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【宝塚】和央ようか『W‐WING‐』幻の公演を詳細に振り返る-4-

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18年前、公演中の事故によって幻となってしまった『W-WING-』の公演を振り返るシリーズ。

ここ数年、コロナの影響で多くの公演が中止となり、今となっては突然の「公演中止」にも(様々な思いはあれど)さほど驚かなくなってしまいましたが、、、

公演中に起きた事故での公演中止というのは、ショックなんてものをはるかに超えて、言葉にならない衝撃でした。

事故の一報を聞いた翌日の朝、職場のロッカーでウルウルしながら同僚に不安な思いを受け止めてもらったことを思い出します。

その日(事故の翌日)の午後、劇団からたかちゃんの診断結果(骨盤骨折)と公演の中止が発表されました。

でも実は、骨盤骨折だけでなく、交感神経と副交感神経のバランスが取れなくなる脳脊髄液減少症を発症していたと、のちのインタビューで知りました。

激痛に耐えながらサヨナラ公演の舞台に立ち続けたたかちゃん(和央ようか)。

公演中にも急に視界が悪くなったり、耳が聞こえ辛くなくなったり、歩くことさえバランスをとることが難しくなる瞬間が何度もあったといいます。

あの事故以降、高所での安全ベルトは必要以上にしっかりと装着されるようになりましたが、二度とあのような不幸な事故が起きないよう、裏方さんだけでなく出演者自身も、安全に対する意識を高く持って舞台に臨んでくれることを願うばかりです。

11th Fly Wのメロディー

♪We are all alone~♪The way we were~♪Without you

この場面、下級生の衣装は黒だったかなぁ~、ちょっとうろ覚え。

たかちゃんはパンツ、ジャケット、シャツ、ベルト、靴に至るまで、純白!

ハナちゃんも七分丈のパンツ、襟付きノースリーブ、白い靴、ロングストレートの髪型にカチューシャ。

とにかく二人とも真っ白。

そして、ここでやっとタカハナがっつりデュエットが見られます。

やっとね。

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でもやっぱり、曲も振りも切ないんだなぁ…。

求めあい、見つめ合い、手を重ね合って、でも最後は別々… みたいな。

この場面のタカハナは、二人とも踵のないペタンコ靴を履いてます。

とにかく「踊る」態勢って感じ。

かなりぐるぐるのリフトもあったりして、、、

こんなデュエットもあと少しで見納めかぁ。。。

Last Fly Winning

勝利のうた

前場がタカハナのしっとりデュエットで終わると、ハイ・テンションに様変わり。

オープニングと同じ赤+黒の衣装で下級生たちが勢揃い。

リズミカルに歌い踊ります。

手にはなぜか「赤いメガホン」を持ってたな。

このうた、ほんと、ウキウキする~♡

♪しょ~りのうたをうたお~よ~

この途中でいつの間にかハナちゃんも加わりますが、どこで入ってきたのか確認できず。(笑)

そしてたかちゃんは上手から、また飛んできます。

大きな輪になったロープに腿をかけて、ちょうどブランコに横座りする感じで上手からビューン!

下級生一同がステージ上で歌い踊り、たかちゃんは歌いながら空中をビューンビュン!

上手、下手を何度か行き来するのですが、オープニング同様、バランスを取るのが難しいらしく、何度ももがきながら頑張っていました。(笑)

腰を捻りながら、首だけ客席を向いている、みたいな。www

たかちゃん、頑張った!

でも、この時の担当スタッフに物申す!!

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ロープ振り回しすぎ。

かなり危険な揺らし方をしていたので、正直、ヒヤヒヤしました。

客席からもマジで悲鳴上がってたしね。

あの事故の一報を聞いたときには、まっさきにこの場面で落下したんじゃないか疑ったくらいです。

♪WINDING BLUE SKY

たかちゃん着地後、曲が変わります。

オープニングと同じこのライブショーのテーマ曲。

そしてこの曲の途中で、またしてもたかちゃん空中へ。

今度は輪っかになったロープを両脇にひっかけただけで、ぐるぐる回転しながら天を仰いで上昇。

これも見ていてかなりハラハラしました。

見ているほうが怖かった。

もちろん、たかちゃんはそんな雰囲気は一切なく、むしろ絶好調で楽しそうでしたが。(苦笑)

でも、あらためて考えると、このショーのフライイングって、すべてがちゃんとした命綱なしだったよね?

