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プチ断捨離をしてみた!50歳を過ぎてシンプルに生活することを考え始めました

断捨離ってしたことありますか?

もうかれこれ10年以上前になりますが、近藤麻理恵(こんまり)さんの『人生がときめく片づけの魔法』が大ブームとなり、それ以降いろいろなアドバイザーさんが登場して、いろいろなメソッドが紹介されてきました。

私もそのブームに乗っかって「断捨離したい!」と思ったことは数知れず、でも結局は動くことなく。

でもずっと関心は持ち続けていました。

そしてついに最近、本腰入れてキャリアチェンジに目覚めたこの機会を逃してはならぬ!となんの根拠もない焦りを抑えきれず(笑)、プチ断捨離を決行!!

ものを手放すと同時に、これまでの自分の習慣や思考にも向き合ってみることが大切だな~と感じています。

ゆったり楽しく生きていくことを目指す今の自分に必要なことは、まず「変化」を恐れないこと。

断捨離って、いろいろな感情が湧いてくるもんなんですね。

それ、本当に必要ですか?

ものへの執着があるってわけではないけれど、なんだか捨てられないものって案外たくさんありますよね。

私のお部屋にも、思い出の詰まったものはもちろんのこと、今は使わないけどいつか使うかも知れないと思っちゃうもの、人からのいただきものだけど好みではない(もしくは必要がないから)使わずそのままになっているのも、気に入って買ったから汚したくないと思い使わずにしまってあるもの、などなど、山のように「捨てられないもの」が眠っています。

幸いにも私の今のお部屋は、1LDK+ロフト というひとり暮らしには広すぎるスペースがあるので、もう、たまっていく一方。

こだわりの家具もどんどん追加され、もはや何人で暮らしているのですか?な状況。

今のままでは絶対にワンルームには引っ越せないです。(笑)

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持っていても使わないものは手放す

断捨離を決行しようといろいろ引っ張り出していて驚いたのは、いつか使うかもしれないと思って、結局10年、いや20年以上使わないままのものが我が家には溢れていました。

基本的に「大切に」しまってあるものだから、目につかない。

そして存在を忘れる → 使うわけがない、のサイクルがなんと多いことか。(笑)

いつだったか芸能人の断捨離(お部屋のお片付け)をテレビで見ていた時、アドバイザーがこれについて話していたのを思い出しました。

 

手の届かないところや見えないところにものを置かないでください。
二度と使いません!

 

間違いない!

その時は「へ~」って聞き流していましたが、今さらながら納得です。

出すのが面倒だったり、そこにあることを忘れてしまったり、ほんとうに使わないんですよね。

何のためにとってあるのよ?です、まさに。

とっておくなら使わないと意味がないし、使わないなら持っている意味がないし、さぁどうしますか!?と自らに詰め寄るしかない。(笑)

ひとつひとつ手に取りながら、うーーーん、とひたすら悩む。

ずっと使っていないのに思い切れない。

「だって、これ、結構なお値段したし」

「だって、これ、また必要になるかもしれないし」

「だって、これ、持ってて損はないし」

だって、だって、だっての嵐が吹き荒れる1週間。(笑)

とはいえ、心の片隅には「変化」を求めるもう一人の「だってちゃん」もちゃんと存在していまして…

「だって、それ、使わないよね?」

「だって、それ、何のために持ってるの?」

「だって、それ、無駄じゃない?」

そんな心のせめぎ合いを繰り返していくうちに、面白いもので、気持ちって少しずつ変化していくんですよね~。

今まで「これだけは手放したくない!」と強く思っていたものに対しても、「持っていても使わない(使う機会がない)」と判断して手放すことができちゃいました。

もちろん、なんでもかんでも手放す必要はないと思いますが、今の自分に必要なものと、これからの自分に必要と思われるものをシンプルに考えて判断することは大事なことかな、と思えるようになりました。

大事にしまっておいても意味はない

新品のまましまい込んでいるもの、ビックリするくらい出てきたんです。(笑)

しかも海外で買ってきたものは、その率が高い。

たぶん、もう二度と買えないものだからと思って大切にしまい込んでたんだろうな~。

でも、食器とか、テーブルクロスとか、燭台とか、小物入れとか、使わないとま~ったく意味がないですよね。

何のために買ってきたんですか!?って、真顔で自分に問いかけましたもん。(笑)

これ、良くも悪くも私の昔からの習性なんです。

なんでも「きれいなまま」保管。

日常使うものでも「赤が可愛い!」って買ったはずなのに、埃がかぶるのが嫌で地味にカバーかけてたり、一目ぼれして買ったオシャレなカップを、割れたら嫌だからな~って使わずにしまっていたり。

