この記事は 2024年2月10日に投稿した記事の再掲載です
星担の想像の遥か斜め上をぶち込んできたな、宝塚歌劇団。
先日の別箱発表でざわついていた星組界隈でしたが、いったん「ざわつき終了のお知らせ」ですね。(笑)
こっちゃんの退団が2025年以降であることは確定。
まだ、なこちゃんについては何とも言えませんが、、、さすがにこの作品では退団しないんじゃない?
いや、されては困るわ。(苦笑)
三谷作品がなぜに宝塚の舞台に
密かに思っています。
なおちゃん(瀬央ゆりあ)カムバーーーーック!!💕(笑)
ことせお(礼真琴&瀬央ゆりあ)でのコメディ、見たすぎる!!
ま、ないだろうけど。
さっそく映画を見てみた
三谷幸喜の脚本・演出、中井貴一主演で2019年に公開されたこの『記憶にございません!』。
作品自体は知っていましたが見たことはなかったので、気の早い sora さんは『BIG FISH』をすっとばして(笑)、さっそく『記憶にございません!』をレンタルして見てみました。
コメディとは言っても、ケタケタ笑える作品というよりは、ハートフルな温かい気持ちになれる素敵な作品でした。
そして、登場人物が多い!
これに関しては宝塚向きかも知れませんね。
バラエティに富んだキャストが登場するので、映画を見ながら星組なら誰だろう?という妄想が止まりませんでした。(笑)
でもって、今の星組、そしてこれからの星組がダブって見えるセリフや場面、人間関係があり、もしかして「それありき?」とか思ってしまいました。
つまりは、こっちゃん体制から未来の星組へつなぐ意味合いを感じちゃったわけです。
同じことを感じたファンの人、いるんじゃないかな?
普段あまりコメディとか観ないし、三谷作品も知らないのですが、この作品を見られたのは良かった!
そして、星組での舞台化がとっても楽しみになりました。
まだ見たことのないファンの皆さま、ぜひご覧あれ。
二次利用を許可するのは珍しい?
この作品に出てくる登場人物は、本当にみんな個性的。
そして出番が少なくてもちゃんと個々に魅せてくれるという、三谷マジック。
舞台化にあたり、三谷さんはお稽古場に来るんでしょうかね?
いろいろSNSを読んでいると、三谷さんって完全に俳優さんに「あてがき」するタイプの脚本家だから、作品の二次使用を許可することは非常に珍しいらしい。
それを今回、なぜに許可したのでしょう?
しかも、三谷作品とはあまり相性が良いようには思えない宝塚。
石田先生の熱烈なラブコール?
石田先生と三谷さん、なんか気が合いそうだよな。(笑)
この作品を今の星組で上演しようと思い立った石田先生、すごいな。
星組だよ?
もう一度確認しますけど、、、本当にこの作品で合ってます?
って思いましたよね、最初は。www
映画を見ても、最初は中井貴一と礼真琴があまりにも繋がらなさすぎて、「こっちゃんがこの役を本当にやるの??」と思いましたが、、、
ストーリーが進んで行くにつれて、脳内は礼真琴で埋め尽くされました。
そして「多分ここで歌うな」とか、勝手に脳内演出を開始!(笑)
礼真琴率いる星組は、原作者の三谷さんをうならせることができるのか!?
楽しみです♡
気が早すぎる配役予想
気が早いにもほどがあるんだけど、、、
でも、映画を見ちゃったら、もはや妄想が止まらなくなりました。(笑)
なので、配役予想を楽しんでみます♡
メインキャスト
黒田啓介(中井貴一)
第127代内閣総理大臣。国会答弁で度重なる暴言や失言などを行い、女癖も悪い。ゆえに憲政史上最悪の内閣支持率を記録していたが、演説中に一般人からの投石が頭当たり、少年期より先の記憶をすべて失ってしまう。
■ 礼真琴
こっちゃんの持ち味と中井貴一の持ち味とはまったく重ならないのですが、役柄として、こっちゃんが演じるのはイメージが湧きます。
内閣総理大臣という役柄上、ちょいと実年齢との乖離がありますが、こっちゃんの芝居心は黒田総理を魅力的な人物として浮き上がらせてくれると確信!
態度が悪くて女癖の悪い最悪な総理大臣が、恐ろしいほどに温かい♡を持った素敵な政治家として生まれ変わっていく様を、こっちゃんがどう演じるのか今からとーっても楽しみです。
特に印象的だった場面がいくつかありますが、まだ見ていない方も多いと思うので今回は語るのをやめておきます。
でもって、待ちに待ったこっちゃんの「スーツ」現代もの。
まさかの日本人、しかも総理大臣役はさすがに想像していませんでしたが。(笑)
とにかく、期待・大!!
