたね。
かつてのいしちゃん(轟悠)が専科生として本公演で主演していた頃にも言われることがありましたが、いしちゃんほどの貫禄がないからか、それともまたちょっと違う違和感。
やっぱり組を背負っての公演を専科生が率いるというのは、なかなか難しいですね。
あ、でもラストシーンの頬につたう一筋の涙は美しかった!
右目からきれいにひとすじの涙がこぼれ、、、
そして左目にもひとすじ、、、
これにはやられました。
イサベラ:舞空 瞳
なこちゃん、貫禄が付きましたね。
可愛らしくも大人っぽいイサベラを、そつなく演じていました。
癖の強かったセリフ回しもすっかり自然になって、安心して見ていられました。
大上級生のかちゃを相手に、ものおじすることなく堂々と演じている姿は頼もしいですね!
でも、無意識になおちゃんラモン(瀬央ゆりあ)との並びを求めている自分がいた。(笑)
ラモン:瀬央 ゆりあ
お化粧の感じがちょっといつも違う雰囲気で素敵でしたね。
難しい歌もしっかりこなしていて、なこちゃんと一緒に歌い踊る場面はなんか安心する。
でもって、なおちゃん(瀬央ゆりあ)のやさぐれ具合、ツボだわ。
はまりすぎてて。(笑)
このテの役をやらせたらなおちゃん、ピカイチ。
そして、イサベラを想い見守る姿は切なく…
なおちゃん、sora はやっぱりあなたが大劇場のゼロ番に立つ日を夢見たくなりました。
まだまだ卒業しちゃダメ!絶対!
ロドリーゴ:極美 慎
すっとしたスタンダードな二枚目、本当に美しい!
セリフ回しをかなり工夫していた印象ですが、個人的には力み過ぎていて苦手でした。
もっと自然体で良かったのでは?
あと、前半でシルビアとダンスした最後にキリッと睨みつけるような表情でキメて終わりますが、、、偶然にしては驚くほどカメラ目線!(笑)
本人はそこにカメラがあることに気づいていたのかしら?
まさかの意図的?
だったったらきわみくん、やるねぇ~。(笑)
Blu-rayに一生残る。www
ドンファン・カルデロ:天飛 華音
なんか妙にカッコ良かったな。
いつの間にやら安心して見ていられるようになりましたね。
この役はある意味つかみどころのない、あまり特徴のある人物ではないにもかかわらず、実はホルヘの息子だったというオチがつくキーマンでもあります。
柴田作品ってそういうのが多いですよね。
ものすごく重要じゃないけど、実は…みたいな。
かのんくんは何でもできる人なので、今回のこの役も自分なりのドンファンを魅力的に演じていました。
新公卒業後のこれからの活躍がさらに楽しみ。
シルヴィア:水乃 ゆり
ゆりちゃんは、すっかり「女役」になりましたね。
少々力の入ったお芝居が堅苦しかったきわみくんに対し、落ち着いたお芝居でバランスを保っていた印象。
彼女はみほちゃんの後を継ぎ、脇を固める女役になっていくのでしょうか。
いや、みほちゃんにはまだまだ頑張ってほしいんですけどね。
マルガリータ:乙華 菜乃
可憐で可愛らしく、マルガリータにぴったりの配役でしたね。
やわらかい声が聴き心地良かったです。
大きな役は初めての経験かと思いますが、よく頑張っていたと思います。
有望な娘役が下級生にたくさんいるので、頭角を現すのは難しいのかなとは思いますが…。
パッション・ダムール・アゲイン!
第1章 プロローグ パッション・ダムール
スパニッシュなプロローグ。
お芝居と被っているのが、いいのか、悪いのか。
個人的にはガラッと違う雰囲気で、もう少し明るいオープニングのほうが良かったな。
スパニッシュはお腹いっぱいってかんじ。
愛している、愛している、愛している、、、もね。(笑)
でも、ひとつ、あらためて思った。
なこちゃん、スパニッシュが良く似合う!!美しい。
瀬央・極美・天飛の♪夢・アモールでは、「あ~いま星組観てるんだ~」ってホッとする並びでしたね~。(笑)
第2章 アディオス・パンパミーヤ
タンゴの名曲をかちゃ中心に踊る場面ですが、娘役の中心はゆりちゃん。
かちゃのダンスはなんか優しい。
星組のオラオラ系との融合が面白いですね。
