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【星組】礼真琴の舞台を振り返る74『Ray-星の光線-』

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礼真琴の舞台を振り返るシリーズ第74回目は、礼真琴&舞空瞳お披露目公演『Ray-星の光線-』を振り返ります。

Ray と 礼 をかけて♪レイ♪レイ♪レイの連発が耳に残るこのお披露目ショー。

かつて、♪Wao♪Wao♪Wao♪ウッ!ハァ!というお披露目もありましたね。(笑)

あのときに「トップスターの名前連呼ソング」の免疫ができていたので、Ray 連呼はどこか懐かしくさえありました。www

お芝居が少々地味だったので、ショーでは、ショースター礼真琴&舞空瞳コンビが本領発揮、イキ!イキ!キラ☆キラ☆していましたね。

幕開きの映像が素晴らしい!

Ray(光線)というタイトルだけあって、幕開きの映像を駆使したカラフルな「光線」はものすごく美しい!

色の使い方とか、デザイン性とか、とにかくすべてが素晴らしくて、この映像を作った人の感性すごいな、と。

そして実際にこっちゃん(礼真琴)の「目」だという映像に光が集まり、その瞳から星のように光が飛び散っていく中、センターにこっちゃん登場。

録画放送を見ながら、このオープニング映像だけを思わずリピートして見ちゃったくらいです。

まぶしい新トップスター・礼真琴

光の中に浮かび上がり、静かに美声を響かせたかと思うと、いきなり激しく踊り出すという、礼真琴あるあるのスタート。(笑)

この主題歌のずっしりしたリズムがいいですよね~。

そして紫に統一された衣装がまた、渋い!

歌っても、踊っても、とにかくこっちゃんがイキイキ、キラキラしていて、見ているこっちが自然に笑顔になってしまいます。

そして、なこちゃん(舞空瞳)も。

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とびきりの笑顔で歌いながら銀橋を渡り、本舞台でこっちゃんとふたり踊る姿はお披露目とは思えぬショースターぶり。

そしてこっちゃんに手を引かれて銀橋へ向かうなこちゃん、ほんとーに嬉しそう♡

こっちゃんのエスコート、サイコウデス。。。

オープニングのラスト、暗転後にこっちゃんとなこちゃん二人のしーっとりしたデュエットも、二人のめぐり逢いの奇跡とこれからへの期待を感じさせてくれます。

なおちゃんの太陽

このときはまだ、あいちゃん(愛月ひかる)が2番手としていましたし、この公演は専科からみつるくん(華形ひかる)が出演していたので、なおちゃんの出番も今より控えめ。

でも、ちゃんと見せ場は用意されていましたね。

淡い黄色の衣装が良く似合っていて、この灼熱の星・太陽の場面、素敵でした。

歌がすこ~し安定していないところもありましたが、なおちゃんって普通に美人で二枚目だから、たぶん何やってもカッコイイ。(笑)

悪役やってもあの眼力で説得力マシマシだし、こういう「ザ・タカラヅカ」みたいな場面にも美しくフィットする、すごい貴重な存在ですよね。

なおちゃん、、、ゆうひちゃんコースで登っていくことはできないんだろうか。。。

お互いが放つ光を「重ね合わせる」トップコンビの魅力

純白のお衣装にターバンまいたこっちゃん。

その姿だけでも麗しいのですが、踊り出したら瞬殺される。(笑)

ってか、こっちゃん、体の関節どうなってるんだろう?ってくらいしなやかに全身使って踊りますよね。

そして全員が同じように純白&ターバンで踊る男役群舞、なんて美しいんでしょう!

なかでも、やっぱり美男際立つきわみくん(極美慎)。

踊りは正直ちょっと荒削りな印象ですが、姿が美しいのでやはり目立ちますね。

そして娘役たちも純白のドレスで登場し、なこちゃんをセンターにした群舞がありますが、やはりなこちゃんは「ショースター」ですね。

下級生ながら、トップ娘役として娘役たちを引き連れてセンターで踊る姿は堂々たるもの。

こっちゃんと二人で踊っているときも、ちゃんと対等なダンサーとして存在しているなこちゃんに感服。

こっちゃん、あらためてイイ嫁もらいましたね~と思います。

この宮殿(?)の前で繰り広げられるダンスの場面、ものすごく好き!

構成が素晴らしくて、多くの出演者が入れ代わり立ち代わり、場面転換が小刻みに多いのに自然だし、どの場面のダンスも流れが美しいです。

こと・なこの二人のダンスも素晴らしい。

やっぱりトップスターと対等にダンスで魅せられるトップ娘役の存在って大きいです。

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なこちゃんはある意味、寄り添って相手を輝かせるタイプではなく、自ら放つ強烈な光を相手の放つ光に重ね合わせ、化学反応を生む娘役。

お披露目からこの光を放つってすごいな。

おかげで、こっちゃんの放つ光が4倍くらいに増しとりますわ。(笑)

