この2週間ほどで、いろいろな発表があったり、楽しみにしていたスカステ番組が放送されたり、語りたいことは山ほどあったのですが、なんせ毎日23時帰宅のヘロヘロ生活を送っているため、寝落ち。
週末もくたばっている状態で、なかなかパソコンに向かう時間がなく、気が付いたら2週間手付かずで過ぎていきました。
さて。
今日は月組公演『G.O.A.T』のライブ配信です!
さすがに2回公演は観ませんが(笑)、15:30の部を観劇予定です♡
タカラヅカニュースで初日映像を見たり、突撃レポートを見て、なんだか楽しそ~💕と。
観劇の感想はまた夜にでも語ることにして。
まずは、今の宝塚の命題。
パワハラ問題に少し進展が見られたようなので、そちらの話題から。
3回目の話し合いで出された提案
宙組生の急逝に関して、1月24日に3回目の話し合いがおこなわれたようですね。
ここのところの文春は、すっかり松本人志さん情報に注力していたように見えましたが、まだまだ宝塚関連記事も止んでいません。
文春にも旬な演出家問題等いろいろ報じられてはいますが、、、
ご遺族との話し合いがなされたという24日の夜、一部報道機関から出された報道を目にして、ある意味、衝撃でした。
最初はまだ、ごく一部の報道機関しか報じていなかったので、この段階では記事を目にしていないファンも多かったのかなと思いますが、劇団は、夜遅くになって(いつものごとく)「慌てて出したよね感満載」のタイミング(苦笑)でコメントを発表しました。
まぁ、内容に関しては、想定の範囲内のコメントです。
このたびの宝塚歌劇団宙組生の急逝を受け、ご遺族の皆様には心よりお詫び申し上げます。
本日、当方代理人を通じて、今回の件に関するご遺族代理人との三回目のお話し合いをさせていただきました。なお、お話し合いの内容について一部報道がなされておりますが、現時点で決まったものはなく、公表できる事実はございません。引き続き誠実に協議してまいります。
2024年1月24日宝塚歌劇団
この段階では劇団として具体的に公表はできないのは理解します。
でも、またしても「報道」を追いかける形でのコメント発表になってしまったのは残念ですね。
それにしても、閉ざされた中での話し合いのはずの情報を、いとも簡単に素早くリークする人、そしてリークを引っぱり出す人、いるんですね。
遺族側の代理人が情報源、つまり、戦略であったりすることもあるかも知れませんが、、、いつも驚かされます。
阪急阪神HDがパワハラ問題を認める
あれだけ「パワハラはない」「いじめもない」「証拠を出していただきたい」と、驚きの対応を見せた宝塚。
宝塚ファンのみならず、世間をも凍り付かせた、ご遺族の心情を無視したグダグダ会見から数か月。
3回目のご遺族との話し合いで、ついにパワハラを認める方向へ舵を切ったようだと、話合いがあった直後だと思われる段階で一部のネットニュースに載っていました。
そもそもこれだけの状況の中で「パワハラは認められない」って結論を導き出した劇団の判断に、個人的にはものすごく疑問、というか違和感を持っていたので、この流れは当たり前としか思えませんね。
歌劇団の親会社阪急阪神HD側が歌劇団関係者らのパワハラなどがあったことを認め、遺族側へ謝罪する意向を固めたことが24日、関係者への取材で分かった。(共同通信社)
阪急阪神HD、本気出すのが遅すぎ。
歌劇団本体に対応を任せていた結果、取り返しのつかない「お花畑っぷり」をさらしてしまったよね…。
パワハラを認める方向に舵を切ったことはホッとしましたが、ご遺族側はあくまでも「上級生」に対しても同様にパワハラを認め、謝罪することを求めていらっしゃいます。
このことを巡る報道(3度目の話合いの夜に報じられた内容)を、劇団が慌てて「現時点で決まったものはなく、公表できる事実はございません」と否定したということでしょう。
確かに、報道が事実であるとすれば、いろいろ今後の動きにも影響してくるのではないかと思います。
上級生が遺族側に直接謝罪へ?
宝塚歌劇団の親会社である阪急電鉄、阪急阪神HDが、パワハラの事実を認めて遺族側に謝罪をする方向で動き出したということが事実であるとしましょう。
いや、事実じゃなかったら、さすがにマズい気がしますが。
で、パワハラの事実を会社として認めるということは、当然ながらそのパワハラをおこなったとされる当事者たちにも影響が及ぶことは避けられません。
「事実を認めて謝罪する」ということは、名前の挙がった生徒さんが「パワハラをおこなった」ということが事実認定されるということ。
当事者とされるご本人たちとも十分な話し合いがなされたことでしょう。
そして一部の報道で発信されたのが・・・
阪急阪神HDの首脳陣や不適切な叱責などの言動があった上級生らが、遺族側に謝罪するとみられる
ほとんどの報道機関は、「阪急阪神HDの首脳陣がパワハラを認めて謝罪する」という方向性を報じているにとどまっています。
ただ、最初に出た記事には「不適切な叱責などの言動があった上級生ら」も含まれていました。
もし、本当にこれが事実であれば、、、いろいろ、ね、宙組さんのこれからに影響するんじゃないのかな、と。
そして、この報道からしばらくして、劇団が公式HPに「まだ決まったことではない」と掲載しましたが、、、どうなんでしょうね。
阪急阪神HDという大きな組織が「パワハラを認めて謝罪する」というのはとても大きな一歩ですが、ご遺族としてみれば、やはり直接関わった当事者たちへの思いが強いのは察するところですし。
「そんなつもりじゃなかった」
自分がそう思っていても、何気ない言葉や行動によって相手が想像以上に傷ついていたり、悩んでいたり、それは日常生活の中でも多々あります。
そんなつもりじゃなくても、一度吐き出してしまった言葉や、起こしてしまったアクションは、取り消すことができません。
ときとしてそのナイフは生涯、その人の心の傷になって痛みを伴うこともあります。
ましてや今回は、人の命が失われていますから、その現実と向き合うには当事者たちの存在抜きには何も進まないと思います。
当事者として宙組の組長、トップスターの名前が挙がっていることを考えると、彼女たちがパワハラを認めてご遺族に謝罪することになるとすれば、いち宝塚ファンとして、正直、複雑な思いはあります。
ただ、それなくしては宙組再生はないのではないかとも思います。
トップスターをはじめとする一部の宙組生が少しずつスカステや機関誌に復帰し始めていますが、しこりを残さず宙組公演を再開するには、まだ険しい道のりを感じずにはいられません。
これからの宙組はどうなるの?