井坂(ディーン・フジオカ)
黒田総理大臣の秘書官。総理の記憶喪失を国家のトップシークレットとして扱い、記憶を失っている総理にピタリと寄り添い補佐する。
■ 暁千星
井坂さんはかっこいい。
文句なく、カッコイイ。(笑)
この役は黒くもあり、爽やかでもあり、出ずっぱりだし、かなりのもうけ役。
途中で「もしや脚本を宝塚向けに変えて、この役をこっちゃんに持ってくるとか?」と思ったくらい、主演に近い役柄ですね。
でも全編を通して見終えると、やっぱりこれはありちゃん(暁千星)だな、と。
特に最後の方は、総理と井坂の台詞のやり取りを聞きながら、勝手に「礼真琴&暁千星」の関係性、今の星組を想像して妙に感動している自分がいました。(笑)
ありちゃんの井坂、カッコイイこと間違いないな。
黒田聡子(石田ゆり子)
黒田総理の妻。夫の秘書官である井坂と不倫をしているとの噂がある。
■ 舞空瞳
夫婦とはいえガッツリ仲良しの夫婦ではないので、ことなこファンとしては少々物足りない気はしますが、ま、終わりよければ全て良し、、、な感じかな。(笑)
石田ゆり子のお芝居がとっても魅力的な聡子さんなので、なこちゃん(舞空瞳)、ハードルが高いとは思いますが、たぶん、この役とっても似合うと思う。
役柄がそうなのか、石田ゆり子が演じているからなのかはわからないけど、聡子さん、カワイイ。
そして密かになこちゃんの「日本人妻」が楽しみ。(笑)
鶴丸大悟(草刈正雄)
内閣官房長官。国民からの人気が高く、10年もの長きに渡って官房長官を務め続けており「影の総理」と呼ばれている色々と「黒い」人物。
■ 輝咲玲央(or 専科さん)
この役は専科の特出じゃないかな~という気がするのですが、組内で配役するとしたらこの人しか浮かばない。
映画で演じている草刈正雄がダンディだから、どうしてもそのイメージに引っ張られますね。(笑)
専科の特出であれば、イメージ的にはまゆぽん(輝月ゆうま)なのですが、『1789』で星組出演したばかりだからないかな?
かちゃでもいいな。
ま、完全なる願望だけで言うならば・・・
なおちゃんに特出して欲しいけど、なおちゃんってかんじでもないんだよね。
古郡祐(佐藤浩市)
もとは情熱に燃える政治記者だったが、今は裏社会に通じ、お金で動くフリーライター。
■ 極美慎
出番はそんなに多くないものの、重要な役どころなので、ここはきわみくんと予想。
裏社会に通じているとか、お金で動くとか、一見「黒い」人物であることをイメージさせますが、根底にある「情熱に燃える政治記者だった」という心の動きも描かれています。
お金のためにスクープを狙っているだけではなく、実は政治に対して情熱を持っているという人物像を、石田先生がどんな風に舞台に乗っけるのかわかりませんが、、、
ぜひ、きわみくんで見てみたくて配役してみました。
番場のぞみ(小池栄子)
総理秘書官の井坂とともに、黒田総理を支える事務秘書官。
■ 詩ちづる
実は、この役をなこちゃんで見たいな~と思いました。
出番も多く、ほぼ出ずっぱり。
役柄的にもすごく魅力的な役だな~と。
総理夫人よりも、こちらのほうが出番も多いし、役柄的にも魅力的。
ただ、さすがになこちゃんは奥さん役だと思うので、そうなると、こちらは必然的にうたちゃん(詩ちづる)しか選択肢はないかな。
がっつりメインの役割を担っているので、今の星組の布陣からいくと選択肢はほかになし。
とはいえ、この番場さん、うたちゃんのイメージとはかけ離れてるのよね。
でもこの役を演じきったら、うたちゃん、一皮むけるかも。
その他の主要なキャスト
寿賀さん(斉藤由貴)
何事にもマイペースな首相官邸の料理人。
■ 瑠璃花夏
あまり重要な役どころではないけど、随所でスパイスになっている人物。
ネタバレになるので具体的には語りませんが、物語のキーポイントも担っている役ですね。
最後のほうの場面で「あーやっぱりあそこのあれが、あぁだったんだねーー」ってなる。(笑)
これは、映画を見ながらなんとなく、ちなちゃん(瑠璃花夏)が浮かびました。
スーザン・セントジェームス・ナリカワ(木村佳乃)
米国初の日系女性大統領。
■ 小桜ほのか
映画では帰国子女の木村佳乃が英語を使って、通訳がついていますが、舞台ではどんな演出になるのかな?
英語でペラペラしゃべっていたところに、実は日本語もペラペラというオチがついていましたが、その面白さを生かすためにはやはり英語がないと、、、だな。
ただし、セリフが結構たくさんあるので、英語の素地がないと覚えて話すのは大変かも。
山西あかね(吉田羊)
野党第二党・困民党の党首で、黒田総理とは初当選同期で不倫関係も?
