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礼真琴もメッセージを寄せた「峰さを理追悼コンサート」唯一無二の歌声

この記事は2023年7月16日に掲載した記事の再編版です

歌が得意なトップスターさん。

いわゆる「歌うま」のトップスターさんは誰?と聞かれて、パッと浮かぶのはそんなに多い数ではありません。

その中でも、ダントツに「心に響く」「胸に沁みる」歌声を放っていたのが、ミネちゃん、峰さを理さんであると気づいたのは、最近のこと。

個性豊かな独特な歌いまわしは好き嫌いが分かれるところでもありましたが、圧倒的な歌唱力と表現力、そして「温かさ」は群を抜いています。

先日、スカステで放送された『峰さを理追悼チャリティーコンサート“愛の旅立ち”』を観ながら、約40年前に宝塚歌劇に出会った頃のことを懐かしく思い出しました。

そして、ミネちゃんの歌う「愛の旅立ち」に、思わず涙が溢れました…。

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峰さを理、愛し愛された「星組」という居場所

人生の舞台、宝塚。

多くの人々に愛され、旅立っていったミネちゃん。

これまで、「星組」の歴史を繋いできたスターさんたちの競演 は感慨深いものがありました。

私が宝塚歌劇と出会ったのは、ちょうどミネちゃんがトップ在任中でしたから、今回のチャリティーコンサートの出演メンバーは、どんぴしゃ「思い出のど真ん中」なのです。

今も昔も「序列」争いは過酷

トップスターに峰さを理、相手役に南風舞(途中までW娘役トップで湖条れいか もいました)、2番手に日向薫、3番手に紫苑ゆうという明確な序列があった時代。

別格としてあづみれいか、若手には三条礼、燁明(ジャニーズ Sexy Zone にかつて所属していたマリウス葉くんのママ)、そこへ月組から麻路さきが組替えでやってきて、その下には大輝ゆう、さらに稔幸が配属され、ミネちゃん卒業の年には絵麻緒ゆうが初舞台を踏み、、、

娘役さんでは州悠花、花愛望都の同期2人に加え、のちにトップ娘役に就任した1期下の毬藻えりが活躍していましたね。

シメさん(紫苑ゆう)までの序列は明確でしたが、いわゆる「4番手」のポジションはまだ流動的だったミネちゃんの時代。

まりこちゃんが組替えしてくるまでは、明らかにきょうちゃん(三条礼)が推されていて、見栄えも良く路線に上がっていくものと信じていましたが、、、

きょうちゃんはミネちゃんのサヨナラ公演『別離の肖像』で、退団の道を選択されました。

当時、雑誌のインタビューできょうちゃんが語っていた、今でもよく覚えている話があります。

「男役なのに、ダルマのお衣装を着て大階段に並ばされている。これではいけない、スターにならなければ … と思って奮起した」

それまでは(当たり前ながら)単純に目の前に存在する華やかな舞台を楽しんでいただけでしたが、このきょうちゃんのインタビューを読んで、初めて、みんなスターを目指してシビアな世界で競い合ってるんだな~と感じたのです。

いわゆる「路線」に乗ったかに見えていたきょうちゃんが、志半ばで退団を選択したのは、「麻路さき」という若手スターの組替えが影響していたんだろうな~と今さらながら複雑な思いになります。

当時、結婚退団であると聞きましたが(事実はわかりません)、男役としてどん欲に頑張ってきた路線系のスターさんがその選択をするには、やはりきっかけがあったのではないかと詮索してしまいます…。

劇団の人事は傍から見るとほんとうに 不可解で、残酷で、でも時には斬新で、温かくもあります。

あと、これは誰が語っていたのかは忘れてしまいましたが、シビアな世界であることを実感した話がもうひとつ。

演出家から求められたことが自分には難しいと感じても、そこで「できません」と言ったらその場面を削られてしまうか、他の人に回されてしまうから、絶対に「できない」とは言えない

当たり前のことのように聞こえますが、でも、これって本人にとってはとても苦しいことですよね。

みんな、わずかなチャンスを次につなげるために、、、

「スター」というひと握りの人間にしか辿り着けない場所をめざし、、、

しのぎを削っているのが現実。

少し話は逸れますが、元雪組のトップ娘役、紫ともちゃんが退団後に応じたインタビュー記事が、宝塚ファンの間で批判的にとらえられたことがありました。

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どんな発言かというと、、、単刀直入にいえば「トップ娘役になりたかった」という趣旨のはなし。

