礼真琴の舞台を振り返るシリーズ第26回。
今回は『Étoile de TAKARAZUKA』です。
台湾公演に持っていくことを前提に作られているだけあって、宝塚REVIEWの醍醐味がこれでもかというくらいに盛り込まれたショーでしたね。
そしてパレードは全員、真っ白!!!
3番手までが大羽根を背負ったのは新鮮でしたね~。
昔は3番手までの真ん中4人が大羽根を背負っているのが当たり前でしたが、今となっては珍しい気がします。
ま、昔の羽根はトップさんも今ほど大きくなかったですけど。
今の2番手さんが背負っている羽根くらい?
いや、もっとこじんまりしているトップ羽根もありました。
このときの新人公演ではお芝居とこのショーが上演され、こっちゃんは部分的にではありますがいくつかの場面でトップスター柚希礼音のポジションに抜擢されました。
こっちゃんを探せ!
この公演、こっちゃんの使われ方が一気にアゲアゲな感じで嬉しい。
少人数口に入るだけでなく、歌わせてもらったり、カゲソロやったり、グランドフィナーレではついに「歌手」の肩書がつきました!
プロローグ 満点星
第2場 ♪序曲~ボレロ(エトワール・オム)
華やかな大階段での幕開け。
大階段では、こっちゃんは前から3列目、上手側センターで踊っています。
階段を下りてからもそのままセンターで、全体の3列目は変わりません。
ちえちゃんの後方に位置しているので、けっこうしっかり観れてラッキー☆
プロローグのラストでWトリオでコーラスするため、こっちゃんの胸元にはピンマイクが付いてますね。
第4場B ♪プロローグ(エトワール・オム)
ゆりかちゃん(真風涼帆)中心に大階段から始まりますが、こっちゃんは大階段でも、本舞台でも、ゆりかちゃんのすぐ下手側にいます。
やっぱりまだまだ幼さが見え隠れして、黒燕尾に着られてる感じです。
そしてほっぺが・・・妙に目立ちます。(笑)
髪型のせいかな。
第4場C ♪プロローグ(エトワール・オム)
まーちゃん(十輝いりす)中心の場面。
下手端で踊るこっちゃんですが、なんかこっちゃんって下手側にいることが多い気がする。
しょっちゅう「下手側」って書いているような…。
第4場D ♪プロローグ(エトワール・オム/Wトリオ)
そしてまた下手側でWトリオです。
第二夜 Taurus(おうし座)
第6場 ♪踊る巴里の夜(タウラス)
ゆりかちゃんを中心に、こっちゃんは前列下手端で少し踊った後、センターに移動して4人口で踊ります。
そしていろいろ移動しますが、後半はセンター後方で踊っているので、こっちゃんのダンスをバッチリ堪能。
ここのダンスは振りもカッコいい!
こっちゃん、気持ちよさそうにキレッキレで踊っています。
第五夜 Leo(しし座)
第10場 ♪野生美獣(レオ)
全員、帽子を被って出てきたので、「帽子禁止~~~!!!」とか心の中で叫びながら、こっちゃんを探すのをあきらめようとしましたが …
動きですぐわかりました。(笑)
めっちゃキレイなターンした人がいたな~と思ったら口元がこっちゃんでした。
ここのダンスはレオだけあって、ワイルドで迫力があり、見ごたえがあります。
こっちゃんの本領発揮。
バリバリ踊るこっちゃんを堪能できました~。
第六夜 Virgo(おとめ座)
第12場A スターライト・シャイニング(ヴァルゴ・オムA)
こっちゃんが、「A」に入りました~♡
衣装もグレードアップ。
このスターライト・シャイニング、当時もすごく懐かしくて嬉しかったのですが、今となっては尚のことミネちゃん(峰さを理)を思い出します。
サヨナラ公演『別離の肖像』の幕開きで使われた曲です。
この記事は2023年7月16日に掲載した記事の再編版です 歌が得意なトップスターさん。 いわゆる「歌うま」のトップスターさんは誰?と聞かれて、パッと浮かぶのはそんなに多い数ではありません。 その中でも、ダントツに「心に響く[…]
こっちゃんは2列目の下手寄りで踊っています。
ここで男役さんが着用している青い片燕尾(尾っぽの長さが左右違う)も思い出深い。
これまでにも何度も繰り返し使用されている燕尾服ですが、もとは宙組の和央ようかで上演された『ネオ・ヴォヤージュ』フィナーレナンバーで着ていた衣装。
大好きなショーで、しかもこのフィナーレナンバーが特にお気に入りだったので、この燕尾には思い入れが…。
それをこっちゃんが着て踊ってるのは、ちょっと不思議な感じがします。
第12場C THE STAR DUST PARTY(ヴァルゴ・オムA/歌手)
十碧れいや、麻央有希、礼真琴の3人での銀橋渡り!
