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【星組】礼真琴の舞台を振り返る77『ロミオとジュリエット』東京千秋楽

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礼真琴の舞台を振り返るシリーズ第77回目は、こっちゃん(礼真琴)3度目の出演となった『ロミオとジュリエット』を振り返ります。

研2で初演の「愛」に抜擢され、衝撃の美しさと愛らしさで魅了したこっちゃん。

再演でも役替わりで「愛」を演じ、もう、誰がこの役を演じても受け付けられないくらい(笑)「愛」=「礼真琴」を印象付けました。

そして当時のトップスター、憧れの柚希礼音演じるロミオの親友「ベンヴォーリオ」を、当時のこっちゃんなりに精いっぱいの表現力で演じました。

新人公演では、初主演。

本公演のちえちゃん(柚希礼音)よりも「ロミオらしい」と評判で、高い評価を得ました。

過去の礼真琴『ロミオとジュリエット』出演作はこちら

 

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そして、満を持して3度目の『ロミオとジュリエット』です。

多くの経験を重ねてきて、トップとして臨むロミオ。

さて、いかに。

今回は一部役替わりがありましたが、振り返りで観るのは東京公演の千秋楽(A日程)です。

『ロミオとジュリエット』予備知識

あらすじ

過去の記事 をご参照下さい。

【星組】礼真琴の舞台を振り返る⑧『ロミオとジュリエット 』初演(研2)
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主な配役(一部役替わり)

ロミオ:礼真琴
ジュリエット:舞空瞳
ロレンス神父:英真なおき
モンタギュー卿:美稀千種
モンタギュー夫人:白妙なつ
キャピュレット卿:天寿光希
ヴェローナ大公:輝咲玲央 / 遥斗勇帆
ピーター:輝咲玲央 / 遥斗勇帆
キャピュレット夫人:夢妃杏瑠
ティボルト:愛月ひかる / 瀬央ゆりあ
死:愛月ひかる / 天華えま
ベンヴォーリオ:瀬央ゆりあ / 綺城ひか理
パリス伯爵:綺城ひか理 / 極美慎
乳母:有沙瞳
マーキューシオ:天華えま / 極美慎
ジョン:天路そら / 羽玲 有華
愛:希沙薫 / 碧海さりお

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先行画像の衝撃

まずはね、この公演の先行画像が公表されたときの衝撃を語らずして、この公演は語れない。

みなさん、いろいろな感想をお持ちだったことと思いますが、個人的には、率直に「こっちゃん、ちがう!」でした。(笑)

ロミオのイメージが、あまりにも想像の斜め上を通過していっていて、固まりました。www

衣装も刷新されてちょいと違和感はありましたが、なんと言ってもこっちゃんの「髪型」!

どうした!?って感じでしたねぇ~。

ま、勝手な固定観念、勝手なイメージのこじつけなんですけど、、、ロミオはそうじゃない!って。

というか、このビジュアルから「ロミオ」を想像できなかったですね。

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なこちゃんが美しかっただけに、こっちゃん、やっちまったな、と。(笑)

けどまぁ慣れるもんです。

公演が始まってしまえば、目の前のロミオの説得力にねじ伏せられちゃった感じ。www

でもね、やっぱり今でもビジュアルは新人公演のときのほうが好き♡

第1幕

愛と死

さりおくん(碧海さりお)演じる「愛」と、ぴーちゃん(天華えま)演じる「死」のダンスで始まりますが、二人の相性はさほど悪い気はしない。

けど、それぞれの表現力がいまいちといった印象。

この愛と死は、初演のゆりかちゃん(真風涼帆)とこっちゃんの印象があまりにもピッタリで、いまでも鮮烈な記憶として残っているので、どうしてもそこを基準に見てしまう…。

