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【花組】『うたかたの恋』オーストリアの銘菓・本場のザッハトルテを日本で

新型コロナ感染症の影響でストップしていた宝塚大劇場の花組公演『うたかたの恋』が、19日(木)より無事に再開されることが宝塚歌劇団より発表されました。

本来であれば今日17日(火)に上演が予定されていた新人公演は中止となってしまいましたが、きっと下級生の皆さんは既に東京公演の新人公演に向け、前向きに取り組んでいることでしょう。

さて、『うたかたの恋』は言わずと知れたオーストリア、ハプスブルグ家の皇太子の身分違いの悲恋物語。

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花組の公演再開と、物語の舞台であるオーストリアにちなんで、今日は銘菓『ザッハトルテ』のお話を。

ザッハトルテの物語

ザッハトルテ

ザッハトルテの誕生は偶然の産物!?

「世界で最も有名なケーキ」とも言われるザッハ・トルテは、実はちょっとした偶然が重なって生まれた産物でした。

1832年、オーストリアの国家元首であるクレメンス・ヴェンツェル・フォン・メッテルニヒ公は、特別なゲストを迎えるために「感動するくらいの特別なデザート」を作るよう厨房のスタッフに命じました。

しかしその夜、肝心なシェフは体調を崩してしまいます。

そしてこともあろうに、当時まだ16歳だった見習いシェフ、フランツ・ザッハーが「特別なデザート」を任されることになったのです。

メッテルニヒ公は、この才能ある若者にこう言ったといいます。

「私の名誉を汚さないでほしい」

これには諸説あり、1814~15年の間、ナポレオン戦争による混乱後のヨーロッパでその再建を話合うために開かれたかの有名な会議、「会議は踊る、されど会議は進まず」といわれた「ウィーン会議」において、メッテルニッヒ公がザッハーに料理を命じたという記述も。

ただ、ホテルザッハーの公式HPでは1832年、ザッハがシェフの急病での代打であったことが記載されています。

そしてフランツ・ザッハー少年は、見事なチョコレートケーを生み出します。

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このケーキはすぐに評判となり、「宮廷でも通用する」と評価されることに。

それ以来、彼の名前から「ザッハ・トルテ」と名付けられたこのチョコレートケーキは宮廷で愛されるようになり、やがて世界中の人々の心(と舌)をもつかむようになったのです。

そして、皆様もご存じの通り、デザートの最高峰として歴史に名を残すことになりました。

ホテル・ザッハーとデメル、ふたつの本家7年の戦い

ザッハトルテには「本家」を名乗るふたつの老舗が存在します。

ひとつは「ホテル・ザッハー」そしてもうひとつが「デメル」です。

両社はいずれも「本家」を名乗っています。

ザッハトルテの生みの親であるフランツ・ザッハーは、自ら生み出したオリジナルレシピで作ったザッハトルテを、レストランやカフェで販売し、大きな富を得ました。

そしてその後、フランツの息子エドゥアルド・ザッハ-は、1876年、パリ中心部のオペラ座前に「ホテル・ザッハ-」を開業します。

しかしながら、ホテル・ザッハーの経営状態は思わしくなく、わずか数年後には財政難に陥ってしまいました。

その際、当時からウィーンの王室御用達のケーキ店であった「デメル」が援助を申し入れたのです。

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さらに、ザッハーの息子とデメルの娘が結婚して親戚関係になったこともあり、ザッハーへの援助の見返りとして、当時から評判であったザッハトルテの秘伝レシピが「デメル」に流れたという説が有力です。

ザッハーの息子、デメルの娘、この夫婦が他界したのち、ホテルザッハーは「ザッハトルテ」の商標をめぐって訴訟を起こしました。

裁判は7年もの長きにわたりましたが、裁判の結果、ホテル・ザッハ-のザッハトルテは「オリジナルのザッハトルテ(ORIGINAL SACHER-TORTE)」と呼び、デメルのものは、「デメルのザッハトルテ(Demel’s Sachertorte)」 と呼ぶことになりました。

もちろん、いまもこの判決の通りに両社の商品名がつけられています。

 

何が違う?ザッハーとデメル

同じザッハトルテでも、両社のザッハトルテには微妙に違いがあります。

デメルのザッハトルテは日本各地にある支店で購入可能なので、食べたことがある方も多いのではないかと思いますが、sora は100% ホテル・ザッハー派。

ウィーンで食べた味が忘れられません…。

残念ながらホテル・ザッハーの店舗は日本にはありません。

なので、ウィーンまで行って食べるしかないんですけど(笑)、オンラインショップなら本場のホテル・ザッハーのオリジナルを食べることができるんですよ!♡

それは最後にご紹介するとして、まずはどんな違いがあるかご紹介しますね。

ホテル・ザッハーの ORIGINAL SACHER-TORTE

せっかくなので現地を訪れた時の写真を交えてご紹介します。

ホテルザッハーのカフェはとってもオシャレ。

ホテルザッハー

机の真ん中にぶら下がっているのがメニュー表です。

赤を基調にした高級感ある内装は、「ウィーンに来たわぁ~♡」と思わせてくれます。(笑)

ずいぶん前なので、今は内装も変わっているかもしれませんが…。

そしてお目当ての「ザッハトルテ」はこちら。

ザッハトルテ

ホテル・ザッハのオリジナルの特徴は、スポンジの間にアプリコットジャムが挟んであること。

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表面のチョコレートの下にもアプリコットジャム が塗られているので、チョコレートの甘さとジャムの酸味がいい具合にダンスを踊ります。(笑)

そして無糖のホイップクリームがたっぷり添えてあります。

あま~いチョコレートとこのホイップクリームのバランスが絶妙で、美味。

よく、ケーキの上にチョコレートのプレートが乗っているのを見かけますが、sora が訪れたこの時は乗ってなかったですね。

いや、食べちゃった後か?(笑)

たぶんそうだな。

だって、デメルとの違いの一つがこのチョコレートメタルでもあるから。

ホテルザッハーは丸形です。

そして、なぜかフォークが左向き。(笑)

sora さん、右利きなんですけど、なんでだろう?

