「親愛なる皆さん、2022年9月24日は、誰もが”自分がどこにいたか”を正確に覚えているくらいに、我々の記憶に残る日になるでしょう」
こんなメッセージをドイツ連邦議会議員フリードリヒ・メルツ氏が発信し、いま、その日を前に世界を震撼させています。
なぜ彼は、9月24日が歴史的な日になると発言したのでしょうか?
この日に何が起こるというのでしょうか?
ヨーロッパで報道されている記事を参考に、この「9月24日に起こること」の真相を探ってみました。
「終末時計」が真夜中になる?
世界終末時計(Doomsday Clock)をご存知でしょうか。
この時計は、アメリカの科学安全保障委員会が毎年、自らの科学技術の進歩による人類に対する危機を表すために設定したシンボル的な時計です。
1947年の開始以来、人類滅亡を「午前0時」になぞらえ、科学者の予測によってその危険度が時計の針で示してきました。
Express UKは「もし終末時計の針が真夜中(午前0時)を打つことがあれば、それは地球規模の大惨事である」と伝えています。
時計は1949年、ソ連が核爆弾RDS-1を実験したときに4分進められました。
そしてソビエト連邦が崩壊した1991年には、初めて針を後退させています。
2022年現在の世界終末時計は23時58分20秒、世界の終末と言われる0時まで、残り1分40秒とされ、「人類がこれまでに直面した最も危険な状況」を表わしています。
バチカンも警告している?

2022年9月24日に、何が起こるのでしょうか?
ドイツのある議員は、9月24日は誰もが「自分がどこにいたかを正確に記憶する日」になると公然と警告しているのです。
世界中の人が「自分がどこにいたかを正確に記憶する日」など、そうそう訪れるものではないと思います。
なぜ彼は、9月24日が歴史的な日になると信じ発言したのでしょうか?
この発言がされたとき、他の議員から驚きと不平の声が漏れたといいます。
つまり、彼らも「何が起こるか」を知っているのではないかということです。
非公開で何かが計画されていて、その明かしてはならないはずの計画を明かしてしまったのか?と憶測を呼んでいるわけです。
ドイツは何を計画しているというのでしょうか。
過去にも類似した発言があった
今回の議員の発言が何を意味しているのかはわ分かっていませんが、かつてこれと非常に似たケースがありました。
近々の日付を指定し、その国の議員が議会で発言した例です。
ロシアが特別軍事作戦を開始する数カ月前、ロシアのウラジーミル・ジロノフスキーという議員が、ロシア下院の議場で「2月22日に世界はロシアの力を見るだろう」と発言したのです。

実際には、その2日後の2月24日でしたが、ロシアはウクライナに侵攻し、特別軍事作戦を展開したのは記憶に新しいことと思います。
ポイントは、議員が「日付を微妙に間違える」ということです。
あるいは、議員が情報を漏らしたことで日付が変わることもあるでしょう。
そう考えると、2022年9月24日という日が正確な日付とは異なるかも知れないですね。
バチカンからの警告と一致
この9月24日という日付は、実はバチカンから出たもう一つの情報と一致しているようです。
ローマ法王は、8月末に「全世界のバチカン法人は、9月30日までに金融商品と資産をバチカン銀行に移さなければならない」という命令を出したというのです。

これは、一部の報道機関が独自に入手したとする、銀行家、金融関係者からの非常に詳細な情報とも一致しているのだとか。
9月24日以降、今月末に起こることはどうやら「巨大なもの」であるらしい、と。
言い間違いだった?
ただ、一方でこんな記事も見つけました。
ドイツの議員メルツ氏は、だだ単に日付を言い間違えただけだったと。
2月にロシアのウクライナ侵攻が始まった数日後、メルツ議員は戦争のニュースをはじめて受け取り、その映像を見たときの考えについて語った際に、その日付に言及し、言い間違えたというのです。
つまり、ロシアのウクライナ侵攻が始まった「2022年2月24日は、自分がどこにいたか”を正確に覚えているくらいに、我々の記憶に残る日になるでしょう」と言うつもりが、「2022年9月24日は、自分がどこにいたか”を正確に覚えているくらいに、我々の記憶に残る日になるでしょう」と言ってしまったのです。
そして公式議事録にもその日付がそのまま記録されました。

ドイツ連邦議会の公式議事録には、すでに「2022年2月24日」と発言が訂正されているそうですが、ソーシャルメディアへの投稿では、メルツ議員の言い間違いがそのまま「不吉な警告である」と誤って投稿されてしまいました。
それが世界を震撼させた、というのが事の顛末のようです。
果たして、これが本当に「言い間違い」であるのでしょうか?
こたえは、神のみぞ知る。
心して、明日を迎えたいと思います。
まとめ
2022年9月24日、いったい何が起こるのかとビクビクしながらいくつのも記事を検索していましたが、結果「言い間違えだった」には驚きでした。
でも、正直いうと、まだ少しだけ「本当に言い間違い」だけの話だったのかな?と疑いの気持ちも持っています。
世のではロシアが「予備役を部分的に動員する」と発表し、「核の使用も辞さない」とも受け取れる姿勢を示しています。
そして止まらない円安、金融の混乱。
9月24日という日にちには特に意味がないとしても、このタイミングで世界中が緊張感に包まれているのは間違いありません。
この先、世界がどこへ向かっていくのか、不安がつのるばかりです。