4年ぶりに開催される夢の祭典『タカラヅカスペシャル2023』。
2019年のタカスペでは、礼真琴・柚香光の95期がトップスターとして初めて参加。
この4年の間に各組のメンバー構成も大きく変わりましたね。
そして何よりも、変わることがないと信じ込んでいた「轟悠」という存在が宝塚を去ったいま、タカラヅカスペシャルの構成も、何十年振りかに刷新されるのではないかと思います。
この4年の間に『タカスペ』への出演を夢見ながら、その夢叶わず退団していった生徒も沢山いたと思います。
幸いなことに、トップスターの中では「トップとして1度も出演叶わず」という人はいませんが、トップ娘役にはいましたね。
タカラヅカスペシャルへの出演は、劇団から「スター」であると認められるということ。
そして下級生にとっては、その先の階段を上っていける可能性を「夢見られる」場所。
ファンにとってもタカスペは「夢の祭典」ですが、生徒さんたちにとってもタカスペはやはり「夢の祭典」なのではないかと思います。
出演者の学年バランスは?
4年間の空白を経て、2023年、夢の祭典に出演するメンバーが発表になりました。
今年は人数、抑え目ですね。
まだコロナへの不安が拭い去れない時期ですから、最小限に抑えたのは賢明な判断かと思います。
とはいえ、下級生たちにとっての4年間はとてつもなく大きな「空白」でしたから、本来であれば、各組からもう1~2人は選抜されても良い人数。
110周年、大劇場で開催されるときには、出演できる人数も増えるのかな。
それを期待しましょう!
各組の出演者
各組の出演者を見てみたいと思います。
本来ならば新公学年で選抜され、他組の上級生たちとの貴重な経験を重ねることができたはずの人材が、新公学年時代に一度も経験できないまま今回が初出演。
え、この人が初出演!?と、4年という歳月の長さに改めて驚かされますね。
専科
- 凪七瑠海(89期)
- 水美舞斗(95期)
- 瀬央ゆりあ(95期)
ついになおちゃん(瀬央ゆりあ)の名前が専科に並ぶ日が …。
なんだかまだ不思議な感じがしてしまいますが、出演してくれるだけでありがたや。
いや、ここでマイティ(水美舞斗)となおちゃんが出演しなかったら、たぶん暴動です。(笑)
マイティ、なおちゃん、他の95期4人にぜひとも絡んでいって欲しい♡
ところで、かちゃ(凪七瑠海)の立ち位置が見えない。
絶対的存在だった「轟悠」とはまったく立場が異なるし、かといって出演者たちの中では最上級生だからなぁ。
トップ4人を従えて真ん中に陣取るような実績でもないから微妙だわ。
全ツでは、なおちゃんを下につけたかと思えば、今度はひとこちゃん(永久輝せあ)の下にかちゃをつける。
劇団はかちゃをこの先、どの立ち位置に持っていこうとしているのかしら…。
このままじゅんこさん(英真なおき)に続いて役員コース??
