2024年が明け、大劇場や東京でそれぞれに無事公演が幕を開け、いろいろなオンライン記事を目にします。
その中で、気になる記事がありました。
それがスポーツ報知が1/2に配信していた「【宝塚歌劇110周年のキーパーソン】星組トップスター・礼真琴4か月ぶり復帰間近…5組から一挙紹介」という記事です。
ま、宝塚担当の記者の主観でしかないのは前提ですが、今年のキーパーソンとして組ごとに語られている記事です。
芹香斗亜を完全スルーする記者
記事は今年の公演順に、星組、花組、月組、雪組、宙組の順番で語られています。
星組
礼真琴、(天飛華音)
もうここはね、そりゃ礼真琴しかいないでしょう。
この記事を開いたのも、タイトルの「礼真琴」の文字を見つけたからですしね。(笑)
星組に関してはこっちゃん(礼真琴)の復帰に関する言及に終始していました。
劇団そのものが苦境に立たされている中で、3公演連続でトップスターが退団する2024年の宝塚歌劇の屋台骨を支えるのは、間違いなくこっちゃんでしょうから、これは納得。
というか、どう見てもそうだよね、と。(笑)
そして言及はなかったものの、今公演から正式に2番手の座にピンで座ったありちゃん(暁千星)にも期待ですね。
そして、なこちゃんの隣りをゲットした3番手ポジ、きわみくん(極美慎)の快進撃にも期待したいです。
そして星組の記事ではなく「月組」の記事に登場していたかのんくん(天飛華音)。
新公も卒業して2年目を迎える2024年。
きわみくんが3番手に順当に昇格したいま、そして、下からは御曹司・稀惺かずとが全力で追いかけてくる中で、かのんくんの組替えがあるのかないのかも気になる2024年ですね。
花組
柚香光、星風まどか、美羽愛、星空美咲
れいちゃん(柚香光)とまどかちゃん(星風まどか)のトップコンビ退団に伴って、後任はまだ発表されていませんが、記者さんがまずキーパーソンとして挙げていたのは美咲ちゃん(星空美咲)でした。
ひとこちゃん(永久輝せあ)の名前は上がっていませんでしたが、実質はひとこちゃんの嫁候補を語っているという感じでしょうか。
あいちゃん(美羽愛)にも自然と目が行くとのことで、ザックリ言えば、美咲ちゃんとあいちゃん、どちらがトップ娘に就任することになるのか?との記事なのかなと読み取れる内容でしたね。
月組
月城かなと、海乃美月、彩海せら
月組もトップコンビの卒業に絡め、れいこちゃん(月城かなと)イズムの継承者として、あみちゃん(彩海せら)が挙げられていました。
れいこちゃん同様に雪組からの組替えであることや、れいこちゃんのバランスの良さを継承しているのではないか、と。
そして星組のかのんくんとの切磋琢磨が2020年代の「宝塚の見どころ」であるとも書かれていました。
個人的にはれいこちゃん卒業を控えた月組の、2024年のキーパーソンは色々な意味で「ちなっちゃん(鳳月杏)」だと思っているのですがね。
記者さん的には先々の月組の担い手である若手に思いを馳せているのでしょう。
前代未聞、交換トレード組替えが中止となった娘役人事にも注目が集まりそうな2024年の月組さんです。
雪組
彩風咲奈、和希そら、華世京
花組、月組に続いてトップスター彩風咲奈の退団に触れている雪組の記事。
そして咲ちゃん(彩風咲奈)よりひと足お先に今公演で卒業してしまうそらくん(和希そら)にも触れ、雪組にぽっかりあいてしまう大きな穴を誰が埋めるのか、という論調。
そしてキーパーソンとして挙げているのが、雪組の御曹司と名高いかせきょーくん。
ただし、かせきょーくんをアゲアゲしている論調ではなく、どちらかと言うと辛口。
かせきょーくんの地力強化を期待する内容になっていますね。
期待するが故の応援記事ですね。
宙組
桜木みなと
各組の記事ではなんらかトップスターの名前を出して触れているのですが、驚いたことに宙組では完全スルー。
いろいろな問題を抱えているさなかでもあり、ファンも敏感になっている状況故、あえてのスルーなのかも知れませんが、正直、違和感を覚えます。
たしかに、宙組の立て直しを考えたとき、ずんちゃん(桜木みなと)がキーパーソンであることは同意します。
ただ、『FINAL FANTASY 16』の公演にも触れ、苦難の道を切り開くのがずんちゃんであるという論調に終始するのは、さすがにトップスター芹香斗亜が気の毒な気も、、、する。
もちろん個人的には、キキちゃんがすんなり元通りというわけにはいかないよね、とは思っていますから、記者さんが芹香斗亜の名前を完全にスルーした気持ちも、なんとなく察するところではあります。
が、、、タカラヅカ担当の記者として、各組のトップスターに触れて記事を書くのだったら、やはり宙組は芹香斗亜の舞台復帰についても自身の予測に言及して欲しかったですね。
キキちゃんの2024年、いろいろな意味で試練が続きそうです。
まとめ
年末年始、様々な場面で少しずつ宙組が誌面や画面に復帰し始めています。
まだまだ舞台への復帰の道は険しいように思いますが、一歩、一歩、進んではいるのでしょう。
急がず、焦らず、誰の胸にも「しこり」を残さない解決を願います。