首席入団で初舞台の時からから期待され続け、新人公演や別箱ヒロインを総なめにしてきたともちゃんが、杜けあきの相手役としてトップ娘に就任か?というタイミングで月組に異動。

月組には麻乃佳世という絶対的なトップ娘役候補がいて、ともちゃんはいわゆる「別格」を演じる立ち位置に。

その頃を振り返り「トップ娘役になれなくてもいいから、頑張ろうと思った」という趣旨の発言をしたわけです。

この時代、「トップになりたい」発言は何故か ご法度 的な雰囲気がありました。

いいじゃん、みんな、そりゃトップになりたいわさ、、、って個人的には思っていましたけどね。(笑)

ともちゃんのこの発言は、「え、それ、言っちゃうんだ!?」「しかも娘役が!?」的な批判が殺到し、ともちゃんのイメージダウンに繋がってしまいました。

まだ今のようにSNSがない時代だったのが幸いでしたね。

のちに、最近で言えばとうこちゃん(安蘭けい)や、さゆみちゃん(紅ゆずる)も「トップになりたかった」発言をしていますが、もはやそれが批判されるような時代ではなくなっているのが幸いです。

そもそも批判されるようなことじゃない ですしね。(笑)

でも、二人の名前を挙げていて思ったのですが、、、

この二人、偶然にも「星組トプスター」という共通点が。www

夢を叶えるために、どん欲に、がむしゃらになることは、悪いことじゃない。

いまも昔もタカラジェンヌたちの「序列」争いは、水面下での過酷な努力 と葛藤、無言の戦い が続いている。

懐かしの面々を見ながら、そんなことを考えてしまいました。

というおはなし、でした。(笑)

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星組生、そして関わった人々との絆

ミネちゃんがトップスターだったころの星組の主要メンバー、脇を固めたスターさんたち、そして同期生であり「3バカ・トリオ」と自分たちを称していたメンバーのいーちゃん(寿ひづる)とペイさん(高汐巴)が一堂に会し、舞台に並ぶ姿は壮観。

さらに、現役時代にミネちゃんとの接点はなくても、卒業後に共演した『CHICAGO』メンバーであるずんこちゃん(姿月あさと)、たかちゃん(和央ようか)、わたるちゃん(湖月わたる)、たにちゃん(大和悠河)も加わる豪華さ。

学年は離れていても、お友達のように親しかったまりこちゃん(麻路さき)が語っていましたが、生前の病床でミネちゃんは、卒業生たちで上演したこの『CHICAGO』が本当に楽しかったようで「またやりたいね」と話していたそうです。

ミネちゃんは、現役タカラジェンヌのころから「厳しい人」というイメージ がありましたが、その厳しさの裏には 有り余るほどの「愛情」が込められている ことも、ちゃんと透けて見える人でした。

遠く離れたところからしか見ていない、いちファンでさえそう思うのですから、身近でミネちゃんと関わってきた人たちにとっては、ミネちゃんの「愛」がどれだけのものであったのか、、、と。

今回のコンサートを見ていて、峰さを理という人がどれだけ周囲の人々を心から愛し、そしてその愛に触れた人々から深く愛されていたのかを感じたのは、みんなが「ミネちゃん」と呼ぶ 姿にも表れていた気がします。

今回の出演者は、同期生のいーちゃん、ペイさん以外は全員ミネちゃんよりも下級生です。

でも、みんなが 親しみを込めて「ミネちゃん」と呼ぶんですよね。

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ずいぶん昔、ミネちゃんが卒業してからではありますが、学年差のあるまりこちゃんが「ミネちゃん」と呼んで楽しそうに同じ時間を過ごしている様子をテレビで見たとき、正直言って少し驚いたのを覚えています。

あのときは、単純に「まりこちゃん、人懐っこくてかわいいから許しちゃうよね~」くらいに思っていましたが(笑)、考えてみれば、ミネちゃん現役当時からネッシーさん(日向薫)やマイマイ(南風まい)はミネちゃんって普通に呼んでいましたし、気づいたらみ~んな「ミネちゃん」呼びでした。(笑)