ぴーちゃん大好きだけど、この「死」については辛口評価だな。

踊りながらニヤリとしているところも、「死」の世界観からちょっと離れてしまっている気がしました。

ニヤリ、は良いのですが表情や目の芝居が未熟というか。

役替わりで「死」を演じた愛ちゃん(愛月ひかる)が絶賛されていただけに、比較される結果となり、ぴーちゃんも気の毒でしたね。

A日程の主な配役は当たり役

A日程ヴァージョンは、当たり役が多かったですね。

それぞれにB日程でも好演していて、実のところ甲乙つけがたいのですが、この千秋楽で改めてA日程を見直してみたら、なかなかのバランス。

この日程を大楽に持ってくるのは、もちろん劇団としての意図もあるでしょうから、当然と言えば当然なんですけどね。

幕開きからモンタギュー、キャピュレットの人々が入り乱れての争い、なおちゃん(瀬央ゆりあ)ベンヴォーリオときわみくん(極美慎)マーキューシオのバランスもナイス♡

特になおちゃん、ティボルトも素敵でしたが、断然こっちのほうが適役だと思います。

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こっちゃんとの関係性もバランスが良いですし。

ちょっといっちゃってる(笑)マーキューシオを体当たりで演じているきわみくんは、いろいろ要・努力ではありますが、このモンタギューチームにはフィットしています。

そして愛ちゃんティボルト。

この人は何をやらせても芸達者で、自分のものにしてしまいますね。

B日程の「死」は神がかっていました。(死なのに神 … 笑)

でもこちらのティボルトも、間違いなくはまり役。

安心して見ていられます。

あ、あと、ママたちはちょっと物足りない感じかな。

特にキャピュレット夫人のあんるさん(夢妃杏瑠)。

この役、はるこちゃん(音波みのり)で見てみたかったな~。

この公演、何故だかはるこちゃんが主要キャストに入らなかったんですよね。

 

成長したロミオ

タンポポのわたぼうしを手に舞台中央から登場するこっちゃんロミオ。

ポスターで衝撃を受けたあの「髪型」ですが … ま、さほど。(笑)

左半分より、やっぱり右半分のほうが好み♡

それより、やっぱり新人公演の時のようなフレッシュさは見事にそぎ落とされ、ベテラン臭が漂います。www

そこは仕方ないとして。

いや、この学年にしてロミオを違和感なく演じられるのはさすがです。

なこちゃん(舞空瞳)ジュリエットは、文句なく可愛らしいけれど、、、お芝居(表現の仕方)がわざとらしすぎやしませんかね。

なこちゃんのお芝居の未熟さを、いつも以上に実感したのがこの公演でしたね。

こっちゃんとビジュアルバランスはバッチリなのにな、と。

世界の王、何度見ても好き♡

礼真琴、瀬央ゆりあ、極美慎の並び、なんかいい。

この1,2,3並びじゃ駄目だったんですかね。

なおちゃん、マイティーと何が違ったんですかね。(成績?… 笑)

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きわみくん、もう少し下級生のころから「どん欲」に早く登って来れればよかったよね。

そんなことを思いましたね。

ここのダンス、いつ見ても眼福。

初演から(星組ヴァージョン)リピばかりしているシーンの一つです。

こっちゃんヴァージョンは「仲間」という空気感が伝わってきて、特に好きです。

ちえちゃんヴァージョンの時は、いい意味でも悪い意味でも、ちえちゃんロミオが突出して存在感がありすぎました。

仲間たちと踊っていても、ロミオの独壇場のような雰囲気を感じてしまうというか。

ソロで踊るにしても、この場面は仲間との一体感というか、空気感が欲しいかな、と。

その辺り、こっちゃんロミオはそれを感じさせてくれます。

僕は怖い … ロミオ × 死

こっちゃんの歌の表現力の素晴らしさは言うまでもなく。

表情で語るこっちゃんロミオに引き込まれること間違いなし。

で、ここで絡みついてくる(笑)ぴーちゃんの「死」、これがまたなかなか良いではないですか。

こっちゃんとの相性がいいのかな?

ここでも「ニヤリ」には表現力不足を感じはしましたが、ダンスは素晴らしく、こっちゃんとの絡みも「死に取りつかれる様」を感じさせてくれましたね。

こっちゃんロミオとの表現の相乗効果といった感じ。

仮面舞踏会ロミオの衣装がかっこいい

今回、全面的に衣装がリニューアルされていますが、この仮面舞踏会の場面でこっちゃんロミオが着ているタキシードの白黒デザイン、カッコよくないですか?

そんなに特別なデザインではないですが、生地といい、色といい、ブラックラインのバランスがいい。

こっちゃんのお顔にすごく似合ってるなぁ~と。

そして、その衣装にブルーの仮面が映えます。

逆に、なこちゃんのミニドレスのピンクの飾りがやかましい。(笑)

少なくともブーツのピンクリボンはいらない。

あ。

あいちゃんのスタイル、あれ、同じ人間ですか?(笑)

全身に膨張色「白」を身に着けて、なんであそこまでスタイル良いの?