花組
- 柚香光(95期)
- 星風まどか(100期)
- 永久輝せあ(97期)
- 綺城ひか理(97期)
- 帆純まひろ(99期)
- 聖乃あすか(100期)
- 一之瀬航季(100期)★初
- 美羽愛(104期)★初
- 星空美咲(105期)★初 ※2019年コーラス
前回の2019年に100期生であるほのかちゃん(聖乃あすか)が最下級生で選抜されていました。
当時は研6ですかね。
2019年の出演者にあかちゃん(綺城ひか理)の名前が見当たらない!と思ったら、もう星組に組替え後だったんですね。(笑)
一之瀬くんは、2020年の『はいからさんが通る』で新人公演主役に抜擢されるも、コロナで上演ならず。
昨年、バウワークショップで主演を務め、今回初出演が叶いました。
本来ならば、2020年には初出演が叶っていたかも知れませんね。
娘役は抜擢が早いのは昔から変わりません。
男役のメンバーは全体で102期がマックスの中、104期の美羽愛ちゃん、105期の星空美咲ちゃんが選抜。
まぁ、扱いから言って順当な感じですかね。
月組
- 月城かなと(95期)
- 海乃美月(97期)
- 鳳月杏(92期)
- 夢奈瑠音(96期)
- 彩みちる(99期)
- 風間柚乃(100期)★初
- 天紫珠李(101期)
- 礼華はる(101期)★初
- 彩海せら(102期)★初
月組さんで驚いたのが、おだちん(風間柚乃)の初出演ですよね。
2018年には『カンパニ-』で新公主演を果たし、翌2019年にも新公主演をしているので、本来であれば2019年のタカスペに出演していたはずなのですが、あいにく月組は東京公演で出演ならず。
そのため、すでに研10を迎えた今回が、おだちんのタカスペ・デビューということになりました。
うみちゃん、今回の全出演者の中で娘役の長です。
月組の娘役は全体的にアダルト感が漂う。(笑)
せらくんは、男役では最下としての出演ですね。
雪組
- 彩風咲奈(93期)
- 夢白あや(103期)
- 朝美絢(95期)
- 和希そら(96期)
- 諏訪さき(99期)★初
- 野々花ひまり(99期)
- 縣千(101期)★初
- 音彩唯(105期)★初
花組、月組が9人なのに対し、雪組、星組は8名の選抜。
どうせなら人数もバランスよくして欲しいわ。
もう一人くらい選んであげてよ~って思うのは sora さんだけでしょうか。
でも、意外とタカスペの出演基準ってキッチリ線引きされているんですよね。
だからこそ、下級生たちの目標にもなり得るのかも知れません。
雪組も娘役の音彩唯ちゃんが最下で選抜。
でしょうね、という完走しかないですが。(笑)
星組
- 礼真琴(95期)
- 舞空瞳(102期)
- 暁千星(98期)
- 天華えま(98期)
- 小桜ほのか(99期)
- 極美慎(100期)
- 天飛華音(102期)★初
- 詩ちづる(105期)★初
男役で105期がまだ入れないのはわかっていましたが、、、先日の1回限りの新人公演で話題を総なめにした稀惺かずと、出て欲しかったな~。
おそらく2024年正月の次回作でもう1本新公の主演を張って、でもってそのまま6月のタカスペ初出演な気がします。
思えば礼真琴、柚香光、月城かなとが3人揃って初出演を果たしたのが100周年イヤー締めくくりのタカスペでしたね。
こっちゃんは2011年に研3でコーラスに参加して、「伝説」残してますけどね。(笑)
https://ck-monologue.com/rei-makoto-memories-78/
なこちゃん(舞空瞳)の初出演は花組時代の2018年、研3の時でした。
そして翌2019年にはトップ娘役としてタカスペに出演しているという、、、。
今年の最下が105期の研5なので、なこちゃんが近年まれに見るスピードでの出世だったことがよくわかります。
ちなみに、当時雪組だった潤花ちゃんも研3で最下出演していました。
トップになった時期こそ少し後になりましたが、やはりダイヤの原石だったことがうかがえます。
コーラス(月組)
- 一乃凜(106期)
- 花妃舞音(106期)
- 和真あさ乃(106期)
- 天つ風朱李(107期)
- 彩姫みみ(108期)
- 美渦せいか(108期)
コーラスは研4~研2の成績優秀者からの選抜。
コーラスと言えども、タカスペに参加できることはとっても名誉なことだし、貴重な経験になりますね。
学年別の出演者数
学年別に出演者をまとめてみました。
いや~95期、やっぱり華やかですね。
