発売日に届いていたのに全然読めずに放置したままになっていた「an・an」星組特集を、よーやく落ち着いて読み始めた矢先、ラインを知らせるブルブル音。
誰だ?
2、3歩向こうの充電器に繋いでいたスマホを取りに行って、ラインを開いてみたら、、、
宝塚の公式からのライン。
開く前から「公演中止」の文字が目に飛び込んできました。
なんてこった。
星組はまだしばらく止まっているし、すぐに「月組」であることが理解できたわけですが、結局、5類になった途端に「あの頃の繰り返し」か。
世の中の流れは止められない
個人的には、コロナ禍の3年間で対策してきたマスクも、手洗いも、消毒も、なにひとつ変えることなく今も続けています。
単純に、罹患したくないから。
他者に対する云々ではなく、完全なる自己防衛。
ただ、目に見える数値(感染者数等)に怯えていたこれまでよりも、今のほうが「見えないがゆえの危機感」が増し増しです。
世の中に当たり前の「日常」を取り戻さなければいけないし、季節性の感染症と同等レベルの意識に切り替えていかなければならないことは理解しています。
でも、こうして舞台がまたガッツリ止まってしまったり、各地で大規模なクラスターによる学校閉鎖などが何件も発生していたりのニュースを聞くと、いろいろ考えさせられますね。
劇団がどう向き合い、対処していくのか
とはいえ、ここまで苦しみながら進んできた「世の中の流れ」を、ふたたび止めることはできないでしょうから、いまある「現実」と、これからどう向き合っていくのかが課題ですよね。
以前にも書いた通り、宝塚歌劇においてはこうした状況(複数の体調不良者の発生)を把握した際の、適切な判断力が問われることになります。
どういう理由があったにせよ、稽古中に複数の体調不良者を出しながらも初日の時間を変更してまで初日を強行した星組公演。
その挙句、翌日から長期休演を余儀なくされています。
このことに対する劇団の危機管理能力は、多くの人たちから疑問の声が上がっていると思いますし、実際、劇団にも直接「批判」が届けられていると推察します。
当たり前ですが、罹患を防げなかったことに関する生徒さんへの批判ではありません。
感染症防止対策に気が緩んだ瞬間があったとしても、それは誰にも起こり得ることですし、逆に完璧な対策を徹底していても罹患するときはします。
劇団には生徒以外にも多くの職員たちが出入りしますので、防ぎぎれないこともあるでしょう。
これから必要なのは、突然の事態でも公演を止めないために「どの段階で」劇団が判断するのか、そして「どんな体制」を作っておく必要があるのか、という危機管理能力。
今日発表された月組さんは、初日から公演中止となりました。
そして、2日前の発表です。
星組の強行突破は何だったんだろう?と、あらためて首を傾げたくなるわけですが、、、
多くの批判に晒されたであろう星組公演の顛末から、劇団も学習したのでしょうか。
コロナ禍ピークには初日の幕が開かないことも普通にありましたし、1週間くらいしか公演できなかったこともありました。
でも、そんなドタバタから脱して徐々に落ち着きを見せてきていた中で判断力もマヒしてきていたのでしょうか。
その後の展開がどうなるかの想像しないままに、星組公演を「初日から止める」という思い切った決断ができなかったということですかね?
結果として貴重な星組公演は2週間、大劇場公演の半分が飛んでしまい、さらに中止期間が延長されないことを願うばかり。
残念ながら、今後もこうした状況は続くと思います。
世の中の流れを止めることはできない以上、チケットホルダーは劇団の危機管理能力に「観劇できるか否か」をゆだねるしかありません。
早く「あの数年は最悪だったよね~」と、笑いながら振り返ることができる時代になってくれることを祈るばかりです。
そんな中ですが、星組東京公演チケット当選
これまでホント当たらなかった星組公演なのに、この『1789-バスティーユの恋人たち-』はなんでこんなに当たるんだろう?
大劇場公演の半分が中止されたので、東京公演はいつもより更にチケット難になるぞ!と、「当たるわけない前提」で(笑)友会抽選に参戦したのですが、けっこうな良席(S席の前のほうドセンター)ゲット♡
大劇場のチケットも、幸いなことに「今のところは」まだ、生きてます。
今後、中止期間が延長されなければムラ2回を含め、全部で3回は観られる予定です。
とはいえ、何が起こるかわからない。
ちゃんと劇場に足を踏み入れ、舞台の幕が上がるまでは安心できないというのが、切ない。
でもせっかく手に入れたチケットが、すでに「返金引換券」なってしまった数万人の思いを考えれば、まだ希望が残っていることだけでもほんとうにありがたい。
あとは、やっぱり祈るしかない、かな。
まとめ
明日は宙組の東京公演が千秋楽。
ゆりかちゃん(真風涼帆)が、いよいよ卒業の日を迎えます。
トップスターとしてコロナ禍を走り抜き、まさかの文春砲にも立ち向かい(笑)、なんとか無事に千秋楽を迎えることができそうなので、本当によかったです。
sora さんは配信で観劇予定ですが、ゆりかちゃんの歴史を思い起こしながら、楽しみたいと思います!