しかもTVに映ってちょっと膨張してるはずだから、、、ナマあいちゃん、どんだけですか。

そういえば、初演のりかちん(凰稀かなめ)のスタイルも人間離れしてましたね~。

宙組トップ時代にダルマさん姿を披露してくれたとき、気絶しそうでしたわ。(笑)

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バルコニー

なこちゃんの悪いくせ。

すぐに両手で口を覆う。

びっくりしても、うれしくても、悲しくても、ついつい癖でしょうね。

ずっと気になっていたこのお芝居の癖が、ジュリエットちゃんで大安売り!(苦笑)

公演当時「もっと感情表現をお勉強しないとね、、、」と呆れて観ていたのを思い出しました。

小池先生や稲葉先生的にはこの表現方法でOKなの?と。

男目線だと可愛くってOKなのか?とか。(笑)

せっかくのバルコニーのお芝居が、なこちゃんのこの癖あるお芝居によってもったいないな。

ロレンス神父様の前ではただの少年(笑)

初演から神父様を演じてきたじゅんこさん(英真なおき)。

今回も、専科からの特別出演でじゅんこさんが神父様を演じていますが、この人の前では星組生、みんなただの「こども」ですね。(笑)

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神父様に抱き着くロミオくん、ただの可愛らしい少年です。www

初演、再演のちえちゃんしかり、今回のこっちゃんしかり。

長きにわたり星組生を見守ってきたという背景があるから、ま、自然なことなんだろうけれど…

でも、じゅんこさんの溢れんばかりの温かい雰囲気と包容力が、そうさせるんでしょうね。

こっちゃんロミオ、ほんと、フツーにやんちゃな少年に見えて微笑ましいです♡

芝居なのか、素なのか。(笑)

乳母の歌に鳥肌

乳母を演じるみほちゃん(有沙瞳)。

いつも書いている気がしますが、ほ~んと芸達者。

お芝居も周囲をグイグイ引き込んでいく力を持っているし、ロミオとの掛け合いのあとの、ソロはホント素晴らしい!のひとこと。

初演の時、やはり今のみほちゃんと同じように、実力者でありながらトップ娘には手が届かない、というポジションにいた白華れみちゃんが演じ、劇場でその歌声を聞いたとき、圧倒されたのを覚えています。

みほちゃんが星組に来てから、ずっと声質が似ているな~と思っていましたが、この乳母の地声で歌い上げる声を聞いて、やっぱりそうよね、と。

れみちゃんも下級生時代から新人公演や別箱で抜擢されつつ、結局、月組→花組→星組とたらいまわしにされていましたね。

あのときのれみちゃんとみほちゃんがどうしても重なってしまいます。

れみちゃんの歌声が大好きだった者としては、みほちゃんのこういうパンチの効いた、活舌良く心地のよい歌を、これからもたくさん聴かせてほしいです。

別にパンチ効いてなくてもいいですけど(笑)、とにかくみほちゃんの声質が素晴らしい!

乳母の歌は何度もリピして聴かせていただきましたわ♡

エメ・・・

乳母からロミオの返事を受け取り、礼拝堂へ向かうジュリエット。

そこでジュリエットを待つロミオ。

あのね、ジュリエットの姿を捉えて、彼女を優しく微笑みながら見つめるこっちゃんロミオのこの表情、、、犯罪です。

はい、逮捕。

やば~い♡

なんですか、この何とも言えない愛情あふれた優しいまなざしは。

そして甘い歌声に酔いしれますわぁ~。

もう物語はちょっと横に置いといて、こっちゃんの優しさオーラを浴びちゃいましょう!って感じですね。(笑)

なこちゃん、毎日こんな瞳で見つめられながら、こっちゃんロミオ独り占めしてたなんて!

なこちゃんも独占禁止法で逮捕だな。www

それにしても、この二人のビジュアルバランス、最高ですね。

奇跡の首席コンビ。

ありがとう、歌劇団。

この二人を結び付けてくれて♡

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第2幕

ロミオをいじめないで

モンタギューの仲間たちに「裏切者」だと責められるこっちゃんロミオ。

人の心って、環境に支配されてしまうんだな。

みんな、ロミオの「人間性」をもっと信じてあげてよ~って気持ちになりますね。

この場面は切ない。

こっちゃんロミオの悲しそうな表情がね~なんとも。

そのあとのキャピュレットチーム、ティボルトの自信満々な顔見るとイラっとする。(笑)

モンタギューとキャピュレットの争い

不良たちの中に、ひとり、まじめな生徒(ロミオ)が入ってきちゃった感は否めませんが(笑)、ここはあいちゃんティボルトの存在感がさすがですね。

勝ち誇ったようなニヒルな表情に、ほんとイラっとするけど。(笑)

マーキューシオの死の場面。

きわみくんの死へ向かうお芝居が今ひとつなのは、ま、経験値ってことで仕方ないかな、と思うのですが、、、

こっちゃん!

