個別トークになって早2年半?
星組公演『ディミトリ / JAGUAR BEAT』のナウオンが放送されました。
かつてのように、出演者が一堂に会してトークを繰り広げる形式が恋しいですね。
個別トークも楽しいけど、全員集まってトークしていると、主要メンバーそれぞれが誰とどんな関りかたをしているのかが、いつもよりたくさん垣間見えて、ここはタメぐちなんだ~ www とか、緊張感漂ってるな~><とか、面白い。
さて、今回のナウオンは礼真琴&舞空瞳、礼真琴&瀬央ゆりあ・暁千星のふた組トーク。
突撃レポートでも感じた円熟のトップコンビの仲睦まじい姿を堪能しつつ、95期のお姉さま方「爆裂トーク」にすっかり馴染んじゃったありゃんを微笑ましく眺めつつ、何度もリピートしてしまいました。
そして、いろいろな話を聞きながら、歴史を探りながら宝塚歌劇を観る楽しさを再確認!
ナウオンのリポートというより、歴史検証!になっていたらスミマセン。(笑)
『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』
何度も言いますが … チケットがないのですよ。
こんなワクワクトークを聞かされて、公演見れないとか、もはや苦行ですね。(笑)
この先、こっちゃんの生歌を劇場で聞くチャンスはやって来るのか …。
イメージを膨らますことで楽しさ倍増
こっちゃん(礼真琴)が冒頭に語っていた、「原作の中でジョージアについて文字で表現されていた世界が、(写真を見たり、先生に話を聞いたりすることで)実際自分の頭の中で立体化されていく過程が楽しくて。」
この言葉を聞きながら、sora が宝塚歌劇の舞台になっている国や歴史の背景を知ることの楽しさを感じているという感覚がオーバーラップしました。
そう、そう、実際に見たり、聞いたり、その国や歴史に触れることで作品のイメージがより鮮明になって、立体化されていくんですよね。
作る側にとっては当たり前の作業ではあるかも知れませんが、観る側もまったく同じだな、と。
とっても辛い、ディミトリ
最初から最後まで、とっても辛いのよね、とこっちゃんが語るように、自国でもジョージアでも居場所がなかったディミトリ。
自分の居場所がない。
こんなつらい人生、ありますか … ホント。
しかも、こっちゃんが演じている宝塚のディミトリはそこそこ立派な「大人」のイメージを持ちますが、このモデルとなっている実在の人物は17歳でルスダンの夫となり、20歳そこそこで消息不明となって歴史から姿を消しています。
この消息不明となったことが、この物語では自ら人生を終わらせたこととして描かれています。

それにしても、17歳から20歳という若さで女王ルスダンを支え、愛し抜き、自らの命をかけて守り通したディミトリ。
ルスダンも同様ですが、この年齢で、こんな強い生き方ができること自体に驚きですよね。
現代に生きる我々の頼りなさったらありゃしない。(笑)
人生80年、100年と言われる現代と比較すれば、年齢のもつ意味合がかなり違っていたとは思うので、17歳といえば13世紀にはすでに立派な大人だったのかも知れません。
が、もしかしたら実際の彼は、ルスダンへの一途な愛を貫いた勇敢な青年というよりは、この戦乱の世に生を受け、与えられた場所で無我夢中に駆け抜けた人生だったに過ぎないのかも知れない、なんてふと思ってしまいました。
もちろん、ルスダンの不貞を目にして決して許そうとしなかったエピソードなどは史実にも書かれていたので、ルスダンを想う気持ちが強かったのは間違いないのだと思いますが。
さて、話はナウオンに戻します。
ほら、話が逸れて行く、予想通り。(笑)
舞空瞳じゃなくルスダンだったら
今回、なこちゃんが演じるルスダンはダイジェストをみる限り、これまでのなこちゃんのお芝居のイメージと少々違った印象をもちました。
失礼ながらこれまでのなこちゃんのお芝居は、観ていてもどこかその役として感じられない、入っていけない「舞空瞳の壁」が立ちはだかっている印象でした。
クセのあるセリフまわしのせいもあるかも知れません。
今回のルスダンの、凛とした気品ある姿、そして彼女の思いがドーンと直球で伝わってくるようなお芝居に、ちょっと驚いています。
この、なこちゃんのお芝居の変化の原因はなんなの?と思っていたので、ナウオンを見て、ちょっとすっきり。
