宝塚大劇場、月組公演『フリューゲル / 万華鏡百景色』の千秋楽、おめでとうございます。
公演がストップすることなく、無事にこの日を迎えられて本当によかったです!
今回の公演は劇場で観劇する予定がなく、、、
というよりチケットが入手できず(笑)東京公演も含め配信だけの観劇になりますが、東京公演の千秋楽も配信で観劇しようと思います!
『フリューゲル -君がくれた翼-』
初日のダイジェスト映像を見たときには、正直「観たい!」と思うような印象ではありませんでしたが、全編を通して観てみたら、案外、好きでした。(笑)
この時代のドイツを描く作品はなんとなく重くなりがちですが、適度にコメディ要素が盛り込まれ、それでいて感動させる演出も活きていて、もう一度観てみたいと思わせる作品。
ひいきの星組は毎公演、大劇場も東京も欠かさず配信を観ますが、他組の公演は大劇場の配信を観て東京の配信も観るかどうかを判断している sora さん。
この作品は、たぶん東京の配信も観ると思います。
月城かなとのカッコ良さと可愛さと
この作品は、音楽がいいですね。
作品を通じて全部の曲とまでは言いませんが、少なくとも主題歌やいくつかの歌のメロディーに心地よさを感じました。
優しい、郷愁を感じさせるメロディーが胸に沁みました。
ただ、頭の中にこだまするほどのインパクトがなかったのは残念。
その後のショーの 「♪ぜっけいかな~♪ぜっけいかな~」のインパクトが強すぎたんかな。(笑)
それはさておき、れいこちゃんヨナス(月城かなと)の登場シーン、アーミー姿が良く似合っていてカッコイイですね~♡
でも、アーミー服の腕にピラピラとした装飾は不要。(苦笑)
This is the TAKARAZUKA …。
さすがにアーミー服に「スター仕様」は邪魔なだけで、作品の世界観を白けさせます。
カーキーのスタンダードな軍服姿に、ビシッと決めた髪型は、さらに美しい月城かなとを堪能させていただきました♡
やっぱりれいこちゃん、美しいわ。
体のラインは男役としては決して恵まれているとは言えませんが、やっぱりお顔が美しいって、神だわ。
そしてその綺麗なお顔で二枚目キリリ、からの大マジメに♪ララ・ラン・ラン・ラン♪ を踊っているれいこちゃんヨナス、可愛すぎるやろっ。(笑)
ツボでしたわ。www
2枚目がコメディやると、ホント、面白さが増し増しですよね。
そして最後の第九!
全体としてのコーラスは、もう少し迫力が欲しいところでしたが、れいこちゃんの歌い出しと声の響きがかっけーーー!って感じでした。(笑)
いつも思いますが、やっぱり声が素敵ですねぇ。
うん、やっぱりもう一度、見たいな。
海乃美月が思いのほか良かった件
ポスターの印象 → 最悪。
初日のダイジェスト → 大丈夫か!?
という前提での観劇でしたが(笑)、これが思いのほか良かったな、と。
意外と役柄にフィットしていたし、お芝居もさすがでした。
結局、奇抜なお衣装はあのポスターで着ていた一着くらいで、他はそうでもないし。
ポスターにあの衣装を使う必要ってあったのか?って。
堅物の軍人とのギャップをより強調するためだったのかも知れませんが、個人的には歌唱シーンで着ていたブラックにブルー系のアクセントで飾られた衣装で良かったんじゃない?と。
うみちゃん(海乃美月)にとっても似合っていて可愛かったし。
スタンドマイクに手をかけて、あのドレスで歌っている場面を合成して欲しかったな~。
そうしたらポスターもシンプルに美しかった気がする。
ま、完全に個人的な好みなんですけど。(笑)
それにしても、気持ちよさそうに歌ってましたね~、うみちゃん。
自由奔放なスターの雰囲気も、あ~いそうだわ、こういう無邪気なトンチキならぬ「とんちんかん」って。(笑)
そして、なにげに ♪おまえの限界 超えていけ~♪ が気に入りました!www
ヨナスとベルリンの街をドライブするときの「変装」は、どう見ても「Dr.スランプアラレちゃん」ですよね?
わざとですか?ってくらい似てる。
齋藤先生・・・50代前半くらいよね?
「アラレちゃん」を子どもの頃に見ていた世代ではありますな。(笑)
あと、ベルリンの壁崩壊の1年前?
東ドイツでの騒動が終わって、ヨナスとナディアが見張り台で語り合う場面、、、
なんか意味深。
れいこちゃんヨナスが「まだ、ここに残ってこの国を見届けたい」的なセリフを言いますよね?
こんな時期なので、ふいに「ん?れいこちゃん残留、うみちゃん単独退団か?」って。
妄想が炸裂しちゃいました。
その後にベルリンの壁が崩壊して、あっさり再会するんだけど。(笑)
鳳月杏のセンターが見てみたい
ちなっちゃん(鳳月杏)の軍服姿もカッコイイですね~。
ってか、タカラジェンヌの燕尾と軍服は、基本、カッコイイ!!