本人がそう呼んで欲しいと公言していたのかはわかりませんが、周囲が自然と「ミネちゃん」と呼びたくなるような雰囲気であったことは確かなのでしょうね。

こんなにも違和感なく多くの下級生たちから「ちゃん」付で呼ばれている上級生、ぱっと浮かぶ人は他にいませんよね~。

あ、同時期にトップスターとしていち時代をミネちゃんと過ごしたウタコさんも、下級生でしたが「ミネちゃん」って呼んでいたな~そういえば。

厳しくも、温かく、そして(たぶん)寂しがり屋で、ちょっぴりお茶目さん。

ミネちゃんのイメージはそんな感じ。

礼真琴から「ミネ先生」へのメッセージ

こっちゃん、ミネ先生にいっぱい「叱っていただいた」ようですね。

研4の時の和物がはじめての指導だったということは、『宝塚ジャポニズム〜序破急〜』のときでしょうかね。

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ミネちゃんは日舞の名取さんとしても活躍されていて、歌と同じくらい日舞には人一倍、厳しかったイメージ。

「ほんとうに何もできなくて、いつもいつも叱っていただいておりました」

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こっちゃんはまだ研4で、ちえちゃんのお披露目公演で組配属になった95期生にとっては、『宝塚花の踊り絵巻』以来これがまだ2回目の和物。

たぶん、本気でそーとー絞られたと思う。

稽古場に響く「ミネ先生」の声が聞こえてくるわ。(笑)

それから5年の時を経て、バウホールの主演作『阿弖流為』ではミネちゃんが振り付けとして参加。

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「その時も、たくさん、たくさん、叱っていただきました!」

と苦笑いを浮かべながら、でも、嬉しそうにお話するこっちゃん。

ミネ先生「できるの!? できないの!? どっち!!!」

そんなミネ先生の熱血指導に、こっちゃんは「できます!!!!!」って泣きながら必死で訴えたと。

そのときミネ先生は、、、にっこり笑って「じゃぁ、やろう」って。

素敵なお話ですね。

さっきの「できないと言ったら出番が削られる」とは少し状況が異なりますが、ミネ先生の「自らに向き合い、自らのチカラで登っていらっしゃい」という愛情を感じます。

そして全国ツアー初主演作『アルジェの男』。

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これはミネちゃんにとっても初演で新人公演の主演、そしてトップお披露目の作品だったという、思い出の作品です。

こっちゃんが、ミネちゃんに上演の報告をした際、ミネちゃんから「実は、私も振り付けに入っているんだよ」と伝えられ、飛び上がって喜んだそうな。

そのときのこっちゃんの笑顔を見て、「ミネ先生」のことが本当に大好きだったんだろうな、、、と感じました。

男役の美学、「動かない」カッコ良さを学んだというこっちゃんですが、、、

どうしても動いてしまうこっちゃんに、

「そこ動くなっ!!」

「動くなーー―!!」(ジェスチャー付き…www)

と何度も何度も注意されたそうです。

ずっと叱られとるやん、こっちゃん。(笑)

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でも、この『アルジェの男』の全国ツアー初日にミネちゃんが楽屋へ来てくれて、

「今日、スカイステージで阿弖流為がやっていたよ。思わず泣いてしまったよ」とこっちゃんに話し、『アルジェの男』の初日が成功するようにと、キツく、熱く、抱きしめてくれたのだとか。

この話をしながら、こっちゃん、ウルウルしていましたね。

そりゃ、泣けちゃうよね。

結果的に、ミネ先生が知っている最後の「星組」トップスターとなった礼真琴。

こっちゃん、、、

ミネ先生はきっと、星組を背負って立つこっちゃんの頑張りを、舞台を、いつも見守ってくれていると思います。

人と人とのつながり、宝塚というつながり、星組というつながり、、、

あたたかいな。

峰さを理の歌声は唯一無二

ミネちゃんは研2で新人公演の主演に抜擢され、順当にトップスターに上り詰めたスーパーエリート。

影での努力は計り知れないくらいであったと拝察しますが、やはり「エリート」のイメージがあります。

そこは、現役の星組トップスターである「礼真琴」にも通づるところがあるかも知れませんね。

「歌うま」であることも共通点。

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でもね、あらためて今回のチャリティーコンサートで久しぶりにミネちゃんの歌う「愛の旅立ち」を聞き、この人にかなう歌い手さんって、未だに出てきていないんじゃないかな~って思いました。

