花組の皆さま、『鴛鴦歌合戦 / GRAND MIRAGE!』大千秋楽おめでとうございます!
トップ就任と共に突入したコロナ禍。
以降、ようやく大劇場・東京の完全完走が叶うかな・・・と思っていたところに今回の件が起こり、つくづく、れいちゃん(柚香光)のトップ人生は苦難が続くな~と複雑な思いで千秋楽を見守ることになりました。
ともあれ、無事に千秋楽を迎えることができたのは本当に良かったです。
『鴛鴦歌合戦』からのメッセージ
大劇場の千秋楽を観劇(配信)した際に感じた、この作品が発信しているメッセージ。
「みんな幸せになっていい」

そして今、この状況下だからこそ「生きていることの尊さ」を、改めてこの作品を通して痛感しました。
渦中となっている宙組出身のまどかちゃん。
今回お亡くなりになられた生徒さんは、まどかちゃんが宙組時代にお手伝いをしてくれていた方だと伺いました。
同期生も、そしてすべての生徒の皆さんも、さまざまな思いを胸に舞台に向き合っておられたことでしょう。
明るい作品であったことが、苦しくも、救いになった部分もあるかも知れませんね。
それぞれの思いを胸に秘めて
あおいちゃん(美風舞良)、組長としての務めをしっかりと果たそうと、かなりのプレッシャーを感じていたようでしたね。
言葉ひとつひとつを噛みしめながら、力強く、語っておられました。
ちょいと肩に力が入りすぎていた感もありますが、、、
きっとそこまで力を入れていないと、耐え切れないほどの思いを背負っていたんだろうな。
あおいちゃんは宙組で過ごした時間が長かったし、いま組長として花組を任されている重責、組子たちへの責任、今回のできごとは、誰よりも「他人事ではない」という思いに押しつぶされそうになっているのではないかと推察します。
彼女にしか感じることができない思いがあったと思います。
休演に対して言及し、頭を下げるあおいちゃん。
頭を上げることができなくなってしまった思い、、、心が痛みました。
一方で、トップスターとして「いつもと変わらない」自然体を見事に体現したれいちゃん。
立派なトップスターの姿でした。
1週間前の衝撃のニュースが駆け巡ってから、はじめてトップスターが「ことば」を発する機会となった今回の花組千秋楽。
誰もが「どんなご挨拶をするんだろう?」と注目していたことは否めません。
おそらく、ライブ配信もいつもより多くのファンが見守ったのではないでしょうか。
注目されていることはれいちゃん自身も感じていたはずです。
その中で、いつも通り笑顔溢れるご挨拶。
それでいいんです。
劇団とも、組長とも、いろいろなお話をしたうえで臨まれたのだとは思います。
95期の同期生たちと一緒にいるれいちゃんは「末っ子キャラ」全開のやんちゃ坊主ですが(笑)、たぶんトップとしての成長っぷりはピカイチでしょうね。
環境に起因する苦難が多すぎて、精神的に成長せざるを得なかったのかも知れませんが。
笑顔溢れる千秋楽を迎えることができ、卒業生も無事に送り出すことができ、とにかく、、、お疲れさまでした。
まだ、すべてを忘れてゆっくりと、、、というわけにはいかないと思いますが、まずは「意識的に」心身を休めていただきたいと思います。
まとめ
柚香光&星風まどかコンビの作品も、コンサートを除けばラスト1作となりました。
社会の変化、そして宝塚歌劇の激動の時代にトップスターとなり、そして波乱続きの日々が終わらない中で卒業へ向けて動き出したれいちゃん。
卒業公演はどうか、完走!できますように・・・今からそんなことを願わずにはいられません。
こっちゃん(礼真琴)ファンとしても、いつ退団発表がされるんだろうかと「明日は我が身」の心境で110周年を迎えます。(苦笑)
終わりへと動き出した95期の黄金時代。
悩ましいことも沢山ありますが、みなさま、全力で楽しみましょう!!!