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どうした!?

この場面だけとびぬけてお芝居が「だ〇こん」なんですけど。(苦笑)

所見の時に衝撃を受けました。

あれっ!?

こっちゃん!?って。www

何度見てもこのマーキューシオの死の場面だけは受け入れがたい。

なぞ。

そしてまた、僕は怖い

さっきの「だ〇こん」芝居は一瞬の幻だったのね、と現実に引き戻される♪僕は怖い。

こっちゃんロミオの壮大な歌の表現力に、今度は前のめりになって固まる。

やっぱり歌唱力は表現に説得力を持つ。

表現に歌唱力は必須。

そしてこっちゃんの表情芝居にはいつも感動を覚えます。

ロレンス神父様のところへ行き、乳母と三人の場面も、そのあとのロミオとジュリエットの初夜も、表情がね … いいんです。

なこちゃんジュリエットを愛おしそうに見つめるこっちゃんロミオには、ちょっと嫉妬するけど。(笑)

新人公演の時に、大量の汗をポタポタ垂らしながら熱演していたことを思い出しますね。

今回はさわやかでした!www

過去のイメージを超えることは可能

再演ものだと、どうしても過去のキャストのイメージにとらわれがち。

とくに sora はその傾向にあります。

ぶっちゃけ、最初に書いたように「愛」に関しては、礼真琴を超える役者は出てこないと思っています。(笑)

でも、中には過去のキャストが印象に残っていても、再演キャストがすんなり記憶を塗り替えてくれる場合もあります。

もちろん、好きなスターさんが演じるとイメージ変わったりしちゃいますが(笑)、意外なところでジュリエットのパパ、キャピュレット卿を演じたみっきー(天寿光希)がそうでしたね。

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キャピュレット卿はヒロさん(一樹千尋)のイメージが強烈に残ってはいるものの、みっきーもとっても説得力がありましたね。

ヒロさんと同じくらい、印象に残っています。

マントヴァへの道-ベンヴォーリオ

なおちゃんベンヴォーリオの見せ場、大きなナンバーがあります。

正直なことを言うと、ものたりない。

歌で表現するところまでたどり着けていないな~と思いました。

前回の再演でこっちゃんがベンヴォーリオを演じた時は「出来の良い新人公演みたい」という印象でしたが、やはりこの歌って難しいですよね。

ま、当時のこっちゃんは研5でこの大役をこなしていたので、それと比較すると倍以上の年月を経ているので、なおちゃんもう少しできたかな、とは思いますが。

眉間にしわ寄せて歌うばかりで、表情が乏しいかな。

決して下手くそじゃないんですよ。

でも、なにかが足りない。

こっちゃんロミオを見つけてジュリエットの死を告げる場面も、な~んだかものたりないの。

何が足りないんだろう?

一方で、こっちゃんロミオ。

死から毒薬を手に入れて、カーテン前で死と踊る場面。

新人公演では十碧れいやくんの「死」の前に、少年がもてあそばれてる感半端なかったですが(笑)、さすがに今回は印象も変わりましたね。

翻弄されながらもロミオの芯を感じました。

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霊廟での死

いやってくらい観ていて、ストーリーやセリフまでも完璧に記憶しているくらいの作品なのに、やっぱりこの最後は切ない。

ジュリエットまだ生きてるよ!!

気づいて!ロミオ!

昔のドリフの公開放送ように、舞台に向かって叫びたくなる。(笑)

ぴーちゃん、あっち行け!

