星組東京の新人公演の振替公演が 3月20日(水・祝)18時30分 に決まりましたね。
ライブ中継もこの日に行われると。
本来の公演日は観劇することが叶いませんでしたが、祝日であれば見られるっ!!!
公演日程変更で観劇が叶わなくなった方には申し訳ないのですが、今回ばかりは日程変更に感謝。
祝日に振り替えたのは、劇団としてもできる限りチケットホルダーが振替公演を見に来やすい日程を、っていう配慮だった気がします。
だって、わざわざ翌日に午前公演がある日を選ぶ必要はなかったわけだし。
ま、何はともあれ、新人公演が中止にならなくて良かった、良かった。
ライブ配信、楽しみ💕
そして、タカラヅカニュースでは今週も95期祭りが続いておりましたが、、、
久し振りにネットラジオで元星組生が登場し、こっちゃんのことを語ってくれていたので、その様子を。
壱城あずさ登場
今回登場したのは元・星組の壱城あずささん。
sora さんは 昔から「しーらん」呼びしていますが、元ご贔屓の柚希礼音氏は「ガッツ」と呼んでいましたね。(笑)
そして多くの方は「あやちゃん」と呼んでいた気がします。
しーらんの昔々の印象は、、、まだ宙組担当だった頃。
当時トップコンビ(和央ようか&花總まり)にどっぷりハマりつつ、並行して応援していた気になる下級生、和涼華に雰囲気の似ている子が星組にいるな~と。
そしたらのちに和くんが星組に組替えとなり、、、和くんはすぐに退団してしまったものの、ちえちゃん(柚希礼音)沼にじわじわハマっていたので(笑)星組担当に組替え。
以来、しーらんの存在も身近に感じられるようになりました。
とうこちゃん(安蘭けい)時代まではあまり印象も強くなかったのですが、、、
ちえちゃん時代になり学年も上がってきて、トップ娘役、ねねちゃん(夢咲ねね)の同期だったし、二番手さゆみちゃん(紅ゆずる)や学年の近い人たちとわーわーぎゃーぎゃーやってる姿が目立ってきてからは、一目置く存在に。(笑)
さゆみちゃんを中心とした「紅5」にも大変楽しませていただきました!
礼真琴を語る
結論。
礼真琴はやっぱり謙虚で努力家、イメージ通りの人。(笑)
とにかく謙虚な礼真琴
しーらん曰く、こっちゃんはいつも「あやさん、あやさ~ん!」と立ててくれる人だったそうで。
でも、しーらんとしては「なんでもできる人なのに、恐縮だな~」と思っていたそうな。
星組再演の『ロミオとジュリエット』の時のはなし。
こっちゃん(礼真琴)がベンヴォーリオ、しーらんがマーキューシオという、親友同士を演じた際に、稽古場を通じて一緒にいる時間が長かったと。
「めちゃめちゃ謙虚なんですよっ!!!」
力強くそう語るしーらん。
興味津々で耳をダンボにして聴き入る soraさん。
そこで語られたのは、やっぱりそうか、礼真琴、、、な話。(笑)
しーらん曰く、「私なんて・・・」と外面で言う人は沢山いるけど、こっちゃんは「ホントにそう思ってる」と。
「私なんてホントになんもできなくて・・・」っていうのがリアルな礼真琴の感情。
そして当然ながらしーらんは思う。
「いや、あなた、なんでもできるよ。」(笑)
ですよねーーー。www
さらにしーらんは思う。
「あたし、あなたになりたいんだよ。」って。(笑)
わかるーーー。www
傍から見ればギャグのような、こんな話をよくしてたんですってよ。
礼真琴、どんだけ謙虚なの?
だも、ただ謙虚なだけじゃなく「自分がまだまだだ」という思いがあるからこそ、すごく努力する人なんだそうです。
それはファンとして外から見ているだけでも想像がついてしまう。
ある意味、それもすごいな。(笑)
「それ以上、あなた、なにを歌、練習するんだい?」ってくらい「歌のお稽古行ってきます!」というのが礼真琴。
「まだまだ自分は未熟なんだ」っていう思いがすごくある子なんだと語っていました。
「もっと成長しないとダメなんです」っていう思いが溢れている子だから、下級生ながらにすごい子だなってずっと思っていたそうな。
オチを忘れない関西人、壱城あずさ
ロミジュリのベンヴォーリオとマーキューシオはハモリが多い役どころ。
マーキューシオがほぼハモリパートを歌い、ベンヴォーリオがメロディーという配分なのですが、しーらんはハモリが苦手。
ひとりでならハモリのメロディーを歌えるのに、こっちゃんと一緒に歌う(声が重なる)と、どうしてもできなかったと。
なので、こっちゃんが毎日のように歌の練習に付き合ってくれたそうです。
こっちゃんと言えば、皆様ご存知「ハモリ大好き人間!」だから、きっと楽しみながらしーらんとのお稽古時間を過ごしたことでしょうね。
あ、でも、自分がメロディーだから消化不良!?(笑)
しーらんとしては、こっちゃんも忙しいのにいつも付き合ってくれて、自分のほうが上級生なのに、、、と申し訳なさを感じていたようです。
結果、あまりにも申し訳なくなり、こっちゃんに「まこっつぁんの声を録音させて!」とお願いしたそうな。
録音した歌に合わせて練習するから、と。
そして、こっちゃんの歌を全曲録音させてもらい、ひとりの自主練開始。
が、しかし!
