花組の皆さま、『鴛鴦歌合戦 / GRAND MIRAGE!』大劇場公演千秋楽おめでとうございます!
全員揃っての完走は叶いませんでしたが、公演が止まることなく千秋楽を迎えたことに、出演者の皆さまも安堵しているのではないでしょうか。
猛暑の中の公演で、みなさま、お疲れのことでしょう。
sora さんは自宅で配信を楽しませていただきました。
カーテンコールでは前代未聞のアクシデントもありましたが(笑)、とにかくゆっくり体を休めて、元気に東京公演まで走り切ってほしいですね。
『鴛鴦歌合戦』
この作品が発表されたときには「ん?」って感じでした。
ポスターを見てもそそられず、、、実は久しぶりにチケット抽選にも参戦しなかったのです。
はなっからナマ観劇意欲ゼロ。(苦笑)
なので今回は東京公演も観劇する予定なし。
普遍の願い、メッセージ
前半は、なるほど、なるほど、このテンションでいくのね、と傍観していましたが、、、
後半になって、この作品の持つメッセージが『1789-バスティーユの恋人たち-』と共通しているな~なんてことに気づき、なんだか不思議な感覚になりました。
「みんな幸せになっていい」
お殿様も、貧乏人も、誰だって幸せになっていい。
結局、人類の共通の願いはそこにあるんだな、って。
国も時代背景も文化も環境も、まったく違うふたつの作品・・・深いな。
まさか、このとびっきり明るくて笑い溢れる日本の作品と、革命の中で必死に戦う人々を描いたフランスの作品との間に、こんな共通のメッセージを感じるなんて。
でも、いつだったかフランス革命を調べていたときに、フランス「人権宣言」って、その後の世界の礎になっているんだな~って思ったことがあり、、、
革命のなか、必死で自由を手に入れようとした人々の歴史の上に、自分たちの自由な暮らしがあるんだな~ってね。
まさか、『鴛鴦歌合戦』を見ながら、こんなことを考えるとは思いもしなかったわ。(笑)
メインキャストの感想は・・・
まぁ、れいちゃん(柚香光)の着物姿の粋なこと。
時代劇に普通にこういう役者さん、いる、いるって感じで。(笑)
若かりし頃の京本政樹みたいだわ、と。
ところで、知ってます? 京本政樹。(笑)
SixTONESの京本大我くんのパパ。
sora さんはむしろ息子さんのことはよくわからないのですが。www
れいちゃんが登場した時に、ふと時代劇によく出ていた京本さんの着流し姿が、なんだか似てるな~というのが第一印象でして。
それはともかく、、、礼三郎さん、カッコ良かった。♡
でも「れいざぶろう」って聞くたびに、こっちゃん(礼真琴)が愛犬さぶろーを抱いて微笑む姿が浮かんでしまうというね。(笑)
なんでよりよってこんなシンクロな名前なんでしょう。www
礼三郎さんが最後の方で、お春ちゃんを助けに「待てぇーーー」って太腿あらわに走り込んでくるところ、よかったですねぇ。
おっとこまえすぎ。
お歌はれいちゃんのキーとは合っておらず、相変わらず高音部の発声が苦しくて、聞いているほうもしんどかったですが、、、。
まどかちゃんは、うわさの「ちぇっ」がね、可愛かった♡
そして「ヒロイン」って感じじゃない、ぶっきらぼうだったりするセリフ回しに、あ~でも、これが自然な会話だよな、って思いました。
それが心地よかったです。
ただ、、、
3人娘たちのちょいと甲高いキーキー声(失礼)で大騒ぎしているのには、、、カンベン。
あれが作品を盛り上げるのでしょうけれど、soraさん、劇場であれを聞いていたらノイローゼになりそう。。。
配信のボリューム、リアルに下げました。(苦笑)
美咲ちゃん、よく通る聞き心地の良い声ではあるのですが、、、いかんせんキーキーとね、、、www
ひとこちゃんのバカ殿。
あ、言葉を間違えました。(笑)
お殿様。
楽しそうに演じていましたねぇ。
そして愛嬌たっぷりで可愛かった♡
同期のあかちゃん従えて、のびのびと演じているな~と。
ひとこちゃんで、ガッツリ洋物のコメディを見てみたいなぁ~なんて思っちゃいました。
やっぱり洋物が良いな
宝塚の良さは、和洋中、なんでもござれ!なところではあると思いますが、、、
個人的にはやはり洋物が好き。
この『鴛鴦歌合戦』、楽しい作品ではありましたが、あらためて「洋物が見たい!」と思いましたね~。
これを星組で上演、、、となったら、、、うーーーん、リピするのはきついかも。(笑)
良作、駄作という以前に、宝塚では洋物がみたいな~って。
日本物のチョンパも美しくて好きてはありますが、、、
GRAND MIRAGE!
公演が始まって公式に舞台写真が掲載されたとき、パステルの色合いに目を惹かれた今回のこの岡田作品。
幕開きとフィナーレはまさに「レビュー」の美しさ満開。
大好物な世界観でした♡
でも少々メロディーが昭和レトロな雰囲気?
随所に懐メロな感じが…。
中身はというと、なんとなく岡田作品の限界を感じましたねぇ。
ワンパターンも芸のうち、と、これまでもどちらかというと岡田作品には肯定派だったのですが、今回の作品にはあまりトキメキがなかったかな。
花組さんの群舞は素晴らしかったです!