まだ貫禄に欠ける研4のこっちゃん、長身二人の横に並ぶと見劣りはしていますが、立派に銀橋を渡り切るだけで感動です。
こっちゃん、楽しそう。
第12場E マ・ベル・エトワール(ヴァルゴ・オムA)
ねねちゃんが銀橋で歌っているときに、本舞台で踊ってます。
そして袖に入ったらすぐに次場面のカゲソロが始まるので、大忙しですね。
第13場A ナルシス・ノアール(カゲソロ)
こっちゃんのカゲソロで、柚希礼音、紅ゆずる、真風涼帆の3人が踊るという、なんという贅沢な場面。
こっちゃん、出世しましたね~。
次はカゲソロじゃなくて、舞台上でこのメンバーに食い込みましょう!!
第14場 Étoile de TAKARAZUKA(ヴァルゴ・オムA)
「A」の名が付いたことで、衣装がその他大勢と少し違うので見つけやすくなりました!
こっちゃんは最前列の上手端です。
そしてこの中詰めで銀橋に並べるようになったのも、出世ですね~。
第15場 セ・マニフィーク(ヴァルゴ・オムA)
ねねちゃんを中心に銀橋で踊ってます。
上手の端っこ、普通にカッコイイ。
サラリとカッコつけた感じが板についてきた礼真琴の巻。
第九夜 Sagittarius(いて座)
第18場~第19場 アムール エトワール(エトワール・ギャルソン)
2グループで順番に踊りますが、こっちゃんは最初のねねちゃんグループで、一番下手側。
そのあとは少し移動しますが、途中でまたねねちゃん中心の小グループで踊るときに、後列センターで良い笑顔のこっちゃんが踊ってます。
第十夜 Capricornus(やぎ座)
第20場 ♪星に願いを(ブティ・タミ)
十碧れいや、麻央有希、礼真琴の3人が今度は娘役と一緒に6人で銀橋を渡りながら歌います。
男役にそれぞれ少しずつソロで歌うフレーズが用意されていますが、こっちゃんはひとりだけロングパートをもらってます。
その声が伸びやかでなんとも心地良い♡
第十一夜 Aquarius(みずがめ座)
第22場A Aquarius(アクエリアス・オム)
このショーでは、群舞でのこっちゃんの扱いが急に良くなってるんですよね~。
フィナーレナンバーのこの曲も、前列下手端で踊っています。
少し消化不良気味、短めな男役の群舞ではありますが、こっちゃんがほぼフレームインし続けているのが嬉しいですね~。
グランド・フィナーレ 満天星
第24場 パレード(エトワール・オム/歌手)
そして、グランドフィナーレ。
十碧れいや、麻央有希、礼真琴の3人でついにセンター階段降りです!
前回のショーではWトリオを卒業して、学年順のご挨拶だったこっちゃんが、この公演でセンター階段降りのデビュー!
衣装も肩にファー付き。
大階段を下りながらちょっと足元見ちゃう、ぎこちない感じではありましたが(笑)、着実にステップアップしている研4のこっちゃんでした。
銀橋に並んでのご挨拶するまでには、まだ少々時間がかかりそうですが、まずはワンステップ。
次回公演を振り返るのが楽しみになってきました。
まとめ
この公演は、お芝居も含め、なぜだか急激にこっちゃんアゲアゲの巻。
でも、なんでだろう?
このショーのこっちゃんを振り返ってもワクワク感が薄かった気がする…。
次の公演に期待しよう!と思ったら…
いよいよ、中日劇場と台湾で上演された『宝塚ジャポニズム〜序破急〜』『怪盗楚留香外伝-花盗人-』
『Étoile de TAKARAZUKA』ですね。
お芝居では、こっちゃんが娘役として大抜擢された公演でしたね~。
楽しみです。
宝塚の至宝、星組トップスター礼真琴の宝塚での歩みを振り返るために、これまで出演した作品の一覧表を作成しました。 同期生たちからも当たり前のように「スーパーマン」と言われるこっちゃん。 あらためて、文化祭から現在に至るまでの15年間少々([…]
宝塚の至宝、礼真琴のこれまでの舞台を振り返るシリーズ。 4回目の今回は、配属から2作目の2010年星組公演『ハプスブルクの宝剣 -魂に宿る光-』をお届けします。 この作品は藤本ひとみさんの同名歴史小説 […]
この記事は2022年5月15日に掲載した記事の再掲載です 星組、御園座公演『王家に捧ぐ歌-オペラ「アイーダ」より-』をようやく観ることができました。 この公演はそもそもチケットがま~ったく取れなかった […]
宝塚の至宝、礼真琴の舞台を振り返るシリーズ第15回。 今回は『めぐり会いは再び-My only shinin’ star-』の中日劇場公演を振り返ります。 2011年4月中旬に大劇場公演の幕が開き、東 […]
宝塚の至宝、礼真琴の舞台を振り返るシリーズ第16回。 今回は、2011年9月に行われた涼紫央ディナーショー『0〜LOVE〜』を振り返ってみたいと思います。 こっちゃん(礼真琴)研3の時の、ディナーショ […]
宝塚の至宝、礼真琴の舞台を振り返るシリーズ第41回。 今回は、2015年、柚希礼音サヨナラ公演『黒豹の如く』を振り返ります。 ちえちゃん(柚希礼音)のトップお披露目公演『太王四神記』が、星組子としての […]