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東宝にできて宝塚にできないこと「主催者都合のドタキャン」対応の違い

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コロナ禍では、出演者や公演関係者の体調不良や諸々の事情による度重なる公演中止、突然の休演などには世間離れした寛容さで理解を示してきた宝塚ファン。

そしてコロナ禍の闇を抜け出したことに安堵する間もなく、一連のパワハラ問題や「労基」の問題が深刻さを増し、宙組はじめ他組をも巻き込み公演中止を余儀なくされた宝塚歌劇団。

にもかかわらず、安易な見通しでチケットを強行販売した挙句に(予想通りの)公演中止 →「払い戻しのご案内」という流れを平然と繰り返し、さすがに多くのファンに怒りの拳を振り上げられたのは記憶に新しいところです。

今さら何故この話を蒸し返しているのかと言いますと、、、

東宝演劇主催の帝国劇場公演の公演中止騒動が、ちょいと気になったんですよねぇ。

主催者都合で公演中止、初日の延期を発表

少し前の話になりますが、、、

本来は2月6日が初日だった帝劇ミュージカル「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」。

その公演が、初日2日前の2月4日になって急遽「初日~8日までの公演を中止する」という発表がありました。

最初にそのニュースの見出しを見た時は、コロナやインフルも流行っているので、複数のメインキャストの体調不良かなにかかな、と。

いまも影響は続いているのかな、と。

でも記事を読んでみたら、、、完全なる主催者の落ち度じゃないですかっ。

複雑な演出プランに対応するための確認作業が「想定以上に必要」で、結果的にお稽古に遅れが発生したため初日を延期せざるを得ないと判断した。

劇場での舞台稽古を開始した後も「さらなる修正・見直し等が発生」し、諸々の遅れを取り戻すことができなかったと説明されていました。

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普通に考えて、これはあまりにもお粗末極まりない。

公演を安全に実施できないのであれば、公演すべきでないことは間違いないので、逆に強行開幕しなくて良かったとも言えますが、、、

そもそも、制作側の見通しの甘さが招いた大失態。

中止された公演のチケットを手に、涙をのんだ人たちの怒りはいかばかりか。。。

しかも2日前の「初日延期」発表です。

そして8日になってふたたび「準備が整わず2月11日までの公演中止」が発表されました。

遠征する予定の人たちはホテルの予約、交通機関の予約、荷造りも済ませ、わくわくMaxだったことでしょうね。

宝塚ファンの中にも、同様の悲しい経験をされた方は数万人に及ぶのではないでしょうか??

このニュースを読みながら、どこも同じようなことをするんだな~と呆れていたのですが、、、

同じではなかったな、というお話。

東宝は「格」が違うのか・・・

主催者都合での公演中止、そして2度目の中止発表はお粗末でしたが、東宝演劇から発表された「払い戻し対応」については宝塚歌劇団とは違っていました。

中止された公演回の入場券をお持ちのお客様につきましては、チケット代金の他、ご購入時のチケット販売手数料およびシステム利用料、公演中止発表以前にご手配済の交通費および宿泊費のキャンセル料、またはキャンセルが叶わなかったお客様は上記交通費および1公演日につき1泊分の宿泊費を、弊社で負担をさせていただきます。
また、上記公演回の入場券をお持ちのお客様につきましては、本公演の配信を無料視聴いただけるよう検討しております。
実施が決まりましたらご案内させていただきます。
なお、振替公演につきましては、鋭意調整を試みましたが、この度は残念ながら実施することが難しいとの判断に至りました。
本公演を楽しみにお待ちいただいていたお客様にはこのようなご案内となり誠に申し訳ございません。

チケット代金を払い戻すだけでなく、販売手数料やシステム利用料、手配済の交通費と宿泊費のキャンセル料、キャンセルできなかった場合は交通費と1公演日につき1泊分の宿泊費を支払うと!!

宝塚歌劇団の関係各位、聞いていますかね!?

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東宝演劇も、たぶん、最初からここまで保証することは考えていなかったとは思いますが、中止発表を受けて観客たちの不満がSNSに大量に溢れかえったことに危機感を抱き、内部で慌ててこれらの保証実施を決断したんだと思います。

観客の不満に押される形であれ、なんであれ、「決断」したのですよ。

宝塚歌劇団ときたら、、、ねぇ。

今回の帝劇では貸切1公演を含む7公演が中止されました。

帝劇は約1900席ありますから、13,000人以上が払い戻し対象。

その中でどれくらいの人が遠征組だったのかは分かりませんが、チケット代以外に「販売手数料」や「システム利用料」を負担することだけでも単純計算すれば1千万近いのに、宿泊費、交通費に関する費用も負担するって、ものすごい金額ですよね。

払い戻し手続きに要する人件費や管理費だって想定外の出費を良いなくされるわけだし。

しかも、「次の公演優先購入(あ、でもお金はもらうよ~、日にちは選べなけどね~)」とかじゃなく、払い戻ししたうえで、無料でライブ配信を観られるように検討中なんだって。

もちろんナマ舞台には到底及ばないけど、無料で配信見せてくれるって、ありがたくないですか?

東宝と宝塚。

元はと言えば「宝塚」からの「東(京)宝(塚)」だったはずなのに、、、東宝に格の違いを見せつけられるという、ね。(苦笑)

宝塚歌劇団・・・

宝塚歌劇団の幹部職員、外の社会でインターンシップを経験したほうが良いのでは?

ファンの不満の声に焦って出した対策が、次回公演の中途半端な優先購入。

でも、以前のブログにも書いたことがある気がしますが、次回公演の優先購入とやらって、他の人たちにとったらただでさえ激戦のチケットがさらに取りにくくなってしまうわけですよね。

今回の公演の激戦に敗れ、次回こそは!とふたたびフラットな戦いに挑むつもりが、今回の勝者が流れ込みさらに厳しい戦いを強いられるという、、、ね。

つまりは、「今回の」公演を観たかったのにチケットが紙切れになってしまった人たちにとっても、そして、そのほかの人たちにとっても、何も利益なし。

宝塚歌劇団の見通しの甘さが招いた大失態により、結局、すべてのファンに多大なる不利益を与えることになったわけで。

いや~なんだか、またモヤモヤしてきました。(笑)

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まとめ

今回の帝劇公演中止でどれだけの損失が出るのか、制作側は冷や汗を流しながら電卓叩いていることと思いますが、「英断」だったと思います。

公演が中止になった理由は言語道断、「あってはならない」理由でしたが、そのあとの対応についてはお見事。

宝塚歌劇団のグダグダを何十年も見てきたゆえ、余計に「すごいな、東宝」と思ってしまいました。

危機管理能力、、、宝塚の運営陣にも見習っていただきたいものですね。

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宝塚歌劇団HP

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