多くのファンが待ちわびていた、星組公演『1789-バスティーユの恋人たち-』。
なんで、こんなことになっっちゃったのかな。
6月2日(金)の初日が目前に迫る中、劇団から「関係者の体調不良が原因で公演準備が整わない」という理由で初日の公演時間が後ろ倒しされ、、、
とはいえ全員揃って初日の舞台の幕が開いたことに安堵し、、、
と思ったら喜びはつかの間、、、
翌日から突然の公演中止へ。
公演の再開をじっと待っていたファンの祈り届かず、来週6月15日(木)までの公演中止期間の延長が発表されました。
初日の公演を強行した代償はあまりに大きい
お稽古中に体調不良者を訴えた生徒が少なくとも20人以上、いや30人以上だったともウワサされていますので、その状況下で初日の公演ができたことにまず驚きなのですが、結果的に公演ができたのは初日のみ。
これで、わずかに4週間しかない公演期間の、半分が中止されることになります。
さすがにここまでここまで長引くことは、ファンとしても想定外。
思いのほか状況が深刻であると思わざるを得ません。
劇団の判断ミス
なんとか初日だけでも … そんな劇団の必死さが目立った今回の騒動。
正直なはなし、内部では「この公演、止まるぞ」ということを想定したうえで、覚悟の初日公演だったんじゃないの?と勘繰りたくもなります。
初日公演の時間変更を知らせる段階においてはまだ、「公演関係者」の体調不良と濁してはいましたが、実際にはすでに出演者から体調不良者が多発していたのでは?と。
初日の公演翌日から突然、公演中止に追い込まれ、そのまま2週間も公演を止めなければいけない状況って、、、ねぇ。
劇団はなぜ、初日を延期する決断ができなかったのでしょうか。
大人の事情があるであろうことは容易に想像がつきますが、さすがに、この状況はだめでしょ。。。
いくら大人の事情があったとしても、単なる劇団の判断ミスとしか思えません。
初日公演の翌日からこれだけ長期間の公演中止を余儀なくされている状況から察するに、やはり初日の段階で出演者の中に多くの罹患者がいたと思わざるを得ず。
まずは、生徒たちが体調不良をおしてまで舞台に立たなければならなかったこと、これは生徒さん自身のために避けなければならなかったと思います。
当然ながら舞台では、70名もの出演者たちが歌い踊り、汗をまき散らします。
生徒同士はもちろんのこと、公演関係者含め、クラスターになるのは必至。
次から次への負の連鎖は避けられませんよね。
そして、もうひとつの懸念。
今回から解禁された客席降りです。
この演出があることによって、「客席への影響」があるかも知れないことを劇団は想像できていたのでしょうか?
お門違いの客席降り論争
公演の中止が発表された途端、あちらこちらに「だから客席降りはやめたほうがいい」とか、「生徒さんの健康が第一だから客席降りは中止したほうがいい」というような意見が溢れました。
でも正直、これらの意見には違和感しかなくて。
客席降りの演出が影響したとすれば、むしろ、「観客の健康」への配慮が足らなかったのでは?ということ。
すでにお稽古のときから、稽古時間が足りなくなるほどの体調不良者が続出していることから、客席降りの演出が出演者の健康を脅かしたのではないことは明白です。
しかも、観客は上演中、だま―って座っているだけです。
出演者に声をかけることもなければ、触れることもありません。
逆に、体調不良の出演者が通路に立ち止まり、客席に向けて歌ったとしたら、、、
劇団は、そんな「客席へ感染を広げる懸念」も含めた判断をすべきだったように思います。
そのむかし瀬奈じゅん時代の月組でエリザベートが上演されたとき、たしかあのときはインフルが関西を中心に猛威を振るっていて、当時はあまり見慣れなかったマスク姿の観客が客席を埋めつくす異常事態。
sora さんも緊張感を持ちながら遠征しました。
SS、2列目の席。
忘れもしない、、、銀橋で熱く芝居し、歌う某生徒さんを見上げていた時、強いスポットライトに浮かび上がっていたのは「唾」。(苦笑)
ほんとうにリアルに飛び散っていました。
不安になりました。
我々ファンはついつい出演者、生徒側擁護の思考に陥りがちですが、生徒を擁護することと、それを管理する劇団の危機管理を冷静に判断することとは別問題。
「客席降り」の演出そのものが否定されることではなく、今回の状況的に「客席を巻き込む」ことへの配慮に欠けていたように思います。
繰り返しますが、、、なぜ、初日公演を強行したのか。
劇団の危機管理は大丈夫なのか。
首をひねりたくなりますね。
さすがにもう少し丁寧な説明が必要では?
この「超級のチケット難」と言われる公演で、ファンがどれだけの労力を割いてチケットを確保しているかを考えたら、劇団はもう少し丁寧な説明をしてくれても良いのでは?と思います。
体調不良の出演者がいるから公演が困難?
初日はなんで公演できたの?
1日で急変?
なんのための代役?
なんで代役公演でもしてくれないの?
何もわからない状況の中では、単純にファンはそう思って然りです。
もちろん公演中止が2週間にも及ぶ現実からいって「代役公演すらできない状況」なのでしょう。
でも、だからこそ、丁寧に説明して欲しいと思います。
何時間もの貴重な時間を費やし、やっとの思いで確保したチケットが紙切れになってしまったというファンが大勢いると思うのです。
「生徒さんの健康第一だから」
「いつまでも待ってるよ」
「残念だけど仕方がない」
「一番辛いのは生徒さんだから」
そんなファン心理にあまえてばかりではなく、劇団はもっと丁寧に対応して欲しいと思います。
何が正解かはわかりませんが、舞台を提供することをビジネスにしている以上は、この状況に対する説明が少々足りていないのでは?
そんなモヤモヤが消えません。
「公演が不可能だから中止します。ご理解ください。」
それだけでは・・・あまりにも、ね。
生徒さんと同じように、ファンだってみんな、もう、疲れちゃってるんだよ。。。
まとめ
なんだろう、どんどんモヤモヤが増していく。
そのモヤモヤを抑えるために、「舞空ブレイク」を見直しなかがら、こわれたなこちゃん(舞空瞳)のハイテンションっぷりと、それに対して嬉しそうに翻弄されるこっちゃん(礼真琴)に癒されてみました。(笑)
公演再開まで、結局は静かに待つしかないのよね。
あ、anan も届いた。
でも公演中止期間延長の衝撃とモヤモヤで、なんだかまだ読む気になれず、、、
重症だ。(苦笑)

