2005年12月16日から、シアタードラマシティで公演していた当時の宙組トップスター和央ようかライブショー『W‐WING‐』。
初日から6日後の12月21日に起きた公演中の事故により、ドラマシティでの公演はそのまま中止となり、翌2006年の年頭に予定されていた日本青年館での公演も、すべて中止となった「幻」の公演。
ここ数年はコロナによる突然の公演中止が頻発していますが、公演中の事故により、しかもトップスターが大けがを負って突然公演が中止になるというのは衝撃でした。
この公演はDVDの発売も、スカステの放送もなく、実際に全編を観ることができたファンは限られています。
ラッキーなことに sora さんは中止になる前に2回も観劇できていました。
クリスマス観劇は露と消えましたが、、、あの2回の観劇は本当に貴重な貴重な思い出となっています。
あのときの出演メンバーが最近になって18年ぶりにみんなで集まったと知り、、、

せっかくだからあの「幻」の公演の記録をアーカイブから引っ張り出して皆様と共有します!
当時書いていた公演の詳細リポート、何日にもわたってかなりしつこく書いていたみたいなので、今回も何回かに分けてシリーズでお届けします。
あの公演を残念ながら観ることができなかったという当時の和央ファンの皆さま、観ることはできたけど忘れちゃったわ~(笑)という当時の宙組ファンの皆さま、懐かしの公演をお楽しみください!
はたまた、「タカハナ」ってなんぞや!?の新しめのファンの皆さまにも、ディープな世界をお楽しみいただけましたら幸いです。(笑)
sora さん、当時は「かなり」たかちゃんにハマっていたので、うっとーしいくらいのファンモード全開だと思いますが、その辺りは笑ってご容赦くださいませね。www
1st Fly WINDING BLUE SKY
オープニング
ヤングな男役のみのダンスで幕開き。
ヤングですよ、ヤングのみ。
つまり大好きなあのお方はいない。
このオープニングは板付きで、はじめはみんな寝転がってた気がする、たしか。
音楽は♪WINDING BLUE SKY のスローなイントロで、娘役の影コーラスがはいっていたけど、誰だったんだろう?あれ。
衣装は黒・赤の2色使いで、黒がベースになり赤い葉っぱのような羽根のような小さなピラピラが胸から斜めに飾られていました。
さぁて、ヤングな男役たちが捌けるといよいよ・・・たかちゃん(和央ようか)登場!
大きな「W」の文字を模ったセットが開くと、純白の衣装を身にまとったたかちゃんが高い位置(セットの上)に立っています。
この姿が眩しかった!!!
そしていきなり、飛ぶ。
この最初のフライングが、いわゆる「一般的にイメージするフライング」というものだった気がするな。
ワイヤーに吊るされて、白い布(これが羽の代わりね)をなびかせて気持ちよさそうに空中を舞うたかちゃんですが、バランスをとるのには、結構苦戦してたっぽい。(笑)
初日から間もなかったから、まだコツがつかめていない感じで。
でも、ここから既に客席のテンション、めちゃめちゃ高い。
たかちゃんが左右に飛び回るんだけど、客席からは「キャー!」っていう甲高い叫び声が響き渡ってたもんねぇ。
え?
sora ですか?
sora はたぶん… 口をぽかーんと開けて、ひたすらたかちゃんを見つめていたと思う。。。
たかちゃんの歌の終わりと共に舞台は暗転。
このシーンはおしまいです。
2nd Fly W-ing
♪デジ・タンゴ
前場の暗転と共にこの曲のイントロが流れてきて、ここでたかちゃん以外の出演者13名が全員揃います。
全員。
もちろん「アンサンブル・リーダー」のハナちゃん(花總まり)もね、いたんですよ、その中に。
だけど、ハナちゃんの存在に気付かなかったお客さんが大量出没。
そりゃ仕方ないわな。
だって12年間もピンスポの当たる場所で生きてきた人が、上手から2番目の奥にいたんだもん。
幸い sora のアンテナは錆び付くことなく働いてくれて、すぐにハナちゃんを発見できたからよかった。(笑)
ハナちゃんはピンスポなんてほど遠い隅っこにいても、誰よりも生き生きと楽しそうに踊ってた。
感動。
デジ・タンゴが終わると、このライブショーのメインテーマソング「♪WING」が始まります。
♪WING
Wのセットが開いて、再びたかちゃん登場!
衣装は皆と似てるんだけど、皆が黒ベースなのに対して、たかちゃんのは赤がベースになっていました。
14人が揃って主題歌を歌い踊ります。
とにかくみんな、楽しそう!
