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【月組】グレートギャツビー ・月城かなと・海乃美月に期待すること

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昨日の宙組公演『カルト・ワイン』の公演中止に続き、今度は7/16(土)の初日に向けて準備が進んでいた月組公演『グレート・ギャツビー』についても、公演関係者に新型コロナウィルス陽性が確認されたため、初日を7/22(金)に延期するとの発表が劇団からありました。

大劇場公演の初日は7月22日(金)

【中止対象公演】
◆月組 宝塚大劇場公演
三井住友VISAカード ミュージカル『グレート・ギャツビー』
7月16日(土)の初日から7月21日(木)までの公演を中止させていただきます。

宝塚歌劇団

初日を楽しみに待っていたファンの皆さんのお気持ちお察しいたします。

そして何よりも公演に向けてお稽古に励んでいる月組生の皆さん、気持ちは焦ってしまうことと思いますが、じっくり準備を整えて7/22(金)に無事に初日を迎えられるよう、お祈りしています。

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せっかくだから公演の話

『グレート・ギャツビー』は私も大好きな作品です。

アメリカを代表する作家フィッツ・ジェラルドの代表作で、何度も映画化されています。(最新版は2013年のレオナルド・ディカプリオ主演版)

ギャツビーには哀愁と歌唱力を期待したい

初演の雪組公演『華麗なるギャツビー』のとき、かりさん(杜けあき)の哀愁漂う背中、圧倒的な歌唱力で情感たっぷりに聴かせる主題歌♪『朝日の昇る前に』にはもう、しびれまくって何度も見返したものです。

再演の月組公演のあさちゃん(瀬奈じゅん)もヤバかったですね~、その哀愁帯びたギャツビー様にくらっくらしました。

私はあさちゃんの歌声をこよなく愛するひとりでして、あのちょっぴり鼻にかかったような、ガーゼの目からじわ~っとシミ出してくるようなまろやかな声質がめちゃめちゃ好き。

かりさんの歌う♪『朝日の昇る前に』と、あさちゃんの歌う♪『朝日の昇る前に』は、甲乙つけがたい。

この歌をどう聴かせてくれるのか、どう魅せてくれるのか、さぁタイヘン。

れいこちゃん(月城かなと)、期待してます~♡

正統派2枚目の美しい立ち姿、れいこちゃんはそれだけでも十分素敵なのですが、その上に背中でお芝居できるようになればもう怖いものなし!です。

♪『朝日の昇る前に』をどう歌いこなしてくれるのか、楽しみにしています!

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美女にだけ許されるデイジーという配役

そして歴代デイジーたち。

初演、みきこちゃん(鮎ゆうき)の美貌はカンペキでした。

お歌の実力はと言いますと … かなりアレですが(客席の椅子からずり落ちてしまうかと思うレベル … 笑)、デイジーは彼女にピッタリの役でしたね。

 

鮎ゆうき

サヨナラ公演にこの役を選んだのは正解だったと思います。

グレート・ギャツビーといえば、デイジーの発する「女はきれいなおバカが一番幸せ」という悟りの価値観を思い出す方も多いのではないかと思います。

みきこちゃんデイジーが言い放つ「馬鹿な女になってやる!・・・」の台詞には妙に説得力がありました。

やっぱり、デイジーは美しくなければ。

余談ですが、みきこちゃんは研3まで男役をしていて、その後TBSドラマ『あなたもスターになりますか』で主役を務めたのち娘役に転向、かりさんの相手役になりました。

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よりにもよってお歌がアレ・・・なのにもかかわらず(笑)ドラマではスター歌手を目指す女の子の役を演じていたので、なんとドラマの主題歌『黄昏』(1987 / 作詞・作曲:岸田智史)でメジャーデビューを果たしています。

そして、この「持ち歌」をTMP音楽祭で歌うというVIP待遇を受けていましたね~懐かしい。

当時は同じく雪組だったじゅんちゃん(純名里沙)もNHKの連続テレビ小説『ぴあの』で主演するなど、雪組のプロデューサーはテレビ売りが好きだったんですかね。

さて、話をデイジーに戻しましょう。

初演された翌年の中日劇場では、みきこちゃんの退団により後妻になった紫ともちゃんがデイジーを演じました。

が、う~ん、なんか違った。(笑)

