本日、阪急阪神ホールディングス株式会社の株主総会が行われたようですね。
宝塚歌劇で公演中止が続いていることに対する質問や意見、要望が出た中で、CEOがこんな発言を。
「3分の1を超える生徒が罹患した」
そりゃ、そうでしょうね。
2週間以上も公演中止してるのですから。
「初日が開くまでの間、かなり無理をして稽古をして初日をなんとか開けた」
な、なにをおっしゃっているのか、、、
CEOはご自分が「とんでもないこと」を発言していること、理解しているのかしら!?
この段階で、完全にアウトですよね??
「初日公演が終わったあとに重要な役の生徒が発熱、喉の痛みで舞台は無理」だったそうです。
「代役公演ができる状況であれば積極的にしたいが、残念ながら今回はかなり大量」
代役公演で乗り切れなかったのは想定の範囲内。
ただ、、、
今回の、特に「星組」の問題は、運営上の「判断の甘さ」だったと思うんですよね。
お稽古中から体調不良者が多数出ていたにもかかわらず、初日公演を「強行」したことが、結果的に感染を更に拡大させてしまったことは明白。
この3年間、散々コロナに苦しめられてきたのに、なんで急にそんなことしちゃったのか、ってことですよね。
運営責任者の大失態ですよ、これは。
感染症としての分類は第5類になったかもしれませんが、ウィルス自体は何ひとつ変わらずに存在しているわけで。
CEOは「体調不良者が大勢」になったことで、代役公演もできなかったことを「理解して欲しい」という答弁をしたようですが、今回のはちょっと、、、ね。
罹患者多数で代役公演が成立しなかったこと自体は、たぶん、みんな理解しているのよね。
ま、水掛け論のようになってしまいますが、、、
何度も言いますが、今回の問題点は「劇団の判断力」の欠如。
月組も、雪組も、影響が出ていますが、ひとつの公演の3分の1以上の出演者が罹患してしまえば、そりゃ広がりますよね。
同じ施設に出入りするわけで、生徒同士も関わるわけで、恐らく何百人のスタッフも出入りしているわけで。
どこが感染源になったのかは、誰にも分かりません。
でも、「広げない」という原則を守らなかった劇団の甘い判断の結果が、これ。
株主総会では、男性の株主からこんな発言(指摘)もあったそうです。
「宝塚のファンはみんな優しい。タイガースファンよりもずっと優しい。大半のことは受け入れてくれる」
その通りです。
「優しい」というよりは「優しくあらねばならない」という、暗黙の了解に支配されている気がします。(笑)
最近、ちょっとそんな風潮が嫌になりつつあります。
むやみやたらと批判する気はもちろんありませんが、もっとファンとしても「損失」に対して主張することも必要だと思うようになってきたと言いますか、、、。
CEOいわく、、、
「もう少し、公演を中止する以上は、チケットを買ったお客さまが納得できるよう改善したい」
だそうなので、今後の善処を期待しましょう。
ま、変わらんだろうな。(苦笑)
おわりに
株主総会で発言された方の中には、本来「宝塚歌劇を観劇する予定だったのに中止になったから総会に来た」人もいたようです。
モノ言う株主様、頑張ってください!!
こういう行動力、ほんと尊敬します。
全力で応援したくなる。
sora さん、阪急阪神HDの株は持っていないからな…。
宝塚ファンの「ひとつの声」を挙げてくれた株主さんに感謝します!
ありがとうございました!!

