2025年のスケジュールが発表されましたね。
お正月公演は順当に宙組が務め、舞台設備工事期間を挟んで雪組、星組、花組と従来の公演並びです。
舞台設備工事、補強かな?
え、レミゼとかやれる舞台にしてくれちゃったりするの?
うわーーー勝手に妄想したらワクワクする♡
レミゼの舞台は装置の重量とかもすごいから、たしか中日劇場だったか、初めてレミゼの公演を招致したときは事前に舞台設備の工事をしていた記憶があります。
島田歌穂さんがエポニーヌを演じていたころね。
それはさておき、ちょいと気になったのが2点ほど。
ひとつめは言うまでもなく宙組のお正月公演問題、そして二つ目は礼真琴の任期問題です。
宙組のお正月公演実施について
宙組の久しぶりの大劇場公演が無事に幕を下ろし、さっそく2025年の幕開け公演以降のスケジュールが発表されました。
この発表内容を見て、正直、星組ファンとしては少々モヤっとしちゃいませんでしたか?
例年は当たり前のように公演していたので、それを考えれば別に違和感はない。
ただ、今年の幕開け公演では労基に指摘を受けた劇団が、働き方改革を理由に、公演初日の2週間前になってすでに販売済だった星組公演のチケットを無効にしてまで日程変更しました。
私はチケットを持っていなかったので直接的な影響はありませんでしたが、当時、かなりお怒りでした。(笑)
この記事は2023年12月16日に投稿した記事の再掲載です 星組の話題作『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~』の稽古場情報が流れ、いよいよ!とワクワクモードに入っているさなか、劇団からまたしても「と[…]
星組の中止されたお正月公演(もちろんそれ以外も含め)のチケットを握りしめ、当てどころのない怒りや落胆を抱えながら感情を押し殺してきた方も少なくなかったと想像します。
ゆえに、今回の宙組お正月公演の実施に対してはいろいろな感情が湧いてきてしかり。
SNSでもかなりの「?」が飛び交っていました。
私も正直、最初は「は?」と思ったんです。
ただ、私の中の結論として、、、
働き方改革 ≠ お正月公演の廃止
つまり、今年のお正月公演が中止された理由は、単純に公演日数を減らすためとか、お正月はゆっくり休ませようとか、そう理由ではなく、あくまでも「十分なお稽古日数の確保」であったと理解するしかない、と。
そうやって理解しないと「モヤモヤ」は収まらないよね、と。
ぶっちゃけ、日程的には昨年の星組の博多座千秋楽が11月2日で、今年の宙組の全国ツアー千秋楽が11月4日なので、むしろ … という矛盾はあるんですけどね。(苦笑)
ま、星組の『RRR』は作品の難易度がね、あれ、でしたし。
「星組があんな形で中止になってしまったのに、なんで宙組公演が?」の感情はひとまず抑え、よし、来年も宝塚歌劇を楽しむぞ!
2025年1作目が礼真琴の退団公演になるの?
思いのほか、星組公演の日程が長くありませんか?
退団公演っぽい香りがしてきてしまったのですが … 。
単純に星組人気にあやかりたいだけ?
それとも、またまた大作持ってくるから「元取ろうぜ!」なの?
なこちゃん(舞空瞳)の卒業後、こっちゃんには特定の相手役を置かない方針でいくのではないかと私は考えているので、この公演期間を見る限り、何かしらの大作ミュージカルがあてがわれるような気がします。
それがこっちゃんの退団公演になるのか、否か。
退団公演ではないと仮定した場合
個人的には(久しぶりに言いますけど … 笑)こっちゃんの『エリザベート』が見たいから、ミュージカルやるならエリザでもよき。
あ、念のために言いますけどトートじゃだめですよ。
礼真琴 = エリザベート でなきゃね。
でも、仮に『エリザベート』が実現するとしたら、絶対に退団公演にはなり得ないので、もうしばらくタカラジェンヌこっちゃんを拝めることになります。
私にとっては願ったりかなったり。(笑)
なこちゃんのこの時期の単独退団、もちろん、なこちゃん自身の人生の選択・決断でもあったでしょうけれど、実はなこちゃんの退団発表を聞いたとき、すぐさまこの『エリザベート』の上演計画がもしかしたら、もしかする?と思っちゃったんですよね。
ベルばらのオスカルは別として、トップスターが「娘役」として主演を張ったのは『風と共に去りぬースカーレット編ー』でスカーレットを演じた一路真輝くらいですよね?
こっちゃん、伝説を作りましょう!♡
トートが主役ではない『エリザベート』を、ぜひ現役トップスターとして見せてほしい!
キャスティングもしっくりきちゃうんですよね~。
いや~こっちゃんエリザを大きな包容力で包み込むなおちゃんフランツ、見たくないですかぁーーー?♡
残念ながら(?)ラストはトート様と召されるわけですが、初演の高嶺ふぶきが演じたフランツを見て以来フランツ・フェチであり続ける私としては、1幕ラストへ向かっていく一連のやりとりが大好き!