そしてみっちゃん(北翔海莉)とふうちゃん(妃海風)のサヨナラ公演から「ロマンス」をなこちゃんとかのんくんの同期生コンビで。
なこちゃん、歌の高音部が少々苦しそうでしたが、同期の優等生コンビは見目麗しかったです。
第3章 愛の誘惑
これですよ、これ。
ル・ポアゾン!
最初のナンバーはかなめちゃん(涼風真世)の印象が強烈に残っていますが、今回はきわみくんワールド。
ちょっとさわやかすぎて、怪しさ不足?(笑)
で、なおちゃん、ですよ。
sora 的には今回のショーで最大の御馳走がこれです♡
トップにしか与えられないと思っていたこの思い出深い大好きな場面を、まさか、まさかの瀬央ゆりあ!
もちろん、こっちゃんでも観てみたいという欲は出てきておりますが、、、(笑)
いや~なおちゃん、最高です。
でも、、、ここの手拍子は、ホントいただけない。
星組が中日劇場(柚希&夢咲)で再演したときに、手拍子が入り始めて「え?」ってなりました。
この場面は手拍子なしで観たいんですよ、マジで。
今回も盛大な手拍子・・・それだけが残念でした。
この愛の誘惑、一連の4場面を全再現という贅沢さ。
初演のミミちゃんがおこちゃま体系でスタイルいまいちだったのに対し、再演の娘たちは皆スタイル抜群!
トップスター並みの扱いを受けているなおちゃん、自信に満ちたステージに感動でございました!
でもって、そのあとに登場するかのんくんのダルマさん、パンチ効いてましたね!(笑)
初演のみつえ先生(若央りさ)は可愛らしかったんですけど。www
第4章 ノスタルジア
なこちゃんのナレーションから始まり、なこちゃんのソロ歌。
同じ作曲家の作品だと思いますが、オリジナルとは楽曲が変わっていますね。
なこちゃんの音域に合わせた選曲なのでしょうか。
それでもちょっと難しそう。
それにしても純白ドレス姿のなこちゃん、なんと美しいことか。
そして、ここでもかちゃより、なおちゃんがトップ?って感じの貫禄と存在感。
いや、かちゃの軍服姿も素敵でしたがね。
第5章 ロケット
羽根を背負った豪華衣装のロケット。
全国ツアーは人数が少ないから衣装が華やかだと見栄えが良くなっていいですね。
第6章 愛の歌(ボレロ)
黒燕尾のかちゃ、熟練ですな。
やはり黒燕尾には男役の歴史が沁み込んでるな~と思いました。
その人ごとの美しさ。
そして、黒燕尾の男役と白いドレスの娘役たちとのシーンは、なんかサヨナラショーみたい。
サヨナラショーのラストシーンで、トップさんがみんなを見渡して終わる、あのシーンみたいじゃなかったですか?(笑)
第7章 ALL BY MYSELF
そして、こちらもまるでサヨナラショー。(苦笑)
白燕尾にブルーローズ、人生振り返る歌うたわれるとさ、、、ねぇ。
サヨナラ公演先取りやん、完全に。
しかも両サイドにきわみくん、かのんくん、でしょ。
岡田先生、、、これ、どういうこと?
いや、場面としては美しかったですけどね。
パレード前に主演のかちゃじゃなく、なおちゃんを持ってくる辺り、単なる組への配慮なのか、なおちゃんへの餞別なのか、、、
大劇場公演の集合日を恐怖に陥れる演出。。。
第8章 パレード
エトワールのなこちゃん、伸びやかで美しい歌声でした。
トップ娘のエトワールはやはり華やかですね。
でもすべてがなおちゃんアゲアゲのための配慮に見えてしまうんですけど。
でも、今回の全ツでガッツリ実績を作らせて、実は次の本公演からド~ンと2番手に置いちゃおう!だったりしないかな?
めっちゃポジティブシンキング。(笑)
希望的観測。
まとめ
謎が謎を呼ぶ、今回の全国ツアー。
かちゃへの餞別なのか、なおちゃんへの餞別なのか。
はたまた単なる気まぐれか。(なわけはない…笑)
間もなく別箱がすべて千秋楽を迎え、恐怖の答え合わせの日がやってきます。
心してその日を待ちましょうか。。。
『バレンシアの熱い花』関連記事




『Stella Voice』関連記事

『1789』関連記事






初舞台から現在まで『礼真琴の舞台を振り返る』シリーズ