アダルトムード担当、愛月ひかる

紺のスーツにソフト帽、ダンディに決めたあいちゃんの場面。

宝塚のショーではよくある感じの場面なのですが、、、なんていうか、この場面だけ別のショー観ているみたいで。

それが良いのか悪いのかは、人ぞれぞれの感じ方だとは思います。

が、なんか、バランス悪い。

いろいろな場面を楽しめるのは良いのですが、いま改めて見返してみると「なに?このバランスの悪さ」と思ってしまいました。

なんでしょう、この違和感。

やっぱりあいちゃんをこっちゃんの2番手に置くのは「大人の事情」でしかなかったんだな、と感じてしまいます。

当時はあいちゃんを頼もしく、ありがたく、そして楽しみ!という思いもありましたが、、、う~ん、なんかやっぱり違いますね。

あ、でも、あいちゃんの大人のカッコイイ魅力は駄々洩れです。(笑)

この当時の星組においては、ぶっちぎりでしょうね。

あいちゃん、入団したタイミングに泣いた一人かも知れません。。。

この場面であいちゃんの相手役を務めていたのはみほちゃん(有沙瞳)でしたが、これがまたお似合いで♡

ほんと、宝塚のスター制度はタイミング次第ですな。

希望の未来は目の前に広がる …

中詰めのうた、素敵な歌詞が並んでいて、当時のいろいろな思いが蘇ります。

その前に、、、

こっちゃん、登場した途端にどんだけ足上がるのっ!?

あまりにも自然にヒョイッ!って上げたから、思わず巻き戻しちゃったよ。(笑)

これ、180度超えてますよね。

いや、ダンスをする人にとっては、そりゃ当たり前かもしれませんがね、凡人には二度見したくなるレベルです。www

呼吸するかの如く、ヒョイッ!ですから驚きますわ、そりゃ。(笑)

ま、それはさておき、この公演はコロナ元年、エンタメが一斉にストップした最も苦しい年でした。

そしてこの公演も東京公演が延期になりましたが、今回観た映像はその東京公演の千秋楽。

この歌の歌詞を聞きながら、いろいろな思いが重なり、あのときに感じた切ない思いが蘇ってきました。

遥かな青空へともに飛び立とう

心をつなぐように翼を合わせて

心は風に乗り瞳は夢を見る

果てしない空に歌声が響く

愛を分かち合おうよ手と手を合わせて

あなたと歌うように心を合わせて

希望の未来は目の前に広がる …

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事あるごとにやっぱり書いてしまいますが、あれからもう3年。

コロナとの戦いは、こっちゃんのトップ在任期間と同じだけの4年目を迎えようとしています。

奇しくも、星組は今、ふたたび公演がストップしていますが、この歌詞のように、希望の未来が必ず広がっていると信じて日々を過ごしていかないといけませんね。

本公演で15人のロケット

コロナの影響で、当時は下級生が2チームに分かれての出演だったことを思い出しました。

それまで、いっさい人数の少なさを感じさせない素晴らしいパフォーマンスだったので、すっかりそのことを忘れていました。

珍しく人数の少ないロケットだな~と。

15人しかいない本公演のロケットはある意味、希少価値。

大人数に慣れているヅカファンとしては、全国ツアー並みの少人数ロケットに少々物足りなさを感じてしまいますが、このロケットを見るまでは少人数であることを忘れていたくらいなので、生徒さんたち、やっぱりすごいな。

あの大きな劇場の空間を、人数少ないなりにちゃんと埋めちゃうんだから。

素晴らしい!

唐突に始まるオリンピック・・・

ロケットが終わって一気にフィナーレへ向かうかと思いきや、、、オリンピックが始まります。

ここでオリンピック、入れる必要あった!?(苦笑)

令和への時代の移り変わりに焦点を当てたのは良いのですが、、、なんかちょっと唐突感が否めない。

オリンピアンこっちゃんのカッコよさと、勝利の女神なこちゃんの可愛さは「ごちそうさま♡」ですが。(笑)

うん、場面としては嫌いじゃない。

みんなカッコイイ!

そしてフィナーレへ

銀橋を歌いながら渡るぴーすけくん(天華えま)、心地よい歌声をありがとう♡

ちょっと音程は不安定でしたが、、、うん、とりあえずOK。(笑)

そしてきわみくん登場。

やっぱり華やかですね、彼女が出てくると「ザ・タカラヅカ」です。

そしてピンクのドレスでプリンセスなこちゃん登場。

何回でも言いますよ、えぇ、カワイイです!!♡(笑)

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黒燕尾のこっちゃん、もはや犯罪です

キュートななこちゃんの歌が終わると、大階段に黒燕尾のこっちゃん登場!!

もうね、その瞬間に堕ちますわ。

横顔だけでクラクラめまいする。(笑)

髪型は額に1本垂らしたオールバックで、個人的には好みじゃないのですが … 雰囲気がかっこいいからOK♡

そしてこっちゃんの後ろ、下手になおちゃん、上手にあいちゃん、このトライアングルがまたカッコイイんですわ~。

それにしても、こっちゃん動きが機敏過ぎ。www

ここで歌ってる歌の歌詞、なにげにアグレッシブ!