デイジーのキャラじゃなかったと言いますか、みきこちゃんの印象が強すぎたのもあるかも知れませんが、ちょっと違和感の残るデイジーだったのを覚えています。

そして、日生劇場の再演でデイジーを演じた城咲あいちゃん … も、やっぱり違った。(笑)

あいちゃんについても、あさ嫁の彩乃センパイ(彩乃かなみ)の退団に伴ってのヒロイン抜擢でしたが、あさかなのコンビファンが多かった当時、周囲の見る目が厳しかったのは気の毒でしたね。

いろんな意味で比較されてしまうのはキツイですよね。

私としてはあいちゃんに頑張ってほしいと素直に思っていましたし、彼女のお芝居も嫌いじゃなかったですが、でも、残念ながらデイジーとしては … いまひとつ説得力に欠けました。

結局のところ「初演こそ神!」ってことなのかも知れませんね。(笑)

今回デイジーを演じるうみちゃん(海乃美月)。

実は彼女は私の好きなお顔のタイプではないので、デイジーをやるよ~ってなったときに「えっ・・・う~ん・・・そっかぁ・・・」となってしまったのですが(笑)、実際の舞台でその思いを覆してくれるといいな~と思います。

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これまでの公演の配役一覧

参考までに、これまでの公演の配役一覧を作ってみました。

2022年度版では、これまで2番手格が演じてきたニックと3番手さんが演じてきたトムの立ち位置が、はじめて逆になっているのが大きな特徴ですね。

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でも、これって宝塚の巧妙な番手操作に繋がっている気がしないでもない … 。

配役 1991年 雪組 1992年 雪組
(中日劇場)
2008年 月組
(日生劇場)
2022年 月組
ギャツビー 杜けあき 杜けあき 瀬奈じゅん 月城かなと
デイジー 鮎ゆうき 紫とも 城咲あい 海乃美月
ニック 一路真輝 一路真輝 遼河はるひ 風間柚乃
トム 海峡ひろき 海峡ひろき 青樹泉 鳳月杏
ヘンリー 岸香織 岸香織 汝鳥伶 英真 なおき
ジョーダン 小乙女幸 小乙女幸 涼城まりな 彩 みちる
ウィルソン 古代みず希 古代みず希 磯野千尋 光月 るう
マートル 美月亜優 早原みゆ紀 憧花ゆりの 天紫 珠李
エリザベス 真咲佳子 京三紗 梨花ますみ 白雪 さち花
アンソニー 飛鳥裕 飛鳥裕 一色瑠加 春海 ゆう
ウルフシェイム 高嶺ふぶき 高嶺ふぶき 越乃リュウ 輝月 ゆうま
ビロクシー 轟悠 轟悠 光月るう 礼華 はる
ラウル 香寿たつき 香寿たつき 彩央寿音 夢奈 瑠音
キャサリン 朝霧舞 夏月都 白河 りり
乳母ヒルダ 野添さゆ紀 妃鳳こころ 夏月 都
エディ 和央ようか 紫門ゆりや 彩海 せら
ジュディ 純名里沙 純名里沙 羽咲まな きよら 羽龍

まとめ

この作品はファンも多いですし、歴代演じてこられたスターさんもそれぞれに強烈な個性を放っていました。

この役に挑むれいこちゃんにとってはプレッシャーも大きいかと思いますが、これまでにもフィッツ・ジェラルド、ダル・レーク、そして私の愛してやまないウタコさん(剣幸)の川霧と、再演物を多く経験し、評価を得てきているので、今回も気負わず演じてほしいですね。

白いスーツがとっても似合っているので、舞台に立てばさぞかし美しいことでしょう!

とにかく、7/22(金)に無事、初日の幕を上げることができるよう、みんなで祈りましょう。

 

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