「いのち輝く未来社会のデザイン」というメインテーマを掲げ、2025年に大阪で開催予定の日本国際博覧会。
2005年に21世紀最初の国際博覧会として「愛・地球博」が愛知県長久手市&瀬戸市で開催されて以来、20年ぶりの日本国際博覧会。
宝塚歌劇団からもアンバサダー5人(聖乃あすか・風間柚乃、縣千、極美慎、風色日向)が選ばれ、2025年までの活躍を楽しみにしていましたが、残念ながら諸事情により活動は休止。
そしてまた一人、アンバサダーが活動休止となりそうな風向きになってきました。
大阪・関西万博、いろいろ大丈夫なのか?
まず、大阪・関西万博のアンバサダーはたくさんいます。
- コブクロ(ミュージシャン)
- 佐渡 裕(指揮者)
- ダウンタウン(タレント)
- 宝塚歌劇団(エンターテインメント)
- 松本幸四郎(歌舞伎役者)
- 山中伸弥(京都大学iPS細胞研究所 名誉所長・教授)
様々なジャンルの方々が並んでいますが、なかでもダウンタウンは圧倒的な影響力を持っている人たちなので、今回の松本さんの一件は、かなりの痛手かと。
だってまっちゃんの活動休止について、NHKが報道したくらいですからね。
宝塚歌劇団の活動が休止されたことも残念でしたが、まさかのダウンタウンまで…?
週刊文春って実は「万博つぶし」狙ってるのか?とか思ってしまいました。(苦笑)
例によって事実は闇の中、まっちゃんは「戦う」姿勢を見せていることもあり、9日に会見した大阪府知事の吉村さんは・・・
「松本さんが事実無根で裁判で争うということで、司法の場で事実関係は明らかになると思う。今の段階で事実関係が分からないですから、分かった段階での判断になると思います」
さらに、12日に会見した自見英子万博担当大臣は・・・
「事実関係自体が論点になっていると承知している。現時点でコメントを差し控えたい」
とのことで具体的な言及を避けました。
ただ、吉村知事がこうも発言していましたよね。
「活動を休止されるということなので、アンバサダーの活動も休止になると思います」
現時点でダウンタウンが参加するイベントの予定はない、とのことですが、、、吉村知事としてはダウンタウンにいち早くアンバサダー就任を直談判したくらいですから、心中お察ししますと言ったところですね。
大阪・関西万博、、、次々とアンバサダーが活動休止になり、ほかにも会場建設費の膨大な増額や海外パビリオンの建設遅れなどの問題が山積、先行きが明るいとは言えないですね。
愛知万博のときにもすったもんだはありましたが、少なくともスキャンダルではなかったのでね。
余談ですが、愛知万博では、メイン会場となる予定だった瀬戸市の海上(かいしょ)の森にオオタカの営巣が発見されたことで、生態系を尊重する市民団体などの反対運動が起こりました。
結果的には市民団体の要望を受け入れ、開催まで5年というタイミングでメイン会場を海上の森から、既存の愛知青少年公園(長久手市)を活用する案に変更となり、瀬戸会場は縮小されました。
長久手会場と瀬戸会場の2会場は、会場間の専用シャトルバスや最寄駅からリニアモーターカーで移動することも可能でしたが、万博だけのためになんと2会場を結ぶロープウェイが建設されて、これが大人気に。
いつも長蛇の列ができていましたね。
そして、万博のテーマも当初のものではなく「自然の叡智」に変更されました。
開催まで約1年というタイミングで宝塚歌劇団、ダウンタウン松本人志、というアンバサダーを欠くことになった大阪・関西万博。
さてはて、工事もかなり遅れているようなので、、、
どうなることやら。
愛・地球博、OG公演 「アムール・タカラヅカ」
愛・地球博のメイン会場である長久手会場には、3000人を収容できる巨大なEXPOドームがありました。
そのステージでは開会式や閉会式、そして参加各国のイベント、47都道府県の各イベント、日本のアーティストによるコンサート、NHKのど自慢、BS日本のうた、大相撲なんかも行われていたのですが、その中のひとつに「宝塚歌劇団OGによる特別公演」がありました。
そうそうたる劇団スタッフ総出で制作
お仕事の関係で、実際の公演を観に行くことは叶いませんでしたが、鳳蘭さん、麻路さきさん、星奈優里さんらを中心に14人のOGが出演しました。
2日間、2公演だけでしたが、出演者全員が元タカラジェンヌによる宝塚の名曲で綴るショーで、制作も宝塚歌劇団専属のスタッフが担当しました。
出演者
- 鳳蘭(元星組トップスター)
- 麻路さき(元星組トップスター)
- 星奈優里(元星組トップ娘役)
- 千珠晄
- 真織由季
- 五条まい
- 二葉かれん
- 久城 彬
- 美苑えりか
- 原 美笛
- 苑宮令奈
- 夢月真生
- 一 優斗
- 風見佳希
- 夢咲みのり
- 葉音りの
- 雪菜つぐみ
スタッフ
- 構成・演出:植田紳爾
- 演出:酒井澄夫/三木章雄
- 美術:大橋泰弘
- 衣裳:任田幾英
- 音楽:吉田優子、鞍富真一
- 振付:羽山紀代美、若央りさ
主な楽曲
- 愛あればこそ(ベルサイユのばら)
- 愛の宝石(ララ・ファンタシーク)
- 愛のシンフォニー(レビュー交響楽)
- 愛あれば命は永遠に(愛あれば命は永遠に)
- タカラジェンヌに栄光あれ
- ボンジュール宝塚
- ハロータカラヅカ
- すみれの花咲く頃
ちなみにこの公演、この万博会場では1幕ものとして上演されましたが、せっかく宝塚歌劇団の大御所スタッフが制作した作品だからなのか、せっかくお稽古した公演だからなのか、万博での2日間公演を終えたのち、日本列島全国10か所をツアーしています。
その時には2幕もののショーだったようですね。
2025年大阪・関西万博で、礼真琴の歌声が響く!?