歌が「上手い」スターさん、歌での「表現力」に長けたスターさんはたくさん見てきましたし、こっちゃん(礼真琴)もその中のひとり。

音程の正確さと表現力、声質、どれをとってもこっちゃんの「歌声」は、どんな歌でも歌いこなしてしまう素晴らしさ。

それは間違いない。

でも、感じるミネちゃんの歌声との大きな差。

それは礼真琴との違いというだけじゃなく、望海風斗でもない、北翔海莉でもない、安蘭けいでもない、春野寿美礼でもない、姿月あさとでもない、香寿たつきでもない、一路真輝でもない、涼風真世でもない、杜けあきでもない、、、

なんなんだろう、、、あのジワ~っとスポンジのように沁み込んでくる歌声は。

圧倒的な声量で、でもとても丁寧に、そしてダイレクトに心に訴えかけてくる「唯一無二の歌声」

正直、ミネちゃんの現役当時には、自分が若すぎて感じ取ることができなかったんです、「歌」に込められたミネちゃんの魂を。

今回のコンサートを見てから、あらためて当時の作品を見返してみました。

そして気づきました。

ミネちゃんの歌って「人生に響く」歌声なのかも。

それだけ「深い」ってことなんですけど、、、

自分が様々な喜怒哀楽を経験しながら歩んできた人生、抱えてきた様々な感情、思いが、ミネちゃんの歌声にのって自分の心にもう一度、沁み込んでくる。

なんなんだ、これ。

すごい。

ミネちゃんがものすごく「歌」にこだわりを持っていたのは有名な話で、昔からよく知られていたことですが、今さらながら、その歌に込められたものの「深さ」を実感しています。

ミネちゃんが、新しい世界へ旅立って早3年以上が経ちました。

さよならショーで、宝塚の舞台との別れの思いをストレートに歌詞にした 「♪星を愛して」を歌うミネちゃんの映像にウルウル。

ほんとうに星組を愛していたんだな~って。

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そしてサヨナラ公演の主題歌「♪別離の肖像」で涙が溢れ、、、

ラストは今回のチャリティーコンサートのタイトルにもなっている、ミネちゃんの代名詞ともいえる代表曲「♪愛の旅立ち」

ミネちゃんの心に沁みる歌声と、ミネちゃんの人生とがダブり、、、涙腺が崩壊しました。

この歌は、1985年の星組公演『ザ・レビューⅢ-シャンテ・ダンセ・ダムール-』という作品で歌われた歌。

その後、多くのスターさんたちによって歌い継がれている名曲です。

唯一無二のミネちゃんの歌声、、、


『愛の旅立ち』(原題:Si I’on revient morins riches)

この胸の叫びを
君に伝えられるものであれば
たとえ命尽きるとも
僕は何も恐れない
この世から星が消えても
苦しみに息が止まっても
神の裁き厳しくとも
君に伝えたい

僕のこの愛
いつまでも変わりはしない
この命終わる日まで
輝く愛をささげよう
僕のこの愛
伝えたい 愛する君に今すぐに

この胸の痛みを
君に知らせることが出来るなら
闇に独り閉ざされても
僕は何も恐れない
花も泉も枯れ果てて
砂漠が炎に燃えても
世界の果て
声のかぎり叫びつづけよう

僕のこの愛
いつまでも変わりはしない
この命終わる日まで
輝く愛をささげよう
僕のこの愛
いつまでも変わりはしない
この命終わる日まで
あなたを愛し続けよう


公演を再開した宙組のフィナーレで、キキちゃん(芹香斗亜)が歌っているので、現役時代のミネちゃんを知らない宝塚ファンの方たちにもこの素敵な歌が届いたことは嬉しいです。

とはいえ、とても正直な話をすれば、このタイミングでこのミネちゃんの大切な大切なこの歌を使わないでほしかった、、、と思う自分もいました。

でもね、思ったんです。

先述の通り、ミネちゃんの歌って「人生に響く」歌声なんです。

そのミネちゃんが多くの人々の心に響き渡らせた「愛の旅立ち」という歌の力で、キキちゃんが、そして宙組のみんなが前を向いて「それぞれの人生」を歩き続ける支えになるなら、それが最高の answer じゃないかなって。

大劇場千秋楽のライブ配信でこの歌うたうキキちゃんの姿を見たとき、そんなことを思いました。

きっと演出の齋藤先生も、そんな思いを込めてこの曲をキキちゃんに用意したんじゃないかな。

そして、ミネちゃんを知らない世代の皆さまには、ぜひいつか機会があれば、ミネちゃんの魂の歌声「愛の旅立ち」を聴いていただけたら嬉しいな~と思います。

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峰さを理、さよなら公演『別離の肖像』

ついでに、といったらなんですが。(笑)

ミネちゃんのサヨナラ公演『別離の肖像』も、ぜひ見てみてください。

私はこの作品のオープニングが好きすぎて、公演当時から繰り返し繰り返し見続けていたのが懐かしい。

ミネちゃんのチャリティーコンサートの放送に合わせてスカステさんが放送してくれたので、久しぶりに見て大感激!