雑誌すら折り目が付くのはイヤで新品同様。

これってね、結果として何が起こるかというと、その品物がもう必要がなくなったとしても「きれいだから、なんか捨てられない」わけですよ。

でも、また違う新しいものも欲しくなるから買う。

で、前のものもとりあえず奇麗だからしまっておく。

そりゃものが溢れていくよね。(笑)

ものをきれいに扱うことは悪いことではないと思いますが、「適度に」ということを身に着けなきゃな~と実感。

お金と一緒で、モノも「まわす」ってのが必要なんですね。

きれいにしまい込んでいても、結局その先、使わずに人生終わるぞっ!ってリアルな危機感です。(苦笑)

まずはしまい込んでいた数々の「新品」はみ~んな引っ張り出し、持っていても使わないであろう物は思い切って手放し、愛着を感じる思い入れのある品物についてはいつでも使える状態にスタンバイしました。

やっぱりね、目につくところに置いておくことって大事ですね。

そして、大事に大事に大事すぎるくらいに扱ってきたいろいろは、ちょっとだけその意識を緩め、ほどよく使い込んでいけるように模様替え。

家具とかも必要以上に傷を恐れてカバーかけたりシートを敷いたり、せっかくのデザインを生かせない状態にしてしまっていたものもあったので、それもちょっと取っ払ってみたりね。

どれだけ奇麗に保ったところで、手放すときには家具に資産価値がないことは実感しているし、きれいなままだと処分することに対しての罪悪感が半端ない。

だったら使い古して「もういらない!」くらいにしちゃおう!って。(笑)

人間、その気になれば変われるもんですね。

きっかけって大事。

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思い切って手放したもの

細々としたものは本当にいろいろ断捨離しました。

まだまだ何度か断捨離は必要なレベルではありますが、今回の断捨離でかなり思い切って手放したものが3つあります。

手放すことを決心するまでにはウダウダいろんなことを考えましたが、実際に手放してみて、今は結果としてそれで良かったと後悔はありません。

必要ならまたその時に手に入れればいいよね、と。

1. 夢を叶えたマイカー

これはね、ほんとうに思い切った決断でした。

「いつか自分の車を持つときは絶対にドイツ車!」と思っていたその夢を叶えた、けっこう思い入れのある車で。

いまのお部屋に暮らし始める前(東京へ転勤する前)までは通勤に使っていたので必需品でしたし、とっても気に入って購入した愛車だったのですが、こちらの生活では日常的に乗る機会が極端に減ってしまいました。

転勤の際には「えっ?車持ってきたの?」と当時の上司に驚かれましたが(笑)、愛着たっぷりのマイカーなので、乗る機会が少なくても手放す気にはなれず、週末ごとに「車のためだけに」目的なくドライブする日々が続いていたんです。

今回手放したのは2台目のドイツ車でしたが、今の生活に本当に必要なのかな?という視点で冷静に考えたら「身軽になろう」という結論になりました。

ヨーロッパが大好きで、ドイツが大好きで、ちょっぴり外車に乗ることへの憧れもあって、だからお仕事で大変な思いをしていた自分へのご褒美にと奮発して手に入れた車。

必要ならまた、その時に考えよう!とポジティブな思考で決めました。

借りていた駐車場に自分の車が止まっていない寂しさは少々ありますが、手放してみると、意外とすっきりしています。

車にかかっていた固定費(駐車場代、保険代、自動車税など)も浮いた分、これからの新たな目標のために投資できるかな。(笑)

2. こだわりの英国家具

かつてイギリスに留学して以来イギリスが大好きな私は、お部屋のインテリアにも英国風を取り入れています。

マントルピースやフェイク暖炉(もちろん安物ですよ … 笑)、英国ブランドの家具、ロッキングチェアーなど、かなりこだわっていまして。

ここがね、また完璧主義者なところです。(笑)

ただ、あれもこれもで家具があふれちゃいまして。

どれもこれも思い入れはあったのですが、最小限のものを残して手放すことに。

中途半端なグレードの家具って、それなりのお値段で購入したものでも手放すとなるとさほど値が付かないものなので、もったいない気もしてずっと迷っていましたが、、、デザイン性重視で購入したものの恐ろしく座り心地が悪いチェアーがありまして。

座らないチェアーって必要?って自分に問い詰めた結果、それは手放しました。(笑)