演出上、たしかに躍動感があって盛り上がっていましたが、客席の中には sora みたいにハラハラしながらたかちゃんのフライイングを見守っていた人、たくさんいたんじゃないかなぁ…。

ま、とりあえず、こんな感じで客席総立ち、大盛り上がりの中でいったん幕が下ろされました。

そして「計画的」アンコール(笑)へと続いていくのでした。

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アンコール

このアンコールは、もともと演出の一部として用意されているものなので、何度も幕が上がる。(笑)

1回目

最終場が終わって幕が下りると、たかちゃんの声で終演のアナウンスが流れます。

ハッキリ覚えていないけど、いつもの「公演は終了しました!またのご来場を…」ってな感じの内容だったと思います。

でも、いつもの落ち着いたアナウンスではなく、どこか軽~い感じなんです。

でもって、わざとらしく緞帳裏での会話が聞こえてきます。

「ねぇ、ねぇ、まだお客さんいるみたいよ~」って。(笑)

そして幕が開くと、全員で♪WING。

ここでバックバンド「ザ・スクラッチ」のメンバー紹介があります。

たかちゃんが各パートの走者を順番に紹介していくのですが、上手寄りの2列目で観劇していたときのこと。

目の前の巨大なスピーカーに遮られ、上手奥の一部の奏者が見えません。

もちろん、たかちゃんさえも。

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そしたらたかちゃん、ちゃんとそれを分かってくれていて、わざわざ身を乗り出して、上手の隅っこの座席をのぞきながら「見える?」って感じで視線を送ってくれました!♡

そしてもいちど♪WING で幕。

2回目

次に幕が上がると、10th Fly で着ていたジャージに着替えた たかちゃん登場。

ここではソロを歌ってくれました。

曲はどうやら3曲くらいあって、日替わりでチョイスしているみたいです。

sora が観劇した時の曲目は …

1回目:プロミス(たかちゃんのために作られたオリジナル)
2回目:世界に一つだけの花(SMAP)

このあと1曲歌い終えたたかちゃんが、メンバー全員を呼んで反省会。

その日ごとにたかちゃんが下級生を指名。

sora の観劇した時は「反省」がなかったのか、下級生がドロンジョとボヤッキーの物まねをしてくれて、たかちゃん、腰砕けでウケてた。

そしてsora さんは、その腰砕けするたかちゃんの姿にときめいておりました。(笑)

でもってまたまた♪WING。

歌詞にあわせて手で「W・I・N・G」の文字を表現する振りがあるのですが、たかちゃんに指名された下級生がその文字をやらなきゃいけないってルールを決められて(笑)、突然ふられて焦っている下級生たちの姿が可愛かったです♡

曲が終わって、幕。

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3回目

幕が開くと、ヘロヘロになったメンバーたちが舞台上に倒れ込んでいるという仕込み。(笑)

ある日の公演では、とりあえずたかちゃんが起き上がって話し始め、下級生一同は座ったまま…。

そしてふとそれに気づいたたかちゃん、みんなに一言。

「ねぇ、ちょっと。あたしが立ってんのに、なんであんた達が座ってんの!?」

下級生たちは大慌てで立ち上がってましたよ。(笑)

〆のトークが終わると、また♪WING。

しつこいくらいに、♪WING です。(笑)

で、幕。

4回目

たかちゃんのごあいさつ。

そしてもちろん、最後も♪WING です。

日によっては、さらにアンコールに応じていたみたいですが、とりあえずはこの4回までが基本形みたいです。

隣りに座っていたファンの方が、アンコールの拍手をしながら話しかけてきました。

「次の公演があるのにね~」(たかちゃんたち、大変よね~の意味だと思う)

sora さんも初めて観劇した時にはこの方と同じように思ったのですが、、、

結局「計画的アンコール」であることがわかり、2回目の観劇のときには、遠慮なく「アンコール」させていただきました。(笑)

楽しかったな・・・

また観たいな・・・

もう無理だな・・・

というわけで、楽しかった『W-WING-』のリポートはこれにて終了です!

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まとめ

今回は『W-WING-』回想録の最終回をお送りしました。

下級生たちが、この公演のことを大好きだったと語っていた意味がよくわかります。

観てる側としても、ほんとうに楽しかった!

そういえば、こっちゃんの『VERDAD』を好きな公演として挙げている下級生も多いですね。

少人数で、しかもスターさんとの距離感も近く、普段では味わえない楽しさがあるんでしょうね~。

18年前の『W-WING-』を、まさか、いまになって掘り起こすことになるとは思っていませんでしたが(笑)、懐かしくって楽しかったな。

かつてあの時代を共に過ごしたファンの皆さま、、、

sora さん、いまも宝塚に夢中でございます。(笑)

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