礼真琴の舞台を振り返るシリーズ第57回目は、『Bouquet de TAKARAZUKA』を振り返ります。
このショーは、嫌いじゃないけど、なんか印象の薄い消化不良気味の思い出が…。
こっちゃん(礼真琴)は髪型もいつもと少し変えてたり、各場面ごとにカッコ良くて素敵なのですが、なぜか消化不良。(笑)
今回、久しぶりに観るのですが、少しは印象変わるかな?
『Bouquet de TAKARAZUKA 』
オープニング
みんなの衣装の色がちょっとくすんだサーモンピンクなので、舞台装置や照明に溶け込んでしまい、いまいち華やかさに欠けたインパクトの薄い雰囲気。
しかも衣装についている花飾りも、意図的にでしょうが同系色に近いものになっているので、なんかパッとしない。
全体がピンボケな感じ。
そして、こっちゃんがもっと「2番手」として前面に出てくるかと思いきや、かなり控えめ。
かいちゃん(七海ひろき)や特出のかちゃ(凪七瑠海)への配慮が全面的に見て取れますね。
あと、衣装も。
でもってこっちゃんはつぎの場面があるので、オープニングは少~ししか出ていません。
なんか気分、盛り上がらないなぁ。(苦笑)
恋の花咲く道
銀橋ソロから始まるこの場面、相手役はみほちゃん(有沙瞳)かと思いきや、100期生の天彩峰里ちゃん登場。
彼女はこの公演でエトワールにも抜擢されています。
この公演を最後に宙組に組替えしましたが、その後の活躍は言うまでもなく。
当時は研3くらいですかね?
ゆる~くヅカ・ファンしていた当時は、彼女の顔と名前が一致していなかったので、え、誰?となりました。(笑)
こっちゃんと場面をもらうくらいのコだから、さぞや期待されているんだろうとは思いましたが、この頃のじゅりちゃん、可憐でカワイイですね~。
いまでは宙組でバリバリ活躍していますが、今後の扱いが気になります。
さて、この場面。
こっちゃんが、とっても優しいお兄さん風で、温かい眼差しがたまらんです。
初々しい若手娘役さんを、包み込む「お兄さん」学年になったのね~。
見ていて安心感があります。
ブギウギ巴里!
赤白のツートンカラーのスーツに赤い帽子のこっちゃん、赤が似合いますね。
前場面のかいちゃんの「次回の公演紹介」トークに、下手花道から割って入るこっちゃん。
自身のディナーショーの宣伝はぬかりなく。(笑)
そして、退団するしーらん(壱城あずさ)のノリノリトークを、ノリノリダンスで聞いているこっちゃん、カワイイ♡
で、しーらんからのパスが飛んできます。
「じゃ、礼真琴!あとは頼んだで~」
しーらんのこの一言は深かったですね。
次の場面を任せたぞ~もあるけど、これからの星組を任せたぞ~って。
こっちゃんも感受性豊かだから、そんなしーらんのメッセージをしっかり受け止め、泣きそうなお顔の表情で応えてました。www
そして、元気よくブギウギ巴里!!を歌い踊ります。
セ・マニフィーク
こっちゃん、かちゃ、かいちゃん3人の銀橋の歌で始まり、後半はさゆみちゃん&あーちゃんも加わり、その他大勢の群舞になりますが、、、
千秋楽が12月24日、クリスマス・イヴだったのでさゆみちゃんがおふざけで、トナカイの被り物をして出てきました。
こっちゃん、大ウケ。
踊りながら腰砕けになってるこっちゃんが、これまたカワイイ。(笑)
この歌はキレッキレで踊ってほしいナンバーなのですが、こっちゃん、笑いが止まらないご様子でして。
銀橋では、さゆみトナカイに頭突きされてるし。(笑)
そして、いたく楽しそうで、嬉しそうで、こういう空気感は、なんともほっこりしますね。
血と砂の祭り、サイコー
赤い衣装のダンサーたちの中に、ひとり白い衣装で登場するこっちゃん、カッコ良すぎる。
スパニッシュはこっちゃんのダンスと相性がいいですよね~。
キレッキレのダンスに見惚れます♡
さゆみちゃん、こっちゃんとスパニッシュダンスで競っても、そりゃ無理よ。(笑)
こっちゃん圧勝。
フィナーレ
この作品のフィナーレは完全に消化不良。
3組デュエットしかないのは、ちょっとねぇ…
もっとこっちゃんのダンスをガッツリ見たかったよ~。
全体的にこのショーの構成は個人的にイマイチなんだけど、フィナーレで一気にテンション劇落ち。(苦笑)
でも、白いお衣装がとっても似合っていて、こっちゃん、カンペキ王子様♡
パレードも白い衣装で、この公演はこっちゃん、白づいてますね。
かつて、白は膨張色でこっちゃんゴロシとまで思っていましたが、その「イマイチ」だった白い衣装がすご~く似合っていて、感動。
髪型も工夫されていて、魅力マシマシです♡
そして、はじめての2番手羽根。
スカピンでは羽根がさゆみちゃんだけだったので、今回がはじめてです。
今では羽根を背負うこっちゃんの姿を当たり前のように観ていますが、2番手羽根を初めて背負ったこっちゃん、なんだか新鮮!!
まとめ
やっぱりなんとなく印象の薄いこのショー、なんでだろう?
オープニングもちょっとしか出てないし、フィナーレナンバーも消化不良だし、、、
各場面もあまりインパクトがないな~
かろうじてスパニッシュはこっちゃんの本領発揮でしたが。
なにはともあれ、こっちゃんはカッコ良かったからOKってことで。(笑)
今回は、ずっと末っ子キャラだったこっちゃんが、ようやく「お兄ちゃん」になった気がするショーでした!
さて次回は、礼真琴ディナーショー『MOMENT』を振り返りたいと思います。
