10月中旬にリリースされて、ずっと聴きたいと思っていたみほちゃん(有沙瞳)のネットトークをようやく聴くことができました。
雪組から星組へ異動になったときには、誰もが「礼真琴の相手役」になると信じて疑わなかったであろう実力派のみほちゃん。
美人で、素晴らしい声の持ち主で、歌っても演じても踊っても、すべてに長けていた娘役さん。
こっちゃん時代の星組には本当に欠かせない、大きな存在でしたね。
「え-っ!マジか-っ!?」 by 礼真琴
みほちゃんが退団を意識し始めたのは、なおちゃん(瀬央ゆりあ)主演の『龍の宮物語』であったことは、ご本人が色々なところでお話されていますよね。
その後、退団を決意して近しい人たちにそれを伝えたときの話をされていたのですが、こっちゃん、なんとも「らしい」反応だったんですね。(笑)
『龍の宮物語』でやり切った
なおちゃん2度目の主演作であったこの『龍の宮物語』は、演出家・指田珠子先生の宝塚バウホールデビュー作でもありました。
みほちゃん曰く、自分のために玉姫を演じるというよりは、なおちゃんの2度目の主演作であり指田先生のデビュー作を、微力ながら、なんとか盛り上げたいと思って作り上げた作品であると。
この作品、sora さんは映像でしか観ることができませんでしたが、初見の際は、なんとも言えない世界観に惹き込まれて魅入ったことを覚えています。
みほちゃんの妖艶さ、芝居力、そして歌唱力、何をとっても非の付け所がありませんでした。
この成功を機に、みほちゃんが退団を意識し始めたというのもうなずける気がします。
そしてご本人が語っていたのは「留まっていることができない性格」ということ。
研5の後半で雪組から星組に組替え。
雪組にあのままいたら、こんなに長く宝塚に居なかったと思う、とも。
雪組の上級生から多くを学びながら、この先のことを考え始めた時に組替えがあったので、このままもう少し宝塚で頑張ってみようと思えた、というようなことを話されていました。
そして、「なるほど」と、ちょっと笑ったのが雪組と星組のイメージの違い。
みほちゃん曰く、雪組は「日本の京都」で星組は「アメリカのニューヨーク」くらい違う、と。(笑)
確かに~。www
それぞれの良さを的確に表現していますね~。
千秋楽にみほちゃんが「星組に組替えになってよかった!!」と発言し、一部ファンの間では発言の意図に誤解もあったようですが、どちらも大切な時間であったことは間違いない。
にしても、日本から単身ニューヨークへ渡り、そこでの生活を楽しめてよかったです。(笑)
『龍の宮物語』でやり切ったと思えた矢先にコロナ禍に突入。
コロナがなかったら、その後ですぐに辞めていたかもと笑って話されていましたが、「礼真琴さんと舞空瞳ちゃんのお披露目もあったので、一作は迎えたいと思って残った」と。
時系列を考えると、ま、この頃にみほちゃんの中でも色々な葛藤があったんだろうな~と思いますね。
『龍の宮物語』の裏が『ロックオペラ モーツァルト』。
星組へ異動し、本公演やバウでこっちゃんの相手役を務め「礼真琴の相手役になるのでは?」と言われながら、いざ礼真琴トップ就任が決まると、相手役として花組から舞空瞳が降ってきて。
個人的には「まさかの瞳かぶり・・・」と、そこにも驚いたものですが。(笑)
トップ娘と2番手娘が同じ名前て…。www
礼真琴さんに退団を伝えたとき
星組に異動してきてすぐ、同期生のぴーちゃん(天華えま)と新人公演主演をしたことで、より同期生としての支え合う絆が強まったようですね。
ぴーちゃん(天華えま)とは、本当に信頼し合える素敵な関係性だったようですね。
そんなぴーちゃんには、退団の1年くらい前から「そろそろ考えている」ということを話されていたそうです。
で、ですよ。
礼真琴さんに「退団」を告げたときの反応は。
「え---っ!マジか-っ!?」
なんともこっちゃんらしい。
礼真琴ファンのみなさま、こっちゃんの声が聞こえるようですよね!?(笑)
『ディミトリ』の東京公演のときに伝えたそうですが、非常に驚いていたそうです。
こっちゃんの疲労困憊説が巷に流れ始め、でも、『赤と黒』に期待が集まっていた時期ですね。
この反応を観る限り、この時期のみほちゃんの退団は「意外」でもあったようですが、半面、退団を心に決めた人が発する「輝き」も見て取れ、上級生たちは「納得できる」とも言ってくれたとか。
たしかに、みほちゃんのオーラはすごかった。
ラスト公演になった『1789』のマリー・アントワネットなんて、神々しかったですもんね。
星組、大好き!
トークを聴いていて、みほちゃんは本当に星組の皆のことが大好きなんだな~って改めて思いました。
下級生のことも可愛くて仕方がないっ♡と。
卒業が決まった時『1789』は決まっていなかった
これ、意外じゃないですか?
みほちゃんが卒業を決めたとき、まだ、星組で『1789-バスティーユの恋人たち-』の上演が決まっていなかったのだそうです。
1年くらい前には内部で決まっていたんじゃないのかな?って思っていたので、ちょっとびっくりしましたね。
みほちゃん、この作品が巡ってくるタイミングで決心したのか?と思っていたので。
ま、あくまでも生徒にまだ情報が下ろされていなかっただけかも知れませんが。
公演期間が発表されたときに「ここだな」と感じたんだって。
1本もので卒業したかったというみほちゃんのカン。
いま2本物だし、もしかしたら1本物になるかな~
なんか大作ミュージカルになるかもな~
きた~~~!
みほちゃんのカン、すごくないですか?(笑)
でも、大作ミュージカルがくるかも・・・と思えるのって、礼真琴&舞空瞳コンビが率いてる星組生ならではの発想な気が。www
最後に憧れの役が巡ってきたというのは、みほちゃんのそれまでの頑張りに対する結果。
ほんとーに良かった♡
貴女のように輝いて卒業を迎えたい
いまでも、上級生から言われるそうです。
「いさぎよく、すがすがしく、キラキラ輝いて、やりきって卒業していった有沙ちゃんの姿を近くで見ていたから、私もそうやって卒業したいって思った」
このうえないお言葉ですよね。
それだけみほちゃんが、ほんとーーーに宝塚人生、娘役人生をまっとうして、悔いなく輝いて卒業していったということ。
しかも、自分だけがそう感じていたのではなく、周りの人にもその思いが伝わっていたわけで、もう、最高の卒業でしたね、本当に。
さっきから「ほんとうに」ばっかり言ってますが。(笑)
星組さん、あったかいな。
みほちゃんの甘~いデレ~っとした「ほんとうに、みんな、かわいくてぇ~」という声に癒されました。www
退団公演中にみんなから「絡まれた」大切な思い出を嬉しそうに、愛おしそうに、甘い声で語るみほちゃん、可愛い♡
まとめ
星組の卒業生のおはなしを聴くのは楽しいですね。
特に、こっちゃん時代を支えてくれた方々の裏話は、ついつい聴き入ってしまいます。
次回ももう少し、みほちゃんの「星組」トークを。
1回ではボリュームが・・・。(笑)