組長やトップスターが仮に「パワハラを認めてご遺族へ直接謝罪」をおこなったとして、宙組はその人たちのもとで「一致団結」して再生できるのでしょうか。
「リスペクト・トレーニング」を導入しているという報道もされていましたが、この研修も気休め程度のものだったとか。
ただ、こういった研修は積み重ねていくことで効果が表れてくるものなので、1度の研修は短時間であっても、これから定期的に続けていくことを期待します。
とはいえ、宙組再生に何年もかけてはいられません。
とはいえ、このまま何もなかったかのようにコトが起こる前の体制で「再生」は難しいでしょう。
いや、仮にそうなったとしても、気持ちよく宙組公演を楽しむことができない気がします。。。
「観たくなければ、観なければいいだけ」
そんな意見も見聞きしますが、それでは根本的な解決にはならないと思うんですよね。
かといって、極端に批判的な視点で語るのもどうかと思いますが、、、難しですね、この問題は。
相変わらず時間が止まったままの宙組の生徒さんたちが、一日も早く前向きに舞台と向き合える日が来ることを願う気持ちであることは間違いないけれど、、、
ご遺族の感じているであろう当てどころのない怒りや痛みに思いを巡らすと、やはり宙組の再生にはなんらかの痛みが伴うのは避けられないのではないか、、、という気持ちも正直、あります。
宝塚歌劇団としての大きな問題が背景にあることは事実としても、だからしかたない、ではなく、特に入団したての下級生ではなく「社会人としての自覚」をもつべき大人、上級生たちの言動が引き金になっているわけですから、そこは真正面から真摯に受け止めなければ、と。
半年前までは、話題作『FINAL FANTASY XVI』がどんな作品になるのか楽しみにしていましたが、今では作品の著作権者が公演を許可するのか!?という心配の声も多く聞きます。
個人的には作品変更なしで宙組を再開するんじゃないかな、とは思っていますが、宙組がどんな体制で再編されるのかは全く見当がつきません。
ここ最近の劇団の動きを見る限りは、トップスター人事も動かずそのままなのかな、といった雰囲気。
でも、今回の「パワハラを認めて謝罪」の流れを鑑みると、、、そのままで大丈夫なのか?とも。
組の管理職やトップスターは特別な存在ですから、慎重に再生を図らないとね。
現体制を維持しつつ再生するのであればなおのこと、慎重にならないと。
劇団がどう着地するのか、、、見守るしかないですね。
星組にも文春砲、着弾!
さて、文春さん。
やはり「ときの人」旬な人間のネタは外さないんだな~と、もはや感心。(苦笑)
先日から、何かと星組がらみが出てますね。
一般人の痴話げんかに「もらい事故」かと思えば、今度は星組公演で大劇場デビューを果たしたばかりの演出家、指田先生が標的のようで。
ま、文春さん、なんでもネタにするからな。
真偽はともかく、いろいろ旬を突いてくるネタ探しする人、ある意味すごいな。
感心している場合ではないかも知れんが。。。
それにしても、、、
少し前に文春砲が着弾した大御所・演出家、、、怖いくらいに「何もありませんでした」感が漂ってますね。
宝塚歌劇団、わかりやす過ぎる。(苦笑)
即刻クビ宣告された演出家もいたというのに、、、。
ま、いまイケコに「謹慎」とかされたら、宝塚だけでなくエンタメ界が大きく影響を受けるでしょうね。
真実はいかに。。。
まとめ
いやー、それにしても。
ご遺族側の代理人弁護士、川人さん、すごい人ですね。
実績を見て「すご腕弁護士」であるとは思っていましたが、あれだけ「パワハラはなかった」という姿勢を貫いていた宝塚歌劇団を突っぱね、親会社、阪急阪神HDから「認める」という方向性を導き出したって、、、
しかも、関わったとされる上級生も直接謝罪の方向で話が進んでいるというのが事実だとすれば、なおのことすごい。
全力で生徒を擁護する立場を貫く劇団にそれを決断させるというのは、、、ね。
引き続き、コトの成り行きを見守っていこうと思います。