♪南に燦然と輝く星を眺め

大きな夢をつかみ 数多の星を抱こう

一番星となって栄光の道をひたすら歩み続けよう♪

ま、その通りになっている気がします。(笑)

この黒燕尾の群舞、振り付けが超絶カッコ良くて当時から「これを観るためのショー」って感じでしたね。

今回ももちろんリピートしちゃいました。。。

群舞の一体感も素晴らしいし、振り付けもカッコイイし、ずっと見ていられますよね~これ。

こっちゃんの燕尾のスパンコールの付き方まで好き。(笑)

背中のスパンコールがエッフェル塔みたいに見えるのが、ヨーロッパ大好き sora のツボなんです!

バッキバキのキメダンスの後に、You’re My Sunshine を笑顔で歌いながら銀橋を渡るこっちゃんも、見れば見るほど病みつきになるな。www

ほんと、この黒燕尾はイイ!!

なおちゃん、頑張って♡

ここ最近、ずっと「なおちゃん頑張って!」を叫び続けている気がします。(笑)

こっちゃんの You’re My Sunshine のあと、みつるくんが銀橋を渡って歌い、そして娘役たちが歌って終わりかと思いきや、なおちゃん黒燕尾で銀橋に登場!

やっぱりかっこいいな、なおちゃん。

黒燕尾も良く似合います。

楽しそうに銀橋でソロを歌うなおちゃん、笑顔がいいね~。

なおちゃんのあとには、あいちゃんがシルバーの燕尾で登場しますが、、、やっぱ貫禄あります。

でもなおちゃんも全然見劣りしてないし、スターの風格は十分!!

なおちゃん、ガンバレ♡

でもこの場面だけ見ると、、、普通にあいちゃんがトップさんかと思ってしまうくらい、あいちゃんオーラすごい。(笑)

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珠玉のデュエットダンス

こっちゃんが赤い衣装で大階段に登場するときの、大階段に描かれるカラフルな光の演出が美しいですね。

ほんと、この公演の映像のセンスと言い、照明のセンスと言い、素晴らしい。(何度も言いますが… 笑)

でもって、こっちゃんの歌声がもっと素晴らしい♡

センターからセリ上がったなこちゃんと、珠玉のデュエットダンスは眼福。

でもまだこの時は、意外と「ふつう」っぽいデュエットダンスでしたね。

ここから、どんどんハードルが上がっていくのか。www

泣き虫こっちゃん … いいよ泣いても

コロナでの休演、延期を経て迎えた東京公演の千秋楽。

こっちゃん、我慢していた涙が溢れましたね。

たぶん、こっちゃんより先に客席が涙していましたよ、、、

トップになったとたんの大きな試練。

さらに、ゆず長(万里柚美)の異動、みつるくんの卒業が重なり、涙・涙・涙のごあいさつになりました。

こっちゃんの思いがジワ~~~と染みてきて、こちらも涙・涙・涙。

いま見返すと、この3年間のコロナとの戦いも重なって、なおのこと泣けてくる…。

ありがとう、タカラヅカ!

ありがとう、星組!

ありがとう、こっちゃん!

お披露目公演での専科生サヨナラ出演

この公演は専科の華形ひかるさんのサヨナラ公演でした。

随所に見せ場もあり、そしていろいろ乗り越えた公演だったので、感慨もひとしおだったことと思います。

でも

ものすごく正直な意見を言うならば、これはみつるくんに限らずですが、トップお披露目公演での専科生の卒業は避けてほしいなと思います。

ご本人の退団希望時期と、最後に出演できる組、それがたまたまお披露目公演と重なってしまったのだとは思いますが(特にこの時期はお披露目が続きましたし)、トップお披露目というその組の時代が変わる一大イベントなので、純粋に新しい組のフォーメーションを見られないのは、とても残念に思います。

みつるくんにはな~んも罪はないし、このときはコロナで翻弄される結果となった分、むしろお気の毒でしたが、、、

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ただ、若いトップスターがお披露目の不安とプレッシャー、考えることが山のようにある中で、さらに専科さんの卒業に気を使い、、、と考えると、やはり劇団も少し考えてくれるといいな、と感じます。

それでも!

愛溢れるこっちゃん率いる新生・星組で卒業されたみつるくん、幸せそうで、無事に千秋楽を迎えることができて、ほんとーーーーーに良かったです。

まとめ

最後はこっちゃんのご挨拶に「涙でお顔が見えませぬ…」になってしまいましたが(わかる人にはわかる?これ … 笑)、いや~好きです、このショー。

ショー全体の世界観がすごく好みでしたね~。

こと・なこのショースターっぷりが気持ちイイ!

さて、次回は梅田芸術劇場公演『エル・アルコン-鷹-』を振り返りたいと思います。

【星組】礼真琴の舞台を振り返る・出演作品一覧 SINCE 2009
礼真琴の舞台を振り返るにあたり、これまでの出演作品の一覧表を作成しました。 手元になくて振り返ることができなかった作品もわずかにありますが、ほぼすべての公演を振り返っています。 礼真琴の舞台を振り返るシリーズは、第81回『モアー・ダンディズ...
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