ウィーンは左利きの人が多いの??

いや、もしかして、一緒に旅した友人が左利きだったから、自分はもう口を付けちゃったからとかって、友人のケーキを借りて写真を撮ったのかな??

覚えてない。(笑)

デメルのザッハトルテ

ホテルザッハ-とデメルの違いは、アプリコットジャムの使い方と、ケーキの上に飾られているチョコレートメタルの形です。

ホテル・ザッハ-のオリジナル・ザッハトルテには、スポンジの間とチョコレートの下にたっぷりとアプリコットジャムが塗られているのに対し、デメルのザッハトルテはチョコレートの下のみに塗られています。

そして、ケーキの上に乗っているチョコレートメタルは三角。

そして無糖のホイップクリームがたっぷり添えてあるのは、こちらも同じです。

デメルは気軽に日本でもいただけるので、ぜひ、たっぷりのホイップを添えて、優雅なティータイムを!

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日本で本場のザッハトルテを食べる!

日本でも本場のザッハトルテを食べられるお店があるのでご紹介します。

また、日本では手に入らないホテル・ザッハーのザッハトルテも、思い切ってウィーンからのお取り寄せ、なんてのもいかがでしょうか?

ここでは日本で本場のザッハトルテを楽しめるお店と、ホテルザッハ-のオンラインショップをご紹介します。

Cafe Landtmann カフェ・ラントマン

東京・青山にある『カフェ・ラントマン』は、ウィーンで150年の歴史がある老舗カフェ『Cafe Landtmann』の世界唯一の国外店舗です。

カフェ・ラントマンは、1873年に Franz Landtmann さんによって“ウィーンで最もエレガントなカフェ”として誕生したというカフェ。。

ウィーンの本店は、多くの社交界・政界の著名人にも利用されてきたようです。

残念ながらこのウィーンの本店には未だ行くことができていないのですが、青山にあるお店には何度かおじゃましています。

オーストリアの伝統料理や、お菓子の都ウィーンの魅力的なケーキをいただくことができ、お店の雰囲気も落ち着いていてオススメです。(肝心なケーキの写真が見つからなかった…笑)

カフェラントマン

前菜、スープ、カイザー(ドイツ地域のパン)

パンはお代わりできました♡

カフェラントマン

そしてメインはシュニッツェル(ウィーン風カツレツ)。

カフェラントマン

メニューは他にもいろいろ選べます。

そしてカフェメニューも充実しています。

ウィーンのカフェさながらのコーヒーが楽しめます。

もちろん、アルコールも。

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ちなみに確かに撮ったはずの写真が見つからなかったのですが、カフェ・ラントマンのザッハトルテはザッハー系だった気がします。

チョコレートメタルは丸く、スポンジの間にもアプリコットジャムが挟まれていました。

実は、sora さん、ここ数年の日本巣ごもり生活で「海外の風」に飢え、このカフェへウィーン気分を求めてお邪魔したこともあります。(笑)

『うたかたの恋』の東京公演の際には、観劇前、観劇後、ウィーンの気分を味わいに行ってみてはいかがでしょうか。

ビルの4階にありますが、え?本当にこんなところにカフェがあるの?という雰囲気でちょっとわかりにくい場所なので、見つからなかったらフロアを1周してください。(笑)

カフェラントマン青山公式HP

ホテル・ザッハー ONLINE SHOP

東京までは行けないわ~。

でもウィーンを感じたいのよね、という方には オンラインショップ を。

ドイツ語と英語のページしかありませんが、世の中には「翻訳ソフト」という便利なツールがありますので(笑)、英語でも苦手だわ~という方も、ぜひチャレンジしてみてください!

ホテルザッハ-

円安も手伝って、お値段もそこそこ、国際便の送料もかかりますが、ホテル・ザッハーのオリジナル・ザッハトルテを日本に居ながらにして食べられるなんてうれしいですよね♡

2023年1月17日現在のザッハトルテ価格は以下の通りです。

  • SMALL 48,50 €
  • MEDIUM 59,00 €
  • LARGE 66,00 €

たまには贅沢しちゃいましょっ♡

因みに国外(日本)への配送は、2-7営業日以内に発送、DHL の国際配送で届きます。

DHLはどこの空港に到着して、どこに荷物があるのか細かく追跡できるので安心。

特にヨーロッパからの荷物はトランジットがあったりして「えっ、香港経由してんの?」とか、たまにありますね。(笑)

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まとめ

この記事をまとめていたら、久しぶりにザッハトルテが食べたくなりました。

花組の東京公演『うたかたの恋』。

ありがたいことに2列目という神席が当たったので、その時のためにまずは雰囲気作りで青山のラントマン、、、久しぶりに寄ってみようかな。

皆様も、ぜひ、おためしあれ!

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