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七海ひろきの素直な思い「宝塚をあきらめないで、宝塚の未来を見守って」

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今朝、寝ぼけ眼でスマホを見ていたら、偶然、かいちゃん(七海ひろき)の「思い」に出会いました。

今回の宝塚問題では、軽々にOGが語るべきではないという空気が蔓延(ちょっと言葉としては相応しくありませんが)していて、自分のストレートな思いを発信されるOGさんは少ないです。

じっくり時間をかけてかいちゃんの素直な思いが語られていて、こちらも頷きながら共感しかなかったです。

やっぱり七海ひろきという人は地頭がいいな、と思いました。

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七海ひろきとしての個人的な思い

冒頭に、亡くなられた生徒さんへのお悔やみを述べてから、静かに語り始めたかいちゃん。

何枚もの用紙に書き綴られた「思い」を読み上げる形でしたが、ただ読み上げるのではなく、頻繁に目線を上げてカメラのこちら側に語り掛けるように語っていました。

そこも、あぁ、真っ直ぐなかいちゃんらしいな、と。

否定も肯定もし過ぎないでください

宙組、そして星組に在籍していたことを最初にお話ししつつ、宙組にいたのはもうずいぶん前の話なので自分が何かを語るのは、、、というようなニュアンスもありました。

ただ、宝塚は自分の人生の半分を過ごした場所であり、何もできないけど、かといって静観しているのも苦しい、と。

ただ、きちんと「今からお話しすることは “核心” に迫るものではない」こと、そして「あくまでも個人的な思いであり、賛同をもとめるものではない」ことを伝えたうえで、語り始めていましたね。

そして結びでは、これまたかいちゃんらしいな、と思ったのですが、、、

かいちゃんは自身のファンへのメッセージとして、最後にこんなことを語られていました。

考え方、思いというのは千差万別。

どれも「正しい」わけでもなければ「間違い」でもない。

自身が動画で「思い」を発信することで、これから批判を受けることもあるかも知れないけれども、批判する声を「否定しないでください」と。

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そして逆に、「七海ひろきの思いを過度に肯定しないでください」と。

とにかく考え方や思いは人それぞれだから、ということを、ことのほか強調されていたように思います。

まさに、その通りだと思います。

「誰か」の意見や考え、思いを否定も肯定もせず。

その中で沈黙するのではなく「自分の」意見や思いを発信する勇気に、sora さんは深い共感を覚えました。

いろいろ世知辛い世の中になりましたが、「あなたは」間違っている、ではなく、1人称「わたしは」こう思う、という発信の大切さを痛感している今日この頃。

1人称の発信すら誰もしなくなれば、それは停滞、最善の方向へ進む術を失います。

それぞれが1人称の思いや考え、アイデアを発信する中で、「あ、そういう考えもあるんだな」「なるほど、それは思いつかなかったな」「確かにそう感じて傷つく人もいるよね」という風な気づきが生まれ、そこから最善を導き出していければ・・・

なかなか簡単なことではありませんが、少なくとも個人レベルではそうありたいものです。

自分にもしかと言い聞かせて。。。

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時代は変わってゆく

かいちゃん自身の在団中の思い。

宝塚は夢をお届けする仕事であるがゆえに、閉ざされた厚いヴェールに包まれた場所であり、自分も「夢を守らなければ!」という思いが強く、それが言わば「使命」のように感じられ、内部のことを赤裸々に語ることを避けてきた、と。

そして、宝塚と言う社会は一般的な社会よりも、タイムスリップしたかの如く時代の感覚がズレていることを最初に伝えていました。

世間で言われているような「浮世離れしている」というイメージ通り、時代の変化について行くことが難しい場所である、と。

世間と遮断され、世間の情報が全く届かない「浦島太郎」状態になるという表現されていました。

当事者であるOG自身がそのように感じるのですから、考えなくてはならない大きな問題ですね。

自分が卒業して外の社会に出てから知った「一般常識」がたくさんあったと。

かいちゃん自身は自分が「できない」人だったから、よく叱られていたし、プライベートの時間を使ってでも練習してやっと、ギリギリ皆様にお見せできる状態に持っていけるのだ、と。

意訳ですが、在団中は「きついことも、辛いことも、沢山あったが、それが当たり前に思っていた」とも。

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逆に、「それを乗り越えてこそ、素敵な舞台を作ることができる」と信じていたそうです。

宝塚歌劇は得意なこと不得意なことがバラバラの70人が、息をひとつに合わせて舞台を作り上げる団体芸。

何かがあった時に大人数でも瞬時に対応できるよう、舞台の上で咄嗟の判断が必要になった時に意見が割れないよう、そのためには厳しい規律が必要であると教えられてきたし、何かが起これば息をするかのように上級生の動きに従うよう教えられてきた、と。