ずんちゃんが出演できず、神7が揃わなかったのはなんとも悔やまれます。
89期:1人
- 凪七瑠海(専科)
92期:1人
- 鳳月杏(月組)
93期:1人
- 彩風咲奈(雪組)
95期:6人
- 水美舞斗(専科)
- 瀬央ゆりあ(専科)
- 柚香光(花組)
- 月城かなと(月組)
- 礼真琴(星組)
- 朝美絢(雪組)
96期:2人
- 夢奈瑠音(月組)
- 和希そら(雪組)
97期:3人
- 永久輝せあ(花組)
- 綺城ひか理(花組)
- 海乃美月(月組)
98期:2人
- 暁千星(星組)
- 天華えま(星組)
99期:5人
- 帆純まひろ(花組)
- 彩みちる(月組)
- 諏訪さき(雪組)
- 野々花ひまり(雪組)
- 小桜ほのか(星組)
100期:5人
- 星風まどか(花組)
- 聖乃あすか(花組)
- 一之瀬航季(花組)
- 風間柚乃(月組)
- 極美慎(星組)
101期:3人
- 天紫珠李(月組)
- 礼華はる(月組)
- 縣千(雪組)
102期:3人
- 彩海せら(月組)
- 舞空瞳(星組)
- 天飛華音(星組)
103期:1人
- 夢白あや(雪組)
104期:1人
- 美羽愛(花組)
105期:3人
- 星空美咲(花組)
- 音彩唯(雪組)
- 詩ちづる(星組)
スーパー95期は男役だけで最高人数の6人。
すっかり男臭い集団になっておりますが(笑)、そもそもすでにトップ娘役に上り詰めて退団していった同期生、実咲凛音、愛希れいか、妃南風もいて、、、
やっぱりスーパー、、、いやハイパー95期かも。(笑)
研15になった今も、第一線で神7が活躍している現状って、すごい。
「後進に道を譲って!」と言われるくらい(苦笑)、この学年でこの人数が第一線って、、、なかなかない。
この期に続くのは、さてはて、、、100期なのか?105期なのか?
楽しみですね。
そして、104~105期以下の娘たちが、今回のタカスペで誰と見合いするのかもお楽しみのひとつ。
星担としては、ありちゃん(暁千星)の嫁探しに注目していますが、、、
ひとこちゃんが順当に美咲ちゃんと組むのかとか、あーさ-は夢白ちゃんなの?それとも誰か嫁入りするの?とか、ちなっちゃんはトップになるの?だとしたら誰が嫁なの?熟年カップルなのか?とかね。(笑)
いろいろ楽しみな2023年のタカスペです。
ファンだけでなく、下級生にとっても夢の舞台
昔と思うと、タカスペの選抜基準がきっちりしていて、ゆえに初出演する学年が高学年化している気がします。
ほんと、うーんと昔、まだタカラヅカ・ミラーボール『TMP音楽祭』だった頃なんて、研3~研5くらいの下級生もそこそこ出ていた印象。
おもちゃ箱みたいに未熟な下級生たちが入れ替わり立ち代わり出てきて歌い踊って、、、みたいな。
それがまた新鮮で、楽しくて。
まだ4組しかなかったから、各組に割り当てられた出演人数も今より多かったですからね。
いずれにしても、この祭典に出られるのは各組からほんのごく一部。
ましてやその半数はトップスター&トップ娘役、すでに「路線」に乗っている2番手、3番手、そして手堅い別格クラスのスターさんで占められているわけで、下級生がその切符を手にできる枠は本当にごくわずか。
だからこそ価値ある「経験と実績」になり得るわけだし、その先のタカラジェンヌとしての道筋を照らす大きな目標にもなり得るわけで。
我々ファンがタカスペに夢を見るように、下級生たちにとってもタカスペは夢を描く場所。
大きな目標になっているのではないでしょうか。
常にシングルキャストで1か月~1か月半の公演をこなさなければならない宝塚のトップさんには、ほんの2~3日のタカスペすら負担になることもあるかと思いますが、、、
タカスペという場所は、やはりこれからも、ずっとずっと在り続けて欲しいなと心底思います。
タカスペで勢ぞろいしたスターさんが放つ光は、下級生たちの憧れであり、目標であり、自分たちがタカラジェンヌであることへの誇りにも繋がっている気がします。
sora さんの勝手な想像ですがね・・・。
まとめ
思い切り平日開催の今年のタカスペ。
チケット取れるかの心配以前に、休みが取れるかの問題ですね。(笑)
大劇場に行けずとも、配信を!と思っても、配信対象の公演によっては休みが取れないと見れない可能性がありますもんね。
ま、劇団もわざわざ視聴率が落ちそうな真昼間の中継は選ばず、手堅く18時公演にしてくれるはず!と信じてはおりますが。。。
ちょっと心配。
でも、ワクワクは止められない♡(笑)