うしろ、うしろ、死がいるよ!!(笑)

それはそうと、こっちゃんロミオが息絶える瞬間のお芝居、研究したんでしょうね~。

手がガクガク震えて、パタンッて。

『エルアルコン鷹』のときの、みほちゃんもそうでしたけど、死にゆく演技って奥深いですね。

だっていま演じている人、誰ひとり経験したことのない感覚なはずだから。

新人公演の時のこっちゃんは、ガクンッてちょっと不自然でしたが、あれから10年近く経ち、さすがの死に際でした。

二人の死を通して両家の諍いが終わり、みんなで歌うコーラスが好き。

命かけて愛し合った

ロミオとジュリエットが

ここに眠る…

ジーンときます。

天国でのデュエット

起き上がってくる二人の姿は、ほんと美しいですね~。

この淡いブルーのセットがいい。

二人の幸せそうなデュエットダンスは眼福。

最初に目をつぶったままで手の甲と甲とで触れあって、手を握りしめて引き寄せ、おでこコツン。

大好物です♡

そして目を開けたロミオとジュリエット。

こっちゃんロミオが、無邪気に笑うジュリエットを包み込むような微笑みで見つめる瞬間、腰が砕けます。(笑)

いやーなこちゃんもホント可愛いわぁ。

世の中は不公平ね。

こんなに可愛く生まれてみたかった。www

最後にロミオに抱きつく、いや、飛びつくなこちゃんがほ~んと幸せそうで、その笑顔がものすご~く嬉しそうで、、、

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こっちもハッピーな気持ちになります。

この二人の舞台、あと何作みられるんだろうか…。

いや、二人の卒業を考えるだけで悲しくなってきます…。

だから

考えるのは明日にしましょう!by スカーレット

明日といわず

時間よ止まれ!by 矢沢永吉

だな。(笑)

フィナーレ

イケコ作品の定番、2番手スターの主題歌&銀橋。

あいちゃんがダンディに歌っております。

ここのナンバーって、美しい衣装を身にまとい、意外としっとりと歌い上げ系が多い印象ですが、今回はさすがフレンチロック。

衣装も渋め、テンポのよいナンバーですね。

ロケットを挟んで、こっちゃん大階段に登場!かと思いきや、今回はせり上がりでございました。

衝撃の走った「ロミオヘアー」を取り払い、イカシテるこっちゃん登場。(笑)

これ、これ、これですよ♡

そして世界で一番セクシーな「ヴェローナ」いただきました~。

後ろにひとり、青白い男が混じっていて驚きますが … ぴーちゃんが不気味な化粧でカッコつけて踊ってます。(笑)

代々「死」を演じる人のサダメ。

そして、はるこちゃんがこのナンバーでこっちゃんのダンスの相手を務めます。

よかった、見せ場もらえて。

で、愛ちゃん中心のナンバーに移るのですが、ここでふと感じたことがありまして。

トップスター・愛月ひかる、トップ娘役・有沙瞳、2番手・瀬央ゆりあ、これで夢組でも作ったら意外といけそうじゃないですか?(笑)

あいちゃんいなくなっちゃったけど。

あいちゃんとなおちゃんのダンスの絡みを観ていたら、このふたり、バランスいいじゃん!と思ってしまった。

さて、愛ちゃん中心の場面が終わるとふたたび、今度は大階段にこっちゃん登場。

ソフトなリーゼントがカッコイイ♡

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「エメ」を世界一キザって歌うひと。(笑)

そしてここから、「まばたき禁止」のキレッキレ超ハードなデュエットダンスが始まります。

もぁ~ね、何回でも見たい!

いや、もう何回も見た。(笑)

パレードの衣装は、梅芸に続いて(と言うよりお披露目公演に続いて)純白。

珍しいですね、披露目からパレードで純白が続くのは。

似合うし、個人的に好きだから嬉しいです♡

まとめ

ロミジュリ自体は他組の上演も含めて、もう腐るほど何度も観てきましたが、やっぱりこのフレンチロックはこっちゃんに似合いますね。

この先も『赤と黒』『1789』とフレンチロックが目白押し。

ガンガン歌って、ガンガン踊って、舞台を楽しむこっちゃんの姿を、こちらも楽しみに待ちたいと思います♡

あ、チケット … 難関だな。

さて、次回はいよいよ大好評だったコンサート、舞浜アンフィシアターで上演された REY’S Special Show Time『VERDAD!!—真実の音—』を振り返ります。

【星組】礼真琴の舞台を振り返る・出演作品一覧 SINCE 2009
礼真琴の舞台を振り返るにあたり、これまでの出演作品の一覧表を作成しました。 手元になくて振り返ることができなかった作品もわずかにありますが、ほぼすべての公演を振り返っています。 礼真琴の舞台を振り返るシリーズは、第81回『モアー・ダンディズ...
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