礼真琴の舞台を振り返るシリーズ第52回目は、卒業を前に行われた、妃海風ミュージック・サロン『Princesa!!』を振り返ります。
愛する95期のプリンセス、ふうちゃんの卒業記念であるミュージック・サロン。
こっちゃん(礼真琴)は、星組の前任トップ娘役・夢咲ねねちゃんの卒業のときにもミュージック・サロンのメンバーに選ばれていましたね。
あれからわずか1年半、今度は同期のふうちゃんを送り出すことに。
当時残っていた「同期全員」で出演するミュージック・サロンは珍しく、同期ならではの温かい空気漂う公演でした。
妃海風ミュージック・サロン『Princesa!!』
出演者
妃海風
礼真琴
ひろ香祐
紫 りら
瀬央ゆりあ
仲良し95期生のほのぼのディナーショー
登場は客席から
コーラス隊の4人が、ひとりずつ客席に登場して「♪なんてったってアイドル」のワンフレーズを歌います。
こっちゃんは先陣きっての登場でしたが、こっちゃんが突然自分の横に現れたことに喜びを隠しきれない、ファンの方の嬉しそうな顔の方に気をとられました。(笑)
そりゃ、いきなり白ジャケのイケメンこっちゃんが隣に来たら舞い上がりますよね。www
続いて「青い珊瑚礁」を歌うふうちゃんの後ろで、4人がコーラス隊として歌い踊ります。
が、カメラはほぼふうちゃん定点。
いつもながら、もっと全体を映せやいっ!!
最初のごあいさつ
コーラス隊4人とも、ネクタイのつけ方が自由な感じですが、こっちゃんは結ばずかかってるだけのパターン。
言ってる意味、分かりますかね?(笑)
そして、自己紹介は少々噛みましたが、なんとかごまかしクリア。www
スターの貫禄が付いてきたこっちゃんなので、コーラス隊にいることに違和感しかないんですけど。
次期2番手がコーラス隊に入ることってないですもんね、普通は。
同期ならでは。
ふうちゃんのはちゃめちゃ、どぎまぎトークが可愛らしいのですが、それを「うん、うん」と見守る同期生たちにエールを送りたくなります。(笑)
気を使わない気づかいがいいですね、同期って。
感動的な『道』(EXILE)
縦じまのブラックスーツにソフト帽、、、やばいでしょ。
メンズ3人がしっとりと歌う姿になんだか感動。
なおちゃん(瀬央ゆりあ)が超低音任されて苦しそうでしたが、これもお勉強。
こっちゃんの歌声とスターオーラに感動!
聖子ちゃんの次は明菜ちゃん『TATTOO』
ふうちゃん、白も黒も自由自在ね。
そしてギャング風情のこっちゃん、カッコ良すぎてもはや反則。
これ、こっちゃんメインでおねがいできませんか?
このあと、ふうちゃんとなおちゃんがちょっぴり官能的なお歌を色っぽく歌いますが、こっちゃんじゃなくて良かった。
こっちゃんだったらドッキューン撃ち抜かれて息絶えてたかと。(笑)
こっちゃんソロ『キミはともだち』(平井堅)
この曲は、ふうちゃんのリクエスト。
ふうちゃんがプレゼントしたい歌を、本人に歌ってもらう、というパターンらしいですが。(笑)
ふうちゃん曰く「とっても上手に歌ってくれると思うので」と。
でしょうね、そうだと思いますよ、間違いなく。
安定の歌声。
客席を回りながら、さわやかな笑顔を振りまく礼真琴氏。
そのこっちゃんを見上げるお客さんの幸せそうな♡の眼差しに、こっちまで幸せな気分になります。
デュエット『輝く未来』by Disney
ふうちゃんが紫に白のアクセントの入ったとっても綺麗なドレスで歌い出し、途中から紫の飾り燕尾姿のこっちゃんが加わりデュエットに。
ディズニーの企画CDでデュエットした歌ですね。
そして、『Étoile de TAKARAZUKA』の新人公演でもふたりはこの曲をデュエットしています。
新人公演では人数的にロケットが入れられなかったために、代わりに新場面として入れてくれたようです。
新人公演の時は緊張しすぎて、お互いの顔を覚えていないと。
当時は研4、ゆりかちゃん(真風涼帆)が新公の主演をはっていた頃ですね。
そのまま二人のトークになりますが、宝塚初観劇のおはなしをして、ふうちゃんが想いでの曲を歌うのですが…