ここで問題発生。
こっちゃんの歌があまりにも上手過ぎる。
上手過ぎる故に、しーらん「礼真琴の歌」を聴いて練習が終わる。(笑)
「やっぱうまいな~」って聞き惚れてしまい、練習できずに終わってしまう事態が発生したようです。(笑)
しーらん、さすが関西人。
人を褒めるときにもオチを忘れません!(笑)
いや、しかし。
こっちゃんの歌に聴き惚れて練習にならない気持ちは、わかる気がしますね。
「人の思考や活動を停止させるほどの歌声」は、もはや犯罪。(笑)
礼真琴、恐るべし。
こっちゃんへのメッセージ
最後に、こっちゃんへのメッセージを求められたしーらん。
「組子にとってトップスターさんは、元気いっぱいでいてくれて、幸せでいてくれて、キラキラしてくれていることが幸せ」
こっちゃんは頑張りすぎるところがある、と。
気もきくし頭もいい。
だからこそいろんなことを感じてしまうし、いろんなことを「しなくちゃ」って思ってしまう子だと。
でも、「いろいろ」なことは誰かに任せて、こっちゃんは毎日楽しく、元気に、お客さんにパワーを与えているだけで十分だと思うから、頑張り過ぎず、こっちゃんらしく、毎日舞台に立ってほしいなって思う。
そう語っていました。
こんな風に、何人ものトップスターを支えてきた「組子」の視点でメッセージをもらえるのは、ありがたいことですね。
ファンのひとりとしても、そうであってくれればと願います。
ただ、一方でトップスターという立場はそれだけではいられない責任も背負っているとも思っています。
トップスターという立場
実際にはトップスターが「いろいろ」を考えることなく日々を過ごすことは難しいこと。
「トップスター」の称号を背負って組の「顔」となった経験者にしかわからない「責任の重さ」がのしかかっていると思います。
そして、トップスターを引き受けた以上はその「責任の重さ」が伴うのは至極当たりまえであるとも思います。
いま、宙組中心に宝塚を取り巻くいろいろな問題の渦中で、トップスターの背負う「責任」について議論されることが多くなりました。
ここでも度々触れています。
人ぞれぞれ、様々な視点から考える「トップスターの責任」があると思いますが、何がどうという具体的な責任を言語化するのは難しい気がします。
個人的には、トップスターには「求心力」が必要であると思っていて、それは組子からの信頼を得ていなければ成立しません。
組子からの信頼を得るには、自らの姿勢や周囲への気配り、俯瞰して組を見渡すことができるだけの資質、経験から学習する或いは状況から判断する能力が必要です。
芸事に長けているだけでは求心力とはなり得ない。
「資質」と「能力」という言葉がありますよね。
生まれつき持っている性質や天性の才能(資質)はそうそう変えられるものではありませんが、教育や環境によって形成できる性質(能力)もあります。
だからこそ、劇団にはトップスターを育てていく過程の中で、芸事以外の「教育環境」も整えることをお願いしたい。
これは組長、副組長などの管理職候補も然り。
やはり育ってきた環境も経験も性格も何もかもが異なる、数十人の個性豊かな組子たちをまとめていくのは想像以上に難しいこと。
ましてやスターへの階段を上ることを夢見て入団してきた人たちが多い中で、ポジティブに言えば切磋琢磨しながら、ネガティブに言えば時として嫉妬心も持ちながら日々を送っていることでしょう。
人間だからいろんな感情が生まれるのは至極当然のこと。
そうした環境の中で自身が芸事と必死で向き合い十数年を過ごしてきて、トップスターや管理職になったからといって、いきなり組子たちひとりひとりの心理的コンディション、それぞれの関係性にまで目を配り、組全体を俯瞰できるようになるなんて人はそうそういないと思います。
歴代のトップさんや管理職の下で体感的に学ぶことは多くあると思いますが、全体を俯瞰して組織をマネージメントする力というものは、やはり改めて学ぶ必要があると思います。
トップスターに育てるべく芸事に長けたダイヤモンドの原石を見つけ出すだけでなく、下級生時代から少しずつ「トップとしての責任」に対する具体的な教育をしてあげて欲しいですね。
そのプレッシャーに勝てない人は脱落するでしょうし、その覚悟ができないままトップに上っても自分が苦しむことになるでしょう。
昔からトップスターになると、自分が舞台を楽しむことだけじゃなくて、「客の入り」を評価されるから大変らしい、と「気の毒そうに」言われていましたが、、、
でも、これ、当たり前のことですよね?
その覚悟を持ってトップスターに就任しているはず。
宝塚のファンは本当に優しくて温かいと言われますが、sora さんは意外とそういうところにはシビアです。(笑)
宝塚は会社組織であり、ビジネスですからね。
だからこそ、いま起きている諸々に対しても「会社組織として」「組の管理職として」「組のトップとして」それぞれに考え、きっちり対応して欲しいと願っています。
まとめ
なんだか最近、すべての話題が最終的にこの問題に繋がっていく、、、。(苦笑)
宙組の公演再開はいつなんだろう??
そろそろ、次の話し合いがおこなわれた頃でしょうか。
気になります。