愛・地球博ではOGのみの出演でしたが、大阪・関西万博では(今は活動休止中ですが)アンバサダーを務めているくらいなので、現役生による特別公演があるだろうな~と思っています。
来年の夏ごろにはきっと宝塚歌劇団の諸問題も落ち着いて、新しい時間を刻み始めているはず。
万博イベントへ出演するとすれば、やっぱりこっちゃんにお願いっ!
退団前の最後の大仕事になるかも知れませんね。
なんなら、110周年記念行事が全部なくなってしまったので、オリンピックの時のようにトップスター揃い踏みってのも見たいよね。
永久輝せあ、鳳月杏、朝美絢、礼真琴、桜木みなと?
開催時期によっては・・・
永久輝せあ、水美舞斗、朝美絢、暁千星、桜木みなと?
ってか、こうやって妄想人事を並べていると、95期は結局入れ代わり立ち代わりで「3人ずつ」しか同時就任ができないのかな?(笑)
ま、何にせよ、大阪・関西万博への出演はあると思うので、楽しみに待ちたいと思いますっ!
愛・地球博の思い出
実は・・・
soraさん、なにを隠そう20年前の「愛・地球博」でお仕事していました。
愛知万博は2005年に開催されましたが、その前の国際博覧会は1970年の大阪万博。
つまり35年振りに日本で開催される大イベントだったのです。
35年振りということは、もう次に万博が日本で開催されるときには自分が生きているのか、生きていたとしても、もう働けないだろうなとかいろいろ考え、、、万博という国際舞台で働くなら「今でしょ!」って。(笑)
カナダのカルガリーと競った結果、愛知県が開催を勝ち取り、日本で国際博覧会が開催されると知ったときから、「絶対に万博で働きたい!」と決意。
国際博覧会で仕事するには「まずは英語の勉強だ!」と、2005年に愛知万博が開催されることが決定した1997年、イギリスへ旅立ったという…
なにげに sora さん、行動力あるかも知れない。(笑)
結果としてほぼ2年間のイギリス生活を経て、無事、国際博覧会でお仕事することができたわけです。
万博で働いていたあの日から、もう20年かぁ。
そりゃ老眼にもなるわな。(苦笑)
毎日のように政府関係者、芸能関係者、そして皇室関係者をVIPとしてお迎えした貴重な体験の日々。
そして、世界121か国と国連をはじめ4つの国際機関が参加していた愛知万博ですが、実はお客様をお見送りして閉園したあとの会場内では、毎日まいにち、色々な国のパビリオンでスタッフの交流を目的としたパーティが日替わり開催されていたんですよ!
翌日の勤務シフトとにらめっこしながら、いろんな国のパーティに夜な夜な参加して国際交流を楽しんでたな~。
これまでに海外40か国を訪れている海外大好き sora さんなので、万博のスタッフとして、日本に居ながらに世界中の人と文化に触れられたのは、まさに「夢の万博」でした~。
懐かしい。
大阪・関西万博でも、これから徐々に各企業館や日本政府館、会場・本部スタッフ、ボランティアスタッフの採用試験が始まると思いますが、気力体力ある方は、ぜひチャレンジしてみてください!
sora さんは関東在住だし、もう体力も気力もないから無理だけど(笑)、オリンピックとかと違って、半年間の長い時間を国際色豊かな環境で「働きながら」過ごせるのは貴重です!