この曲でようやくハナちゃんがたかちゃんの近くへやってきて、チラっとハモったり絡んだり。
それでもやっぱり扱いはあくまでも「アンサンブル・リーダー」なのよね。
センターで歌うたかちゃんを見つめながら、とびっきりの笑顔で「たかこさんビーム」を放ってましたよ、えぇ。(笑)
ちなみに、この頃にはすでに客席の半分近くは立っていました。
まるで、アイドル・和央ようかコンサート …。
BOHBO NO.5
これはサザンオールスターズが去年(2005)リリースした曲らしいけど、sora は知らない…。
とりあえずノリが良くて、みんなもハイテンション。
途中で下級生たちが客席に降りてくるんだけど、かなり後部の座席まで走って行っていたから、絶対に何人かは息切れしていたはず。(笑)
この時のたかちゃんは、ステージに残ったままで歌ってた、たしか。
そして下級生全員が捌けると、たかちゃんがソロを歌いながら客席を歩きます。
♪希望の轍(わだち)
下手側の階段を下りて客席中央の横通路を通り、上手側の階段でステージに戻るんだけど、通路は補助席が並んでるから狭いんだよね。
この時のたかちゃんは、補助席に座る人たちの前をなんとか通り抜けたんだけど、別の歌のときにはお客さんの荷物に足を取られてつんのめってた。
で、さらにその後の歌でそこを通る時には、歌いながらその荷物の持ち主に向かって、手と顎を使って「それ、どけてっ!」って感じで可愛くアピってた。
たかちゃんにアピられた人、なんか羨ましかった。(笑)
たかちゃんトーク
当然、おおよその挨拶内容は決まっているわけですが、sora が観劇した2回はこんな感じの内容でした。
- とりあえず「こんにちは!」のご挨拶
- タイトル通りに幕開きから飛びました!最高に気持ちいいです。皆さまにも味あわせてあげたいけど…
- いつもの(キザって)和央ようかと、まだ誰も知らない(ふざけて)和央ようかちゃんまで、色々お見せしたいと思います
- 立ちたい方は立って、座ってゆっくり観たい方は座って楽しんでください。無理して気分が悪くなって、そこに空席ができないようにお願いします。(笑)
- この13名の奇妙な仲間たちと…(舞台袖から下級生たちの叫び声)楽しくやっていきたいと思います
- それでは … WING、Let’s Fly !!
こうしてたかちゃんは、走って捌けていくのでした。
3rd Fly We are Wings!!
♪花咲くDON BLA GO!
ごめんなさい、このシーンあんまり記憶にない。
衣装は男役も娘役もみんな空軍スタイルで、たしかたかちゃん登場前に下級生たちの総踊りだったような。
♪WONDERFUL DAYS
そしてたかちゃんが登場して歌い、歌うたかちゃんを中心に全員が踊ったり、娘役だけで踊ったり、って感じ。
あ、この時のハナちゃんの髪型が金髪の外ハネで、超カワイイの。
立ち位置は一応真ん中あたりにいましたね。
たかちゃんの下手側だったかな。
4th Fly Wの喜劇
♪冬のソナタ / ♪ラテン・メドレー
皆さま、お待たせしました!
ここからは大掛かりな余興の始まりでございます。(笑)
どことなくもの悲しいメロディーが聞こえてくると、各々椅子を抱えて出てくる「ヨンさま’s」。
ヤング男役6人がコートを着込んでマフラー巻いて、まぁ、正直言ってみんな結構ヤバい感じ。(笑)
そして我らがたかちゃん「ヨウさま」は、なんと客席、上手側中央扉から登場です!
この時、扉側に座っていたお客さんは、ステージに注目していたのでたかちゃんの存在に気づいておらず、それでもなんとなく「気配」を感じたのか、とっさに振り返り、とっても驚いていました。www
そのたかちゃん、やっぱり一番スマートな美しいお姿で…♡
実は sora は、あれだけ社会現象になった「冬ソナ」ブームに見向きもしなかったクチ。
だから微妙に「ツボ」ではないんだけど、楽しかったです。
運動会の再演!?って感じ。(笑)
ヨウさまは、少し首をかしげたお馴染みのポーズで歌いながら客席を通り抜け、ステージ上の「ヨンさま’s」と合流。
マフラーを使った変な筋トレしたり、特大歯ブラシで歯磨きをしたり。
が、しかし。
sora には意味不明。(笑)
みんなは理解して楽しんでたんだよね!?きっと。
ところで、この「ヨウさま」はかなり浮気性。
♪浮気は男の甲斐性♪とか歌いながら、ヤングな娘役たちが扮するマリー・アントワネット、小野小町、楊貴妃、シャラポワ、マリリン・モンローなど、世界の美女を相手にデレデレ。
最後にこの中から一人を選び、フラれた女たちが「○○かよっ!」で、このシーンは終わります。
でも、気づきました?
このシーンにたかちゃんの嫁が出てこないんですわ~。
sora はてっきり最後にチェ・ジウかなんかに扮して出てきて、ヨウさまをさらっていくもんだと思っていたのですがね。(笑)
ま、次のシーンにはド派手に登場してくるわけですが…
こうご期待!♡
まとめ
今回は『W-WING-』回想録の第1回目をお送りしました。
アーカイブを掘り起こしながら、なんとなく頭の中に映像が蘇ってきて、懐かしさでいっぱい!
次回は 5th Fly からのスタートです。
この場面は前場に出てこなかった「嫁」花總まり嬢が弾けて登場する、ある意味このライブの目玉的な場面です。
大好きでしたね~この場面でのタカ・ハナ(和央ようか&花總まり)の掛け合い。
ご本人たちも エンジョイ Max な感じでしたし。(笑)
お楽しみに~