昔は録画「ビデオ」を繰り返し見ていたのですが、たぶん、断捨離したときに処分しちゃった気がする…

探せばあるかもしれあませんが、あまりにも古いもので。(笑)

スカステさん、ありがとう。

このオープニング、ザ・星組!って感じで好きなんですよね~~~

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幕開きの曲は、いつだったか、さゆみちゃん(紅ゆずる)がショーの中で歌っていたので、ミネちゃん時代の舞台を観たことがない人でも、聞き覚えのあるメロディーだと思います。

出演者が白燕尾にブルーのアクセントが入ったお衣装、キラキラ星の装飾。

星のブランコ?に乗ったミネちゃんが上から降りてきて、その下では大階段からスターさんたちが次々と降りてきて歌い継ぐのですが、、、

ミネちゃん、結構な時間、上空を漂っております。(笑)

そして、久しぶりに今回見てちょいと驚いたことがありまして、、、

この数十年間、気づいていなかったのですが(笑)、星のブランコに座っているミネちゃん、、、安全ベルトしとらんやないかいっ!

付いてはいるのよ、安全ベルト。

でも映像で見る限り、ウエスト周りにも太もも辺りにも、そのベルトが掛けられている感じじゃない。

うそでしょ?

この高さで安全ベルトしてないはずはないよね。

ブランコを降りるときに、動きをみればわかるかな、、、と思ってじーっと見てみる。

着地したネちゃん、普通にそのまま立ち上がったぞ~。

そして後方のブランコの座席には、ベルトが確かについていましたが、、、おそらくこれ、背中を支えるベルトですね。

つまり、後ろにひっくり返らないようには安全ベルトが付いているけど、前方はなし。

今では考えられない構造です。

それはともかく、、、

オープニングの雰囲気、メロディー、ワクワクしちゃいますので、ぜひ。

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この作品は3部作になっていて、しかも作品の構成が少し珍しいかたちでした。

オープニングはバリバリ洋風に歌い踊るのですが、そのあと『第一の肖像』として日舞のコーナーが入ってきて、『第二の肖像』がコメディー、そして『第三の肖像』が士官とサーカスの踊り子との悲恋物語(スウェーデンの実話だそうです)。

ミネちゃんの魅力を全見せします!っていう贅沢な作品でしたね。(笑)

日舞では、これでもかってほどのミネちゃんオンパレードですが(笑)、中でも、ミネちゃんとマイマイのトップコンビが踊る、軽やかなとっても激しい日舞『じょんがら』が大好きでした~♡

ミネちゃんの美しい舞いもさることながら、マイマイもほんっと可愛らしくて。

このコンビの関係性が透けて見える場面。

ぜひ見ていただきたい!

第二の肖像であるコメディーは放送でカットされてしまったので、もう記憶が残っておりません…。(泣)

関西テレビの放送しかなかったのでね。。。

第三の肖像、悲恋物語はありきたりなストーリー(とはいっても実話だから、そんな表現しちゃいけないんだけど…)ですが、これぞ古き良き時代の、ちょっと古臭い(!)宝塚歌劇となっております。(笑)

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まとめ

こんなに長々と書く予定ではなかったのですが、、、

ミネちゃんの歌声があまりにも素晴らしすぎて、語らずにはいられなくなり、、、

さらにミネちゃんの現役時代を思い返しながら、懐かし映像とか見ていたら筆が止まらなくなってしまいました。(笑)

こうして、スターさんたちとともに、宝塚歌劇とともに、自分も年を重ねてきたんですね~

この先、何周年まで見ていられるのかな~なんて考える世代になってきましたが(笑)、「いま」を礼真琴というスターとともに過ごせることに感謝。

今のこっちゃんの現役時代のことをまた、30年後、40年後に、今の若いファンの皆さんが懐かしく語る日が来るんでしょうね~。

FOREVER TAKARAZUKA

宝塚歌劇団HP

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