宝塚の至宝、礼真琴の舞台を振り返るシリーズ第14回。
まだこっちゃん(礼真琴)研3か。
長い道のりですねぇ…。
さて今回は、中日劇場公演『ノバ・ボサ・ノバ』を振り返ります。
大劇場&東京公演でも、研3ながらに歌にダンスにと活躍していたこっちゃんなので、同作別箱公演ではさらに活躍してくれるんじゃないかと期待。
お芝居の『めぐり会いは再び』がちょっと拍子抜けしてしまいましたが、きっとこちらは大丈夫でしょう!
『ノバ・ボサ・ノバ』予備知識
あらすじ
宝塚の至宝、礼真琴の舞台を振り返るシリーズ第12回。 今回は『ノバ・ボサ・ノバ ー盗まれたカルナバルー』を振り返ります。 この作品は何度も繰り返し再演されてきた名作といわれるショーで、とにかく見どころが盛りだくさ[…]
主な配役
ソール:柚希礼音(義賊。エストレーラと恋に落ちる)
エストレーラ:夢咲ねね(観光に訪れた令嬢)
ルーア神父:涼紫央(純情な神父)
シスタ-・マーマ:英真なおき(ルーア神父に言い寄る尼僧)
オーロ:夢乃聖夏/紅ゆずる(盗賊)
マール:壱城あずさ/美弥 るりか(物売り男)
ブリーザ:白華れみ(物売り女、マールの許婚者)
メール夫人:夢乃聖夏/紅ゆずる(エストレーラの母親)
ラービオス:稀鳥 まりや(物売り女、オーロを愛する)
ボールソ:壱城あずさ/美弥るりか(オーロの手下、スリ)
ボーロ:音波みのり(ソールを慕う少年)
マダムX:万里柚美(クラブ・バーバのマダム)
マダムガート:毬乃ゆい/音花ゆり(クラブ・バーバの歌手)
ドアボーイ:十碧れいや
ビーナス:礼真琴
素晴らしきショースター礼真琴の巻
やっぱり礼真琴、ショーではイキイキしてますね!
そして ピッチピチのお顔と筋肉 … もとい。
ピッチピチの 弾ける笑顔とキレッキレのダンス がたまらなく愛おしい。
第1場 ノバ・ボサ・ノバ(カリオカの男/歌手)
大劇場&東京公演に引き続き、幕開きから歌手で登場しますが、ガールフレンドとのイチャイチャ度がちょっとばかし上がりましたかね。
歌は相変わらず素敵な低音ボイスを響かせ、耳福。
でもちょっと娘役さんのマイクのボリュームが大きすぎやしませんか。
せっかくのこっちゃんの美声が・・・。
第2場A-B ソル・エ・マル(カリオカの男/コーラス)
大劇場&東京公演では、ソール(柚希礼音)やその他のメインキャストが歌い継いでいるときに、後方に大勢出てきては去りが繰り返されていましたが、なんせ出演人数が半分になっているため、後ろも寂しいですね。
ひとりで横切っていく娘がいたり、2~3人で出てきていたり。
でも人数が少ないおかげか、なんなのかわかりませんが、ルーア神父(涼紫央)が歌い始めたときに、こっちゃんとガールフレンドが下手から上手へ通り抜けていくのがばっちり見えました!
本公演の時も出てたのかな?ここ。
とよこちゃん(涼紫央)が歌い始めてアップになった時に、後ろに「あ、この足は!」ってのが映り、やはりこっちゃんでした。(笑)
そしてオーロ(夢乃聖夏)の歌った後の男女7人だったコーラスは男女4人になり、歌い出した瞬間にこっちゃんの美声がよく響いていて心地よいです。
手にスカーフ持った総踊りも人数が減ったぶん、上手の花道だったこっちゃんも本舞台にポジションが変わり、後ろから2列目上手の端で楽しそうに踊ってます。
第3場~第4場 ボン・ディア・カルナバルA-B(カリオカの男)
ここは今回、出番が追加になった場面です!
前場から居残って、強盗たちと絡む場面なのですが、強盗のちえちゃん(柚希礼音)がカッコつけてポージングすれば拍手!投げキッスされれば倒れ込む という可愛いこっちゃんです。
倒れ込む姿は一瞬映るだけなので、目を凝らしてみて下さい。
第5場 クイダード
ここはこっちゃん出ていないのですが、今では絶対にありえないアンビリーバブルな光景が!