もちろん、お気に入りの生活空間で「ホッ」とする時間が私にはとってもとっても大切なことなので、まだまだ「英国風」のお部屋は維持していますが、いくぶんかお部屋がスッキリしました。

勢いで買って使っていなかった小物家具とか、そのほかも手放したからかな。

3. 使わなくなったブランド品

基本的にはブランド品を好んで使うタイプではありません。

そこにお金を使うよりも海外旅行や趣味に使いたい派なので。

でも、車と一緒で、すごく頑張った!ってときに自分のためにご褒美で買ったバッグとか、いくつかね、あったわけです。

特に気に入っていたバッグがハンドタイプなのですが、ここ数年、ほとんど使っていなくて。

それには理由があります。

これが50代か … という理由かもしれませんが、ここ数年で肩とか腰とかの具合がかなり悪くてですね、ハンドを持って外出すると体に大変な負荷がかかるようになってしまいました。

なので、いまは常にショルダーです。

ショルダーでももちろん負荷はかかるのですが、肩にひっかけているほうがたぶん体幹的に負荷が軽いんじゃないかと思います。

症状を言葉で説明するのは難しいのですが、とにかく無理してハンドを持たなくなったのです。

なので、この先大切に持っていても使いませんよね、と。

幸いブランド品はそれなりの値段で買い取ってもらえますし、思い切っていくつか手放すことにしました。

あと、アクセサリーも。

アクセサリーについては、かなり思い切って大放出しちゃいましたね。(笑)

これもバッグと似たような理由なんですが、ほとんどアクセサリーを付けないようになっちゃいまして。

ネックレスが多いのですが、肩も凝るし、決まった小さなトップのものしか使わないんですよね。

指輪も邪魔に思うようになったし。(笑)

最小限のお気に入りのアクセサリーを残して、ぜ~んぶ手放してしまいました!

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手放したことで生まれた思い

まだまだ、不要なものに溢れいてる我が家ですが、とりあえず「こだわっていた」ものを中心に断捨離を決行した結果、ほんの少し気持ちにも変化が生まれています。

ものに対しての考えの変化は前述のとおりですが、生活の中での「イライラ」がちょっと減ったような気がしています。

自然とそうなっているわけではなく、意識的にそうなるように心がけているといいますか。

たとえば、私、ものすごく速足なんです。

歩くのが昔からめちゃめちゃ早い。

急いでいなくても歩幅が広くて歩く速度も自然と早くなる。

おまけにせっかち。(笑)

ダラダラと歩くことができないんです。

だから街歩きでも、人ごみでイライラまみれになってしまう自分がいます。

でも、それって自分がスピードを落とせば、前の人が邪魔だと感じることっておのずと減りますよね。

それってとても単純なことですが、今まではそんなことを考える余裕すらなかったんだな、と。

急いでいるわけでもないのに、それでもセカセカと己のペースを変えられなかった自分を少し変えてみようと思うようになり、物理的にもさらに時間に余裕をもって動くことで努めてゆっくり歩くように心がけるようになりました。

心の中で呪文のように「急いでないよ~」「あれ?今ちょっと速足になってるよ~」って唱えながらね。(笑)

長年セカセカと生きてきてしまったので、すぐには変われません。

でも、こうした意識の変化は自分でも大きな一歩だと感じています。

まずは自分の行動や思考から変えていこうと思えるようになったのも、キャリアチェンジを決断して「人生を楽しく過ごす」ということに意識を向けるようになり、断捨離しながら自分と対話する時間を作ることができたからに他ならないと思っています。

いくつになっても人間は発達し続ける生き物であると言われますが、ある意味、それも納得です。

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まとめ

今回は「断捨離」でちょっとずつ意識が変わってきたというお話でした。

これまでの「こだわり」や「価値観」から解き放たれて、いろいろな意味でもっとゆったりと生きていくためのヒントが少しだけ見えてきた気がします。

まだまだキャリアチェンジへの道をスタートさせたばかりなので、この先、どうなっていくのかはわかりませんが、少なくとも「何か」は変わっていくであろう手応えがあります。

先日、旧知の友との会食で断捨離の話をしたところ「変わったね~」と言われました。

彼女は私がこだわっていたこと、もの、についてよく知っているので、随分驚いたと思います。

実は私がキャリアチェンジを決断するに至った要因の一つに、この友人の存在がありました。

彼女は昨年、10年かかってようやく社会保険労務士の資格を取得し、この春から資格を生かした職場で奮闘しています。

私よりも年上です。

いくつになっても「あきらめない」自分でいたい、そう強く思わせてくれたのは彼女かもしれません。

さて、次は私が頑張らねば!

 

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