これを聞きながら、2006年の和央ようかサヨナラ公演『Never Say Goodbye』での出来事をふと思い出しました。

ネガティブな話ではなく、感動した話として今もよく覚えているのですが、、、

1幕ラストにたかちゃんジョルジュ(和央ようか)と、宙組生のコーラスが掛け合いで歌う場面があります。

♪ONE HEART ですね。

ある日、たかちゃんが歌詞を間違えてリードしてしまったのですが、組子たちは瞬時にその歌詞を聞き分け、たかちゃんが歌った(間違った)歌詞でコーラスを追いかけた、という出来事があったのです。

宙組、すご~い!!!と感動したものです。

たかちゃん自身も、いまだにあのときの感動を語っていますよね。

宙組生の舞台上の集中力、団結力に心から賞賛を送る気持ちになったものです。

上級生の動きに息をするように合わせる、、、それは決して悪いことばかりではないように思います。

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かいちゃん自身も、「一般常識からはかけ離れているかも知れないけれど、すべてが悪いかというと、それはすごく難しい」と話されていました。

でも、時代は変わり若い人たちの考え方も変わる中で、その「若い世代」が多数を占めるようになった宝塚も、例外ではないのではないか、と。

宝塚は変化に耐え得るタフな劇団

かいちゃんの思い、本当にビシバシ伝わってきました。

若い世代の新しい価値観と、109年にも渡り「宝塚という竜宮城」で時代の流れを知らぬまま受け継がれてきた昔から変わらぬままの価値観。

その価値観が共存できぬまま、いびつな状態が続き、でも誰も声をあげることができず、宝塚内部で様々な問題を起こしているのでしょう。

かつて天海祐希は自らの経験を教訓に、立場的にはまだまだ下級生トップ(研7)ではありましたが、悪しき習慣、おかしいと思うことはどんどん改革していった、という有名な話があります。

でも、そのようなカリスマは、そうそう現れない。

いや、特定の生徒が動かなければ何も変わらないような状況ではダメですよね。

生徒任せにしてきた劇団の責任は大きいと思います。

かいちゃんも「宝塚は変化に耐え得る劇団」と語っていましたが、これまで109年もの歴史を紡いできた宝塚歌劇団なのですから、経営陣、劇団幹部、そしてもちろん上級生たちも含めて、その重みと、併せて「時代の変化」を真正面から受け止め、真摯に対応していただきたいですね。

かいちゃんの思いは最後の言葉にすべて詰め込まれていたように思います。

「宝塚をあきらめないでください」

「宝塚の未来を見守っていただきたいです」

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公演中止の影響は生徒だけじゃない

宙組だけでなく、全組に影響を及ぼす問題である今回の事件。

現役の生徒たちに思いを寄せることはもちろんのこと、公演が止まってしまったことで仕事を失う人もいるのではないかと心配しています。

特に、東京宝塚劇場の劇場スタッフさんは社員なんですかね?

たとえば委託していたり、派遣さんだったり、パートさんだったり、そうなると仕事自体を失っている可能性がありますよね。

そして公演中止が長引けば長引くほど、劇団の収益にも大きな影響を及ぼします。

タカラジェンヌたちの給料にももちろん影響するでしょうし、あらゆる部署のスタッフさんにも同じように影響します。

いまは、コロナ禍の公演中止とは状況が全く異なります。

世の中の厳しい目に晒されています。

それでも、この状況の中でも、チケット秒殺という宝塚歌劇。

大勢のファンの変わらぬ「タカラヅカ愛」に胡坐をかくことなく、むしろ、その思いをこれ以上裏切らないよう、誠実な対応を願うばかりです。

劇団が真摯に現実と向き合い、宝塚歌劇団が「新たな歴史」を胸を張って刻み始めることができるよう、いちファンとして「宝塚歌劇」に投資し続けます!!

まぁ、sora さんは「はした金」しかありませんけど。

しかも、投資したくてもチケット手に入らんがな。(苦笑)

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まとめ

少しずつOGさんの声が聞こえるようになってきた今日この頃。

その根底にある思いは・・・「あい・らぶ・たからづか」

もちろん一部には否定的な立ち位置で発信されているOGさんもいますが、かいちゃんも今回伝えてくれているように、思いは皆それぞれ。

でも、発信することをやめてしまったら、議論にもなりません。

少なくとも、誰かを批判するのではなく「1人称」で思いを伝えあうことは、やはり必要なことなのかなと感じています。

最後に、かいちゃんのメッセージを聞きたい方はこちら。

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