星組とはまた全然雰囲気が違うのも、見ていて楽しかったし。
れいちゃんのしなやかなダンスは美しいですね。
気になったのは、SHE(このスペル?)。
これまでにも歌われてきましたが、今回、このキーじゃなきゃいけなかったの??
すごく違和感があったのですが。
あと、フィナーレ近くに登場する3組の「ジュテーム」はもうお腹いっぱい。(苦笑)
前奏が聞こえてきて、ガクンッときた。
岡田先生、、、。
前代未聞のアクシデント
千秋楽恒例の、終演後の組長ごあいさつ。
緞帳前で組長さんが今後の予定とか、退団者からのメッセージを読み上げます。
sora さん、思うに、、、
組長のあおいちゃん(美風舞良)、熱中症になってたんじゃないかと。
いや、まじで。
見ている時は「あれ?どうした?」と単純に思ったのですが、その後のハプニングを見ながら、もしかしたら熱中症で記憶とかの意識障害直前だったんじゃ?と。
柚香光コンサートの紹介の「間」は・・・
今後の花組の予定を紹介する際のできごと。
柚香光 スペシャルコンサート『Be Shining!!-華麗なる時-』とタイトルを紹介した後、いつもなら少々の説明を加えつつスラスラっと日程をつたえるところですが、、、
タイトルを言ってから、あおいちゃんのことばが止まり、しばし無言。
実はこの時、うっすら涙ぐんでいたようにも見えたので、まさか、れいちゃんの去就を無言で発表しちゃったのか?と。
いろいろ考えて、胸が詰まって言葉がでなかった?
明日がれいちゃんの退団発表の日なの?
もうね、その瞬間にいろいろ頭の中を駆け巡りましたよね。
たぶん、見ていた多くのファンの皆さまも、同じことを想像した人、沢山いたんじゃないでしょうかね。
単純に日程が飛んでしまって、焦っていただけかも知れないのに。
しばしの沈黙を経て、無事に日程を伝えてその場は終わったのですが、、、
さらにその後のアクシデントかデカすぎました。
退団者、最後のひとりである、きょんちゃん(航琉ひびき)が大階段を降り、お花渡しになったとき。
「組からのお花と、同期生からのお花です」
同期生は誰が来たのかな~と思って聞いていると、、、
「同期生からのお花は、宙組の永久輝せあさんが駆けつけてくれました」
ん?
とわきせあ?
そこにいる人、全員がきっと「???」でしたよね。(笑)
出てきたのは「芹香斗亜」さん。
周囲のざわつきの中、苦笑いしながらキキちゃん、とりあえず出てきたものの、、、
妙な空気が何とも言えない状況。
そして、この妙な空気にただ気づいていないひとがいました。
あおいちゃん。
当の本人は間違いに気づいていない様子でした。
そしてれいちゃん、動きます。
その妙な空気の中で、そのまま組からの花束をきょんちゃんに渡しに行っていいものか、どうしよう・・・といった素振りの後、あおいちゃんに歩み寄り、耳打ちして事の成り行きを・・・。
あおいちゃん、たぶん生きた心地しなかったでしょうね。(苦笑)
大慌てでお詫びをして、なんとその場に土下座。
三つ指ついて「申し訳ございません!!!!!」
そしてもう一度やり直しさせてくださいと、すでにきょんちゃんのもとに到達していたキキちゃんを袖に引き返させ(笑)、改めて「組からと同期生からのお花です」から真顔でやり直し。www
それでも、「芹香斗亜さん」の名前が出てくるのに間がありましたよね。
どうしちゃったの、あおいちゃん。。。
「せりかとあ」「とわきせあ」
たしかに響きが似ているのでね、、、間違えもするよね。
でも、たぶん普段ならこんな言い間違いは起こらない気がして。
最初の緞帳前でのあおいちゃんの「沈黙」もちょっとおかしかったし、この名前の言い間違いもそうなんだけど、熱中症で思考回路に異常をきたし始めていたのではないかと思っています。
瞬間的に記憶が飛んだり、言葉が出なかったり、まさに熱中症の初期症状にありますよね。
熱中症に緊張も相まってああなっちゃったのかな、と。
組長としての立場がある分、あおいちゃんの今回の失態は笑い話では済まされないのでしょうけれど、、、
体調に問題がなければよいのですが。
それが心配です。
千秋楽、そして運命の日!?
さて、花組公演が千秋楽を迎えたということは、、、
いよいよコトが動く可能性が。
れいちゃんの退団が次回作であれば、発表は間近です。
なにもなく、東京公演が始まってくれればいいな~と心から願わずにはいられません。
今日のあおいちゃんの様子が、もしも、感情的なものだったとしたら、、、
いや、れいちゃんには運動会までいてもらいたい!!
お願い。
まとめ
最後にいろいろあった花組千秋楽でしたが、無事に完走できたことが何より。
東京公演まで完走できることをお祈りしています!
東京の千秋楽は、、、この作品のリピはきつそうだから sora さんは見ないかも知れませんが(笑)。
さて、次は星組の東京公演千秋楽の配信が待っています!
どうか、なにもなく無事にその日を迎えられますように・・・。