愛知万博のようにきっと交流会も沢山開催されると思うので、興味のある方はぜひチャレンジしてみて下さい。
英語は話せなくてもやれる仕事はい~っぱいあります。
いや、むしろ英語必須のポジションのほうが少ないな。(働いてみて気づいた…笑)
オススメです。
あ、でも事前研修はけっこう・・・大変です。(苦笑)
愛知万博 vs 大阪・関西万博
せっかくなので、ここで少しばかり万博のおはなしをしてみようかと。
というか、ま、思い出話も含めて。
愛知・大阪、キャラクター対決
まずは、これをなしには語れない。
大阪・関西万博のキャラクター、何度見てもヤバすぎ。(笑)
なんでこれが選出されたのか、たぶん一生理解できないと思う。><
いろんなグッズにこのキャラクターが描かれていたら、欲しくても絶対に買わないな~。
こっちゃん(礼真琴)がもしも目の前でサイン入れてくれても、、、無理かも。www
それにひきかえ、愛・地球博のキャラクターは可愛くて大好きでした♡
モリゾーじいさんと、キッコロちゃん。
キャラクター対決、これは比較対象にならないくらい愛・地球博の圧勝。(笑)
sora さん、スタッフPASS ホルダーだったので、仕事終わりや公休日を使ってすべてのパビリオンを回り、万博を堪能しました!
あれやこれやと記念グッズも沢山買いました~。
愛・地球博でも建設・運営諸費用で当初予算を200億弱オーバーしていたのですが、結果的には目標を大きく上回る入場者数と、この可愛らしいキャラクターグッズの「バカ売れ」によって、最終的には129億円の黒字を叩き出したようです。
このモリゾーとキッコロは絵本にもなっています。
当時皇太子だった天皇陛下が、幼い愛子さま(1歳くらいですかね?)に優しい声で読み聞かせをする映像が公開され、話題になりましたよね。
そして、、、バカ売れ。(笑)
いまはもう中古しか手に入らないと思いますが、、、。
モリゾーとキッコロは愛・地球博が終わり、海上の森に帰っていったのですが、いまも森の中で元気に暮らしているかな💕
テーマソングもテイスト違いすぎる
大阪・関西万博の公式テーマソングはアンバサダーに就任している「コブクロ」さんが作った元気いっぱいの曲。
タイトルは「この地球ほしの続きを」。
ま、ね、関西らしく、お祭りだーーーって感じがする。(笑)
明るくて元気いっぱい。
愛・地球博の公式テーマソングがとーーーっても透き通った、透明感のある美しいメロディーだったので、その落差に驚きました。(笑)
55年前の大阪万博からの繋がりを意識しているのがいいですね。
でもって当時の「こんにちは、こんにちは、世界の国から~」って歌詞(あってる?)を現代にも繋いでいるところがニクイ。
歌詞がなんともドストレートで、子どもたちに明るい未来を!って気持ちが強く感じますね。
これからこの曲が、色々なところで流れることになるのかな。
一方の愛・地球博。
なんと sora さん、今回初めて知ったことがあります。
愛・地球博の公式テーマソングは DAHLIA さんが歌う「I’ll Be Your Love」。
で。
作詞・作曲:YOSHIKI・・・!?
知らんかった~。(笑)
言われてみればこの美しいメロディー、YOSHIKIっぽ~い!
万博当時からこの美しいメロディーと、DAHLIAさんの透き通った歌声が大好きでしたが、、、
20年間、YOSHIKI の作詞・作曲とは、ま~ったく知らなかった。www
基本、昔も今もX-JAPAN とか、そっち系のバンドとかミュージシャンには疎いもので。
そして YOSHIKI がこんなにもピンでメジャーになったのは、この20年の間よね?(と、言い訳してみる… 笑)
スタッフは研修のときだかにCDをもらえたので、手元に持ってるんですけどね。www
因みに、これ、英語の歌詞で歌っているヴァージョンもあって、この YOSHIKI のメロディーには英語の歌詞のほうがしっくりきます。
久し振りに聴きましたが、いつ聴いても、何度聴いても、ほんと、良い曲です。
YOSHIKI、才能の塊。
まとめ
思いがけず、20年前の懐かしい愛知万博を振り返りましたが、、、
国際博覧会は何十年に1度のせっかくの機会です。
宝塚のアンバサダーたちが、この貴重な機会を失うことがないよう、早くいろいろ落ち着いて欲しいものですね。
まっちゃんの問題はたぶん、長引くでしょうけれど。。。
最後になりましたが、20年前の 「愛・地球博」の公式ホームページ がまだ見られるようなので、興味のある方は訪問してみてください。