扉越しに「ぼくには君が必要なんだ」と切なく歌うフランツにやられます。(笑)
そして鏡の間ですよ!
「あなたと共に歩んで参ります、でも私の人生は私のもの!!」
神々しい姿で歌い上げるエリザベート、佇むフランツ、、、
こっちゃんエリザとなおちゃんフランツがこの場面にいたら、もうね、トートよ、出てくんな!ってなりそうです。(笑)
脳内妄想劇場は果てしなく続いていく …。
妄想ついでに、冒頭にちょっとだけ触れた「レ・ミゼラブル」も強引に妄想しちゃおうかな。(笑)
これが観られるなら退団公演でも悔いはない!
フランスでの初演が1980年、日本での初演は1987年のこの作品。
私はイギリス留学中にミュージカル専門店で見つけた『10周年記念コンサート』というビデオ(VHSです、懐かしい!)が、ちゃんと全編の歌を聞いたレミゼとの出会い。
なんとなくメロディーとかは耳にしたことがありましたが、ちゃんと聞くのは初めてで。
記念コンサートなので扮装なしだった気がしますが、このとき印象的だったのは、フィナーレでレミゼを上演している世界各国の「ジャン・バル・ジャン」役者たちが客席を通って登場し、主題歌を歌い継いでいくんです!
圧巻でした。
日本からは初演からジャン・バル・ジャンを演じていた鹿賀丈史さんが登場。
そしてそのあと、ロンドンのウエストエンドで英語版の舞台を観劇。
もうゾクゾクしっ放しの強烈な感動を覚えました。
だがしかし、長い!
東宝の作品は観劇したことがないのでわかりませんが、ロンドンで観たときはたしか上演時間3時間越え(休憩時間除く)でした。
だから、これを宝塚の舞台に乗せるのは無理でしょうね。
おそらく版権の縛りもきついかと。
そういえば、10数年前?映画も見た気がします。
ひそかに「宝塚で観てみたいな~」ってずっと昔から思っているので、今回、結構な期間を使って舞台装置の工事ってなっているから、ありえないとは思いつつ妄想が広がってしまいました。(笑)
恐ろしくキャストがフィットするんですけど気のせいですか?
この壮大なスケールのミュージカルを礼真琴率いる今の星組で見られるんだったら、もう何も思い残すことはございません!
レミゼを見たことがない方は、↓に映画版の登場人物が詳しく紹介されいてたので興味があれば見てみてください。
♪たたかうものの~うたがきこえるか~
「民衆の歌」、頭の中であのメロディーがこだまし始めました。
鳥肌立ちますね~この歌を聞くと。
でも、絶対やんないでしょ?
やんないよね。
だったら、もう少しこっちゃんを宝塚で観ていたい。(笑)
まとめ
こっちゃんが次回作を含めてあと2作なのか、3作なのか、はたまた、まさかそれ以上だったりもする?
公演スケジュールが出てくると、無条件にドキドキしてしまいますね。
『記憶にございません!/ Tiara Azul -Destino-』の大劇場千秋楽後が、すでに恐怖でしかありません。
でも、なんとなく、2025年前半の退団はない気がする。
希望的観測も含めて、、、なこちゃんの卒業公演中にこっちゃんの退団を発表するなんていう滅多打ちは、やめていただきたい。(苦笑)
まずはなこちゃんを温かく送り出すことに集中したいですよね。
では、また。
宝塚の至宝、星組トップスター礼真琴の宝塚での歩みを振り返るために、これまで出演した作品の一覧表を作成しました。
同期生たちからも当たり前のように「スーパーマン」と言われるこっちゃん。
あらためて、文化祭から現在に至るまでの15年間少々([…]
宝塚の至宝、礼真琴の舞台を振り返るシリーズ第15回。 今回は『めぐり会いは再び-My only shinin’ star-』の中日劇場公演を振り返ります。 2011年4月中旬に大劇場公演の幕が開き、東 […]
この記事は2024年2月4日に投稿した記事の再掲載です 前回の『1789-バスティーユの恋人たち』では、奇跡的に3公演も劇場で観ることができましたが、今回はムラも東京も撃沈。 配信に頼るしかない状況に […]
宝塚の至宝、礼真琴の舞台を振り返るシリーズ第20回。 今回は、『ダンサ セレナータ』を振り返ります。 私はこの作品と2008年の再演『ブエノスアイレスの風』が、頭の中でごっちゃになる時があります。 ち […]
この記事は2023年7月16日に掲載した記事の再編版です 歌が得意なトップスターさん。 いわゆる「歌うま」のトップスターさんは誰?と聞かれて、パッと浮かぶのはそんなに多い数ではありません。 その中でも […]
礼真琴の舞台を振り返るシリーズ第26回。 今回は『Étoile de TAKARAZUKA』です。 台湾公演に持っていくことを前提に作られているだけあって、宝塚REVIEWの醍醐味がこれでもかというく […]