「舞空瞳ならそうだけど …」「でもルスダンだったら …」という、こっちゃんからの沢山のアドバイスがあったとのこと。
普段のなこちゃんを知り尽くしているこっちゃんだからこその、的確なアドバイスだったのでしょうね。
なこちゃんが普段の舞空瞳の状態をすごく理解して下さっているからこそ、、、」と語る横でニコニコ含み笑いも浮かべつつ(笑)「うん、うん」と大きく首を縦に振るこっちゃん。
「今は舞空瞳だよっ!そうなるのは違うでしょっ!て言いながらね …」
なこちゃん、ルスダンがディミトリ―に導かれることと、自分がこっちゃんに導かれることと同じだなと思ったと語り、とっても嬉しそうに「ディミトリ―にも、ことさんにも、ありがとうございます… 」
で、こっちゃん、伏し目がちに悲しげにひと言。
「それなのに …」
ですよね~(笑)
「いっかいはなし聞いてっ … てね」
こんなにディミトリはルスダンのことを案じて動いているのに、ルスダンったら … 勘違いはなはだしい。www
それでも愛が深まるディミトリとルスダンの関係性、深いな。
礼真琴がキタ …
ポスター撮影ではじめてありちゃんと一緒に仕事をしたというふたり。
当時のことをとっても楽しそうにお話ししていましたね。
ありちゃん「めちゃくちゃ緊張してました …(苦笑)」
なんだか初々しくてカワイイね、ありちゃん。
「ほんとに、ことさん来たら …」と言いながら無口になった自分の再現をするありちゃんに爆笑。
こっちゃんの低音ボイスで「レイマコト、キタ…」という突っ込みもツボりました。(笑)
ありちゃんいわく、会話が浮かばなかったそうです。
「緊張が勝っちゃって、な~んにも浮かばなくて…」
3学年違うと、さすがに接点のなかった上級生トップさんには緊張しますわな。
しかも、ともに「柚希礼音」信者としてその背を追いかけ、こっちゃんはその憧れの柚希礼音のもとで育ち、ある意味早くから「特別なコ」だったしね。
横でなおちゃんも爆笑。
楽しそうで、なにより。(笑)
なおちゃん大好き!礼真琴
なおちゃん(瀬央ゆりあ)演じるジャラルッディーンは、後半、ディミトリの唯一の寄りどころとなる重要な人物。
原作でも「この人はイイ人なの?それともただの野望に満ちた侵略者なの?」と不思議な存在だなと思っていいました。
実際には国や領土拡大のために侵略を繰り返している時代なので、「悪」の部分は当然あるのでしょうが、ジャラルッディーンという人がいなければ、ディミトリの人生の結末は間違いなく別のものになっていたと思います。
「すごく、居心地がいいんだろうね。ディミトリもだし、礼真琴自身も、瀬央さんの腕にスポッとおさまることに何の違和感もないのよね。」
そう語るこっちゃん、とっても嬉しそうでホッコリしますね。
なおちゃん「距離ゼロでね」
こっちゃん「スッと入れちゃうから、やっぱり」
同期っていいですね~。
ディミトリ的には、牢獄で助けに来てくれた時のなおちゃんジャラルッディーンがとにかくカッコイイらしい。
そしてなおちゃんは「それはこっちよ」と。
でもってお互いに「見た瞬間に、ビッビッビッ~~~~~カッコイイ!!!」と超笑顔で盛り上がるふたり。
赤いライトで照らされたなおちゃんジャラルッディーンにジロッと見られると、
ゾク~~~~~~ッ!!! となるそうでございます。(笑)
負けじとなおちゃん、「私も目が合った瞬間に、ビビビッ!!!!!」と大きな瞳を見開いてこっちゃんにアピールしますが …
「こわい、こわい、こわい」とこっちゃん笑い流して終了。
たしかに、なおちゃんの瞳が飛び出てきそうな勢いでした。(笑)
がんばれ、ありちゃん
ありちゃんが何か話すたびに、こっちゃんとなおちゃん、全力で突っ込みや笑いで盛り上げてるのが面白くて微笑ましいですね。
ありちゃんが、こっちゃんとの花道でのお芝居の話をし始めたときも、即座に反応したこっちゃんが、隣のなおちゃんに向かって「すっごい顔して来るの …」と囁きかけます。
それにすかざず阿吽の呼吸で乗っかるなおちゃん。
「ウソでしょ…、うちのかわいい王子に?そんな顔をしているの!!??」とありちゃんを怪訝な表情で見つめます。
ほんと楽しいな、この人たち。(笑)
でも、きっとこういう雰囲気がありちゃんとの距離をどんどん縮めて行くのでしょう。
ありちゃん、お姉さま方のコント(!)に頑張ってついて行ってね。www
ジョージアンダンス
衣装が広がって大変と語っていましたが、観たい!!!