トークした後に、合い方をハケさせるのが、ふうちゃん下手過ぎる。(笑)
いつも「もう帰ってもらえます?」みないな邪見な感じで、すっごい自由。www
「追い返し方がわからなくて」と笑うふうちゃん、らしいな。
因みに、こっちゃんはすぐさま「あっ、ハケろってことね?(笑)」と言いながら、袖に去っていきました。
宝塚メドレー
初舞台の『アムールそれは…』から始まり、何曲かを全員で。
コーラス隊は羽根扇もって華やかに。
そして後半、ロミジュリから『神はまだお見捨てにはならない』を歌いますが、神父様(ひろ香祐)、乳母(妃海風)、ロミオ(礼真琴)、新人公演メンバー揃い踏み。
ヴァージョンアップした歌が聴けて耳福ですね~。
ナポレオンからは『時が永遠に止まっても』のデュエットをふうちゃんとこっちゃんで。
ほ~んと心地良い二人の歌声。
あ、このときなおちゃんがなぜかセンターで踊ってましたが、ごめん、いらなかった。
せっかくこっちゃんとふうちゃんがしっとり歌ってるのに、そのド真ん中ですんごい動いてるから、気が散る。(笑)
このあとのトークで、これがマルモンさんだと知らされましたが… なんか違う。 www
そのあとは『太陽王』やら、なんやらとトップになるまでの作品が続きます。
女子二人で歌ったり、こっちゃんとふうちゃんで懐かしのうたを歌ったり、全員でしっとりと『星に願いを』を歌ったり。
メドレーの最後は、全員で初舞台ロケットで締めくくり。
女子たちはロングドレスで足上げし辛そうでしたが、みんな楽しそう!!
同期っていいですね、ほんとうに。
5人のトークタイム
みっちゃん以下、星組生が会場の後ろにズラ~リと座っていたので、ふうちゃんはもう、マイクをにぎにぎしながら緊張しきり。
だって、大好きな「みちこさん」がそこにいるんだもんね。(笑)
「大切な北翔海莉さんも見に来てくださっていて…」もう、デレデレ。
そしてトークはグダグダ。
結局そこで話し始めるのは、礼真琴さんの役目。
でもって笑いをとるのは瀬央ゆりあさんの役目。(笑)
「追い返し方がわからない」ふうちゃんのために、皆は自らはけていきます。
アカペラ『永遠に』(ゴスペラーズ)
コーラス隊4人で始まり、最後はふうちゃんも加わって5人でのアカペラ。
まるで自分の持ち歌であるかのように歌うこっちゃん。
低音部の深~い響き、高音部の透き通るような響き、自由自在。
心地良い歌声に、歌詞も良いからしんみりしちゃいました~。
そして最後は及川光弘『バラ色の人生』で明るくノリノリ、全員で客席をまわって、ふうちゃんらしい終わり方でした。
アンコールのご挨拶
ふうちゃんがアンコールでキュートにドリカムの『うれしい!楽しい!大好き!』を歌い、最後にコーラス隊の4人を呼び寄せます。
4人はオープニングのときの白ジャケットに着替えて、元気よく登場。
上手、下手、センターにご挨拶して去っていきます。
そう、ご挨拶して去っていくだけなのに、全員マイクを手にしているのは何故!?(笑)
その後のアンコールで再登場して、ようやくひとりずつご挨拶。
客席の涙を見て、涙腺ギリギリラインだったと告白するこっちゃん。
よく頑張りました!!
そして、「同期との、このような機会を与えてくれたふうちゃんに感謝している」とふうちゃんに頭を下げるこっちゃん。
他のメンバーが当たり障りなく定番のご挨拶をする中、さすがの主席さん、ちゃんとツボおさえてます。
全員が手を繋いでご挨拶をする姿… ほ~んと同期っていいな~。
まとめ
全員が同期生のMSとかDSって、あまり見ることができないので貴重ですよね。
なんだか同期ならではの安心感、いい意味での「適当」が許される温かさにほっこりします。
そしてふと頭によぎるのは …
近い将来、5組のトップが95期で揃う日は来るのか、と。
仮にそんな日が来たとしたら、タカスペを想像するだけでニヤケます。
さて、次回はタカスペ2016を振り返り・・・たかったのですが、見当たらないのでスキップ。
紅ゆずる主演『オーム・シャンティ・オーム-恋する輪廻-』を振り返ります。