ちなっちゃんは更に熟練の着こなしが、これまた色気ムンムンです。
貫禄もさすがな感じで、お芝居も説得力しかない。
ちなっちゃんが大劇場のセンターで芝居すると、どんな感じなんだろうかとふと思いました。
どちらかと言うとヒーロー役者のタイプではないので、果たしてセンターに立ったときにどんな光を放つのだろうかと。
強烈に見てみたいと思う反面、憂う気持ちも半分。
きっとちなっちゃんの放つスターオーラは「乱反射」しながら劇場を支配するんだろうな~なんて、想像しながらちなっちゃんヘルムートさんを見ていました。
悪役をやらせたらピカイチ!
どこかミステリアスな雰囲気が好きです。
ちなっちゃんのこの先に、明るいニュースが待っていることを願わずにはいられません。
風間柚乃にスターオーラが見え始めた
宝塚歌劇100周年の記念すべき年に、華々しく初舞台を踏んだ100期生も今年で早くも研11。
決して若手とは呼べない学年だというのに、なぜだか100期生がまだまだ「若手」に見えてしまうという、宝塚にもスターの高学年化が進んでいます。
研11と言えば、95期の礼真琴、柚香光がトップに就任した学年。
それに対して100期生の各組での立ち位置は、いまだ「3番手?でいいのかな?」みたいな位置づけ。
高学年化することにより、宝塚で長く活躍してくれるスターが増えるのはファンとしてありがたいことではありますが、スターたちの「旬」を考える必要もある気がしています。
これまでのおだちんの印象は、、、どこかベテラン臭のする若手。(笑)
外野から舞台を見ている限りでは、どこか落ち着きすぎちゃっている印象でした。
でも今回の観劇で少し印象が変わったかな。
役柄が明るい「ノリ」だったこともあるかも知れませんが、生き生きとしたエネルギーをたくさん感じ取ることができ、役者としての魅力が増していました。
『DEATH TAKES A HOLIDAY』のときには、ガンバレ!!な感じでしたが、ガラリと印象が変わりました。(笑)
役柄にフィットしていたんでしょうね。
でも、相変わらずお顔や話す声質がタニオカさん(大和悠河)に激似すぎて、どうしても頭に浮かんでしまう。(苦笑)
芸達者ぶりでは数段上を行くおだちん(風間柚乃)なので、タニちゃんのようなキラキラ感が備われば、怖いものなし。
彼女ならいつか組を引っ張って立つだけの力は十分にあると感じました。
黄金の95期時代の終わりが近づいてきているいま、これからの時代を担う世代として頑張って欲しいですね。
それはそうと、今回のこのおだちんの演じたルイスさん。
結局なんもサプライズな設定がなかったのね。
明るいキャラを前面に押し出しながら、ものすごい裏の任務を遂行している!って勝手に想像してたから、拍子抜け。(笑)
『万華鏡百景色』
お芝居のほうは「もう一度観たい!!」と思わせてくれましたが、正直、このショーのリピートはかなりキツイな。
個人的には「好きじゃない」部類に入るショーでした。
コンセプトとしては新しいのかも知れませんが、どうにも「わくわく」できないショーでした。。。
現代的かつレトロなレヴュー?
うーーーん。
出演者たちの感想と言うより、作品そのものに対する「これじゃない」感が先行してしまい、集中できませんでした。(笑)
sora さん、栗田ショーとの相性は良くなさそうだわ。
演出家デビュー作の『夢千鳥』、その後の『カルト・ワイン』は(観ていませんが)好評だったようなので、期待していた分、残念感も大きい。
これからどんな作品を生み出していくのか、次回作に期待です。
あ、そういえばパレードの並び。
おだちんがこの段階で、まだ役職の外って・・・どうして?な感じよね。
うみちゃんの隣りに立たせないのは何故?
月人事は奥深いな。
いや、奥深いんじゃなくて「闇」深いのかも。(苦笑)
月P、なにを企んでる?www
さて、答え合わせのときは近づいてきたのか・・・
はたまた否か・・・
まとめ
宝塚ファンが大注目の月組千秋楽を迎え、明日は「まつり」が開催されるのか・・・
公式の更新にドキドキする1日になりそうですね。
何もなく過ぎれば、れいこちゃんの退団は2024年後半以降ということになり、うみちゃんの単独退団説に関心は移ることになるのかな。
そうなればれいこちゃんの後妻はじゅりちゃん?
そして、上級生2番手のちなっちゃんの行く先は?
どんな方向に進んでも、なにかと関心を集めること間違いなしの月組人事。
他の組を巻き込む組替え発動はあるのか?
いろいろ気になる。。。