■ 水乃ゆり
この作品に出てくる人物はどの人も所々でキーパーソンの役割を果たしているので、下級生にとってもやりがいがありそうですね。
この役も黒田総理との絡みがそこそこあって、美味しい役どころ。
記憶を失う前には男女の関係もあったようですが、記憶を失ってからの関係性は・・・
柳友一郎(山口崇)
元小学校の教師、黒田総理の恩師で専門は社会科。悪名高き総理大臣の教え子を肯定的に見ている。記憶を失った黒田総理に頼まれ政治の基本をレクチャーする。
■ 美稀千種
この爺ちゃん、いい味出してます。(笑)
総理の恩師ということで、専科のじゅんこさん(英真なおき)のイメージも浮かんだのですが、組内での配役でいくと、この人一択ですね。
大関平太郎(田中圭)
職務に熱心な警察官。記憶を失いパジャマ姿で街を徘徊していた黒田総理に出会い、のちに再び黒田総理のもとへ。
■ 天飛華音
なんか、この役はかのんくんしか浮かばなかった。(笑)
めっちゃ元気で、とりあえず勢いだけで頑張っているような若手の警察官。
田中圭の演技が面白すぎるのですが、かのんくん、田中圭を超えて行け!って感じです。(笑)
出番は少ないですが、インパクトのある役どころですね。
黒田篤彦(濱田龍臣)
黒田総理の一人息子で、悪名高き総理大臣になった嫌われ者の父に反発して問題行動を起こしている。
■ 稀惺かずと
この役は最初からつんちゃん(稀惺かずと)しかない!と思った役です。
父親に反発しているようで、実は誰よりも父親を愛し求めているという複雑な役どころ。
そしてラストがね、、、
父親、黒田総理と交わす言葉に(勝手に)「星組の未来」をイメージしてしまいました。
いや~この役は、絶対につんちゃんしかいないでしょっ。
石田先生、お願いしますよ。
小野田治(梶原善)
小野田建設の社長で、黒田総理の小学校からの幼なじみ。お金を積んで良からぬプロジェクトを進めようと動いている。この人の特徴はとても口臭が臭い。
■ ひろ香祐
映画ではどこか横山ノックさん(知ってる人、少なくなってきた?)を彷彿とさせる容姿を作り込んでいる梶原さん。
この人は完全にコメディ担当。(笑)
やたらと「口が臭い」ってところが強調されていて、三谷作品だな~って感じました。www
この笑いをこっちゃんと生み出せるのは、ヒーローしかいない!
南条実(寺島進)
現役の中年大工さん。黒田総理に投石して怪我を負わせた実行犯。
■ 朝水りょう
黒田総理を記憶喪失にしてしまった張本人。
1場面だけではありますが、総理官邸に呼ばれて黒田総理と関わる「見せ場」があります。
古賀(藤本隆宏)
黒田総理を警護するSPでありながらも、最悪な政治家である黒田総理に失望し、冷めた目で見ている。
■ 御剣海
映画ではちょいちょいセリフもあるし、場面ごとにクローズアップされていますが、舞台に乗って時間短縮されると、もしかしたら映画ほどはセリフがないかも知れませんね。
野々宮万作(迫田孝也)
秘書官補佐で、井坂や番場とともに黒田総理が記憶喪失であることを知りながら、彼を支えるひとり。
■ 大希颯
特にキーパーソンとしての役割はありませんが、井坂や番場と絡む場面は多い役。
この役は映画よりもウェートを軽くして舞台に乗っける気がします。
鰐淵影虎(ROLLY)
衆議院議員で黒田総理の妻、聡子の兄。亡き父は総理大臣だったが、その後継者として指名されたのは義弟(黒田総理)だったため、複雑な思いを持っている。
■ 碧海さりお
最初は「何この人?」って感じでしたが(笑)、後半に進むにつれ重要な役どころに。
なんだかんだ役付きのよいさりおくんなので、この辺の役どころを持っていくのではないかと予想。
八代(後藤淳平)
鶴丸官房長官の秘書官で、父親は八百屋を営んでいる。
■ 紘希柚葉
大きな役ではありませんが、チョロチョロと登場してインパクトを残しています。
舞台化にあたりこの役がどうなるかは、、、
ジェット・和田(宮澤エマ)
ナリカワ米国大統領に同行している通訳さん。
■ 茉莉那ふみ
『RRR』の新人公演で、歌姫マッリをもらったふみちゃん。
研3になって、そろそろグーっと上がって来るのではないかとの期待も込めて、この配役に。
登場する場面は少ないですが、個性で勝負の役どころ。
近藤ボニータ(有働由美子)
ニュースキャスターで、黒田総理に対して常に辛辣なコメントばかりを発信。
■ 乙華菜乃
ところどころに差し込まれるTVニュースで、黒田総理の批判を展開する女性ニュースキャスター。
ニュースの中でしか登場しないものの、物語の良いスパイスに。
戸波(小澤雄太)
黒田総理の記憶喪失を診断した脳外科医。
■ 天希ほまれ
結果的には空振りに終わるものの、官房長官が黒田総理を陥れようとする際に、キーパーソンとなる人物。
まとめ
想像していたよりもうーんとハートフルな作品で、久しぶりに星組さんが「ゆったりと」お芝居に取り組めるのではないかな?
この作品のどこでどんな風に歌が入るのか、ダンス場面がどんな風に入るのか、そしてどんな笑いが生み出されるのか、今から楽しみです!!
『記憶にございません!』の前にはまだ『BIG FISH』が控えていますが。(笑)
今度は『BIG FISH』の映画も見てみま~す♡
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