ちえちゃんが「くず拾い」に扮して、客席から登場するのですが(本公演は確か下手から出てきて銀橋)、通路側や前方の席のお客さんたちが、何十人もちえちゃんにプレゼントを差し出しているのです。
この公演、リアルに劇場で観ていましたが、ちょっとびっくりするくらいの量なんですよね。
抱えきれなくてどうにもならなくなったちえちゃん。
「ボーロはいないのかな~、ボーロ~、ボーロ~」
本来、出番ではない少年ボーロ(音波みのり)を呼びだして手伝ってもらったり、お客さんに袋詰めを手伝ってもらったり。
たぶん、このお客さんは会のスタッフさん。
毎回、この場面でいっぱいプレゼント渡されることを想定してか、通路側の席で大きな不織布っぽい袋の口を広げてスタンバってました。(笑)
はじめは普通に一般のお客さんかな?と思いましたが、ちえちゃんがあまりにも遠慮なく自然に袋詰めしているところを見ると、会スタッフかな、と。
最後はボーロだけでは手が足りず、警官二人がアドリブで泥棒さんからプレゼントを略奪するという事件に発展!
楽しくはありましたが、度を越えると演出の妨げになるのでいただけませんね。
昔はよく地方とかでは、花とかプレゼントを渡してる人を見かけることもありましたが、中日劇場でここまでヤバいの見たのは初!(笑)
この時は1週間ちょっとの短い公演でしたが、日々、口コミで客席もエスカレートしちゃったんですかね。
コロナ禍では客席降りすらなくなってしまい、公演中にスターさんたちを間近に見られる機会もないのでさみしいな~って感じでしたが、、、この時のプレゼント攻撃は異常。(笑)
博多座の時はどうだったんだろう?
第10場 ~第13場 ボア・タールデ・カルナバルA-D(カリオカの男)
本公演に引き続き・・・こっちゃん見つけられず。
時々動きの特徴からこっちゃんっぽい人がいましたが、なんせ薄暗くて特定できず。
第16場~第17場 ボアノーイチ・カルナバルB-C(紫の蝶)
本公演では見つけられませんでしたが、今回は見つけました!
前半は誰が誰だかって感じでしたが、ちえちゃんが出てきてその周りで紫の蝶たちが踊る場面。
前列センターの下手寄りがこっちゃんですね。
ちえちゃんのアップになった時に一瞬だけですが、後ろにお顔が映り込みました!
この場面は 金髪のロングヘア―に紫のドレス なのですが、相変わらず 違和感ゼロ。
ちょっぴりほっぺがぽっちゃりしていて、普通にカワイイ。
このときに女装して前にいるのがちえちゃんとかともみん(夢乃聖夏)なので、こっちゃん、それはそれはカワイイですわ。(笑)
第20場D ボーアス・カルナバルC(ビーナス)
いつ見ても、刺激的。(笑)
衣装が同じビキニでも本公演のときとちょっとデザイン、変わった?
なんとなく 刺激増し増し なんですけど。
本公演の時はもっとキラキラついてた気がするけど、気のせいかな。
ダンスもさらにイキイキして、大千秋楽の集大成!って感じで楽しそうに踊ってるこっちゃんでした。
第22場B ボーアス・カルナバルE(カルナバルの男)
本公演に続き、こっちゃん特定できず。
それらしき人はいましたが、いまいち自信ない。
第23場 盗まれたカルナバル(カルナバルの男/歌手)
やっぱり、もう少しこっちゃんのマイクを効かせていただきたい。
かわいらしい少年の見た目と、低音ボイスのアンバランスさがちょっとツボですね。
第24場A-B アデーウス・カルナバル(リオの女)
カーリーヘアーの娘たち。
人数が減った分わかりやすくなるかと思いきや、見つけるのにちょっと苦労しました。
結果として、本公演と同じでこっちゃんは濃い色のピンクっぽいドレスを着て、短めのカーリーヘアにドレスと同じ色のバンダナをつけています。
ただ、ほぼ同じいでたちの子がもう一人いるので、ちょっと紛らわしいです。
ちえちゃんソールのソロダンス以降の後半、みんなが手にヒラヒラの羽をつけて出てくるところは上手の奥、角っこにいます。
最後は真ん中のほうに移動してきて、ちょうどとよこちゃんの右斜め後ろで元気に踊ってるこっちゃん。
脳震盪起こしそうなくらいに首振ってます。(笑)
ま、これはこっちゃんに限らず、皆さんそうなんですが。
まとめ
この別箱公演、人数が減っての公演にもかかわらず、お芝居では出番的には肩透かしを食らうレベルでしたが(笑)、こちらのノバボサでは歌にダンスに大活躍してくれていました!
よかった、よかった。
歌手としての見せ場もありますが、やっぱり印象に残るのはビーナスですよね。
ほかにも紫の蝶の場面や、ラストなど、女役で出ているシーンのほうが頭に残っているのはなんでだろう?
あ、カワイイからか。(笑)
まだほっぺがぷくっとしていて、娘が似合うんですよね~。
さて、次回は肩透かしを食らってみようと思います。(笑)
『めぐり会いは再び』の中日公演を振り返ります。
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