チョンパなの!?
なに、なに、どんな感じなの!?
なおちゃんとありちゃん、二人してチョンパの始まりがカッコイイと絶賛していましたが、そんなにすごいの?
ダンスそのものもめちゃくちゃ楽しみですが、こんなに興奮して出演者から絶賛されるとなおのこと早く観たい!!!
なおちゃんの影コーラスも興味ある~。
娘タマルがカワイイ件
今回、新人公演でルスダンに抜擢されて話題の藍羽ひよりちゃん。
まだ研2、大抜擢ですね。
成績は同期中ブービー賞ではありますが、とにかくお顔がカワイイので、このチャンスを生かしてぜひ沢山お勉強して技術を身に付け成長して欲しいなと思います。
東京公演で配信があれば、久しぶりに新人公演をリアルタイムに観てみようかな。
娘のひよちゃんのことが可愛くて、ひよちゃんタマルが奴隷ミヘイル(極美慎)にあげる花を「パパにちょうだい」って思ってしまうと話すこっちゃんのお顔が、すっかり愛娘を語るパパの顔。(笑)
そのミヘイルと愛するルスダンの不貞現場を見てしまったディミトリの行動について。
原作では何も語らずディミトリがミヘイルに剣を突き立てる場面ですが、こっちゃん曰く、舞台版では「何をしている?」ってちゃんと聞いているので、ちょっと優しいと。
いや、血の気が多いのはかわらんがな。(笑)
独りじゃ何もできないアヴァク・ザカリアン
ありちゃんアヴァク・ザカリアンには手下がいます。
「手下が3人いて、、、ひとりじゃなにもできないんで、、、」とありちゃんが話を始めると、またしてもすかさず突っ込みを入れる「コント95期」の二人。
こっちゃん、なおちゃん、顔を見合わせながらなにか言いたげ。(笑)
そしてなおちゃん“ひとりじゃ何もできず、仲間を引き連れている”ことに対し、小声で「そうゆうとこ、ある。。。」と。
ありちゃん、とりあえず苦笑いしとこうぜ。
うん、ひたすら笑っとけ。(笑)
アヴァク・ザカリアンが登場するときには「悪いことしま~す」みたいに同じ曲が流れてくる?
へ~楽しみ。
『JAGUAR BEAT』
JAGUARさん、ほんっとインパクト強すぎます。
これ、いろいろな情報を総合して想像するに、星組が好きだからなんとか耐えられるレベル感なのかと。(苦笑)
あなたの翼にお花を添えて
突撃レポートでも話していましたが、ジャガーさん、ひたすら頑張っているのに Crystal Bird に振り向いてもらえない。
こっちゃん、切ない。
最後に翼を取り戻したときのおはなし?
翼が花束のようにアレンジされていると、こっちゃんがドヤ顔で熱く語っている横で、ニコニコ笑顔で拍手しているなこちゃん、可愛すぎ。
こだわりの花束なんですね。
観るの楽しみ♡
ロボ・サーカスの歌が胸キュンッなの?
こっちゃんのトークを聞いた感じだと、こんなかんじ?
心を持たないロボットたちのサーカス。
綱渡りの少女うたちゃん(詩ちづる)が持っている羽が欲しくて、ジャガーに近づこうとする。
で、うたちゃんロボット少女がジャガーによって心を取り戻しそうになったところにありちゃん登場、また魔法をかけられ心を失ってしまううたちゃん。
そして、悲しみを経験したジャガーがうたう歌がなこちゃん曰く胸キュンッ。
いやー妄想だけが広がります。(苦笑)
そしてその後ろでなこちゃんのシルエットが踊ってると!?
手をゆらゆらさせて、こっちゃんが変な動きで(www)語ってくれましたが、さっぱりわかりません。。。あはは。
ジャガーとCrystal Bird の温度差
必死になって羽を探すジャガーに対し、Crystal Bird が意外とドライな件。
こっちゃんからの苦情が入っております。(笑)
でも、なこちゃん、とっても嬉しそうだから、許してあげて。
ちゃんとハードなデュエット
スローではあるけどちゃんとハードなデュエット、だそうで。
でも二人とも、とっても楽しそうに「ハードさ」を語っているので、これまた見ている方も「ひとごと」なので楽しくなります。(笑)
ふたりのダンスは何を踊らせても間違いないので、何を見ても「♡」になってしまうのですが、そろそろ「ザ・宝塚」的なクラシカルでスタンダードなデュエダンも見てみたい。
演出家、振付家のみなさま、、、ぜひとも、よろしくお願い致します!
それ以外のフィナーレナンバーも激しそうですね。
あ~あ、劇場で観たかったな~(すでに諦めモードでございます)
バッファロー、しつこそう …
なおちゃんバッファローにジャガーが追いかけられる場面がすごいって?
なんだか妙に盛り上がる「コント95期」のふたりに、きょと~ん顔のありちゃん。
そして話の流れを理解したときのありちゃん、お姉さま方の変な盛り上がり方に、どう反応したらいいのか困ってます?(笑)
で、盛り上がるだけ盛り上がって、こっちゃん、突然ピリオドうって「はい、続けて。」
何もなかったように話を続けるなおちゃん。
おもろすぎ。
そして、ギリギリまで鎖で戦い最後にピストルを出すところ?
ガオー!されたらもうだめだってなってピストル出すと語るなおちゃん、話し方がほんと面白いですよね、このお方。www
こっちゃんも「ハチャメチャ…」とつぶやきながら前のめりになって笑ってますが、ほんと、ハチャメチャ。(笑)
鞭を持つありちゃんイジリ
お芝居に続き、またしても「ありちゃん、こわい」イジリされてましたね。
猛獣使いとして鞭を使うという話。
稽古場ではじめて見たとき「な~にしてんだ~!!??と思いましたもん」とまた面白おかしくなおちゃんが盛り上げます。
「ぱち~~~ん、って。な~にをしてくれてんだ~!?って。」
文字ではその雰囲気が伝えられませんが … ナウオンをご覧になっていない皆さまは、なおちゃんのキャラを想像しながらお楽しみください。(笑)
そして、その空気感にすっかりありちゃんが溶け込んでるのが素晴らしい!
ありちゃんのちょいちょい発するおかしな空気感が、「コント95期」の二人には格好のエサになってますね。
これからの星組ががぜん楽しみになってきました。
イライラ棒、懐かしすぎる
ありちゃんときわみしん(極美慎)の場面で、こっちゃんがイライラ棒みたいな場面があると。
イライラ棒、いつのはなし~?(笑)
こっちゃん、ありちゃんに「知らないやろ?イライラ棒」って言ってましたが、3学年差でそんなことあります??
ってか、こっちゃんすら子どもの頃じゃないのか?と思ってしまいましたが、あれ、いつごろ流行ったんでしたっけ?
かなり昔な気が…。
それはさておき、この場面が他の場面とは一線を画した独特な場面のようなので、配信でも注目して観たいと思います!
ついて行きます!!
こっちゃんから、3人がからむフィナーレナンバーについて「あのときは、どんな気持ち?」と聞かれ、、、
「ついて行きます!!」と熱く思いを語るなおちゃん。
熱すぎて爆笑。
ダンサー二人と同じレベルでハードな場面をこなすには、これくらいの熱さと気合が必要なのはわかります。
が、若干、あつ苦しい。(笑)
こっちゃんすら「一人では頑張れないから、二人と無理やり目を合わせて気合いを入れて立ち向かう」的な話をしていたので、そーとーなんでしょうね。
ちらりとダイジェストで映っていた、なこちゃんが大階段で歌っている場面ですかね?
いや、それにしてもなこちゃん、ショースターですね~。
あの場面、カッコイイ!!
まとめ
なんだかんだとダラダラ書いていたら長くなってしまいましたが…
結論。
早く観たい!!!!!
今回のナウオン、いつも以上にこっちゃんがよく笑って楽しそうでしたね。
今の星組が充実していて、ことなこ、そしてなおちゃん、ありちゃん、みんなの関係性がチームとして良いフォーメーションになっていることを垣間見ることができました。
これからの星組に期待です!!
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